ハチの駆除業者を選ぶコツ【これで大丈夫】料金相場や悪質業者を見分ける方法

ハチを見つけたけれどどうすればいいかわからなかった経験や、駆除が必要だとわかっていてもどの業者を選ぶべきか迷った経験がある人もいるでしょう。
ハチの駆除はプロに頼むのが安全ですが、業者によっては料金が不透明で、悪質な対応をされるケースも報告されています。
そこで本記事では、信頼できる駆除業者の選び方から、費用の目安や悪質業者を避ける方法までをわかりやすく解説します。
ハチの駆除業者を正しく選ぶコツ:迷ったときの完全ガイド
ハチの駆除業者を選ぶときは、費用や評判、対応の速さなど多くの要素を判断する必要があります。
対応が遅れるとハチによる被害が広がる可能性があるため、適切な業者選びがとても大切です。
料金だけに惑わされず、口コミや実績も参考にすることで、安心して依頼できる業者を見つけましょう。
ハチの駆除にかかる費用の相場はいくら?
ハチの駆除費用は、巣の種類や場所、大きさによって異なりますが、一般的には1万〜5万円ほどが相場です。
特にスズメバチは危険度が高いため費用が高く、2万円以上が一般的です。
なぜ駆除費用が変動するかには、理由があります。
その作業がどれほど大変か、全部の工程でどれくらいの時間がかかるか、作業の難易度など、作業の環境や要因によって、駆除の条件が様々に変わるからです。
たとえば、屋根裏や壁の中のような侵入が難しい場所は、高所作業車の使用や大型の脚立や足場を組む必要があるかもしれません。
また、一旦建物の一部を取り外し、作業後に復旧する必要がある場合は仮設作業が加算されるため、費用は増します。
ハチの活動が活発な夏から秋にかけても、繁忙期のため追加料金がかかるケースがあります。
小規模なアシナガバチやミツバチの巣なら1万円程度から駆除が可能なことが多いですが、これ以外に出張料や交通費が加算される場合もあるので、注意が必要です。
ハチの巣駆除は、自己判断で行うと危険を伴います。
小さな巣であれば自力での駆除も可能ですが、安全面や効果を考えると信頼できる専門業者への依頼が望ましいです。
また、複数の業者から見積もりを取ることで、適正な費用を把握することが大事です。
ハチの種類 | 平均相場 | 備考 |
---|---|---|
アシナガバチ | 10,000~20,000円ほど | 比較的小規模な巣の撤去が対象 |
スズメバチ | 20,000円以上 | 危険度が高く保護具が必要 |
ミツバチ | 5,000~15,000円ほど | 駆除ではなく移動が推奨 |
アシナガバチの撤去費用はいくらですか?
アシナガバチの巣の撤去費用は、通常1万円〜3万円程度が一般的です。
ただし、巣の大きさや設置場所によって変わり、屋根裏や高所になるほど料金が上がる傾向があります。
アシナガバチは比較的温和な種類ですが、巣が大きくなったり人家に近い場所にできたりした場合、危険度が上がります。
撤去作業には安全対策が必要で、作業場所が屋根裏や軒下など作業がしにくいところにあると、追加料金が発生する場合があります。
例えば、巣が小さく駆除しやすい場合には、1万円程度で依頼できることがほとんどです。
一方、広い範囲にわたって巣が複数できている場合やアクセスが困難な場所であれば、作業に時間がかかり3万円を超えることもあります。
複数の業者から見積もりをとり、相場を把握することが安心につながります。
また、自治体によっては助成金制度が使える場合もあるので、適用できれば費用を少し抑えられるかもしれません。
スズメバチの撤去費用はいくらですか?
スズメバチの巣を撤去する費用は、2万円〜5万円程度が相場です。
場所や巣の大きさにより費用が大きく変わるため、見積もりは複数取得したほうが安心です。
スズメバチは攻撃性が強く、刺されると命に関わることもあります。
そのため、作業には高度な防護対策が必要で、通常のハチよりも駆除の手間がかかるため、費用は総じて高くなりがちです。
また、巣が壁の内部や屋根裏など侵入が難しい場所にある場合、高所足場を使う必要があれば費用は増加します。
巣が5月〜6月の初期段階で小さいうちに駆除を依頼すると、料金は比較的安く、2万円程度で済むことが多いです。
しかし、7月〜10月の繁忙期に入り、巣が大きくなるとハチの数も増え危険度が高まります。
この時期には4万〜5万円以上の費用になるケースもあり、とても難易度の高い状況だと10万円ほどかかることもあります。
スズメバチの巣は、見つけ次第とにかく早めに駆除することが、少しでも費用を抑えるポイントです。
自治体によっては補助金制度が使える場合もあるので、依頼の前に確認するといいでしょう。
複数の業者から見積もりをとり、信頼できる専門業者に依頼するのが一番安全です。
役所でハチの駆除をしてもらえるのか
市区町村の役所では、ハチの駆除対応が可能な場合もありますが、全てのケースで対応してくれるわけではありません。
ミツバチなどの保護対象のハチは業者の紹介だけにとどまる自治体もあります。
危険度の高いハチについては、自治体が無料で駆除業者を派遣することもあるので、まずは問い合わせて確認しましょう。
ハチの駆除を市役所が無料でしてくれるケースとは
自治体によっては、スズメバチのような危険性の高いハチに対して無料対応を行う場合があります。
しかし、アシナガバチやミツバチなど、危険度の低いハチは自己対応を求められることが多いです。
また、家の敷地内ではなく公共施設や道路沿いの巣については、自治体がそのまま対応してくれるのが一般的です。
- 自治体が無料対応する条件
・公共の場所に巣がある場合
・スズメバチなど、人命に危険を及ぼすと判断された場合
- 自己対応が必要なケース
・自宅敷地内のハチの巣
・危険度が低く、日常生活に支障がないと判断された場合
ハチの駆除業者選びで失敗しないためのポイント
ハチの駆除業者を選ぶときには、費用の安さだけで決めないことがとても大切です。
料金表示が明確であるか、対応スピードが早いか、再発防止保証があるかをしっかり確認しましょう。
また、地元での実績があるかどうかも信頼の目安になります。
もし迷ったら、複数の業者から見積もりを取り、比較するのが賢明です。
ハチ駆除業者の口コミは本当に信頼できる?
口コミは業者を選ぶ際の参考になりますが、自作自演レビューの可能性もあるため、そのすべてを鵜呑みにするのは危険です。
一部の口コミは意図的に操作されていることもあるため、情報の真偽を見極める力が必要です。
- すべて★5ばかりの口コミには注意が必要
- 実際の依頼者からの投稿か、レビューサイトで確認する
- ネガティブな口コミも参考にして、業者の対応力を見極める
ハチ駆除業者の実績と口コミを調べる方法
信頼できる業者を見つけるには、実績や口コミを調査することが欠かせません。
自治体が紹介する業者や、長年の実績がある地元企業は安心材料になります。
- 地元の口コミ掲示板やSNSで利用者の声を探す
- 自治体や防除協会に加盟している業者を選ぶ
- 無料見積もりを受け、サービス内容を比較する
ハチ駆除業者の悪質な業者の見極め方
悪質な業者は、「特別価格」「今日限り」など、焦らせる表現で契約を急がせることが多いです。
また、「無料」の言葉に釣られないよう、最終的な費用がどうなるのかをしっかり確認しましょう。
- 作業前に料金が確定するか、見積書を必ず確認する
- 実績がよくわからない業者は検討候補から外す
- 自治体が推奨していない業者は慎重に判断する
- あいまいな見積もり、異様に安い見積もりは駆除後に高額な追加料金を請求される可能性があるため注意する
悪質業者による被害事例
悪質な業者による被害として、最も多いのは高額請求です。
「初回無料」「格安」と言いつつ、作業後に追加料金を請求されるケースが多数報告されています。
また、契約内容が不明確なまま作業を進め、作業が終わってからトラブルになることもあります。
以下は、よくある悪質業者の手口事例です。
- 初回の見積もりから大幅に金額が変わる
- アフターサービスが約束されていたが実施されない
- 作業後にハチが再発し、再度料金を請求される
ハチの駆除業によるプロの仕事の実際
良心的なハチの駆除業者の仕事は、単にハチを駆除するだけでなく、安全確保と再発防止の両面で対応します。
ハチの巣がどこにあるかを特定し、駆除の計画を立てることから始めるはずです。
作業中は有資格者が防護具を着用し、ハチに刺されないよう細心の注意を払いながら作業を進めます。
また、駆除後も再発しないよう予防策を提案し、必要に応じてアフターサービスを行います。
ハチ駆除業者の値段はどう決まるのか
ハチの駆除料金は、複数の要因によって決まります。
巣の場所やハチの種類、駆除にかかる時間、必要な薬剤の種類が価格に影響を与えます。
たとえば、住宅の高い位置にある巣を撤去する場合、特別な装備や作業時間が増えて費用が高くなることが多いです。
- ハチの種類:危険なスズメバチは厳重に安全対策するため、総じて費用が高くなる
- 巣の大きさ:大規模な巣には追加料金がかかることもある
- 巣の位置:屋根裏や高所などは作業が難しく、作業の難易度が値段に反映される
- 薬剤の使用量:巣の状況に応じて使用する薬剤の種類が異なる
駆除の流れとアフターサービス
ハチの駆除は、調査から駆除後のケアまで複数の手順で進められます。
まず、現場で巣の位置やハチの種類を特定して安全な作業計画を立て、次に必要な防護具と薬剤を使いながら巣を駆除します。
作業後は再発を防ぐためのアドバイスや、追加の予防措置が提供される場合もあります。
駆除業者によっては、駆除後1〜2週間以内に再発した場合、無料で再対応するアフターサービスもあります。
こうしたサービスがあるかどうかも、業者選びの際に確認することが大切です。
プロの駆除スタッフによる死亡事故も
2023年10月、千葉県館山市でプロのスズメバチ駆除スタッフが作業中に死亡する事故が発生しました。
防護服を着用していたにもかかわらず、スズメバチに耳や背中を刺され、病院に運ばれたものの命を落としたという痛ましい事故です。
スズメバチは攻撃性が非常に高く、働きバチが巣を守るために集団で襲撃することがあります。
特に秋の繁殖期にはハチの数が増え、より危険な状況になります。
防護服は刺されるリスクを軽減するものの完全な防護は難しく、報告事例のように身体の一部が露出して、防護具の隙間から刺される危険性もあります。
この事故では、市の依頼で業者が茂名川の土手で巣の駆除を行っていた際、耳や背中を刺されました。
専門業者であってもこのように予期せぬ事故が発生するため、スズメバチの巣を見つけた際には無理をせず、すぐに専門家に依頼することが推奨されます。
また、特に秋には多くのハチが活発になるため、対応が遅れるほど危険が増します。
スズメバチの駆除は専門知識と経験が求められる危険な作業です。
安全を優先し、素人が自己判断で駆除しないよう心がけることがいかに大切かが分かる事例です。
専門業者への依頼は複数社から見積もりをとり、安全で信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。
駆除後にハチが再発生しないためのポイント
ハチの駆除後、再発を防ぐためには万全な予防策が必要です。
駆除した場所にハチが再び巣を作りやすいため、巣の跡とハチの残したフェロモンを完全に除去し、二度と寄せ付けないように対策を講じることが重要です。
また、ハチが侵入しやすい隙間をあらかじめ塞ぐことでも、新たな巣の形成が防げます。
- 駆除後の巣の跡をきれいに取り除く
- 屋根や壁にある隙間をネットでしっかりと塞ぐ
- ハチが寄りつきやすい匂いや環境を避ける
まとめ:ハチの駆除業者を正しく選ぶにはコツが大事
ハチの駆除は、危険が伴うため専門業者に依頼するのが安心です。
しかし、料金やサービス内容が業者によって異なるため、信頼できる業者を選びましょう。
必要に応じて複数の業者に見積もりを依頼し、料金と対応のバランスを見極めるのが成功のコツです。
あなたの家や周りの環境がハチの脅威から解放され、安心して暮らせる日々を取り戻しましょう!
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