チャイロスズメバチの危険性は?巣の場所や駆除方法も解説

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茶色い見た目をしているスズメバチを目撃したことはあるでしょうか。
スズメバチにはさまざまな種類が存在しており、黄色やオレンジ色の縞模様がない茶色い姿をしているのがチャイロスズメバチです。
チャイロスズメバチはキイロスズメバチやモンスズメバチに寄生するのが特徴ですが、他種が住宅や車庫などにつくった巣に寄生することもあり、身近な場所に潜んでいるかもしれません。
また、攻撃性が高いのもチャイロスズメバチの特徴です。
この記事では、チャイロスズメバチの生態や自分で駆除する方法や、駆除する場合に適した時期、危険性について詳しく解説します。
・チャイロスズメバチの特徴
・チャイロスズメバチの危険性
・チャイロスズメバチの巣の見分け方
・チャイロスズメバチに刺されたときの対処法
・スズメバチの危険性や駆除の方法
チャイロスズメバチってどんなハチ?

チャイロスズメバチの基本情報
| 和名 | チャイロスズメバチ |
| 学名 | Vespa dybowskii |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.7~3.2cm 働きバチ:1.7~2.5cm オスバチ:1.9~2.4cm |
| 巣の場所 | 閉鎖空間(土の中、木の洞、住宅の壁間、屋根裏など) 稀に開放空間(木の枝や軒下など)に巣を構えることもある |
| 巣の規模 | 巣盤:4~12枚 育房:600~2500房 |
| 巣の特徴 | 白色・灰白色 パルプ状 |
| 主な餌 | 幼虫:昆虫を肉団子状にしたもの 成虫:昆虫の体液や樹液、幼虫が分泌した栄養液 |
| 生息域 | 北海道、本州、佐渡島、朝鮮半島、中国、ロシア、タイ、ミャンマー、ネパール |
チャイロスズメバチはスズメバチ属に分類されます。
希少な種のチャイロスズメバチは、名前の通り茶色い見た目と、他のスズメバチの巣に寄生する生態が特徴です。
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
チャイロスズメバチの特徴的な見た目

チャイロスズメバチの体は、頭部から胸部は赤褐色、腹部は黒色や黒褐色で構成されています。
もっとも特徴的なのが腹部で、他のスズメバチと違い縞模様がなく、黒一色となっているため判別がしやすいです。
チャイロスズメバチはどのくらいの大きさ?

チャイロスズメバチは、スズメバチ亜科のなかでは小さいほうではありませんが、同じスズメバチ属のなかでは比較的小型に分類されます。
同じスズメバチ属で、スズメバチ亜科のなかでも最大種であるオオスズメバチの体長が3.0~5.0cmに対して、チャイロスズメバチは1.7~3.2cmと約1.5倍の差があります。
チャイロスズメバチの生息域

チャイロスズメバチは、アジア大陸から分布が広がったという説もありますが、日本では在来種として、北海道や本州で生息が確認されています。
国の絶滅危惧種にこそ指定されていませんが、複数の都道府県のレッドデータ・レッドリストで希少な種であることが指定されています。
たとえば、北海道・滋賀県・奈良県では希少種、群馬県では情報不足、栃木県・福井県では要注目などの分類です。
1990年代前半では日本国内では稀な種だったという一方で、30年以上経った現在は生息域が拡大・数が増大し、生息が確認されるケースが増えているというデータもあります。
<環境省のレッドリストのカテゴリー>
| 絶滅 | 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 |
| 野生絶滅 | 飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種 |
| 絶滅危惧I類 | 絶滅の危機に瀕している種 |
| 絶滅危惧IA類 | ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの |
| 絶滅危惧IB類 | I類Aほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
| 絶滅危惧Ⅱ類 | 絶滅の危険が増大している種 |
| 準絶滅危惧 | 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種 |
| 情報不足 | 評価するだけの情報が不足している種 |
| 絶滅のおそれのある地域個体群 | 地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの |
環境省のレッドリストのカテゴリーは国の基準であり、都道府県ではそれぞれに環境省に準じた選定・判定基準を設けています。
北海道・滋賀県・奈良県の希少種は環境省の準絶滅危惧、群馬県の情報不足、福井県の要注目は環境省の情報不足に近い区分です。
栃木県の要注目は環境省の区分には入らないものの、県として保護が必要かどうか留意すべき生き物、または特徴ある生息・生育環境等により注目すべき生き物と定めています。
チャイロスズメバチの生態

チャイロスズメバチの生態における最大の特徴は、社会寄生性昆虫であることです。
オオスズメバチやコガタスズメバチなど、一般的なスズメバチのほとんどは、女王バチや働きバチ、オスバチがそれぞれの役割を分業して、子孫を残すために集団生活をする社会性昆虫にあたります。
| 社会性昆虫に分類されるスズメバチの分業 | |
| 初代女王バチ | ・初期巣の形成(巣づくり、餌集め、初期の幼虫の育成) ・産卵 ・毒針を持つ |
| 働きバチ (メスのみ) |
・巣の拡張と維持 ・幼虫の育成(狩りをして餌を運ぶ) ・巣内の温度調節 ・外敵から群れを守る ・毒針を持つ |
| オスバチ | ・新女王バチとの交尾 ・巣の拡張や幼虫の育成はしない ・毒針を持たない |
| 新女王バチ | ・オスバチと交尾をしたのちに越冬 ・翌年の春から初期巣のを形成し産卵 |
女王バチは最初の巣づくりや産卵など、働きバチは巣の拡張や維持、幼虫の育成・狩りなど、オスバチは交尾といった役割です。
チャイロスズメバチが分類される社会寄生性昆虫は、他の種に寄生して自分たちの種を残すために、社会性昆虫の働きを利用します。
具体的には、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣に単独で入り込み、女王バチを殺して巣を乗っ取り、自分が産んだ卵や幼虫を乗っ取り先の働きバチに育てさせます。
働きバチの寿命は一カ月前後のため、その間はチャイロスズメバチと他種のスズメバチが共生している状態です。
寄生する巣がある程度完成している必要があるため、他種の女王バチが越冬から目覚める時期の4~5月頃に対して、チャイロスズメバチの女王は6月中旬頃に目覚めます。
| 女王バチが活動を開始する時期 | |
| チャイロスズメバチ | 6月 |
| キイロスズメバチ | 5月 |
| モンスズメバチ | 5月中旬 |
チャイロスズメバチの寄生は一時的で、9月中旬に働きバチが40頭ほどになると寄生していた巣を離れ、自分たちの巣をつくり始めることや、そもそも寄生せずに初めから自分で巣をつくる場合もあります。
チャイロスズメバチの攻撃性
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スズメバチはハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科に属する昆虫の総称で、そこからさらに4種類に分けられます。
日本にはスズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属の3種が生息しており、ヤミスズメバチ属はタイやベトナムなどの東南アジアに生息しています。
| スズメバチの分類 | 種類 |
| スズメバチ属 (Vespa) |
チャイロスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、ツマグロスズメバチ、ツマアカスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ など |
| クロスズメバチ属 (Vespula) |
ツヤクロスズメバチ、クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、キオビクロスズメバチ など |
| ホオナガスズメバチ属 (Dolichovespula) |
ヤドリホオナガスズメバチ、キオビホオナガスズメバチ、シロオビホオナガスズメバチ、ニッポンホオナガスズメバチ など |
| ヤミスズメバチ属 (Provespa) |
ナミヤミスズメバチ、タイリクヤミスズメバチ、オオヤミスズメバチ |
チャイロスズメバチは、スズメバチのなかでも攻撃性が高く、日本でも刺傷被害が多く報告されているスズメバチです。
刺されると痛みや腫れが生じ、アナフィラキシーショックの恐れがあるため危険なスズメバチです。
日本産有剣ハチ類図鑑|寺山守・須田博久 編著
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
チャイロスズメバチに寄生されるスズメバチ

チャイロスズメバチは、同じスズメバチ属のキイロスズメバチやモンスズメバチに寄生します。
キイロスズメバチやモンスズメバチを見かけたときは、寄生しているチャイロスズメバチも近くにいる可能性があるため、寄生先である2種類のスズメバチの特徴についても知っておきましょう。
キイロスズメバチ

キイロスズメバチの基本情報
| 和名 | キイロスズメバチ |
| 学名 | Vespa simillima xanthoptera |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.6cm前後 働きバチ:1.7~2.4cm オスバチ:2.0~2.3cm |
| 巣の場所 | 開放空間(住宅の軒、木の枝、崖など) 閉鎖空間(壁間、屋根裏、土中の空洞、木の洞など) |
| 巣の規模 | 巣盤:6~12枚 育房:4000~14000房 |
| 巣の特徴 | マーブル模様 円形 パルプ状 |
| 主な餌 | 幼虫:昆虫を肉団子状にしたもの 成虫:昆虫の体液や樹液、花蜜、果実、幼虫が分泌した栄養液 |
| 生息域 | 本州、四国、九州、佐渡島、対馬、屋久島 |
キイロスズメバチは、チャイロスズメバチと同じく、攻撃性が高いスズメバチ属に分類されます。
北海道ではキイロスズメバチの亜種であるケブカスズメバチ(Vespa simillima)が生息しており、本州以南はキイロスズメバチが生息しています。
見た目の特徴としては、キイロスズメバチという名前のとおり全体が黄色です。
頭部の中央にある単眼の周りは黒色で、胸部は黒色で腹部側にある小楯板に1対の黄色い小さな斑があります。
腹部は黒色の縞模様がありますが、先端までのほとんどが黄色という特徴があります。
大きさは1.7〜2.6cmと、チャイロスズメバチとほとんど違いはありません。
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
モンスズメバチ

モンスズメバチの基本情報
| 和名 | モンスズメバチ |
| 学名 | Vespa crabro flavofasciata |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.5~2.8cm 働きバチ:1.9~2.4cm オスバチ:2.2~2.5cm |
| 巣の場所 | 閉鎖空間(木の洞、土の中、住宅の屋根裏、壁間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:4~12枚 育房:500~5000房 |
| 巣の特徴 | 外皮は巣盤を巻きスカートのように覆っている 底部は開放 パルプ状 |
| 主な餌 | 幼虫:昆虫(主にセミ)を肉団子状にしたもの 成虫:昆虫の体液や樹液、花蜜、果実、幼虫が分泌した栄養液 |
| 生息域 | 北海道、本州、四国、九州 |
モンスズメバチも、チャイロスズメバチと同じくスズメバチ属に属しています。
キイロスズメバチと全体的な見た目が似ていて、頭部は黄色、単眼の周りが黒色という部分も同じです。
違いは胸部と腹部にあります。
胸部は模様がなく、小楯板も黒色の1色です。
腹部は第1節背板が赤褐色で、他は尾に向かって第5節背板まで黄色の上に黒色の波打つ斑紋が続き、先端は黄色いことが特徴です。
大きさは1.9〜2.8cmと、チャイロスズメバチやキイロスズメバチとほとんど違いはありません。
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
チャイロスズメバチが乗っ取るスズメバチの巣

チャイロスズメバチから身を守るためには、寄生先のキイロスズメバチやモンスズメバチの巣も知っておく必要があります。
それぞれの巣の特徴についても確認しておきましょう。
チャイロスズメバチは開放空間でも閉鎖空間でも生活可能

| チャイロスズメバチが乗っ取るスズメバチの巣の特 | ||
| 種類 | キイロスズメバチ | モンスズメバチ |
| 巣の見た目 | マーブル模様 円形 パルプ状 |
外皮は巣盤を巻きスカートのように覆っている 底部は開放 パルプ状 |
| 巣をつくる場所 | 開放空間(住宅の軒、木の枝、崖など) 閉鎖空間(壁間、屋根裏、土中の空洞、木の洞など) |
閉鎖空間(木の洞、土の中、住宅の屋根裏、壁間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:6~12枚 育房:4000~14000房 |
巣盤:4~12枚 育房:500~5000房 |
キイロスズメバチは閉鎖空間と開放空間、モンスズメバチは閉鎖空間のみに巣をつくり、チャイロスズメバチはどちらでも生活できることがわかっています。
キイロスズメバチの巣
チャイロスズメバチが巣を乗っ取るキイロスズメバチは、スズメバチ属のなかでも巣をつくる期間が長く、巣も直径80cmほどになるなどかなり規模が大きいのが特徴です。
見た目はマーブル模様で、縦にも横にも大きい円形、素材は木の材質などを噛み砕いてつくったパルプ状です。
初期に土の中や木の洞などの閉鎖空間で巣づくりをしていても、働きバチの数が増えると軒下や崖のような開放空間に引っ越しをするため、閉鎖空間でも開放空間でも巣をつくります。
モンスズメバチの巣
チャイロスズメバチが寄生するモンスズメバチは、土の中や住宅の壁間など閉鎖空間だけに巣をつくる種です。
巣の規模はキイロスズメバチよりは小さいですが、スズメバチのなかでは中型の部類に入ります。
外皮が巣盤を巻きスカートのように覆っていて、底部は開放されており、素材はキイロスズメバチと同じくパルプ状です。
チャイロスズメバチが寄生する理由
チャイロスズメバチがこの2種を寄生先として選ぶ理由として、次のことが挙げられます。
・モンスズメバチはチャイロスズメバチにもっとも近い種のため
・キイロスズメバチは数が多く、チャイロスズメバチも数を増やすため
それぞれの理由について詳しく解説します。
モンスズメバチはチャイロスズメバチに近い種で、寄生する生物は自分と属性が遠い種ではなく、共通の祖先から分かれたような近縁の種を宿主にするというエメリーの法則に基づいています。
ただし、モンスズメバチは、青森県や三重県など複数の都道府県で準絶滅危惧種に指定されており、チャイロスズメバチと同じ希少な種です。
そのため、チャイロスズメバチの数が増えている地域では、全体の生息数が少ないモンスズメバチよりも、生息数を増やしているキイロスズメバチへの寄生の割合が増加しているというデータもあります。
チャイロスズメバチの巣を見つける方法
チャイロスズメバチを頻繁に見かけているのに巣が見つからない場合は、安全な場所に身を隠しながら、どこに飛んで行くのかを観察しましょう。
同じ場所で突然姿が消えたり、特定の場所に何度も出入りしたりするようなことがあれば、近くに巣がある可能性が高いです。
しかし、チャイロスズメバチが寄生するキイロスズメバチやモンスズメバチの巣があるかもしれず、専門知識がなければ巣の特定は困難です。
チャイロスズメバチの巣を特定し、駆除したい場合は、自力ではなくプロの力を借りることをおすすめします。
チャイロスズメバチの巣は放置しても大丈夫?
チャイロスズメバチは複数の都道府県のレッドデータ・レッドリストで希少な種に指定されているため、巣を見つけてもわざわざ駆除しなくてもいいのではないかと考える方がいるかもしれません。
生息数は少ないですが、スズメバチのなかでもチャイロスズメバチは攻撃性が高く、足元に近づいてジグザグに飛んだり、巣の周りで見張りをして人が巣に近づくだけで襲いかかったりします。
巣を放置すると人に危害を加えるリスクが高くなるだけでなく、巣が大きくなって働きバチの数が増えればより危険性が高まります。
住宅や車庫などにチャイロスズメバチの巣がつくられた場合、放置すると近隣の住民にも被害が及ぶかもしれません。
チャイロスズメバチの巣を見つけたら放置せず、早めに駆除することを検討してください。
チャイロスズメバチを見かけたらどうする?

攻撃性が高いチャイロスズメバチと遭遇した場合、恐ろしくなって慌てふためいてしまうかもしれませんが、落ち着いて冷静に対処することが大切です。
チャイロスズメバチの姿を見かけたとしても、巣の特定は困難なので深追いせず、身を守ることを第一に考えて行動してください。
チャイロスズメバチに遭遇したら

巣やハチを見つけても騒がない
チャイロスズメバチは巣に近づくだけでも襲いかかるほど攻撃性が高いため、刺激するようなことは控えましょう。
具体的には、大声をあげる、手や棒で追い払おうとする、巣を棒で突く、石を投げるなどして振動を与えるといった行動です。
チャイロスズメバチの姿や近くに巣を見つけて驚いても騒がず、慌てず、落ち着いて行動してください。
その場から静かに離れる
チャイロスズメバチの姿や近くに巣を見かけたら、すみやかにできるだけ遠くへ離れることが大切です。
走ってしまうと地面に振動が伝わり、土の中や木の洞に巣があった場合に刺激になるので控えましょう。
振動が伝わらないように静かに歩いて遠ざかってください。
頭や目(黒い部分)に気を付ける
チャイロスズメバチが属するスズメバチ科のハチは、黒色のものを攻撃することも習性の1つです。
この習性は黒いものを天敵であるクマと認識して襲ってくるという説と、髪の毛や目が黒いアジア民族のなかにスズメバチを食べる民族が存在していることから天敵として認識しているという説があります。
体の部位としては頭や目が黒い部分なので、淡色の帽子やタオルを被るなどして黒い部分を隠しましょう。
チャイロスズメバチと遭遇しやすい自然が多い場所にでかける際は、顔全体を守ることができる虫よけネット付きの帽子を被ることも、身を守ることにつながります。
手持ちの帽子に取り付けられる虫よけネット単体の商品もあります。
チャイロスズメバチに刺されないためにできること

キャンプやグランピング、登山など自然の多いエリアで過ごす際に、チャイロスズメバチに刺されないためにできることを解説します。
黒い服装を避ける
頭や目(黒い部分)に気を付けるでも先述したように、スズメバチは黒色のものを襲う習性があります。
スズメバチを寄せ付けないためには、暗い色や黒い服装は避け、白色や黄色など明るく淡い色の服装が安全ですが、明るい白色や黄色は他の虫が誘引されてしまう色です。
そのため、スズメバチを忌避しながら、他の虫も寄ってこないようにするためには、ベージュや明るいグレー、明るいカーキなどの服装がよいでしょう。
服以外にも靴やカメラ、帽子といった小物の色も同様です。
また、色だけでなく素材選びも大切で、毛皮を身に着けていると天敵の動物として認識されやすいので避けましょう。
ただし、比較的安全な色や素材の服装でも、スズメバチがいる場所に長時間いると襲われることもあるため、すみやかにその場から遠ざかってください。
強いニオイを避ける
スズメバチは特定のニオイに反応して攻撃することがあります。
ヘアスプレーやヘアトニック、香水、柔軟剤など強い香りがするものは控えましょう。
清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける
ジュースやスポーツドリンクなどの甘い香りがする清涼飲料水は、スズメバチが餌と認識して近寄ってくる場合があります。
また、攻撃のきっかけになる強いニオイを放つのは香水類と同様です。
野外に清涼飲料水の缶を放置し、スズメバチが潜り込んだことに気づかず、飲もうとして唇や口の中を刺されたという事例もあります。
甘い香りがする清涼飲料水は野外に持ち込まず、ボトルや缶を放置することも控えましょう。
チャイロスズメバチに刺されたら?

チャイロスズメバチを含むスズメバチのメスは毒針を持っており、刺されると毒による重篤な症状を引き起こす場合もあり危険です。
チャイロスズメバチに刺されると他のスズメバチに比べても非常に痛みが強いとされ、日本では希少種とされているものの、遭遇して刺された場合は死に至るケースも確認されています。
チャイロスズメバチはスズメバチのなかでも毒の成分で痛みを感じさせるセロトニンの濃度が高く、刺されたときに強烈な痛みを伴うといわれています。
もし刺されてしまった場合は、迅速に次のように対処してください。
アレルギー反応が出ていないか全身を確認
スズメバチに刺されると、刺された部分の周りに痛みや腫れ、赤みなどの局所反応が引き起こされます。
局所反応のみであれば、痛みの持続時間は数時間から1日ほどです。
かゆみが伴うしこりが残り、完全に回復するまでには数日を要する場合もあります。
さらに、虫刺されに対するアレルギーがあると局所反応のみならず、全身反応というアナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合は死に至ります。
この反応は特にスズメバチに刺された際に起こる場合が多く、刺されたときの毒の量が多い、毒性が強い、何度も刺されるというケースも、アナフィラキシーショックを引き起こす一因です。
2024年(令和6年)には、日本国内のハチによる刺傷が原因で死亡した事例が18件あります。
スズメバチに刺された場合、命を守るためには、最初にアレルギー反応の兆候がないか全身を確認してください。
・不安感
・ピリピリ感
・浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
・全身のかゆみおよびじんましん
・唇や舌の腫れ
・喘鳴(軌道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
・呼吸困難
・虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
・意識消失
上記にあげた症状が1つでも当てはまる場合は、自力で病院に行こうとして途中で症状が悪化すると危険なので、直ちに救急車を要請してください。
20~30分ほど様子を確かめて、全身にアレルギー反応の兆候が出なかった場合は、次に紹介する3つの対処法を行いましょう。
ただし、少しでも様子がおかしいと感じたら、迷わず迅速に医療機関へ向かってください。
傷口を流水で洗い毒を取り除く

スズメバチに刺された傷口は流水でしっかりと洗い流しましょう。
患部にハチの毒針が残っている場合は、指でつまんでやさしく抜くか、クレジットカードやバターナイフなど皮膚が傷つきにくいもので毒針を優しくこすってそぎとってください。
毒針が患部に残っていないことを確認できたら、爪などで患部の周りを圧迫し、毒液を絞りだします。
ハチ毒は水溶性なので、傷口から毒液を絞りだすように、もみながら水で流すとより効果的です。
抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

針と毒を取り除けたら、患部に抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を塗ったり、経口投与の抗ヒスタミン薬を飲んだりすることで、かゆみや腫れを和らげます。
また、冷たい湿布や濡れたタオルなどを患部に当てて冷やすことも、痛みの緩和に効果的です。
患部を持ちあげ腫れを和らげる

スズメバチに刺されると、局所反応により通常時の2倍に腫れあがるケースもあるなど、患部が驚くほど大きく腫れることがあります。
刺し傷の場所によっては、患部を心臓より高く持ちあげると、腫れを抑えることに効果的です。
局所反応の腫れは数時間で治まることもありますが、完全に回復するには数日を要する場合もあります。
もし刺されてから1日以上経っても腫れが引かない場合は、蜂巣炎の可能性も疑って医療機関を受診しましょう。
チャイロスズメバチの駆除方法

チャイロスズメバチは開放空間、閉鎖空間どちらにも巣をつくります。
特にモンスズメバチの巣を乗っ取った場合は、閉鎖空間で活動しているため、開放空間の駆除と比較して難易度が高いです。
巣の大きさが確認できない上、土の中にある場合は木の根を巻き込んで巣をつくっている場合の駆除は困難を極めます。
自力で駆除する際は怪我や刺されるリスクがあることも理解した上で、安全に駆除ができるよう、万全に準備を整えましょう。
ただし、少しでも不安を感じる場合は無理をせず、プロに駆除を依頼することをおすすめします。
チャイロスズメバチの危険性や駆除方法

チャイロスズメバチは時期によって活動が異なり、駆除するには危険性が高いタイミングもあります。
まずは、いつどのような活動をしているのかを知って、チャイロスズメバチの危険性を確認しましょう。
チャイロスズメバチの活動時期別の危険性

スズメバチの多くは、4月から5月頃に女王バチが越冬から目覚め、単独で巣づくりを始めます。
しかし、同時期にチャイロスズメバチの女王はまだ活動せず、目を覚ます時期は他種の女王バチが単独で巣をつくり、働きバチの産卵・育成をしている6月初旬です。
チャイロスズメバチの女王は、6月から7月頃に、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣に寄生を始めます。
キイロスズメバチやモンスズメバチの女王バチを殺して巣を乗っ取るのは、他種の働きバチが羽化した7月中旬です。
7月中旬から9月初旬まで、チャイロスズメバチは乗っ取った巣で自らも行動しながら、他種の働きバチに自分の働きバチを育てさせ、狩りや巣の拡大なども担わせて共同生活を送ります。
同時期に巣が大きくなり、働きバチの数も最大になるため、攻撃性がかなり高く危険です。
チャイロスズメバチは自分たちの働きバチが育った後は、乗っ取った巣から引っ越して、自らの巣をつくる場合もあります。
一方で、他種の巣に寄生をしないチャイロスズメバチもおり、巣の規模としては寄生しないほうが大きくなる傾向にあります。
いずれにしても、9月初旬から10月初旬になるとオスバチと新女王バチが羽化し、繁殖のために交尾をして、初代女王バチや働きバチ、オスバチは役割を終えて死滅します。
新女王バチだけが10月頃に倒木や朽ち木、切り株などで越冬して、次の春の活動に備え、一年の活動が終わりを迎えます。
チャイロスズメバチの巣を駆除するのは危険性が高いですが、巣を乗っ取るまでの間であれば女王バチが単独で行動し、攻撃してくる働きバチがいないため比較的駆除がしやすい時期です。
自力で駆除をするのであれば4月から6月までが良いでしょう。
危険度が高い時期に自力で駆除をする場合は、駆除道具の購入や駆除方法の確認など、身の安全のために正しい判断が必要です。
もし少しでも不安がある場合は、自分で無理に駆除をせず、プロに依頼することをおすすめします。
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
スズメバチの対策や駆除に使えるグッズ
捕獲器で一匹ずつ単体を確実に捕獲
ハチが好む香りで誘引し、入ったら二度と出られない捕獲器です。
夏は約20~30日間、春と秋は約30~40日間効果が続きます。
使用するのに最適な時期は4~6月頃で、単独で活動する女王バチを捕獲することで、巣がつくられるのを防止できます。
一度に大量のハチを捕獲することはできませんが、ハチ単体を一匹ずつ確実に駆除したい場合におすすめです。
駆除エサ剤で巣を丸ごと撃退
スズメバチが好きな甘い香りで誘い、毒のある餌を巣に持ち帰ることで、他のハチにも毒が回って巣ごと壊滅するのが駆除エサ剤です。
4~5月頃なら巣づくりの予防に、6~10月頃なら巣の駆除に役立ちます。
駆除スプレーでスズメバチや巣を撃退
スズメバチに直接噴射することで動きを止めて撃退させ、巣まで撃滅させることができるのが駆除スプレーです。
巣がつくられそうな場所にあらかじめスプレーしておけば、巣づくりの予防にもなります。
速効性がありハチをノックダウンさせるフタルスリンと、持続性のあるビフェントリンという2種類のピレスロイド系殺虫剤の有効成分を配合しているため効果的です。
チャイロスズメバチの自力駆除を考える前に

チャイロスズメバチは攻撃性が高く駆除の際に命の危険が伴うため、気軽に駆除を行うものではありません。
自力で駆除できるかどうかを事前に確認し、少しでも難しい場合はプロに駆除を依頼することをおすすめします。
巣の大きさは直径10cm以下か?
基本的にチャイロスズメバチと疑われる巣を自力で駆除するのは危険ですが、比較的可能な時期は、女王バチが単独で行動している巣づくりの初期のみです。
目安となるのは巣の大きさで、直径10cm以下であれば巣づくり初期の可能性が高いです。
巣の大きさが10cmを超えている場合は、襲いかかってくる働きバチがいる可能性が高いため、自力で駆除するのは避けましょう。
ただし、チャイロスズメバチが他の種に寄生するときには、すでに巣が10cm以上に拡大していることも考えられるため、基本的に自分で駆除することはおすすめしません。
どこに巣がつくられているのか?
チャイロスズメバチと遭遇しても、巣が見つけられない場合は、閉鎖空間の巣をつくっているかもしれません。
チャイロスズメバチが寄生するモンスズメバチも閉鎖空間に巣をつくる種です。
閉鎖空間にある巣は全体を把握するのが困難なため、想像以上に規模が大きく、攻撃性の高い働きバチがたくさんいる場合もあります。また狭い場所や高所にある巣は、限られたスペースでの作業が難しく、ハチに襲われればパニックに陥る可能性もあり命の危険につながります。
閉鎖空間や作業しにくい場所にできた巣で自力の駆除が難しいと感じた場合は、専門知識のあるプロに依頼して安全に対処してもらいましょう。
アレルギーは持っているか?
アレルギー反応が出ていないか全身を確認でも解説しているように、スズメバチは一度刺されただけでも重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
ハチに刺されたことがある人は、ハチ毒に対するアレルギーを持っていて、次に刺されたときは重篤なアレルギー反応が起きる危険性が極めて高いです。
しかも、スズメバチではないハチに刺されても、ハチ毒のアレルギーは引き起こされます。
ハチに刺されたことが一度でもある人は、再度刺されると命の危険があるため、自力での駆除は控えましょう。
駆除グッズはそろっているか?
スズメバチを安全に駆除するためには、万全の準備が必要です。
身を守りながら駆除するための道具がそろっているかも確認しましょう。
安全に駆除するために必要な道具一覧
スズメバチの巣を駆除する際、攻撃から身を守るために必要な道具をご紹介します。
刺されないためには肌の露出や隙間をなくすことが特に重要です。
駆除スプレー 2~3本

カダン スズメバチバズーカジェット 550mL×2|フマキラー
飛んでいるスズメバチや、巣にいるスズメバチからの動きを止めるには駆除スプレーが必須です。
ただし、攻撃が終わっていない段階でスプレーが足りなくなると刺傷する危険が高まるため、安全に駆除するためにスプレーは2~3本準備しておきましょう。
もし余ったとしても、戻りバチや巣づくりの予防にも活用できるので、無駄になることはありません。
不足するよりは余分があるほうが安全です。
脱脂綿
必要に応じてスズメバチの巣穴を塞ぐ際に脱脂綿を活用します。
建築現場などで建物の隙間を埋めるときに使うコーキング剤でも代用可能です。
白い防護服セット※7mm以上の厚手のもの

蜂防護服 ラプターLITE V-600|(株)ディックコーポレーション
スズメバチから全身を守るために、肌を隠せる防護服がマストアイテムです。
黒い服装を避けるでも解説したように、黒い色はスズメバチの警戒心を強めるため、防護服も白色がよいでしょう。
スズメバチのなかでももっとも危険なオオスズメバチの針は2~7mmのため、薄手の防護服では貫通して刺されることもあるので、7mm以上という生地の厚さも選ぶ上で大切なポイントです。
防護服といっても、ミツバチを対象とする養蜂用の防護服は薄手なので、スズメバチの駆除においては刺傷の危険があるため着用を控えてください。
つなぎであればスズメバチが入り込む隙間がありません。
頭部のプロテクター付きは顔を守りながらも視野を広く保てます。
手袋や長靴は付属していない商品なので、防護服と同じ白色で、スズメバチの針に貫かれないように厚手を選びましょう。
白い厚手の手袋

蜂防護服ラプター 蜂防護手袋 DSV-5|ディックコーポレーション
巣の駆除で手元を守るために手袋も必須です。
防護服と同じく白色で厚手であれば安全です。
手袋と防護服の間で隙間ができないように着用しましょう。
白い長靴
足元も隙間からスズメバチが入り込まないように白い長靴を履きましょう。
裾を絞れる防護服だと隙間がなく安心ですが、絞りがない場合はズボンの裾を長靴に入れてください。
それでも隙間ができる場合はガムテープなどを巻くとよいでしょう。
虫取り網
スズメバチの巣を駆除した後に、狩りをしたハチが戻ってくる戻りバチに遭遇する可能性があります。
戻りバチを含む、巣の周辺を飛び回るハチを捕獲するために虫取り網が必要です。
捕獲したハチはスプレーで駆除します。
また、巣を駆除する際も、虫取り網を使うことがあります。
伸縮する虫取り網であればちょうどいいサイズに調整できて便利です。
厚手のゴミ袋

厚手 ごみ袋 乳白色 つるつるタイプ 70L 100枚|by Amazon
駆除した巣を回収するためにゴミ袋に入れます。
もし巣の中に生き残っているスズメバチがいた際にも刺されないように、厚手のゴミ袋であることが必須です。
ゴミ袋は二重にして包むとより安全です。
また、チャイロスズメバチが寄生するキイロスズメバチの巣が直径80cmほどになることもあるので、ゴミ袋のサイズ選びの参考にしてください。
ヘラ
建物の軒下や外壁などにつくられたスズメバチの巣は、除去しても残骸がこびりついてしまうことがあります。
残骸をきれいに取り除くために、ヘラを使って汚れを削り落としてください。
ほうきやちりとりなどの掃除用具
駆除した後は、スズメバチの死骸や巣の残骸などをほうきやちりとりで回収します。
夜間作業に赤色灯は使える?
過去には、ハチ目の昆虫は赤色が認識しにくいとして、赤色灯や通常のライトに赤いセロハンを巻き付けて夜間の駆除作業に使用する方法が推奨されることがありました。
しかし、近年の研究では、スズメバチの種類によっては赤色を含む暖色系の光にも強く引き寄せられるケースが確認されています。
そのため、赤色灯を使用したとしても、安全とは言い切れません。
夜間の駆除は光の有無にかかわらず危険性が高いことに留意してください。
スズメバチ駆除の手順

スズメバチの危険性について理解し、自力で駆除できるのか確認ができたら、いよいよ駆除です。
駆除をしたときに手間取らないように、事前に手順を把握しておきましょう。
①必要な道具がそろっているか確認
安全に駆除するために必要な道具一覧でご紹介した駆除道具をすべて用意できているのか確認しましょう。
もし不足しているものがあれば、駆除する前に確実に用意してください。
②スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する
駆除スプレーをスズメバチの巣穴に噴射し続けます。
噴射する時間は製品の説明にしたがってください。
スプレーは1本だけでは足りなくなる可能性があるため、必ず用意しておいた予備のスプレーも手元に置きましょう。
自分にスプレーがかからないように、風上に立って作業してください。
駆除のプロは長いノズルを使って巣穴に殺虫剤を噴射することもあります。
羽音が静まったタイミングで、スズメバチが外に出てこないように巣穴に脱脂綿を入れてフタをしてください。
③巣を切り離してゴミ袋の中に入れる
巣穴に駆除スプレーをしてフタをした巣は、つくられた場所から切り離してゴミ袋に入れます。
巣が土の中にある場合は、スコップを使うと巣が崩れたりスズメバチから攻撃されたりする危険があるため、厚手の手袋をした手で巣を掘りだしてください。
④ゴミ袋を何重にも縛る
万が一にも生きているハチが巣に残っていると非常に危険なため、針で貫かれないように、巣を入れたゴミ袋は隙間なく厳重に、二重にも三重にも固く縛り袋が開かないようにしましょう。
⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する
巣を駆除した後でも、狩りに出ていたハチが戻ってくる場合があります。
戻りバチを防止するために、巣を駆除した場所にもスプレーを噴射しておきましょう。
同じタイミングで、防護服を着たままヘラで巣の残骸を取り除くと安全です。
⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する
駆除したハチの巣を自宅の庭などに放置してしまうと、サナギが羽化して成虫になったり、他の虫が餌として群がったりする可能性があります。
そのまま放置せず、各自治体のルールにしたがって処分してください。
一例として、神奈川県横浜市では、ハチの巣は燃やすゴミの分類でだすことができます。
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

スズメバチは床下や屋根裏など、人の手が届かない場所や入りにくい場所に巣をつくることもあります。
閉鎖空間につくられた巣は、外から巣の大きさやハチの数を確認できないため、想定以上に巣の規模が大きくハチの数も大量で危険性が高いかもしれません。
高所や入り組んだ場所での駆除作業は、慣れていないとスズメバチに襲われてパニックになってしまい、逃げようと動き回ってより刺激してしまったり、高所では落下したりする危険性が高まります。
高所で安定しない、狭い場所で身動きが取りづらい、暗所で周りが見えづらいといった場所にスズメバチの巣をつくられたときは、自分では無理をせず、駆除作業に慣れているハチ駆除のプロに依頼しましょう。
スズメバチ駆除のプロが土の中に巣をつくるスズメバチの巣を駆除する際はスコップを使わず手で掘り進める。
《理由》
①スズメバチを刺激してしまう恐れがある
②巣を傷つけ改修しづらくなる
自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼したほうが安心
チャイロスズメバチも、寄生先のキイロスズメバチやモンスズメバチも閉鎖空間に巣をつくる種で、駆除は難易度が高く危険を伴います。
自分で駆除することに少しでも不安がある場合は、プロに相談・依頼しましょう。
プロのハチ駆除業者であれば、巣をつくられた状況を確認して最適な方法で駆除してくれるのはもちろん、防護服や専用の道具の用意も万全なので、安全かつスムーズに対応します。
害虫害獣コンシェルジュは「これはスズメバチの巣なのか判断できない」「駆除すべきか迷っている」といった依頼に悩んでいる段階でも、無料で見積りや相談を受け付けています。
少しでも心配な場合は無理をせず、お問い合わせフォームまたはお電話よりお気軽にご相談ください。
まとめ
・スズメバチ属の攻撃性が高いスズメバチ
・キイロスズメバチやモンスズメバチの巣に寄生することがある
・開放空間(軒下や木の枝)でも閉鎖空間(土の中や壁間)でも巣をつくる
・巣は白色・灰白色のパルプ状
・日本では北海道、本州、佐渡島などに生息している
・希少種だが生息域や数が拡大していると推察される
この記事ではチャイロスズメバチの生態や寄生するスズメバチとの関係、スズメバチの駆除や対策方法について解説しました。
チャイロスズメバチはキイロスズメバチやモンスズメバチにも寄生し、自らも巣をつくるため、巣の場所を特定することが難しいです。
また、攻撃性が高く駆除には危険が伴います。
万全に対策できれば自分での駆除も可能ですが、少しでも不安を感じる場合はプロの無料相談を利用しましょう。
スズメバチの駆除は害虫害獣コンシェルジュでも承っておりますので、お問い合わせフォームまたはお電話よりお気軽にご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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