ヒメスズメバチの危険性は?巣の場所や駆除方法も解説

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暖かくなるにつれて、自宅の庭やベランダ、近所の公園などでハチを見かける機会が増えてきます。
なかでもスズメバチと聞くと、強い攻撃性や刺されるリスクをイメージし、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヒメスズメバチの特徴や見た目、生態をはじめ、人への危険性や巣をつくりやすい場所について詳しく解説します。
ヒメスズメバチを理解することで、自分で対応できるケースとプロに相談すべきケースを正しく判断しましょう。
- ヒメスズメバチの特徴
- ヒメスズメバチの種類
- ヒメスズメバチの攻撃性
- ヒメスズメバチの見分け方
- ヒメスズメバチの巣を見つける方法
- ヒメスズメバチに刺されないためにできること
- ヒメスズメバチの危険性と駆除方法
スズメバチとは
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スズメバチはハチのなかでも体が大きく、集団で生活する習性を持つことで知られています。
攻撃性が高い種類が多く、刺されると強い痛みや腫れを伴い、場合によっては命に関わることもあります。
スズメバチは分類上、ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科に属する昆虫の総称です。
スズメバチ亜科は、形態や生態の違いからいくつかの属に分けられています。
日本で見られるスズメバチも、分類に基づいて整理することで、それぞれの特徴や危険性を理解しやすくなります。
| スズメバチの分類 | 種類 |
| スズメバチ属 (Vespa) |
ヒメスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、ツマグロスズメバチ、ツマアカスズメバチなど |
| クロスズメバチ属 (Vespula) |
クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、ツヤクロスズメバチ、キオビクロスズメバチ、ヤドリスズメバチ など |
| ホオナガスズメバチ属 (Dolichovespula) |
ヤドリホオナガスズメバチ、キオビホオナガスズメバチ、シロオビホオナガスズメバチ、ニッポンホオナガスズメバチ など |
| ヤミスズメバチ属 (Provespa) |
ナミヤミスズメバチ、タイリクヤミスズメバチ、オオヤミスズメバチ |
日本に生息しているのは、スズメバチ属・クロスズメバチ属・ホオナガスズメバチ属の3種類です。
ヤミスズメバチ属は、ベトナムやタイなどの東南アジア地域に分布しており、日本国内では確認されていません。
なかでも、人への刺傷被害が多く問題になりやすいのがスズメバチ属です。
オオスズメバチやキイロスズメバチなどは攻撃性が高く、巣に近づくだけで集団で襲ってくることもあります。
ヒメスズメバチってどんなハチ?

ヒメスズメバチの基本情報
| 和名 | ヒメスズメバチ |
| 学名 | Vespa ducalis |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:3.2~3.5cm 働きバチ:2.5~3.3cm オスバチ:2.8~3.5cm |
| 巣の場所 | 閉鎖空間(土の中の空洞、木の洞、屋根裏、壁間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:1〜3枚程度 育房:100〜450房程度 |
| 巣の特徴 |
|
| 主な餌 | 幼虫:成虫が狩ったアシナガバチの幼虫やサナギの体液 成虫:樹液、花の蜜、熟した果実など |
| 生息域 | 本州、四国、九州、ネパール、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国、台湾、ロシア沿海州、朝鮮半島 |
| 日本産亜種 |
|
ヒメスズメバチは、スズメバチ属に分類されるスズメバチです。
和名に含まれるヒメは体が小さいことを意味するものではなく、危険な昆虫であるスズメバチ属のなかでは比較的おとなしく巣の規模が小さい性質に由来するとされています。
体長は日本に生息するスズメバチのなかでもオオスズメバチに次ぐ大きさがあるため、名前だけで危険性が低いスズメバチと判断してはいけません。
他のスズメバチと大きく異なる点として、アシナガバチの幼虫やサナギを主な餌としていることが挙げられます。
多くのスズメバチは昆虫やクモなどを幅広く狩りますが、ヒメスズメバチはアシナガバチの巣を襲い、幼虫やサナギから栄養を得て自分の巣へ持ち帰る習性があります。
また、アシナガバチの活動時期にあわせて行動するため、他のスズメバチに比べて活動期間が短い点も特徴です。
ヒメスズメバチがどのような見た目や大きさなのかを確認していきましょう。
ヒメスズメバチの特徴的な見た目

ヒメスズメバチの体色は黄色・黒・赤褐色が混ざった三色の模様で、胸部や胴体が太く、全体的に丸みのある体型をしています。
単眼の周りはやや赤みがかっており、胸部や腹部は黒色の割合が多いため、全体的に暗めで黄色い頭部や腹部の模様が目立つ印象です。
最大の特徴は、腹部の先端が黒い点であり、この部分を確認することで他のスズメバチと見分けられます。
ヒメスズメバチはどのくらいの大きさ?

ヒメスズメバチは、日本に生息するスズメバチのなかで、オオスズメバチに次ぐ大型の種類です。
| ヒメスズメバチとオオスズメバチの違い | ||
| 種類 | ヒメスズメバチ | オオスズメバチ |
| 大きさ | 2.5〜3.5cm | 2.6〜5.0cm |
※個体により例外も存在する
オオスズメバチと比べるとヒメスズメバチはやや小型とはいえ、3.5cmは500円玉と同じくらいの大きさであり、十分に迫力のあるサイズです。
ヒメスズメバチの生息域

ヒメスズメバチは、本州や四国、九州などに広く生息しているスズメバチです。
山林だけでなく、里山や住宅地周辺で見かけることもあります。
日本には以下の地域で体色や模様に違いがみられる亜種が生息しています。
- 対馬:ツシマヒメスズメバチ
- 八重山諸島(石垣島・西表島など):リュウキュウヒメスズメバチ
ヒメスズメバチの生態

ヒメスズメバチは社会性昆虫で、女王バチ、働きバチ、オスバチが役割分担をしながら集団で生活します。
それぞれのハチの役割は以下のとおりです。
| ヒメスズメバチの分業 | |
| 初代女王バチ |
|
| 働きバチ |
|
| オスバチ |
|
| 新女王バチ |
|
ここからは、それぞれの役割について詳しく解説します。
初代女王バチ
初代女王バチは、前年の8月頃に誕生した新女王バチが越冬を終え、6月頃から単独で活動を開始した個体です。
巣づくりの初期段階では、巣の形成や産卵、幼虫の世話、餌集めをすべて1匹で行います。
自ら狩りをして、アシナガバチ類の幼虫やサナギを育房に運び、最初の働きバチを育てます。
この時期の巣は規模が小さいものの、女王バチを刺激すると刺される恐れがあるため注意が必要です。
働きバチ
働きバチは、初代女王バチが産んだ卵から羽化したメスの個体で、巣の維持と拡張、群れの活動の中心を担うハチです。
巣の補修や拡張を行いながら、巣の内部環境を保ち、外敵から群れを守る役割を担います。
また、幼虫の成長に必要な餌を集めることも重要な役目です。
ヒメスズメバチは、アシナガバチの幼虫やサナギを捕らえ、その場で噛み砕いて体液を吸い取り、巣に持ち帰ります。持ち帰った体液は口から吐き出し、幼虫に与えることで栄養源とします。
巣に刺激を与えると防衛行動として集団で飛び出してくることがあり、思わぬ被害につながるおそれがあります。
巣を見つけた場合は不用意に近づかないことが重要です。
オスバチ
オスバチは繁殖期である8〜9月頃に羽化し、新女王バチとの交尾のためだけに一生を過ごします。
働きバチとは異なり、巣づくりや幼虫の世話、餌集めなどの作業は行いません。
また、毒針を持たないため人を刺すことはありません。
交尾の時期になると巣の外に出て、別の巣の新女王バチと交尾を行います。
交尾を終えたオスバチは、その後まもなく命を終えます。
自然に命を終える個体もいれば、交尾の際に生殖器が損傷することで長く生きられない個体もいるため、群れの中で長く活動を続けることはありません。
新女王バチ
新女王バチは、夏の終わりから秋にかけて育てられたメスの個体で、次の世代を担うハチです。
巣を離れた後、他の巣からきたオスバチと交尾を行い、交尾後は落ち葉の下や朽ち木のすき間、土中などで越冬します。
翌年の6月頃になると目を覚まし、新たな巣をつくる初代女王バチとして単独で活動を始めます。
ヒメスズメバチの攻撃性

ヒメスズメバチは、攻撃性の高い種類が多いスズメバチ属に分類される危険な昆虫です。
ヒメスズメバチの基本情報で前述したように、状況によっては人を刺す危険性があります。
巣から約2mの範囲に近づいたり巣を刺激したりすると、強い威嚇行動を示し、刺されるリスクがあります。
刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあり、とても危険です。
毒針を持つ危険な昆虫のため、十分な注意が必要です。
ヒメスズメバチの日本産亜種

ヒメスズメバチは、日本国内に広く分布していますが、地域ごとに見た目や体色に違いがある亜種が生息しています。
ここでは、ツシマヒメスズメバチとリュウキュウヒメスズメバチの2つについて、それぞれの特徴や基本情報を解説します。
ツシマヒメスズメバチ

ツシマヒメスズメバチの基本情報
| 和名 | ツシマヒメスズメバチ |
| 学名 | Vespa ducalis esakii Sonan |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:3.2~3.5cm 働きバチ:2.5~3.3cm オスバチ:2.8~3.5cm |
| 巣の場所 | 閉鎖空間(土中の空洞、樹洞、屋根裏、壁の間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:1~3枚程度 育房:100~400房程度 |
| 巣の特徴 | 上部のみ外皮で覆われ下から巣盤が見えるつり鐘状の巣 |
| 主な餌 | 幼虫:成虫が狩ったアシナガバチ類の幼虫やサナギの体液 成虫:樹液、花の蜜、熟した果実など |
| 生息域 | 長崎県(対馬) |
ツシマヒメスズメバチは、その名のとおり対馬にのみ生息するヒメスズメバチの日本産亜種です。
基本的な生態や習性は本土のヒメスズメバチとほぼ同じですが、腹部の先端の黒色がやや薄く、黄色味を帯びる個体が見られます。
リュウキュウヒメスズメバチ

リュウキュウヒメスズメバチの基本情報
| 和名 | リュウキュウヒメスズメバチ |
| 学名 | Vespa ducalis loochooensis Bequaert |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:3.2~3.5cm 働きバチ:2.5~3.3cm オスバチ:2.8~3.5cm |
| 巣の場所 | 閉鎖空間(土中の空洞、樹洞、屋根裏、建物のすき間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:1~3枚程度 育房:100~450房程度 |
| 巣の特徴 | 上部のみ外皮で覆われ、下側から巣盤が見えるつり鐘状の巣 |
| 主な餌 | 幼虫:成虫が狩ったアシナガバチ類の幼虫やサナギの体液 成虫:樹液、花の蜜、熟した果実など |
| 生息域 | 八重山諸島(石垣島、西表島など) |
リュウキュウヒメスズメバチは、沖縄県八重山諸島に分布するヒメスズメバチの日本産亜種です。
かつては分布域からヤエヤマヒメスズメバチと呼ばれていましたが、現在ではリュウキュウヒメスズメバチという名称が一般的になっています。
本土に生息するヒメスズメバチに比べて、体全体の黄色味が強い個体が多いのが特徴です。
ヒメスズメバチの見分け方

ヒメスズメバチは、刺傷被害が多いオオスズメバチ・キイロスズメバチ・コガタスズメバチと見た目が似ているため混同されやすい種類です。
見分ける際は、腹部の先端が黒いかどうかが最大のポイントになります。
また、顎全体が黒いのもヒメスズメバチの特徴の1つです。見た目が似ているオオスズメバチは顎が橙黄色のため、判別のポイントになります。
体は大型でも黄色が控えめで、全体的に色がぼやけた印象になりやすい点も見分ける手がかりです。
ただし、判別のために近づくのは刺される恐れがあるため避けてください。
飛んでいるハチの種類を見極めようとする行為は危険です。
あくまで死骸や安全が確保された状況で、確認する際に活用してください。
ヒメスズメバチの巣の特徴

ヒメスズメバチは、他のスズメバチとは異なる特徴の巣をつくります。
見た目や規模、巣をつくる場所を知っておくことで、早期発見や刺されるリスク回避につながります。
ここでは、ヒメスズメバチの巣の特徴について詳しく解説します。
ヒメスズメバチはどんな巣をつくる?
| 巣の見た目 | 上部のみ外皮で覆われ、下側から巣盤が見えるつり鐘状 |
| 巣をつくる場所 | 閉鎖空間(土中の空洞、樹洞、屋根裏、床下、壁の間など) |
| 巣の規模 | 巣盤:1~3枚程度 育房:約100~450房 |
ヒメスズメバチの巣は、スズメバチのなかでは比較的小型で、外皮が全体を覆わない独特な形状をしています。
下から見ると巣盤が露出しているため、アシナガバチの巣と間違われることもあります。閉鎖空間につくられることが多く、外からは気づきにくいです。
ヒメスズメバチが巣をつくる場所一覧

ヒメスズメバチは、外から見えにくい閉鎖的な場所を好んで巣をつくります。
具体的には、土の中の空洞や壁の間、屋根裏、床下、物置の中、石垣の隙間、樹洞、茂みの中などがあげられます。
人の目につきにくいため、気づかないうちに巣へ近づいてしまう恐れがあります。
また、ヒメスズメバチはアシナガバチの幼虫やサナギを餌とするため、アシナガバチが活動している場所の近くに巣をつくることがあります。
軒下や庭木周辺など、アシナガバチを見かける環境ではヒメスズメバチも潜んでいるかもしれません。
ヒメスズメバチの巣を見つける方法

ヒメスズメバチを家の周りで頻繁に見かけるにもかかわらず、巣が見つからない場合は、以下を試す方法もあります。
ただし、巣の探索は群れを刺激し、刺されるおそれがあるため大変危険です。
確認する際は屋内から観察する、もしくは十分な距離を保つなど、安全を最優先に行いましょう。
①巣づくりに適した場所を確認する
ヒメスズメバチの巣を見つけるには、閉鎖的で人目につきにくい場所を中心に確認しましょう。
具体的には、屋根裏や床下、壁の間、物置の中、土の中の空洞、木の空洞(樹洞)などがあげられます。
巣が見つかりにくく、気づかないうちに近づいてしまう恐れがあります。
効率よく探すためには、ヒメスズメバチの巣づくりに適した環境を優先して当たりをつけることがポイントです。
②安全な場所に身を隠してヒメスズメバチが飛んでいく方向を観察
ヒメスズメバチの飛行ルートを観察することで、巣の位置を特定できる場合があります。
ただし、1匹だけ見かけた場合は近くに巣があるとは限りません。
頻繁に目撃する、複数匹が飛び交っている場合は、周辺に巣がある可能性が高まります。
ヒメスズメバチは巣から半径1~2㎞の範囲を移動してエサを探すため、離れた場所から飛来することもあります。
餌が巣の近くになくなると半径10㎞ほどの距離を移動する事例も確認されています。
無理に追跡するのの範囲を移動してエサを探すため、離れた場所から飛来することもあります。
餌が巣の近くになくなると半径10㎞ほどの距離を移動する事例も確認されています。
無理に追跡するのではなく、室内や物陰などの安全な場所から観察することが大切です。
同じ場所に何度も出入りする様子や、特定の場所で姿が見えなくなる動きが確認できた場合、その付近に巣がある可能性があります。
ヒメスズメバチの巣は放置しても大丈夫?
ヒメスズメバチは、刺激すると刺されるおそれがあるため注意が必要です。
普段あまり立ち入らない場所に巣がある場合でも、近くにアシナガバチの巣があると捕食のために周辺を飛び回り、人の生活圏に近づく可能性も考えられあります。
過剰に心配する必要はありませんが、むやみに近づかないようにしましょう。
玄関周辺や通路、庭先など人の出入りが多い場所に巣がある、屋根裏や壁の間など振動が伝わりやすい場所にあるなどの場合は、早めの対処を検討しましょう。
刺激を受けると防衛行動に出る恐れがあり、思わぬ被害や近隣トラブルにつながる可能性があります。
ヒメスズメバチを見かけたらどうする?

ヒメスズメバチを見かけた場合、刺激すると攻撃される可能性があるため、まずは落ち着いて状況を見極めましょう。
ヒメスズメバチに遭遇したら

ヒメスズメバチは比較的おとなしい種類ですが、行動を誤ると刺される恐れがあります。
遭遇したときに慌てず行動するためにも、正しい対処方法を知っておくことが大切です。
巣やハチを見つけても騒がない

ヒメスズメバチの巣や個体を見つけた際は、大声を出したり手で追い払ったりしないのが大切です。
急な動きや振動は、ハチにとって強い刺激となり、威嚇や攻撃行動を引き起こす原因になります。
ヒメスズメバチは、刺激を受けると防衛本能が働くことがあります。
慌てず落ち着いた行動を心がけることで、無用なトラブルや刺傷被害を防ぎましょう。
その場から静かに離れる

ヒメスズメバチに遭遇した場合は、走ったり手を振ったりせず、その場からゆっくり離れるのが大切です。
急な動きは敵意があると受け取られやすく、威嚇や追尾につながる恐れがあります。
背を向けて走るのではなく、ハチの様子を確認しながら距離を取るようにしましょう。
特に巣の近くでは防衛意識が高まっているため、刺激を与えず静かに離れる行動が刺傷被害を防ぐことにつながります。
頭や目(黒い部分)に気を付ける
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ヒメスズメバチに遭遇したときは、頭部や目などの黒い部分を狙われやすいため注意が必要です。
スズメバチは本能的に黒い色に反応しやすく、髪の毛や目、黒い帽子などが標的になります。
屋外では、黒色の帽子や服装は避けることが重要です。
ただし、白や黄色のような明るい色は、スズメバチ以外の虫を引き寄せる可能性もあります。
帽子を選ぶ際は、ベージュやカーキ、薄いグレーなど、黒を含まない落ち着いた色合いを選びましょう。
ヒメスズメバチの巣に近寄らないようにする

ヒメスズメバチは、巣に近づいたり刺激を与えたりすると、防衛行動として攻撃してくることがあります。
見つけた場合は無理に確認しようとせず、距離を保つことが大切です。
ヒメスズメバチに刺されないためにできること

ヒメスズメバチに刺されないためには、日頃の行動や身だしなみを意識することが大切です。
刺されるリスクを下げるために、事前にできる対策を確認しておきましょう。
黒い服装を避ける

ヒメスズメバチに刺されないためには、黒い服装を避けましょう。
前述した頭や目(黒い部分)に気を付けるで解説したとおり、スズメバチは黒い色に強く反応する習性があるため髪の毛や黒い服、帽子などを敵と認識しやすいとされています。
屋外で作業をする場合やハチを見かけやすい季節には、白やベージュなど明るい色の服装を選ぶとよいでしょう。
長袖・長ズボンを着用することで、万が一接触した場合のリスクも抑えられます。
服装を工夫するだけでも、刺傷被害の予防につながります。
強いニオイを避ける

ヒメスズメバチに刺されないためには、強いニオイを発するものを避けることも大切です。
香水や整髪料、制汗スプレーなどの香りは、ハチに花の蜜や餌を連想させるため、近寄ってくる原因になります。
甘い香りだけでなく、汗のニオイも刺激になることがあります。
屋外に出る際は、無香料の製品を選び香りを控えめにすることで、不要な接触を減らしましょう。
清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける
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ヒメスズメバチに刺されないためには、甘い香りのする清涼飲料水を屋外でそのまま置かないことが大切です。
ジュースやスポーツドリンク、缶コーヒー、アルコール飲料は、樹液や果実、発酵したものに似たニオイがするため、ヒメスズメバチを引き寄せる原因になります。
気づかないうちに容器の中へ入り込み、飲もうとした際に刺されてしまう可能性があります。
屋外ではフタ付きの容器を使用し、飲み残しは早めに片付けるよう心がけましょう。
ヒメスズメバチに刺されたら?

ヒメスズメバチに刺された場合、毒の量や症状の強さには個人差がありますが、対処法は他のスズメバチと共通です。
ここでは、刺された直後に確認すべき症状や、重症化を防ぐための適切な応急処置について解説します。
アレルギー反応が出ていないか全身を確認
ヒメスズメバチに刺された場合、まずは全身にアレルギー反応が出ていないかを確認してください。
通常は刺された周辺に痛みや腫れ、赤みが出る局所反応で、数時間から1日ほどで痛みは落ち着きます。
ただし、体質によってはアナフィラキシーショックを起こすことがあり、命に関わる恐れがあります。
- 不安感
- ピリピリ感
- 浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
- 全身のかゆみおよびじんましん
- 唇や舌の腫れ
- 喘鳴(気道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
- 呼吸困難
- 虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
- 意識消失
上記の兆候が1つでも見られた場合は、迷わず救急車を要請してください。
20〜30分ほど経過しても異常がなければ、この後紹介する対処を行いましょう。
傷口を流水で洗い毒を取り除く

ヒメスズメバチに刺された直後は、できるだけ早く傷口を流水で洗い流すことが大切です。
ハチの毒は皮膚表面や刺し口付近に残っている場合があり、水で洗うことで毒の量を減らす効果が期待できます。
ただし、口で吸い出したり強く揉んだりする行為は、毒が体内に広がる原因になるため避けてください。
流水で流しつつ、やさしく絞りだすように圧をかけて毒を外にだすイメージで行うことが大切です。
抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

傷口を洗った後は、抗ヒスタミン成分を含む虫刺され用の軟膏を塗布し、炎症やかゆみを抑えましょう。
こまめに塗り直しながら、氷水や保冷剤で患部を冷やして処置することがおすすめです。
市販の虫刺されクリームも抗ヒスタミン成分を含むものであれば、ハチ刺されによる症状の緩和にも効果が期待できます。
ただし、冷やしすぎは皮膚を傷める恐れがあるため、短時間を目安に様子を見ながら行うことが大切です。
患部を持ちあげ腫れを和らげる

ヒメスズメバチに刺された後は、患部を心臓より高い位置に保つことも有効な対処法です。
腕や脚を刺された場合、横になってクッションなどで持ちあげることで、血液やリンパ液の循環が抑えられ、腫れや痛みの悪化を防ぐ効果が期待できます。
特に刺されてすぐは腫れが進行しやすいため、冷却とあわせて安静に過ごすことが大切です。
腫れや痛みが強く続く場合は、無理をせず医療機関を受診しましょう。
ヒメスズメバチの危険性や駆除方法

ヒメスズメバチは、巣をつくる場所の特性から駆除の危険性が高いハチです。
地中の空洞や屋根裏、壁のすき間、木の洞などの閉鎖空間に巣をつくるため、駆除作業中に突然ハチが飛び出してくる可能性があります。
市販の防護服や殺虫剤を使って、駆除を行うこともできます。
ただし、自己駆除は十分な知識や道具がない状態は危険なため、慎重な判断が求められます。
- 少しでも不安を感じる
- 巣の場所が高所、閉鎖空間にある
上記1つでも該当する場合は、無理をせずプロに依頼することをおすすめします。
ヒメスズメバチの活動時期別の危険性

ヒメスズメバチは、活動時期によって巣の規模や個体数、危険性は大きく変化します。
以下の表では、時期ごとの特徴をもとに駆除のリスクと自分で対応できる範囲を整理します。
| 時期 | 危険度 | 主な行動 |
| 6月下旬~7月中旬 | 低 |
|
| 7月中旬~8月上旬 | 高 |
|
| 8月上旬~9月下旬 | 高 |
|
| 9月下旬~6月上旬 | 低 |
|
ヒメスズメバチの駆除は、女王バチが単独で巣づくりをする6〜7月や9月下旬以降を除き、自分での駆除はおすすめしません。危険度が高い時期は早めにプロへ相談することが安全かつ確実な駆除につながります。
スズメバチの対策や駆除に使えるグッズ

スズメバチ対策には、状況に応じて使い分けられる市販グッズがあります。
ただし、使用方法や状況によっては危険を伴う場合もあるため、十分に注意しながら使用することが大切です。
捕獲器
甘い香りのする誘引成分でハチを引き寄せ、容器の中に閉じ込める仕組みの捕獲器です。
置くだけで使用でき、直接駆除に抵抗がある方や安全性を重視したい場合に役立ちます。
まずは安全にハチの数を減らしたい、という方におすすめです。
駆除エサ剤
巣の場所がわからない場合でも対策できるスズメバチ用の駆除餌剤です。
働きバチが餌を巣に持ち帰り、幼虫に与える習性を利用して巣全体に効果を広げる仕組みです。
屋根裏や地中など見えない場所に巣があるケースでも活用しやすい一方、使用にあたっては設置場所や使い方に十分配慮する必要があります。
駆除スプレー
離れた場所から強力噴射でスズメバチを駆除できる即効性重視のスプレーです。
最大約10m先まで届くジェット噴射により、スズメバチや巣に直接薬剤を吹き付けられるのが特徴です。
ピレスロイド系の殺虫成分が配合されており、飛翔中のハチにも効果が期待できます。
ただし、巣が大きい場合や閉鎖空間での使用はリスクが高いため、使用前に状況をよく確認し、無理のない範囲で使用することが大切です。
ヒメスズメバチの自力駆除を考える前に

ヒメスズメバチは毒針を持ち、駆除の際は命に関わります。
まずは、自力で駆除できる状況かどうかを、以下の基準をもとに慎重に考えてみましょう。
巣の大きさは直径10cm以下か
ヒメスズメバチの自力駆除を検討する際は、巣の大きさが直径10cm以下かどうかを必ず確認しましょう。
巣が小さい場合は女王バチのみ、もしくは働きバチの数が少ない初期段階の可能性があります。
一方、直径10cmを超える巣は働きバチが増え始めているサインで、刺激すると集団で襲われるリスクが高まります。
巣の直径が10cmを超えている場合や7月以降は、見た目以上に内部が発達しているケースもあるため、不安に感じる場合は自力駆除を行わずプロへ依頼するのが安全です。
巣はどこにある?
ヒメスズメバチの巣の自力駆除を考える前に、どこに巣がつくられているかを必ず確認しましょう。
巣は閉鎖空間である、屋根裏や壁のすき間、床下、地中などに多く見られます。
狭い空間は、作業中にハチに囲まれて逃げ場がなくなる恐れがあるため、自力での駆除は困難を極めます。
巣の場所が確認しづらい、または危険な位置にある場合は、無理をせずプロへの依頼を検討しましょう。
過去にハチに刺された経験は?
過去にハチに刺された経験がある方は、自分で駆除を行わない判断が賢明です。
スズメバチに一度刺されると、体内に抗体ができ、次に刺された際にアナフィラキシーショックを起こすリスクが高まります。
少しでも不安がある場合は、迷わずプロへの依頼を検討しましょう。
駆除グッズはそろっているか
ヒメスズメバチの巣を自力で駆除する場合は、十分な駆除グッズと防護具がそろっているかを必ず確認しましょう。
防護服や厚手の手袋、フェイスガードがない状態での作業はリスクがあります。
殺虫スプレーや餌剤も、巣の場所や大きさに合ったものを選ぶ必要があります。
巣がある場所は自分で駆除していい場所か
ヒメスズメバチの巣を自力で駆除することを検討する前に、その場所が自分で駆除してよい場所かどうか、以下を確認しましょう。
| 駆除作業を行う前の確認 | |
| 巣の場所 | 管轄 |
| 自宅の敷地内 | 自己判断での駆除作業が可能 |
| アパートやマンション |
ハチの巣ができたことを連絡し判断を仰ぐ |
| 自治体運営の公園 | 自治体の担当部署に連絡 ※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています 例)横浜市役所 |
| 電柱 | NTTまたは電力会社の管轄になるため、電柱に記載のある管轄を確認して連絡 |
責任の所在が自分にない場所でヒメスズメバチの巣を駆除した場合、トラブルや事故につながるため注意してください。
安全に駆除するために必要な道具一覧
スズメバチの巣を安全に駆除するには、攻撃から身を守る装備が欠かせません。
刺されないためには、肌の露出や服のすき間をなくすことが大切です。
駆除スプレー(2~3本)

カダン スズメバチバズーカジェット 550ml まとめ買い3本|フマキラー
遠くから噴射できるジェットタイプで、スズメバチや巣に直接近づかずに対応できます。
3本セットなら駆除に加え、戻りバチの対策や駆除後の巣づくり予防にも使えます。
脱脂綿
ヒメスズメバチの巣を撤去した後や、地中・壁のすき間などの巣穴を一時的に塞ぐ目的で使います。
柔らかく詰めやすいため、穴の形状に合わせて調整しやすいのが特徴です。
ただし、あくまで簡易的な処置であり、長期間の封鎖には向いていません。恒久的に塞ぐ場合は、コーキング剤を使うとよいでしょう。
白い防護服セット※7mm以上の厚手のもの
全身を覆う構造により刺されるリスクを軽減します。
スズメバチの針は種類によって約2〜7mm程度とされているため、防護服は針が届かない十分な厚み(7mm以上)のあるものを選ぶことが重要です。
ただし、防護服を着用していても絶対に安全というわけではなく、作業環境や巣の状況によってはリスクは伴います。
虫取り網
柄が伸びる構造のため、巣の周辺を旋回する戻りバチや単独で飛んでいるハチを、一定の距離を保ちながら捕獲できます。
駆除スプレー使用後に残ったハチへの対応や、巣づくり場所付近の安全確保を目的とした補助的な使い方が想定されます。
ただし、スズメバチは刺激を受けると攻撃性が高まるため、防護服の着用や周囲の安全確認が不可欠です。
厚手のゴミ袋

厚口分別用 45L 半透明 10枚入り×20パック|セイケツネットワーク
通常のごみ袋よりも厚みがあるため、駆除後の巣やハチの死骸を回収する際に破れにくいです。
スズメバチの巣は意外と硬く、薄手の袋では破れてしまうことがあるため、回収時の二次被害防止として厚口タイプが適しています。
回収後は口をしっかり縛り、自治体の分別ルールにしたがって処分しましょう。
ヘラ・スクレーパー
巣を取り除いた後の壁面や木部、天井裏などに残った巣の残骸や、付着物を削り取る作業に適しています。
巣の跡を残したままにすると、戻りバチが集まったり再び巣をつくったりすることもあるため、物理的に削り落とす工程は大切です。
ただし、作業時はハチが完全にいなくなったことを確認し、防護具を着用したうえで行ってください。
掃除用具※ちりとりほうきセット
スズメバチ駆除後の清掃作業で役立つ道具です。
ほうきとちりとりを使えば、距離を保ったまま回収でき、刺傷や接触事故のリスクを減らせます。
回収した死骸や巣は、厚手のごみ袋に入れて密閉し、自治体の分別ルールにしたがって処分しましょう。
夜間作業に赤色灯は使える?

ハチ目の昆虫は赤色を認識しにくいとされていることから、駆除では赤色灯が使用されるケースがあります。
しかし、近年の研究で、スズメバチの種類によっては赤色を含む暖色系の光にも反応し、引き寄せられる傾向があることが報告されています。
赤色灯を使用したからといって、ハチがまったく反応しないわけではないということです。
巣に近い距離での作業では、光そのものが刺激となる可能性もあります。
夜間作業では赤色灯を過信せず、防護装備の着用や距離の確保を徹底しましょう。
スズメバチ駆除の手順(庭木や外壁に巣がある場合)

庭木や外壁にスズメバチの巣ができた場合、状況によっては自分で対応できるケースもあります。
ただし、手順を誤ると刺される危険が高まるため注意が必要です。
①必要な道具がそろっているか確認
スズメバチ駆除を始める前に、必要な道具がすべてそろっているかを必ず確認しましょう。
防護服や手袋、フェイスガードなどの装備が不十分なまま作業すると、刺されるリスクが大きく高まります。
駆除スプレーや巣を回収するための厚手のゴミ袋、後処理用の道具も事前に準備しておくことが大切です。
安全に駆除作業を進めるためにも安全に駆除するために必要な道具一覧もご参考いただき、開始前の準備を徹底しましょう。
②スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する
スズメバチ駆除では、巣穴に駆除スプレーを確実に噴射することが大切です。作業のポイントは以下のとおりです。
- 駆除スプレーは巣の外側ではなく、巣穴に向けて噴射する
- 噴射後はしばらく待ち、羽音が完全に収まったことを確認する
- スズメバチが外に出てこないよう、脱脂綿を巣穴に詰めてフタをする
駆除のプロは、長いノズルを使って巣の奥まで殺虫剤を届けることもあります。
作業中は必ず防護装備を着用し、少しでも異変を感じた場合は無理をせず中断しましょう。
③巣を切り離してゴミ袋の中に入れる
スズメバチの動きが完全に止まったことを確認したら、巣を切り離して回収します。
ヘラやスクレーパーなどを使い、周囲を傷つけないよう慎重に切り離してください。
巣の内部にハチが残っている可能性もあるため、作業中は防護装備を外さず落ち着いて作業を行いましょう。
回収した巣は、すぐに厚手のゴミ袋に入れるようにしてください。
④ゴミ袋を何重にも縛る
巣をゴミ袋に入れた後は、中身が外に出ないよう厳重に封をしましょう。封をするポイントは以下のとおりです。
- ゴミ袋の口をしっかりねじり固く縛る
- ゴミ袋を二枚重ねにして二重三重に縛る
- すき間ができないようにする
縛りが甘いと、袋の中からハチが出てくる危険があります。
回収後も防護装備は外さず、完全に密閉できたことを確認しましょう。
⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する
巣を撤去した後も、巣があった場所やその周辺に駆除スプレーを噴霧しておきましょう。
戻りバチが周囲を飛び回ることがあるからです。薬剤のニオイや成分によって戻ってきたハチの侵入や、再び巣をつくるのを防ぐ効果が期待できます。
特に、巣穴や壁のすき間、木の分岐部分などは念入りに処理することが大切です。
作業後もしばらくは防護装備を外さず、周囲の安全を確認してから撤収しましょう。
⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する
回収したスズメバチの巣を、庭や敷地内に放置しないようにしましょう。
巣があった場所を覚えている働きバチが、帰巣本能によって元の場所に戻ってくることがあります。
処分する際は、ゴミ袋をしっかり密閉したうえで、事前に公式サイトなどで住んでいる自治体の分別ルールにしたがって捨てましょう。
スズメバチ駆除の手順(土の中に巣がある場合)

土の中にスズメバチの巣がある場合、巣の位置や大きさがわかりづらく、駆除のリスクが高まります。
誤った手順で作業すると、集団で襲われる恐れもあります。
①巣の出入口を探す
土の中に巣がある場合は、まず巣の出入口を正確に見つけましょう。
ヒメスズメバチは、地表に開いている小さな穴から出入りします。
周囲を刺激しないよう距離を保ち、安全な場所からハチの飛行経路を観察してみてください。
何度も出入りしている付近が、巣の出入口である可能性が高いです。
②巣の出入口へ駆除スプレーを噴射する
巣の出入口を特定できたら、距離を保ったまま出入口に向けて駆除スプレーを噴射します。
土の中の巣は内部構造が見えないため、穴の奥まで薬剤が行き渡るよう、十分な時間噴射することが大切です。
噴射後はすぐに近づかず、しばらくその場を離れてハチの動きが落ち着くのを待ちましょう。
慌てて作業してしまうと、地中から一斉にハチが飛び出してくる可能性があります。
③ハチの動きが落ち着いたら巣を露出させる
駆除スプレーを噴射し、ハチの羽音や出入りが完全に落ち着いたことを確認できたら、巣を露出させる作業に移ります。
周囲を刺激しないよう注意しながら、スコップなどで少しずつ土を掘り起こしてください。
一気に掘ると、内部に残っていたハチが飛びだす危険があります。
巣の位置や大きさがわかるまでは慎重に作業を進め、防護装備は外さないようにしましょう。
少しでも異変を感じた場合は、作業を中断する判断も大切です。
④巣の出入口へ再度スプレーを噴射
巣を露出させた後は、出入口や巣の内部に向けて再度駆除スプレーを噴射します。
最初の噴射で動きが止まっていても、巣の奥にハチが残っている可能性があるため、念入りな処理が必要です。
噴射後はすぐに触れず、しばらく待って反応がないことを確認しましょう。
確実にハチが動かないことを確認してから、回収作業をおこなってください。
⑤巣の大きさに応じての回収
巣の内部まで十分にスプレーが行き渡り、ハチの動きが完全に止まったことを確認できたら回収作業を行います。
- 巣が小さい:手で巣を掴みそのまま持ちあげる
- 巣が大きい:分割しながら取りだす
無理に引き抜かず、崩れないよう慎重に扱いましょう。
⑥回収したハチの巣は自治体のルールにしたがって処分する
回収したハチの巣は、必ず自治体の分別・処分ルールにしたがって処分してください。
庭や敷地内に放置すると、帰巣本能により戻りバチが集まるなどのリスクがあります。
処分方法の基本的な考え方や注意点については、スズメバチ駆除の手順(庭木や外壁に巣がある場合)⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分するで詳しく解説しています。
土の中の巣であっても処分方法は同様です。
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

床下や屋根裏、天井裏にくわえて、高所にある巣も駆除の危険度が高くなります。
床面から2m以上の高さで行う作業は脚立やはしごを使った高所作業となり、バランスを崩した際に転落するおそれがあります。
また、手が届きにくく入り組んだ場所では逃げ場を確保しづらく、ハチが飛び出した際に刺されるリスクも高まります。
特に屋根裏や床下では視界が限られるため、巣の全体像やハチの数を十分に把握できないまま作業を行うケースも少なくありません。
無理に自力で対応すると、二次被害につながる恐れがあるため、高所や入り組んだ場所の巣はプロへの依頼を検討しましょう。
自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼した方が安心
ヒメスズメバチは、地中や屋根裏、壁の内部などの閉鎖空間に巣をつくることが多く、駆除の難易度が高いハチです。
巣の状況を把握しづらく、想定していた以上のハチに囲まれる恐れもあります。
プロに依頼すれば、防護服を着用したうえで安全を確保しながら薬剤を使用し、巣の除去から再発防止まで対応できます。
高所や狭い場所での作業など自力では難しいケースにも対応できるため、不安がある場合や巣の場所が特定できない場合は、無理をせず早めに相談することをおすすめします。
まとめ
- 閉鎖空間(土の中や屋根裏など)に巣をつくる
- 腹部の先端が黒い
- 巣は上部のみが外皮で覆われたつり鐘状
- 本州、四国、九州に生息している
- 日本産亜種(ツシマヒメスズメバチ、リュウキュウヒメスズメバチ)が生息している
この記事では、ヒメスズメバチの生態や見分け方、遭遇した際の対処方法や駆除手順について解説しました。
ヒメスズメバチは、日本にいるハチの中で2番目に大きな種類で、集団で生活しながら役割分担を行う社会性昆虫です。
特にアシナガバチの幼虫やサナギを主な餌とする点が特徴で、捕食した体液を巣に持ち帰り幼虫に与えます。
活動は季節によって変化し、初期は女王バチが単独で巣づくりを行い、夏にかけて働きバチが増加します。
刺激をすると防衛行動をとることがあり、刺されると強い痛みやアレルギー反応を引き起こすおそれがあります。
少しでも不安を感じた場合や巣の場所がわからない場合は、無理をせずプロの無料相談を利用しましょう。
害虫害獣コンシェルジュにてお電話またはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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