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ネズミのふんを見つけたら要注意!ネズミのふんの特徴と対策方法

  • ネズミ
2025.03.30

ネズミが家の中に潜んでいる証拠のひとつが、ふんです。日常的にはあまり気に留めないかもしれませんが、ネズミのふんにはその存在を示す重要なサインが隠されています。

ネズミのふんが見つかるということは、ネズミが活動している証拠であり、早期に対策を取らないと被害が拡大する危険性があります。

この記事では、ネズミのふんの特徴を理解し、ふんを見つけた際に取るべき具体的な対策方法を紹介します。

ネズミによる被害を防ぎ、家の中を清潔で安全な状態に保つために、ぜひ参考にしてください。

ネズミのふんが示す重要なサイン

ネズミのふんは、家の中でネズミが活動している証拠です。ふんが発見された場所では、ネズミが繁殖したり、生活したりしている場合があります。

さらに、ネズミのふんにはさまざまな病原菌が含まれているため、衛生的にも大きなリスクを伴います。ネズミのふんを早期に発見して適切に対処することが、家の中でのネズミ問題を効果的に解決するための第一歩です。

ふんの形状や数、見つかる場所から、ネズミの活動範囲や生活環境、さらにはその健康状態に関する情報まで推測できます。これを手掛かりに、適切な駆除や予防策を講じることもできます。

ネズミ駆除を効果的に行うために、ふんの特徴やその重要性を理解することが不可欠です。

ネズミのふんの特徴

ネズミのふんは、その大きさや形、色、においなどで種類を特定する手がかりとなります。

ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミのふんはそれぞれ異なる特徴を持ち、家の中に潜むネズミを見分けるのに役立ちます。

ドブネズミのふん

ドブネズミのふんは太く整った楕円形で、長さは10〜20mm程度と他のネズミに比べて大きめです。色はこげ茶や灰色で、特に湿った状態で見つかることが多いです。

またドブネズミは泳ぎが大変得意なため、排水管を通って家屋内に侵入することがあり、キッチンやトイレ、浴室、排水管周りなどでよく発見されます。ドブネズミのふんは比較的大きく、太めでしっかりとした形状をしています。

水回りで太めのふんを見つけたら、それはドブネズミによるものかもしれません。

クマネズミのふん

クマネズミのふんは細長い楕円形で、大きさは6〜10mm程度です。色は茶色や灰色で、穀物や果物を好んで食べるため、ふんにその痕跡が残ることがあります。

クマネズミは特に高い場所に登るのが得意なため、天井裏や屋根裏、換気扇周辺などでよく見かけます。また、移動しながらふんをするため、ふんが散らばっているのが特徴です。

もし高所に細長いふんがバラバラに散らばっているのを見かけたら、それはクマネズミが巣を作っている可能性があります。

警戒心が強く、駆除が難しいため、慎重に対応することが必要です。

ハツカネズミのふん

ハツカネズミのふんは米粒ほどの小ささで、長さは4〜7mm程度です。特徴としては両端が尖っており、色は茶色です。

またハツカネズミは倉庫や物置など、隠れた場所に巣を作るので、これらの場所でふんを発見できます。

ハツカネズミは特有の臭いを発するため、ふんにも独特のにおいが残っていることがあります。ハツカネズミのふんは、比較的散らばっていることが多いです。

もし物置や倉庫などでバラバラにふんが見つかった場合、ハツカネズミのふんである可能性が高いといえます。

他の動物のふんとの違い

ネズミのふんに似た形状のふんをする動物もいますが、その特徴をしっかりと見分けることで、正確に対応ができます。

ここでは、コウモリ、ゴキブリ、イタチのふんとネズミのふんとの違いについてご紹介します。

コウモリのふんとの違い

コウモリのふんは、ネズミのふんに似ていますが、いくつかの特徴で区別ができます。

コウモリのふんは、5mm〜1cmの大きさで細長い形状をしており、色は黒や茶色です。ネズミのふんとの違いは、コウモリのふんは乾燥しやすく、崩れやすい点です。

さらに、コウモリのふんは一箇所にまとまっているのが多いのに対し、ネズミのふんは散らばっているのが一般的です。

もし屋根裏などで一か所に固まった乾燥したふんを見かけた場合、コウモリの可能性が高いです。

ゴキブリのふんとの違い

ゴキブリのふんは、ネズミのふんと似たような色や形をしていますが、サイズが大きく異なります。

ゴキブリのふんは、1〜3mm程度の小さな粒状で、色は食べ物により変化しますが、一般的には茶色や黒色です。

またゴキブリのふんはしばしば台所の隅や洗面所といった湿気の多い場所で見られますが、ネズミのふんと比べてはるかに小さく、サイズを基準に見分けができます

イタチのふんとの違い

イタチのふんは細長い形で、長さは6mm〜1cm程度です。

色は黒っぽいことが多くネズミのふんと似た見た目ですが、イタチのふんは水分を含んでいることから、しっとりしています。また、イタチは動物や昆虫を幅広く食べるため、ふんには動物の毛などが混じっていることがあります。

イタチは一か所にまとめてふんをする習性があるため、ネズミのように散らばっていることは少なく、その点でも見分けがつきやすいです。

ネズミのふんがある場所と行動範囲

ネズミのふんは決まった場所で発見されがちです。

ふんの場所は、ある程度のネズミの行動範囲も特定できるので、ネズミ駆除のためにも貴重な情報源になります。

ネズミのふんは、病原菌を含む可能性があるので扱いは慎重に行いましょう。

ふんが見つかる主な場所

ネズミは家の中で隠れられる場所を好むため、ふんが見つかる場所として多いのは、床下やキッチン、天井裏、押入れ、壁の隙間などです。

これらの場所はネズミが巣を作ったり、エサを探して移動したりするのに最適な場所です。特にキッチンや食料が置いてある場所では、食べ物を求めて頻繁に出入りするため、ふんがよく見つかります。

ふんの位置からわかるネズミの活動範囲

ふんの位置を観察することで、ネズミが活動している範囲を特定できます

例えば、キッチンやリビングの近くにふんが見つかれば、ネズミが食べ物を求めて頻繁に出入りしている可能性が高いです。天井裏にふんが見つかれば、そこがネズミの巣の可能性もあります。

ふんが集中的に見つかる場所を探ることで、ネズミがどこに巣を作っているのか、どの経路で移動しているのかを確認できます。

ふんの発見時に気をつけるべきポイント

ふんを見つけた際は、慎重に扱う必要があります。その理由として、ネズミのふんには、サルモネラ菌やハンタウイルスなどの病原菌が含まれている場合があるからです。

これらの病原菌は空気中に舞い上がったり、ふんを踏んだりすることで広がるため、非常に衛生的なリスクを伴います。

ふんを処理する際は手袋やマスクを着用し、迅速に清掃と消毒を行いましょう。

ふんを放置すると起こり得る問題

ネズミのふんをそのまま放置するとさまざまなリスクが伴います。

ネズミが家の中に侵入しているサインとなるだけでなく、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があるからです。ネズミはさまざまな病原菌を運び、ふんや尿を通じてこれらを家の中に広げてしまう恐れがあります。

特にハンタウイルスやレプトスピラ症、サルモネラ菌などの病原菌は、人間に感染するリスクを高めます。また、ネズミのふんは不快な臭いを発することがあり、放置すると家全体にその臭いが広がります。

臭いが強くなると、生活環境が不衛生になり、住人が不快感を感じるだけでなく、気付かぬうちに健康被害を引き起こすことにもなりかねません。さらにネズミが家の中に棲みつくと、その数が増え、ふんの量も増加します。

これにより、より深刻な害虫や細菌の蔓延を招き、駆除が難しくなることもあります。早期に対策を講じないと問題が大きくなり、修復にはかなりの費用と手間がかかる場合もあります。

ネズミのふんを安全に処理するための手順

ネズミのふんは病原菌が潜んでいる可能性があるため、適切に処理を行わないと健康リスクを招きます。

ネズミのふんを取り扱う際は、しっかり準備と防護を行い、リスクを最小限に抑えることが大切です。

必要な準備と道具

ネズミのふんの掃除に取り掛かる際は、まず必要な道具を揃えて感染を防ぐために十分な対策を講じてください。

そして掃除後は必ず、使い捨て可能な道具は処分してください。

【準備する道具】

  • ・ほうき
  • ・ちりとり
  • ・ゴミ袋
  • ・雑巾
  • ・手袋
  • ・マスク
  • ・消毒液(アルコールや次亜塩素酸ナトリウム)
  • ・保護メガネ

これらを揃えた上で、ねずみのふんの掃除を行います。

ネズミのふんの収集と処理方法

ネズミのふんを集める際は、必ず防護具を着用してください。

ほうきとちりとりを使ってふんを集める前に、消毒液を吹きかけておくと、ふんが空中に舞い上がるのを防げます。またネズミのふんの処理は、掃除機では絶対に行わないでください。

掃除機を使うと病原菌が空気中に広がり、感染リスクを増加させる恐れがあるためです。

清掃後の消毒作業

ネズミのふんを掃除した後は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒液で周囲を消毒してください

特にキッチンや食器の近くでネズミのふんを見つけた場合は、食器類や調理器具も忘れずに消毒します。消毒後は雑巾で拭き取ると、病原菌の拡散を防げます。

また消毒後はネズミが嫌うミントやハッカの匂いがするものを設置しておくのも有効です。

ネズミの侵入経路をふさぐ

再度ネズミが侵入しないように、家の隙間や亀裂をしっかり封じます

ネズミは非常に小さな隙間からも侵入できるため、全ての侵入経路を確認し、シーリング材や金属網を使って封鎖してください。また、ゴミは小まめに捨て、食べ物を適切に保管するのも予防に繋がります。

使用した道具の処分

掃除に使った道具は、ふんに触れたことにより菌が付着している可能性があるため、使用後はすぐに処分しましょう。

ほうきやちりとり、手袋、マスクなどは使い捨てできるものを選び、感染拡大を阻止してください。

ねずみのふんを見かけたら専門業者に相談を

もしネズミがすでに巣を作っている場合や、駆除がうまくいかない場合は、専門業者への依頼をおすすめします。

ネズミは非常に警戒心が強く、自力で捕まえるのは難しいからです。

プロの駆除業者は、適切な方法と手順で駆除を行い、家全体を安全に保つことができます。また駆除後は、再発を防ぐための侵入口封鎖や清掃、消臭作業も行ってくれます。

業者によっては、調査や見積もりを無料で行ってくれるところもあるため、まずは気軽に相談してみましょう。

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