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【シロアリの幼虫・成虫】見分け方と確実な対処法を紹介

  • シロアリ
2025.03.30

家の中でシロアリの幼虫らしきものを見つけたら、どうすればいいでしょう?

また、シロアリを見つけたけれど、成虫なのか幼虫なのか判断がつかない。

そんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

シロアリは成虫、幼虫どちらでも、すぐに駆除するというスタンスは変わりません。

この記事では、幼虫と成虫の特徴や違いとともに、確実な対処法を紹介します。

シロアリの幼虫の見た目と特徴

シロアリの幼虫と成虫の違いは、わかりますか?

通常、幼虫というと、芋虫のような姿を想像するのではないでしょうか。

例えば、カブトムシのように、どの昆虫も幼虫、サナギ、成虫と見た目が変わると思い込んでいる人もいるでしょう。

それでは、シロアリの幼虫はどのような見た目で、どう成長していくのかを見ていきましょう。

シロアリの幼虫の形と大きさ

シロアリの幼虫は、成虫と同じ形をしています。

シロアリは「不完全変態」という種類の成長をします。

「不完全変態」とは、幼虫と成虫の体の構造は同じで、大きさのみ変わる成長のことを指します。

つまり、シロアリの成虫と幼虫を見分けるには、大きさのみが手がかりです。

成虫の大きさが約4~6mm、幼虫はさらに小さいと言われています。

シロアリの卵は0.4~0.6mmであることを参考にすると、肉眼では細部まで見にくいでしょう。

そのため、一目でシロアリの幼虫かどうかを判断するのは難しいです。

白い小さな粒状の虫が動いていたら、虫眼鏡などで確認すると良いでしょう。

確認してみて、シロアリの成虫と同じような特徴を持っていれば、シロアリの幼虫である可能性は高いです。

シロアリの成虫、幼虫に共通する形の特徴としては、くびれのない胴体とまっすぐに伸びた触覚が挙げられます。

この特徴を知っておくことでシロアリと判別でき、すぐに対処できるでしょう。

シロアリの幼虫が現れる場所

シロアリの幼虫は巣の中心にいることが多いため、外で見かけることはほとんどありません。

シロアリの成虫も、明るい場所を嫌い、土の中で生活することが多いです。

そのため、シロアリが家に棲みつく際は「蟻道」というトンネル状の通路を作り、光に当たることなく家に侵入してきます。

シロアリの巣は、通常は地中に形成されています。

しかし、シロアリが家に棲みついた場合は、家の木材の中や床下に巣を作ることが多いです。

これらの場所でシロアリを見かけた場合は、成虫と幼虫のいずれの可能性も否定できないため、大きさで判断する必要があります。

シロアリの幼虫の駆除方法とは

シロアリの幼虫が見える場合

シロアリの幼虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。

目に見えるシロアリの幼虫を駆除するには、以下の方法をおすすめします。

  • 掃除機で吸引する
  • ガムテープや粘着テープを使う
  • 高温のシャワーをかける

見つけた場所に応じて、方法を選択すると良いでしょう。

シロアリの幼虫が見えない場合

先ほど伝えたように、シロアリの幼虫は目に見えない場所にいることが多いです。

外に現れたのは成虫で、幼虫ではなかった場合でも、巣の中にいる幼虫を適切な方法で駆除しましょう。

そうすることで、繁殖を抑え、シロアリを根絶できるからです。

巣の中のシロアリを駆除するには、以下の2つの方法があります。

1.ベイト工法

ベイト工法とは、毒を含むエサをシロアリが行動する範囲に設置し、巣に持ち帰らせる方法です。

持ち帰ったエサを巣にいるシロアリが食べることで、幼虫など巣にいるシロアリを死滅させます。

薬剤を散布するわけではないため、臭いが少ないことと、小さな子どもやペットに影響がないことがメリットです。

しかし、エサを巣に持ち帰ってから効果が出始めるため、完全な駆除までは時間を要します。

2.バリア工法

バリア工法とは、薬剤を散布して、巣にいるシロアリを駆除する方法です。

巣が拡大していたり、シロアリが大量に発生していたりする場合に有効です。

巣に直接薬剤を散布するため、すぐに効果が現れます。

また、巣にいるシロアリを死滅させるのみでなく、駆除してからしばらくの間、シロアリが侵入しないような効果が得られる可能性が高いです。

即効性のある駆除と共に、将来的な予防をできるのが、バリア工法です。

シロアリの幼虫に似た虫とは

シロアリの幼虫は小さく、シロアリかどうかの判別は難しいです。

そのため、シロアリの幼虫と思っていても、実は違う昆虫である場合もあります

種類が異なると駆除方法も異なるため、きちんと見分ける必要があります。

間違えやすい虫と見分けるポイントを、以下に紹介します。

  • 蛾の幼虫:触角や足がない
  • ハエの幼虫:触角や足がなく、ゴミの近くに発生することが多い
  • ハチの幼虫:触角や足がなく、近くにハチの巣がある
  • トコジラミ:触角や足があるが、胴体が茶色
  • ダニ:触角や足があるが、0.3~1.0mmほどの大きさ
  • ノミ:足が長く、胴体は茶色、1~4mmほどの大きさ
  • チャタテムシ:触角や足があるが、くびれのある胴体、1mmほどの大きさ

まとめ

シロアリの幼虫は非常に小さく、シロアリであるかを特定しづらいです。

幼虫は巣の中で生活することが多く、外で見かけた場合は家の中に巣が形成されている可能性が高いでしょう。

巣の中のシロアリを駆除し、巣そのものを根絶するには専門的な知識が必要です。

外に出てきたシロアリを、自分で応急処置することは可能です。

しかし、巣の中にいるシロアリの完全な駆除は難しいです。

中途半端な駆除では、さらに被害が広がってしまう場合もあります。

今後の予防も兼ねて、専門業者へ相談して適切な対応を施してもらい、大切な家を守りましょう。

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