ハチ駆除スプレー【効果最強】プロ愛用から市販品まで|おすすめ駆除グッズの完全版

「うわっ。ハチだ!早く退治しないと」となったときに、ホームセンターやネットショップでハチ駆除スプレーを買おうとすると、種類が多すぎてどれがいいか迷ってしまいます。
そこで、安さだけを重視して選んだり、なじみのあるメーカーというだけで選んだりすると、効果が得られずに十分な駆除ができないこともあります。
そうならないように、経験豊富なプロの駆除スタッフがおすすめする的確で効果最強なスプレーの選び方をお伝えします。
効果的なスプレー選びのためには、ハチの知識を深めることも大事です。
ハチスプレーを買う前に|自分で解決するか、業者に頼むか
ハチの巣を発見した際は、すぐに対策が必要です。
自分で対応するのか、専門業者に依頼するのか、判断する際に知っておくべき判断基準とリスクについて解説します。
自分で対応するなら知識は必須!市販で売っているハチ駆除スプレーの効果と選び方
市販のものは確かに効果的にハチを駆除できますが、あまりに種類が多すぎるため、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。
したがって、選び方の基準が重要になります。
飛んでいるのがどんなハチで、巣の規模や成長度はどの程度で、どこに営巣しているか、根こそぎ退治するためには、スプレー以外にどんな対策が必要なのか。
このように、完全に駆除を完了するまでの一連の流れや、二度と営巣を再発させないために何をすればいいかの知識がないと、迷うのは当然です。
駆除作業に慣れない素人が感覚やイメージだけで駆除した結果、高所から落下して怪我をしたり、スズメバチの逆襲に遭って重症となったりするケースが毎年報告されています。
たとえば、いま飛んでいる単体のハチをとりあえず退治したいのか、巣を根こそぎ狙いたいのかでも適したスプレーは異なります。ハチ駆除スプレーの選び方として肝心なことは、成分に「ピレスロイド」と書かれているかどうかの確認が必須です。
人気の商品であれば含まれているはずですが、ピレスロイドには即効性があり、かつ人体への影響も比較的少ないことが特徴です。
飛んでるハチの特定も前提として大事なことです。
さらにスズメバチの場合は、スプレーに加えて防護対策をしてないと、被害を受けるリスクがきわめて高くなります。
防護服をしっかり着用したプロの駆除スタッフでも、作業中に集団攻撃を受けて実際に死亡した例もあります。
結論として、用途・成分・種類に合わせた商品をしっかり選ぶことが、確実で間違いない駆除の必須条件です。
効果最強5選!「おすすめ」市販やネットで売っているハチ駆除スプレー
最強の信頼できる市販品を選ぶ際は、効果と安全性を両立できるものを選ぶのがベストです。
理由は、ハチ駆除は迅速で確実な対応が求められる作業だからです。
具体的な「おすすめ」のハチ駆除スプレーは以下の5つです。
- ハチアブマグナムジェット(アース製薬) 最大12mの噴射が可能で、高所の巣にも対応。即効性が高く、ハチを確実に撃退します。
- スズメバチマグナムジェット(アース製薬) 即効性のある成分が配合され、スズメバチを含む主要なハチに対応。素早い駆除が可能です。
- ハチ・アブバズーカジェット(フマキラー) 飛び回るハチに効果的。羽ばたき停止成分が含まれ、即効でハチを無力化します。
- 巣まで全滅ハチ・アブ用キンチョールジェット(金鳥) 15mの長距離噴射が特徴で、アシナガバチなどの巣駆除に最適です。
- スズメバチにも効くハチ・アブ用ハンターZ PRO(金鳥) スズメバチにも効果があり、広範囲に散布できるため、効率的な駆除が可能です。
ハチ駆除スプレーは目的に応じた噴射距離や成分を持つものを選ぶことが重要です。
プロ愛用のハチ駆除スプレーを徹底紹介!市販品との違いとその理由
プロが愛用する駆除スプレーは、市販品と比べてより強力で、効果が高いです。
理由は、プロは高難度の駆除作業につねに直面するため、市販品では対応しきれないケースが多いからです。
プロが使用するスプレーは、一般的な市販品よりも噴射距離が短く、危険な近接作業を前提としており、その代わりに殺虫成分も、より濃縮されたハチの即死効果が強いものが多いです。
例えば「ハチノックV(住化エンバイロメンタルサイエンス)」は、業務用の強力な殺虫剤で、ピレスロイドの薬剤を多く含み、即効性もきわめて高いです。
一方で、市販品は安全性や手軽さを重視しており、成分濃度や噴射距離がやや控えめに設計されています。
その理由は、周辺環境の保護を優先するためや、使用者の薬害をできる限り抑えるように考えられているからです。
つまり、プロ用のスプレーは市販品よりも強力で、特に難しい状況でのハチ駆除に向いています。
こういった用途設計のため、ハチノックVは容量あたりの単価(コストパフォーマンス)は市販品と比較すると相当に悪いですが、まさにプロのために作られた「専用の業務用品」だといえます。
ハチ駆除スプレーの使い方徹底解説!安全を確保するための手順と注意点
ハチ駆除スプレーを使うときは、万全な安全対策を整えてから実施することがとても重要です。
理由としては、ハチは防衛本能が高い昆虫で、刺激にとくに敏感だからです。
刺激を受けると、集団で防衛のために総攻撃してきます。
防護品なしで作業を行うと、まさかの重症を負う可能性が高く、最悪、命に関わる危険があるからです。
作業前:作業時間とタイミングの設定
作業を始める時は、ハチが比較的おとなしい時間帯を選ぶことが大事です。
ハチは早朝や夕方になると動きが緩慢になるので、この時間帯に作業を行うのが安全です。
また、天候が小雨や曇りの日や、気温が低めの日もハチの動きが鈍くなるため、駆除に適しています。
逆に、晴れて気温が高い昼間は、彼らがもっとも活発なタイミングなので避けた方が無難です。
作業時:防護装備の装着
次に、防護対策です。
ハチに刺されないように、防護服や長袖・長ズボンを必ず着用し、肌の露出部分があれば厚手の素材で塞ぎます。
特に、首元や手首、足首などは隙間ができやすいため、ここもしっかりカバーしましょう。
加えて、防護用の手袋と顔を覆うメッシュタイプのマスクやゴーグルも必須です。ハチは顔や首など柔らかい部分を狙って刺すことが多いため、顔周りの保護は特に重要です。
作業中:スプレーで効果を発揮する使い方
次に、スプレーを使うときの注意点をお伝えします。
スプレーは必ず風上から噴射し、風に流されて薬剤が自分にかからない工夫をしておきましょう。
また、ハチにしっかりと薬剤がかかるよう、かつ最低でも2m以上の距離を保ちながら確実に噴射します。
噴射時間は、連続して5秒以上、できれば10秒ほど噴き付け続けると効果的です。
ハチの巣や飛び回るハチに、十分な量を噴きかけることが大切です。
噴射後はハチが逃げたり逆襲することもあるため、その場に留まらず速やかに5m以上安全な場所まで退避し、しばらく様子を見ましょう。
スプレーの全量は、500ml缶の場合で連続約40秒ほどの噴射時間があります。
繰り返し使用すれば、およそ3〜4回ほどの作業で1本使い切るのが目安量です。
ハチがいなくなったのを確認した後、巣の撤去に取り掛かります。
巣の除去作業
巣は直接触らずに、長い棒などを使って慎重に取り除きます。
普通は可燃ゴミとして処分が可能ですが、自治体によって決まりが違うこともあるので、最寄り役場に確認しておきましょう。
なお、駆除したあとの巣は完全に密封した袋に死骸と一緒にすべて入れ、はみ出したり溢れないように確実に封じ込めてください。
途中で戻りバチが帰って来る可能性もあるので、最後まで油断せず、作業中は引き続きの警戒が必要です。
再来防止対策
同じ場所にまた営巣させないための対策として、忌避剤の散布やハチの嫌うものを設置するなどの事後対策です。
再発予防に適したスプレーもありますので、駆除と併用できるスプレーを選んでおくと効率的です。
ハチアブマグナムジェットは予防効果も期待できるため、再来も防ぐためにあらかじめ銘柄を決めておくと効率的です。
このように、適切な準備をして作業に臨むことで、安全かつ効果的にハチの駆除を行うことが可能です。
ハチ駆除スプレーを使用する際は、事前の準備と安全対策をしっかり整えることで、作業の成功と自身の安全を確保できます。
こんな場合は業者に依頼すべき!ハチ駆除をプロに任せる基準とは
ハチの駆除を業者に依頼すべき基準は、ハチの種類や巣の規模、巣の場所によって明確に判断することが必要です。
理由は、スズメバチなどの攻撃性の高いハチや、大規模な巣は自力での駆除が非常に危険だからです。
具体的には、以下のケースでは業者に依頼した方が間違いなく安全です。
- スズメバチまたはアシナガバチを退治したい場合
- 巣が手のひらサイズ以上で複数のハチが飛んでいる場合
- 巣が屋根裏や床下などの手が届かない場所にある場合
こういった状況では、素人が駆除を試みると刺される危険性が高まります。
特にスズメバチの毒は強力で、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすリスクもあります。
危険を感じる場合や大きな巣を発見した場合は、無理をせずプロに依頼するのが最も安全ということです。
ハチ駆除スプレーを正しく使うための基礎知識とプロの心得
ハチ駆除スプレーを使用する際は、より深い知識と心得が安全の要になります。
自己駆除の判断基準・事前準備品・スプレーの成分・関連グッズ・代用品・再発防止・刺されたときの対処法など、駆除作業にまつわる一連の流れと、必要な要点を以下にまとめて解説します。
ハチの自己駆除はここが限界!プロに任せるべき基準
ハチの駆除を自分で行うのは小規模で安全な場合に限られます。
理由は、ハチの種類や巣の大きさによって危険度が大きく異なり、特にスズメバチなど攻撃的な種類は非常に危険だからです。
例えば、直径10センチから15センチまでのアシナガバチの営巣であれば、スプレーを使って自分で駆除することが可能です。
ただし、スズメバチの巣ができていたり、巣のサイズが大きい場合は、自分での駆除はリスクが高すぎるため、プロに任せるべきです。
ハチの種類や巣の規模が大きい場合は特に、自力での駆除を断念し、最初から専門業者に依頼することが安全で確実です。
事前に用意するべきハチ駆除の必須アイテムリスト
安全第一で作業を行なうには、事前に必須アイテムを揃えておくことが大切です。
理由は、適切な装備があれば、作業中のほとんどの怪我や事故を未然に防げるからです。
特に、ハチは特定の色を識別するため、防護装備や道具は白系で無地のものを身につける必要があります。具体的に準備するべきアイテムは以下の通りです。
- ハチ駆除用スプレー:10m以上の噴射距離があるものを選びましょう。
- 白系の防護服:厚手でハチの針が貫通しない素材のものが必要です。
- 白い手袋:厚手で、手首までしっかりカバーできるもの。
- 顔を覆うマスク・ゴーグル:目や口を守るための装備。
- 懐中電灯:赤いセロファンを貼ったもの。ハチは赤い光を認識しにくいため、夜間作業でも安全です。
- 長い棒やハサミ:巣を撤去する際に使います
以上のものを用意することで、ほぼどんなケースにも対応できるので、万全な準備が整います。
事前に適切な道具を揃えておくことで、安心して駆除作業が行えます。
ハチ駆除スプレーの成分とその効果を理解しよう
ハチ駆除スプレーを選ぶときは、まず成分と効果をしっかりと理解しておくことが重要です。
理由は、主要な成分がハチにどれだけ効果的かで、駆除の成功率が変わるからです。
多くの市販品には、ピレスロイドという成分が含まれています。
この成分は、ハチの神経に直接作用するため即効性があり、数秒でハチの動きを無力化できます。
さらに、ヒトに対しては比較的害が少なく、体内に入っても消化して排出できる成分のため、薬害リスクがある程度防げるのも特徴です。
ピレスロイド系では例えば、フタルスリンやモンフルオロトリンなどは特に即効性が高く、飛び回っているハチにも有効です。
一方、成分によっては持続的な効果を持つものもあり、予防にも適しています。
なお、一般に馴染みのある「ゴキジェット」や「フマキラー」などはハチには効果が少ないため、失敗する可能性が高いです。
スプレーを選ぶ際は、ハチに合った有効成分を確認し、最適なものを選びましょう。
ハチ駆除に役立つ関連グッズ・便利アイテムまとめ
ハチ駆除を効果的に行うためには、スプレー以外の関連グッズの活用も忘れないことが大事です。
スプレーだけでは対応しきれない状況や、安全に作業を進めるための関連道具が必要だからです。
おすすめの関連グッズには、次のようなものがあります。
- 駆除ネット:ハチを安全に閉じ込め、駆除作業をサポートします。
- ハチ誘引トラップ:飛び回るハチを誘い込み、安全に処理できます。
- 補助保護具(帽子やマスクなど):顔や首周りを隙間なく覆って守るために必須のアイテムです。
- 高所作業用の伸縮棒:手が届かない高い場所にある巣にスプレーを届かせるための便利な道具です。
こういったアイテムも駆除用品の一部として準備しておけば、安全で効率的にハチを駆除することができます。
スプレーに加えて様々な状況に適した関連グッズを使うことで、さらに効果的にハチの退治が可能になります。
ハチ駆除スプレーの代用品と応急対策グッズの紹介
ハチ駆除スプレーがどうしても手に入らない場合、代用品を使うことも可能です。
理由は、緊急時にはスプレー以外の道具でも、一定の効果が期待できるからです。
例えば、CRC-556や他の潤滑油スプレーは、ハチを即死させることはできませんが、動きをしばらく止める効果があります。
これでハチの動きが鈍ったところで、安全に対処できます。
ただし、代用品は殺虫スプレーほどの即効性や確実な効果は期待できないため、あくまで道具全部が揃うまでの一時的な応急処置用と割り切って使いましょう。
また、代用品だけで巣全体を退治しようとするのは効果が薄く、ハチの凶暴化や反撃の機会も誘発するため、やめておきましょう。
代用品では完全な効き目がなく、回復して逆襲されるおそれも高いため、専用品は専用として割り切って、完全に準備した上で実施するべきです。
あくまで代用品なので、使う際は効果に限界があることを理解し、本来の駆除スプレーを使用するようにします。
とはいえ、そこまで手間取るようであれば、プロの駆除スタッフに任せたほうが総額費用も時間も結局は節約になるため、こういった時は積極的にプロへの依頼を検討したほうが安上がりかも知れません。
ハチ駆除後の再発防止策:もうハチを近づけさせない方法
ハチを再び寄せ付けないためには、駆除後の予防策をしっかり行うことが大切です。
具体的には、巣を作られやすい軒下や窓の周りにハチ予防スプレーを定期的に散布することが効果的です。
先におすすめした「ハチアブマグナムジェット」はここでもしっかり活躍します。
これを散布すると、3~4ヶ月ほど効果が持続しますので、春・夏・秋口にも噴射すれば1年間は予防できます。
つまり、予防用として1年で1本を使い切るという計算です。
これ以外にも、ベランダや庭にあるゴミや食べ物の残りかすは、ハチを引き寄せる原因となるため、こまめな清掃も予防としては大切です。
結論として、予防スプレーと清掃を徹底することで、ハチの再侵入を防ぎ、長期的な安心を確保できます。
万が一刺された時の正しい対処法と応急処置
ハチに刺された場合、迅速に正しい応急処置を行い、医療機関の診断を受けることが重要です。
ハチ刺されは症状が重くなると、命に関わる場合があるのです。
まず、刺されたらすぐに針が残っていないかを確認し、もしあればピンセットで真っ直ぐ垂直に引き抜きます。
その後、患部を流水で洗い流し、冷やすことで腫れや痛みを抑えます。
もし、呼吸困難やめまいなどのアレルギー症状(アナフィラキシーショック)が出た場合は、すぐに救急車を呼んで病院に向かう必要があります。
ハチ刺されは決して放置せず、症状が重い場合は特に、速やかに医療機関での処置を受けましょう。
まとめ:ハチ駆除スプレーで駆除をするときは事前準備と基礎知識が大事
ハチの駆除は簡単ではありませんが、正しい準備と知識があれば、効果的に安全に行えます。
無理をせず、必要に応じてプロの業者に依頼するのが一番安全で賢い方法です。
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