【2025年保存版】家に蜂を寄せ付けない13の対策方法!子育て中でも安心な予防と駆除対策

家の周りで蜂を見かけたとき、どのように対応したらいいのか、もしくは放っておくべきか迷う方がほとんどでしょう。
実は、蜂を見つけたら放っておいて不安のままでいるよりも、対策した方が安心です。
本記事では、家に蜂を寄せ付けない13の対策方法をお伝えします。
子育て中の方でも安心な予防法と駆除対策ですので、ぜひご覧ください。
蜂が家に寄ってくる理由とは
家の周りで蜂を見かけたら、ほうっておいて不安のままでいるよりも対策した方が安心です。家に寄ってくる主な理由は巣作りの場所を探しているためで、放置すると大きな巣ができていたということになりかねません。
まずは蜂の生態と行動を理解し、習性に合わせた効果的な対策を考えていきましょう。
なぜ蜂は家の周りに来るのか
蜂が家の周りを飛んでいる場合、その多くは巣作りに適した場所を探している状態です。
蜂にとって理想的な巣の場所は、雨風を避けられる場所で直射日光が当たらないところです。そのため、軒下やベランダ、物置の隙間などが好まれます。
また、花が咲いている植物や甘い香りのする場所にも蜂は集まってきます。ガーデニングを楽しむ家庭では、知らず知らずのうちに蜂を引き寄せているということもあります。
蜂の種類別の特徴と危険度
日本で一般的に見られる蜂は大きく分けて3種類です。スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチが主な3種で、それぞれ特徴や危険度が異なります。
スズメバチは最も警戒が必要で、体長2〜3センチメートルと大きく、攻撃性が強いのが特徴です。巣に近づくだけで攻撃される可能性があり、毒性も強いため、発見したら速やかに距離を取りましょう。
アシナガバチは体長1.5〜2.5センチメートルほどで、スズメバチより小型です。比較的温厚な性格で、巣を直接刺激しない限り攻撃されることは少ないものの、やはり毒性はあるので注意が必要です。
ミツバチは基本的に攻撃性が低く、巣を守る必要がない限り人を襲うことはありません。しかし、アレルギー体質の人は刺されると重篤な症状を引き起こす可能性があるため、近づかないのが無難です。
蜂に刺されるリスクとしてのアナフィラキシーショック
蜂に刺されると、通常は腫れや痛みといった局所的な症状で済みますが、アレルギー反応を起こす場合があります。特に注意が必要なのがアナフィラキシーショックです。
蜂の毒に含まれるアレルゲンに反応する、あるいはヒスタミンに対する反応で強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすと皮膚症状や嘔吐、呼吸困難になることがあるのです。
特に、一度アナフィラキシーショックを起こしたことがある人にとっては、蜂に刺されることは最大限に警戒しなくてはなりません。
すぐにできる!蜂を寄せ付けないための予防対策
[写真指示:白っぽい長袖の服を着用し、帽子をかぶった人物の写真。蜂対策として推奨される服装が分かるもの]
蜂を避けるには、服装や生活習慣の見直しだけでもかなりの効果が期待できます。家の付近で蜂を見かけたなら、まずは基本的な対策から始めて、徐々に本格的な予防措置を取り入れていきましょう。
服装と香りで蜂を寄せ付けない基本対策
蜂対策の基本は、蜂を刺激しない服装選びです。黒色の服は蜂の攻撃を誘発する可能性があります。そのため、外出時は白や薄いベージュなど、明るい色の服を選びましょう。
また、蜂は花の蜜を求めて行動するため、甘い香りにも敏感に反応します。香水や強い香りの整髪料、柔軟剤の使用は控えめにすることをおすすめします。特に春から秋にかけては、無香料や自然な香りの製品を選ぶのが無難です。
ベランダや庭でできる環境対策
蜂が巣を作りやすい場所をなくすことも、重要な予防策です。家の周りを定期的に点検し、蜂の好むような場所がないか確認しましょう。
まず、軒下や戸袋の隙間、雨戸の内側などは要注意です。蜂の格好の巣作り場所のため、定期的に掃除し、隙間があれば補修することで、巣を作られるリスクを減らせます。
ベランダに関しては、物を置きすぎないようにするのが効果的です。物が多いと蜂が隠れやすい環境になってしまうためです。プランターで花を育てている場合は、蜂が好む花の種類を避けるのも良いでしょう。
子供とペットにも安全な蜂対策
子供やペットがいる家庭では、薬剤で対策していいのか不安を感じることもあるでしょう。そんな場合は、自然由来の対策方法が有効です。
中でも木酢液は、古くから虫除けとして使われてきた天然素材です。蜂は木酢液の煙のような香りを嫌うため、希釈して軒下などに散布することで予防効果が期待できます。ただし、原液のまま使用すると人にとっても臭いが強すぎるため、水で5〜10倍に薄めて使用することをおすすめします。
ハッカ油も効果的な天然の虫よけです。爽やかな香りで負担感も少なく、スプレー式にして使用できます。ただし、猫は精油に敏感なため、飼い主の方は使用を控えた方が良いでしょう。
効果的な蜂よけグッズの選び方
蜂よけグッズには様々な種類があります。効果や持続性、安全性など、蜂の様子と家庭の状況に合わせて最適なものを選びましょう。1種類だけ対策方法を選ぶのではなく、複数の対策を組み合わせることで、より効果が期待できます。
商品タイプ別の特徴と効果比較
蜂よけグッズは大きく分けて、スプレータイプ、設置タイプ、ネットタイプの3種類があります。
スプレータイプは手軽に使えて即効性があります。ただし、効果は1ヶ月程度が平均的で、定期的な散布が必要です。忌避成分の種類によって効果の強さや持続時間、対象の蜂の種類が異なります。
設置タイプは誘引剤で蜂を捕獲する仕組みで、特に春先の女王蜂の捕獲に効果的です。即効性はなく、捕獲した蜂の処理の際には刺されないための対策が必要です。
ネットタイプは防虫ネットで物理的に蜂の侵入を防ぐやり方です。完全に蜂を寄せ付けないため最も確実ですが、見た目や使い勝手の面で制限があります。
コスパで選ぶおすすめ蜂よけグッズ
蜂よけ効果と価格のバランスが良い商品としては、蜂の巣のダミーが費用対効果の高さで定評があります。
蜂は既に巣のある場所を避ける習性があるため、このダミーを設置することで新たな巣作りを防げます。市販品は安いものだと1,000円前後で購入できます。
自作できる蜂よけアイテム
コストを抑えたい場合は、身近な材料で蜂よけアイテムを自作できます。効果は市販品に劣りますが、他の対策と組み合わせることで十分な予防になります。
最も簡単なのは、ペットボトルを使用した蜂トラップです。2リットルのペットボトルの上部に小さな穴を開け、内部に果汁と焼酎を1:1で混ぜた液体を入れます。これを軒下などに設置すれば、蜂を誘引して捕獲できます。木酢液を使うレシピもあります。
また、新聞紙で蜂の巣のダミーを作ることもできます。丸めた新聞紙を灰色に塗装し、ビニール紐で吊るすだけです。雨に弱いため定期的な交換が必要ですが、材料費はほとんどかかりません。
蜂の活動時期別の対策カレンダー
蜂の活動は季節によって大きく変化します。時期に合わせた対策を行うことで、より効果的に蜂を寄せ付けない環境を作ることができます。
春の予防対策(3-5月)
春は蜂の活動が活発化し始める重要な時期です。冬眠から目覚めた女王蜂が新しい巣を作り始めるため、この時期の対策は最も重要です。
まず3月から4月にかけては、家の周りの点検と清掃を行います。軒下や物置の隙間、雨戸の内側など、蜂が巣を作りやすい場所を重点的にチェックします。小さな巣の痕跡を見つけたら、早めに除去することが大切です。蜂の巣ダミーも置いておくと予防効果があります。
5月には蜂トラップの設置を始めます。この時期は女王蜂が単独で行動しているため、効率的に捕獲することができます。女王蜂を1匹捕獲するだけでも、その後の巣の形成を防ぐことができます。
夏の重点対策(6-8月)
夏は蜂が最も活発に活動する時期です。働き蜂の数が増え、巣を守るため攻撃性も高まります。この時期は特に慎重な対応が必要です。
6月から8月は、蜂を見かけたら蜂よけスプレーを散布し、他の蜂よけグッズなども併用します。蜂の近くを通らなくてはならないときは、服装や香りに注意を払いましょう。
秋の終息対策(9-11月)
秋になると蜂の活動は徐々に減少していきますが、油断は禁物です。9月から10月は、新しい女王蜂が育つ時期になります。
11月に入ると、ほとんどの働き蜂は寿命を迎え、新しい女王蜂は冬眠場所を探し始めます。この時期は来年の対策を考える好機です。巣が作られやすかった場所の修繕や、環境の改善を行いましょう。
蜂の巣を発見したときの対処法
蜂の巣を発見したら、まず落ち着いて状況を確認することが重要です。巣の大きさや場所、蜂の種類によって、自力で対処できるケースと専門家に依頼すべきケースがあります。蜂とは安全な距離を保ちながら、適切な判断を行いましょう。
巣の見つけ方と危険度の判断方法
蜂の巣は、主に目視で確認できます。蜂の巣がよく見つかる場所は、軒下、ベランダの天井部分、物置の隅、雨戸の内側などです。
巣を発見したら、まず大きさを確認します。ソフトボール大(直径約15センチメートル)以上の巣は危険度が高く、その周辺には大量の蜂が活動している可能性が高いため、決して近づかないようにしましょう。
自力で安全に対処できる範囲とは
自力での対処が可能なのは、以下の条件を全て満たす場合のみと考えておきましょう。
- 巣が小さい(親指大程度)
- 蜂の数が少ない(1〜2匹程度)
- 逃げ場のある開放的な場所にある
こうした場合は、市販の蜂用殺虫スプレーのみで対応できる時があります。ただし、万が一の予防策として防護服を着用し、夜間に行うなど、刺されないよう細心の注意を払いましょう。
専門家に依頼すべき状況の見極め方
次のような状況では、必ず専門家に依頼してください。
- 巣が大きい場合(ソフトボール大以上)
- 蜂の種類がスズメバチの場合
- 巣が高所にある場合
- 屋根裏や壁の中など閉鎖的な空間に巣がある場合
特に子供やペットがいる家庭では、リスクを冒さず、確実な駆除を依頼することをおすすめします。
専門家に依頼する前に、スマートフォンなどで巣の写真を撮影しておくと、より正確な見積もりを得ることができます。相見積もりの際にも便利に使えるでしょう。ただし、撮影の際にうっかり巣に近づきすぎないよう注意してください。
よくある質問
Q. 蜂よけスプレーはどのくらいの頻度で使用すべき?
蜂よけスプレーの効果は、製品や環境によって異なります。一般的な目安として、晴天時では1ヶ月程度で効果が弱まります。
特に注意が必要なのは雨の後です。雨で薬剤が流されてしまうと効果が薄れるため、天候が回復したら再度散布することをおすすめします。
Q. 子供やペットがいても安全な対策方法は?
子供やペットがいる家庭では、物理的な予防が最も安全です。防虫ネットや蜂の巣ダミーなどの蜂よけグッズが使えます。
また、ベランダや庭での対策として、蜂を引き寄せる要因を減らしましょう。甘い香りの植物を避け、飲食物を屋外に放置しないようにします。
子供には、蜂を見かけた時の正しい対処法として、すぐにその場で立ち止まり、ゆっくりと離れることをを教えておくことも大切です。
Q. 巣の駆除を依頼する目安の費用はいくら?
専門業者への駆除依頼費用は、巣の大きさや場所、蜂の種類によって変わります。一般的な相場は以下の通りです。
親指大程度の小さな巣の場合は15,000円から20,000円程度、バレーボール大以上の大きな巣になると35,000円以上かかることもあります。また、高所作業や特殊な工具が必要な場合は、追加料金が発生することがあります。
まずは見積もりを依頼し、具体的な作業内容と費用を確認すると良いでしょう。
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