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シロアリ対策の費用相場と選び方|自分でできる対策から業者依頼まで徹底解説

  • シロアリ
2025.03.22

シロアリ被害から家を守るためには、早期発見と適切な予防対策が重要です。

この記事では、シロアリ対策にかかる費用や選び方のポイントを、信頼できる業者選定の観点から詳しく解説していきます。

シロアリ対策で失敗しないための3つのポイント

シロアリ対策で重要なのは、早期発見・早期対応、適正な料金設定での施工、そして信頼できる業者選定の3点です。ポイントを押さえて、無駄な出費を抑えながら効果的な対策をしていきましょう。

早期発見・早期対応

シロアリ被害は早期発見が最も重要です。床のきしみや建具の建て付けの悪さ、床下や柱の変色などが主な兆候として見られます。

定期的な点検を行えば、被害が小規模なうちに対処でき、修繕費用を最小限に抑えられます。春から夏にかけては特に注意が必要で、羽アリを見かけたらすぐに動き始めるのがいいでしょう。

年に1回は床下点検を行い、木材の状態や湿気の有無を確認すると安心ですが、自分で見るには大変な場所でもあります。

多くのシロアリ駆除業者が無料で点検サービスを提供しているので、気になる症状があれば早めに連絡し、状況確認して必要に応じて見積もりを取ってもらうのがベストです。

安すぎず高すぎない料金設定

シロアリ対策の費用相場は、1坪あたり2000円から1万円程度と言われていて、幅があります。一般的な30坪の住宅でいうと、6万円から30万円程度です。もちろん、シロアリ駆除の内容や被害状況からの復旧内容にもよるため、状況によりかかる費用は様々です。

極端に安価な業者は、薬剤の品質や施工技術が劣る可能性があり、効果が十分に得られない恐れがあります。一方で、必要以上に高額な見積もりを出す業者もいるため、複数の業者から見積もりを取って比較検討することが重要です。

もらった見積もり金額よりも、実際払う価格が高額になってしまうと大変です。見積もり内容には基本料金の他に、追加工事や保証内容も含まれているか確認しましょう。

信頼できる業者を見分ける

信頼できる業者を選ぶポイントは、実績、資格の有無、アフターフォローの充実度です。

施工実績が豊富で、具体的な施工事例を提示できる業者を選びましょう。日本しろあり対策協会に加盟している業者は、一定の技術水準と信頼性が担保されています。5年間の保証や定期点検サービスを提供している業者は、継続的なサポートをしてもらえます。

見積もり時には、使用する薬剤の種類や効果、施工方法について詳しい説明を求めましょう。料金の内訳が不透明な業者や、過度な追加工事を提案する業者は避けるべきです。例えば害虫害獣コンシェルジュのような信頼できる仲介サービスを利用するのも、安心な業者選びの方法の一つです。

シロアリを早期発見するポイント

シロアリ被害を早期に発見するためには、主に以下の5つのポイントがあります。

  • 床のきしみ、沈み
  • 柱や壁の表面に現れる蟻道
  • 羽アリ
  • 木材の変色や腐食
  • 放置された廃材や木材

柱や壁表面に現れるまず、床のきしみや沈み、建具の建て付けの悪さに注意を払います。次に、柱や壁の表面に現れる蟻道と呼ばれる泥状の道筋を確認します。

春から夏にかけて発生する羽アリが家の近くで発見されると、被害発生の可能性があります。床下収納や和室の畳下などを定期的にチェックし、木材の変色や腐れがないか確認することも大切です。木材が湿っているとシロアリの格好の餌場になりうるためです。

さらに、家の周辺に木材や廃材が放置されていないか、地面との距離が近すぎる部分がないかもチェックすることで予防や早期発見につながります。

シロアリ対策の費用相場とその内訳、項目

シロアリ対策の費用は、大きく分けて予防・駆除・修繕の3つに分類されます。

それぞれの分類で、具体的にどんな項目があるのか解説していきますので、業者選定の際の参考にしてください。

予防対策にかかる基本費用

予防対策の基本費用は、先述のように1坪あたり2000円から1万円程度と言われています。この費用には、基本的に薬剤費、施工費、基本的な点検費用が含まれます。

使用する薬剤の種類や品質によって費用は変動しますが、効果の持続性や安全性を考慮すると、あまり安価な薬剤は避けるべきです。

床下換気扇の設置など、予防効果を高めるための追加工事を提案される場合もありますが、必要性を十分に検討してから判断しましょう。極端に安価な見積もりの場合、薬剤の品質や施工精度に問題がある可能性があります。

駆除工事にかかる費用

すでにシロアリ被害が発生している場合、駆除工事が必要となります。基本的な駆除費用は予防対策と同程度ですが、被害の状況によって追加費用が発生することがあります。

特に、床下以外の場所に被害が及んでいる場合や、構造材に深刻な食害がある場合は、個別の見積もりが必要です。一般的な駆除工事では、薬剤による処理に加えて、被害箇所の修繕や補強も行います。

構造材の交換が必要な場合は、高額になりやすいことを覚えておきましょう。

追加で発生する可能性のある費用

シロアリ対策では、基本工事以外にも追加費用が発生する可能性があります。代表的なものとして、床下点検口の設置工事があり、1カ所あたり3万円から5万円程度かかります。

また、コンクリート基礎に穴を開ける必要がある場合は、1カ所あたり1万円から2万円の追加費用が発生します。湿気対策として床下換気扇を設置する場合は、1台あたり2万円から4万円程度です。

さらに、業者によっては現場調査費や清掃費、保証料などを別途請求する場合があります。見積もり時には、これらの追加費用の有無を必ず確認し、総費用を把握しておくことが重要です。施工後の保証内容や定期点検の費用についても、事前に確認しておきましょう。

シロアリ予防 工法の違いと料金相場

シロアリ予防の工法には、主にバリア工法とベイト工法の2種類があります。

バリア工法は、床下や基礎部分に薬剤を散布して化学的なバリアを形成する方法で、即効性があり、予防効果も高いのが特徴です。費用は1坪あたり5,000円から7,000円程度です。

一方、ベイト工法は、シロアリの餌となる木材に薬剤を混ぜ、巣全体に広げる方法で、環境への負荷が少ないものの、効果が現れるまで時間がかかります。費用は1坪あたり8,000円から10,000円程度と、やや高額です。

工法の選択は、建物の状態や予算、環境への配慮などを総合的に判断して決定します。両工法を組み合わせ、より確実な予防効果を狙うということもできます。施工後の保証期間は通常5年間で、この間の定期点検も含まれているのが一般的です。

自分でできるシロアリ対策と限界点

シロアリ対策として自分でできることには限界があります。日常的な予防と定期点検は可能ですが、本格的な駆除や予防には専門知識と技術が必要です。

床下の状態確認や通気性の改善、木材の定期的な点検など、基本的な予防対策は自分でできますが、薬剤散布などの専門的な処置は自分への安全性や効果を考えると、おすすめするものではありません。自分で行える対策には費用面でのメリットがありますが、不適切な対処は逆効果になる可能性もあるのです。

特に薬剤使用は人体への影響も考慮する必要があるため、自信がある方以外は専門業者に相談を入れるようにしましょう。

ここでは、具体的な予防策とやり方を解説します。

日常的な予防対策の方法

効果的な日常予防には、まず床下や木部の定期的な点検が重要です。コストをほとんどかけずにできることなので、ぜひ積極的に意識して取り入れてみましょう。

まず床下の通気性を確保し、湿気対策として換気扇の設置や除湿剤を使用するのが効果的です。また、家の周りに木材を放置しないことや、雨どいの定期清掃で水はけを良くすることも大切です。庭の手入れでは、樹木や植物が家に接触しないよう適切な剪定を心がけます。

定期点検のやり方

家庭でできる定期点検は、いつもチェックするにはハードルが高いようなところを見落とさないようにするために実施するもので、シロアリ被害の早期発見に効果的です。

月1回程度の頻度で、木部の健全性チェックや床下の状態確認を行います。点検のポイントは、木材を軽くたたいて空洞音がしないか、木材表面に細かい穴や粉状のものが落ちていないかなどです。

また、床下や壁際に蟻道と呼ばれる泥状の通路がないかも確認します。特に春から夏にかけては羽アリの発生に注意します。点検時は安全のため、マスクや手袋を着用し、床下に入る際は十分な明かりを確保します。ただし、素人目では見落としも多いため、年に1回は専門家による点検を受けることを推奨します。

点検で異常が見つかった場合は、早めの対処が被害拡大を防ぐ重要なポイントです。

シロアリ対策業者の種類と特徴

シロアリ対策業者は大きく分けて大手企業、地域密着型業者、仲介業者の3つに分類されます。それぞれに特徴と長所・短所があり、選択の際は慎重な比較検討が必要です。

会社規模によらない信頼できる業者の選定方法としては、日本しろあり対策協会への加盟状況や施工実績、アフターサービスの充実度などをチェックするというのがあります。

大手企業は安定した品質とサービスを提供しますが、費用は比較的高額です。一方、地域密着型業者は地域特性を熟知し、きめ細かなサービスを提供できますが、企業規模による制限もあります。仲介業者は費用面で優位ですが、施工品質にばらつきがある可能性があります。

会社規模ごとの特徴を整理した上で、状況や希望に合った会社を選べるように解説します。

大手企業

大手企業の特徴は、安定した品質管理と充実したアフターサービスにあります。全国規模のネットワークを持ち、統一された施工基準で高品質なサービスを提供します。技術者の育成システムが確立されており、最新の技術や機材を導入している点も強みです。

施工費用は比較的高額ですが、多くの場合5年以上の保証期間や定期点検サービスが含まれています。また、万が一の事故や補償にも対応できる保険制度が整備されているため、安心感があります。

ただし、規模が大きいため融通が利きにくく、緊急対応や細かなカスタマイズには不向きな面もあります。

地域密着型業者

地域密着型業者の最大の特徴は、地域の気候や建築様式に精通していることです。長年の経験から、その地域特有のシロアリの生態や被害パターンを熟知しており、効果的な対策を提案できます。

施工費用は大手企業より比較的リーズナブルという程度です。小回りが利き、緊急時の対応も迅速です。また、顧客との直接的なコミュニケーションを行って、きめ細かなサービスを提供することがほとんどです。

ただし、企業規模が小さいため、同時期に多数の依頼がある場合は対応が遅れる可能性があります。また、保証内容や補償制度が大手企業ほど充実していない場合もあるため、契約前の項目確認が欠かせません。

仲介業者

仲介業者は、実際の施工を他の業者に委託する形態で運営されています。費用は比較的安価で、インターネットでの見積もり比較が容易です。

24時間受付や休日対応など、利便性の高いサービスを提供する場合も多くあります。ただし、実際の施工品質は委託先の業者によってばらつきが出る傾向があります。

また、画一的な見積もりフォームから出したような見積もりだと、最初に表示される価格と実際の施工費用に差が生じることも少なくありません。安心できる施工内容か、口コミの様子はどうなのかなど、実際の評判を調べてから利用するのがおすすめです。

よくある質問

Q. 費用を抑えるコツはありますか?

シロアリ対策の費用を抑えるには、早期発見と予防が効果的です。

定期的な点検で被害を早期に発見し、小規模なうちに対処することで修繕費用を最小限に抑えられます。床下の通気性を確保し、水漏れの修繕をするなど、日常的な予防対策をこまめに行うことでも大きな被害を防ぐことができます。

Q. 施工にかかる期間はどのくらいですか?

シロアリ対策の施工期間は、被害の状況や建物の規模によって異なります。

予防的な薬剤処理であれば、一般的な住宅で1日程度で完了します。ただし、被害が広範囲に及んでいたり、構造材の交換が必要な場合は、数日から1週間、場合によっては大規模な修繕で数ヶ月とかかることもあります。

また、駆除で使用する薬剤の種類によってはその効果が現れるまでの期間も異なります。

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