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ハチは大きいヤツほど危ないのか【危険度MAX】ハチの大きさランキング

  • ハチ
2025.03.15

大きなハチを見かけると、誰でも刺されるのではないかと不安になります。

インドネシアには、翼幅で6センチを超える超大型のハチが見つかっています。

日本にも最大で全長4センチほどの大きいハチが、いたるところで報告されています。

大きなハチは見た目からも怖さを感じやすく、特に慣れていない人はどうすればいいのか混乱するでしょう。

そこで、普段見かけることが多い大型のハチと、彼らの危険度を以下で詳しく解説します。

大きいハチで危ないものとは?

日本には、4000種類以上ものハチが生息しているため、それぞれ見分けるのが大変です。

単純に、大きい=危険とは限りませんが、種類によっては油断はできません。

特にスズメバチは、細心の警戒が必要で、刺されると重症化しやすく命に関わることもあります。

以下で、それぞれの特徴や危険度についてタイプ別にまとめたので、命を守るためにもぜひ知っておきましょう。

日本に生息する巨大なハチとは?

日本に生息する大きくて危ないハチといえば、スズメバチの仲間が代表的です。

これは大きさでも恐怖心を抱きますが、特筆すべきはその獰猛さです。

近年でもプロの駆除スタッフが襲われ、刺されて死亡した事例があるほど毒の強さも最大級です。

特に全国にいるオオスズメバチ、ヒメスズメバチは、世界的にも大きなサイズで知られています。

山林地帯や農業地帯でよく見かけることがありますが、住宅地でも目撃した例や被害による通報が絶えません。

大きいからといって、必ずしも人に危害を及ぼすわけではありませんが、身体の大きさは毒の量にも比例しするので見つけたら最大級に警戒すべきです。

こういった大きなハチを見かけたら、とにかく危険だと思ったほうがいいです。

すぐに遠くに離れて、プロに相談するのがおすすめです。

ハチの大きさランキング:TOP6

サイズの大きなハチでは、上位6位まですべてスズメバチ科がランクインしています。

毒の強さももちろんランキング最大級で、死亡例も含めると極めて危険というのが特徴です。

以下に、日本で出会う可能性の高い大きなハチを、ランキング形式で紹介します。

第1位:オオスズメバチ~最大4.5センチ

オオスズメバチは国内で一番大きく、体長は最大で4.5センチにもなります。

かなりの巨体で、大人の指1本分くらいのサイズです。

性格もきわめて攻撃的で、非常に強力な毒を持っているため、当然刺されると命に関わるリスクが高いです。

集団で襲ってきたら、屈強な大人でもひとたまりもありません。

また、巣は地中や木の根元などに作られ、人が気づかずに巣に近づいてしまい、不慮の事故になるケースが目立っています。

近年、住宅地で見かけることも増えているため、見かけることがあったら迅速に、そして静かに立ち去るようにしましょう。

駆除は専門業者に任せるべきです。

第2位:ヒメスズメバチ~最大3.7センチ

ヒメスズメバチは、名前から小さいハチをイメージするかも知れませんが名前とは裏腹に、日本第二位の大型のハチです。

体長は最大で3.7センチに達し、特に巣に近づくと警戒されて、集団で襲われやすいです。

とはいえ、毒性や獰猛さは、凶悪度ナンバーワンのオオスズメバチよりも、若干ですが劣ります。

主に他のハチの幼虫を狙って生活するという、変わった生態をしています。

攻撃性はそれほど高くありませんが、それでも危ないことは間違いないので、近づかないように注意しましょう。

第3位:モンスズメバチ~最大3センチ

モンスズメバチは最大で3センチほどの体長を持ち、大型のスズメバチと同類です。

特徴的なのは、昼間だけでなく夜間にも活動することです。

そのため、暗くなった夕暮れ以降でも動き回っています。

攻撃性はかなり高く毒もそれなりに強いため、巣のまわりで動いたり、触ったりするとたいへん危険です。

屋根裏や壁のスキマ、シャッターボックスの裏側など、人の生活圏にも近い場所に巣を作ることが多いので注意が必要です。

もしモンスズメバチがいたら、巣に近づかず、早めに駆除業者に相談しましょう。

第4位:チャイロスズメバチ~最大3センチ

チャイロスズメバチは体長が最大のもので約3センチあり、名前の通り体全体が茶色っぽく、日差しの強い日光下では若干赤くも見えるのが特徴です。

これは、他のスズメバチの巣を襲って乗っ取るといった珍しい習性を持っています。

そのため、巣を発見した際に自分で駆除しようとすると、防護装備がない状態ではかなり危険です。

乗っ取った巣を利用する場合もあるので、どこに巣があるのかがわかりにくいことがあります。

近くに巣を見かけたら、プロに相談して片付けてもらうのが安全です。

第5位:コガタスズメバチ~最大2.8センチ

コガタスズメバチは、つけられた名前の通り若干小型ですが、それでも最大2.8センチの大型な体長をしています。

見た目はオオスズメバチとかなり似ていますが、その攻撃性はやや低めです。

ただし、巣に近づくと警戒心が増して防衛本能が働くため、細心の注意が必要です。

木の枝や軒下など、人がよく通る場所にも巣を作るため、遭遇しやすいハチの一種です。

巣を見かけた場合は自分で駆除せず、業者に相談するのが安心です。

第6位:キイロスズメバチ~最大2.8センチ

キイロスズメバチは最大体長が約2.8センチで、日本で最も刺傷被害が多いハチです。

大きさのランキングは下位だからといって、侮ってはいけません。

興奮すると一斉に襲われるため、健康被害も受けやすく警戒が必要です。

巣は地面の中や土中、建物屋根の裏側、壁のすき間など閉鎖的な空間に作られることが多いですが、木の茂みや軒下、倉庫の屋根といった開放的な場所でも作られます。

キイロスズメバチを見かけたら、素早く現場から十分に距離をとって、駆除業者に相談しましょう。

刺されると非常に危ないので、安易に近づかないように気をつけましょう。

大きいハチは危険?それとも安全?

大きいハチを見かけると不安を感じますが、スズメバチ以外のタイプはすべてが危ないものだとは言い切れません。

おとなしい性質の種類もいれば、住処や仲間たちを守るために積極的に襲ってくるハチもいます。

ここでは、大型の中でも特に注意すべき種類や、見分け方について広く紹介します。

アシナガバチとスズメバチの違いは?

基本的に、私たちの生活において脅威となるのは、大別するとこの2種と考えておけば間違いありません。

日本全土に広く分布しているこの2種類のハチはまったくの別物で、おもに体長の大小、性格や性質、営巣を好む場所など、それぞれ特徴は違います。

アシナガバチは細長くてひょろ長い体が特徴で、獰猛さも低く攻撃力もそれほど強くありません。

対して、スズメバチは骨格ががっしりとして明確なくびれがあり、性質は凶暴で、かつきわめて攻撃的です。

アシナガバチの巣は軒下や木の枝など開放的な空間に作られやすく、巣が小さめで、平らな形状です。

一方で、スズメバチは樹木のくぼみや地面の中、屋根の裏側、軒先の入り隅など閉鎖された空間に作られやすく、ボール状で、成長すると1メートル近くまで肥大化します。

さらに、スズメバチは最強レベルの強い防衛本能を発揮する昆虫で、きわめて獰猛な性質を持っています。

巣に接近しただけで刺されるかも知れません。

そのため、すぐに離れてプロの業者に相談するのが必須です。

アシナガバチも、自分や自分たちの生活圏を守ろうと必死に防衛するため、同じように闘ってくる場面もありますが、攻撃力はスズメバチほどではなく、毒の強さもそれよりは弱めです。

しかし程度の違いはあれど、刺されることには違いないので同じく警戒する必要があります。

3センチ超えも!大きいハチの代表格

日本には3センチを超える大型のハチがいます。

その中でも、代表的な種類をいくつか紹介します。

最初に、セグロアシナガバチです。

これは最大で2.6センチほどですが、脚が長く、細長い体が特徴です。

住宅地や森林地帯に広く住んでいて、巣はグレーの半円状で、こぶしほどの大きさでも数十から100匹ほどが密集しています。

性質はおおむね闘争心が高いですが、スズメバチよりはまだ穏やかです。

次に、キアシナガバチも最大で2.6センチになり、全体的に黄色っぽい体を持っています。

また、ドロバチは単独で群れずに生活するのが特徴で、比較的大きく3センチを超えるものもいますが、それほど致命傷を与えるものではありません。

これらのハチはそれぞれ特徴がありますが、共通して言えるのは、近づかないことが一番の防御策です。

ハチの大きく丸いやつは、おそらくクマバチ

大きくて丸いハチといえば、クマバチが思い浮かびます。

クマバチは体長が2センチほどで、丸っこく、むっくりした体が特徴的です。

羽音が非常に大きく、ブーンという重低音で驚かれることが多いですが、実は性質としては大変おとなしく温厚です。

基本的には花の蜜を吸っているので、人間を積極的に襲うという場面はほぼ見られません。

見分け方としては、体が黒くて丸い形状をしており、ふわふわとした体毛と黄色いアクセントで覆われているのが印象的です。

クマバチは庭やベランダに出没することもありますが、むやみに刺してくることは少ないので、あまり心配しなくても大丈夫です。

ただし、家の木材に穴を開けて巣を作ることがあるため、被害を受けたくない場合は駆除業者に相談したほうが安全です。

ベランダに大きいハチがいるときの対処法

突然ハチに出くわすと非常に驚きますが、まずは落ち着いて、どんなハチなのか見極めることが大事です。

大型で、ベランダの環境が好きなものの代表に、アシナガバチがいます。

巣が成長してくると、集団で襲って住処を守ろうとして攻撃してくることもあるので、生活の安全のために、見つけ次第駆除を検討しましょう。

対策としては、窓やドアを閉めて、ハチが室内に入ってくることがないよう隙間をなくし、予防対策をします。

ハチがベランダにいる理由としては、ここに住処を作ろうとして営巣の準備をしていることも考えられます。

もし成長してしまった巣が見られたときは、自分で対処しようとする前に、大丈夫かどうかをしっかり判断するべきです。

また、ハチが単独で迷い込んだだけであれば、時間が経てば勝手に出ていくことがほとんどなので、それほど無理に追い払わなくても大丈夫です。

ただし、その場合は近くで営巣されている可能性もあります。

不安を感じたときは安全確保を第一に、むやみに刺激せずに専門家に相談する判断が大事です。

大きいハチが自宅周辺にいたらどうする?

自宅周辺で大型のハチを見かけると、直ちに対処すべきなのか迷います。

この記事では、大きいハチが自宅に現れた場合どうすればいいのか、プロの駆除スタッフを呼ぶべきかの判断基準について説明します。

大きいハチがいたときの正しい対処法

大型のハチを見つけてしまった場合、安易に近づかないことが重要です。

理由は、ハチは巣や自分に対して危険を感じると集団で自分たちを守ろうとし、一致団結して防衛本能を発揮してくるためです。

特に、スズメバチはかなり獰猛できわめて毒性が強く、刺されると強い痛みだけでなくアナフィラキシーショックといった命に関わる症状を引き起こすことがあります。

例えば、一匹だけでもオオスズメバチに刺傷されると、アレルギー反応が出て緊急治療を受けなければならない事態に陥りやすいです。

ハチを見かけたら、ゆっくりと後退して騒がずにその場を離れることが最善です。

とにかく刺激を与えないように、静かに行動するのがポイントです。

安全を確保するため、ハチがいたら無理をせず、早めにプロに相談しましょう。

自分で何とかするのは超危険!その理由とは

大きいハチの駆除を自分で行うのは非常に危険です。

なぜならハチは巣を守ろうとする本能が強く、駆除を試みると一斉に攻撃してくる可能性があるからです。

実際に、巣の駆除を自分で行おうとして、ハチに襲われて重傷を負い、命を落とす事故が毎年報告されています。

例えば、オオスズメバチにおいては、大人でも致死量となる毒性を持っており、刺されると重篤な症状を引き起こすことも少なくありません。

巣を見つけたら自分で駆除せず、経験豊富なプロのスタッフに相談し、任せてしまうのが最も安全で確実な方法です。

ハチの駆除には、専用の防護服や駆除方法が必要です。

安全を優先して、無理をせず業者に任せましょう。

業者に頼むべき?どのくらい危ないのか判断する基準

ハチの巣が見つかった場合、状況によっては業者に相談すべきです。

その理由は、ハチのタイプや営巣している場所、規模や成長度合いによって処置すべき方法や危険度もそれぞれ異なるためです。

例えば、スズメバチはたいへん獰猛で攻撃的な性質のため、巣に接近しただけなのに襲われる事もよくあります。

特に、巣が大きいほど働きバチの数も多く、集団で襲われる危険性が高まります。

対して、アシナガバチはそれほど獰猛さはなく、毒性も比較すると低めですが、それでも巣に近づけば刺されるリスクがあります。

事例として、屋根裏や軒下にスズメバチの巣が作られた場合は、駆除を自分で行うのは非常に危険です。

刺されると命にかかわるようなアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。

最も安全で賢い方法として、巣の成長が進んでいるときや家に近い場合、そしてスズメバチの場合は、すぐに業者に依頼するのが正解です。

駆除費用の相場と安心な業者を依頼するコツ

ハチの巣駆除を依頼する場合、費用は状況に応じて異なりますが、一般的な相場は1万円から3万円ほどです。

相場を把握しつつ、複数の業者に見積もりを取ることでお得に依頼できます。

費用が変わる理由は、ハチの巣の大きさや場所、そしてハチの種類といった複数の要因によって変化します。

例えば、地中や高い場所にある巣は、駆除が難しいため費用が高くなりがちです。

また、成熟してしまった巣のまわりのスズメバチなど、特にリスクが大きいときの駆除は、費用も高くなる傾向にあります。

一方で、アシナガバチや比較的小さい巣の駆除は、費用が低く抑えられることがあります。

お得に業者を依頼するコツとしては、まず複数の業者から無料見積もりを取ることです。

また、季節によっては業者が忙しくなるため、シーズン前の早めの対応がおすすめです。

こうしたコツを活用して、納得のいく費用で頼みましょう。

 まとめ:ハチの大きいものは、総じて警戒が必要

大型のハチを見かけたときは、まず距離を取って冷静に行動することが大切です。

巣が成熟し、市街地など家の近くに巣がある場合は、無理に自分で駆除しようとせず、専門の駆除業者に相談するほうが安全です。

専門の業者は、専用の防護服や駆除方法を用いて、安全かつ確実にハチを取り除くことを仕事にしています。

ハチの種類や巣の場所によって費用も異なりますが、安心と安全を確保するためにはプロに任せるのが最も賢明と言えます。

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