コウモリが洗濯物についてたらどうする?正しい処理・洗い方

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洗濯物にコウモリがついていたら、大半の方は驚くでしょう。
存在自体が気持ち悪いうえ、くっつかれた洗濯物は捨てたほうがいいのか、または洗って着ても大丈夫なのかも気になるところです。
本記事では、洗濯物にコウモリがついた場合の処理方法と対策、自宅に棲みついている可能性と駆除方法まで解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・洗濯物にコウモリがついたときの処理方法
・洗濯物にコウモリがつかないための対策
・自宅にコウモリが棲みついている可能性について
コウモリが洗濯物についていたら基本は処分!
洗濯物にコウモリがついていた場合、衛生面を考えると処分したほうが安全です。
コウモリの体には、感染症のウイルスや寄生虫が含まれている可能性があります。
ここでは、コウモリが触れた洗濯物を処分したほうがいい理由や、再利用したい場合の注意点について解説します。
コウモリがついていても無理に追い払わない

洗濯物を振り回したり棒で叩いたりして追い払おうとすると、驚いたコウモリが飛び回り、接触する恐れがあるため避けてください。
また、衝撃によってコウモリが傷ついたり死んでしまったりすると、鳥獣保護管理法に抵触し、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。
コウモリが洗濯物にとまっているときは、自然に飛び立つまで待つか、コウモリ用の忌避スプレーを周辺に散布しましょう。
コウモリは感染症をもっている可能性あり

コウモリの体には、感染症を持っている可能性があります。
媒介する感染症の例として、以下が挙げられます。
| 感染症 | 主な症状 |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など |
| 狂犬病 | 発熱、頭痛、倦怠感など |
| ヒストプラスマ症 | 発熱、悪寒、咳嗽など |
| リッサウイルス感染症 | 発熱、食欲不振、倦怠感など |
| ニパウイルス感染症 | 発熱、頭痛、めまいなど |
| エボラ出血熱 | 発熱、強い脱力感、筋肉痛など |
| レプトスピラ症 | 発熱、悪寒、頭痛など |
コウモリが接触した衣類だけでなく、糞尿に触れるのも避けてください。
寄生虫とカビにも注意

コウモリの体には、ダニやノミなどの寄生虫が付着していることがあり、人の皮膚に触れると肌トラブルや感染症につながる危険性があります。
コウモリについている寄生虫として、以下が代表的です。
| 寄生虫 | 主な症状 |
| マダニ | 発熱、発疹、嘔吐など |
| コウモリマルヒメダニ | かゆみ、発疹、皮膚炎など |
| コウモリトコジラミ | かゆみ、赤い腫れ、皮膚炎など |
また、コウモリのフンにはカビや菌が含まれています。
粉塵となったフンを吸い込むと、のどの痛みや咳、くしゃみなどのアレルギー症状を引き起こすことも。
処分時は手袋をつけてビニール袋に密閉

コウモリが付着した衣類を処分する際は、フンのカビや菌、感染症のウイルス、寄生虫に触れないよう、ゴム手袋とマスクを着用しましょう。
衣類をビニール袋へ入れ、口をしっかり縛って密閉し、さらに追加のビニール袋で二重にしてください。
汚れた衣類のゴミ区分は自治体によって異なるため、確認したうえで処分します。
なお、コウモリが衣類にとまったままの状態で袋へ入れてはいけません。
閉じ込められたコウモリが死ぬと、鳥獣保護管理法により罰せられるほか、死骸の悪臭や害虫が発生してしまいます。
コウモリがついた洗濯物を素手で触ってしまったら?

コウモリがついた洗濯物に素手で触れてしまったら、石鹸を使って15分以上、指の間や爪の周辺など細かい部分まで念入りに洗ってください。
万が一、発熱や頭痛、発疹、皮膚のかゆみなど、感染症やアレルギーが疑われる症状が現れた場合は、医療機関を受診しましょう。
受診時は、野生のコウモリの体や糞尿に触れた可能性があることを医師へ伝えてください。
洗濯物周辺にフンが落ちていないか確認しよう

ベランダや物干し竿の周辺にフンが落ちていないか確認しましょう。
コウモリは飛行中や休憩中にもフンをするため、洗濯物だけでなく周辺にも汚れが広がっている可能性があります。
コウモリのフンを放置していると、悪臭や害虫が発生しやすくなるほか、カビと菌によるアレルギー発症のリスクが高まります。
フンの清掃と消毒の手順は以下のとおりです。
1.フンが舞わないよう消毒液を吹きかけて軽く湿らせる
2.ちりとりとホウキ、またはハンディクリーナーでフンを除去する
3.フンがあった場所を消毒液で拭き取る
4.除去したフンはビニール袋に入れ、密閉して処分する
コウモリがついた洗濯物を捨てたくないときは?

コウモリがついた衣類は処分したほうが安全ですが、大切な衣類でどうしても捨てたくないこともあるでしょう。
コウモリが短時間とまっていただけで、糞尿の汚れが見当たらなければ、十分な洗浄を行うことで再び着られることもあります。
ここでは、コウモリやフンがついた衣類の正しい洗い方を紹介します。
そのまま洗濯機で洗うのはNG!

コウモリがとまった衣類をそのまま洗濯機に入れないでください。
カビ、菌、寄生虫などが洗濯槽の内側に残り、他の洗濯物へうつる恐れがあるため、コウモリがついた衣類を洗う際は必ず下処理したうえで洗濯機に入れましょう。
正しい洗い方①ゴム手袋とマスクを着用する

コウモリが付着した衣類には、排泄されたフンのほか、感染症のウイルスや寄生虫が残っている可能性があります。
そのため、衣類に直接触れないようにゴム手袋をはめ、フンの粉塵やウイルスを吸い込まないようにマスクを着用します。
正しい洗い方②フンを取り除く

衣類にフンが付着しているときは、洗う前に取り除きます。
フンを擦ったり押しつぶしたりすると、汚れが繊維の奥に入り込む恐れがあるため、ティッシュや不要な布でつまみましょう。
また、コウモリのフンは乾燥していると崩れやすいため、少量の消毒液や水で湿らせると取りやすくなります。
フンの除去が終わったら、使用したティッシュや布をすぐにビニール袋へ入れて処分してください。
正しい洗い方③ぬるま湯か水で手洗いする

フンの除去が終わったら、表面に残った汚れを落とすための下洗いをします。
バケツにぬるま湯または水を溜めて衣類をもみ洗いをしましょう。
強く擦ると生地を傷めたり汚れが広がったりすることがあるため、優しく押し洗いするのがポイントです。
下洗いに使った水はトイレに流しましょう。
洗面台や浴室に流すと、汚れが日用品に飛び散る可能性があるほか、カビや菌、ウイルスが洗面ボウルや浴室の床に残ることが考えられます。
正しい洗い方④つけ置き洗いする

下洗いが終わったら、以下の手順に沿ってつけ置き洗いをします。
①バケツに40℃以下のぬるま湯をためる
②酵素入り洗濯洗剤と酸素系漂白剤を加えてよく混ぜる
③衣類全体が浸かるように沈め、1時間〜2時間ほどつけ置きする
洗剤や漂白剤の適量は製品によって異なります。
塩素系漂白剤は消毒力が高い一方で、衣類の色落ちや生地の傷みにつながる可能性があることから、つけ置き洗いには酸素系漂白剤を使用しましょう。
また、つけ置き洗いの使用量目安があるため、必ずパッケージの表示を確認してから使用してください。
正しい洗い方⑤洗濯機で洗って干す
つけ置き後は、衣類をよくすすいでから洗濯機で洗います。
酵素入り洗濯洗剤と酸素系漂白剤を使ったあとであれば、ほかの洗濯物と一緒に洗えますが、心配なら分けて洗濯しましょう。
洗濯後は室内干しでも構いませんが、天日干しができる衣類であれば、日光に当てることでフンのニオイが消えやすくなります。
洗濯、乾燥後もニオイや汚れが気になる場合は、再びつけ置き洗いを試すか、処分も検討しましょう。
コウモリを洗濯物にとまらせない対策

洗濯物を干す時間やベランダの環境を見直すことで、コウモリが洗濯物につかないようにできる可能性があります。
ここでは、自宅で取り入れやすい対策を紹介します。
日没前に洗濯物を取り込む

日本の住宅街でよく見られるアブラコウモリは、18時から22時ごろにかけて飛び回るため、洗濯物は日没前に取り込むのがおすすめです。
帰宅するのが夜間になる方は、このほかの対策を検討してみてください。
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屋内に洗濯物を干す

コウモリが特に活発に動く春から夏の夜間は、なるべく室内に洗濯物を干すと接触のリスクを減らせるでしょう。
また、帰宅が毎日日没以降になる場合も部屋干しをするほうが安心です。
ただし、室内に洗濯物を干すと生乾き臭やカビが発生する可能性があるため、除湿機やサーキュレーター、扇風機などを使って空気を循環させることをおすすめします。
防獣ネットを張る

ベランダにコウモリが入り込むのを物理的に防ぎたい場合は、防獣ネットの活用も有効です。
洗濯物を干すスペース全体を覆えば、物干し竿や手すり周辺にコウモリだけでなく鳥の侵入も防ぎやすくなります。
なお、コウモリは1cm〜2cmほどの隙間でも侵入するため、防獣ネットを購入する際は目が細かいものを選ぶのがおすすめです。
ネットにたるみがあると効果が発揮できないため、ベランダの形状に合わせてしっかりと張りましょう。
また、マンションなど集合住宅での使用は外観や緊急時の避難経路に関わることがあり、事前に管理会社や管理組合に確認をとっておく必要があります。
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コウモリ忌避剤を設置する

忌避剤を設置することで、コウモリが寄りつきにくい環境をつくれます。
忌避剤にはいくつかのタイプがあり、ベランダや庭など洗濯物を干す場所に合わせて選びましょう。
| タイプ | 商品 | 成分 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
ハッカ | 約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
ハッカ | 約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
天然植物4種・添加物3%・基油85% | 約1年間 |
置き型は、ベランダの隅や室外機の近くなどスペースがある場所に置くだけで忌避効果を発揮します。
ただし、直射日光が当たったり高温になったりする場所では、忌避成分が揮発し効果持続期間が短くなることも。
吊るし型は物干し竿やベランダの手すり、軒先など、洗濯物を干すところの近くに吊るして使用できます。
風に揺られて落下する恐れがあるため、結束バンドや針金などでしっかりと固定しましょう。
ジェル型は、ベランダの手すりや外壁などに直接塗るか専用のカップに入れます。
効果の持続期間が長い一方で、外壁やサッシに付着すると変色することがあるほか、コウモリがジェルに絡まって動けなくなり、衰弱死の可能性がある点に注意が必要です。
ハッカスプレーを散布する

ハッカはコウモリが苦手なニオイの1つのため、スプレーにして散布すると近寄りにくくなります。
ベランダの床面や手すり、物干し竿の周辺、軒下の隙間など、コウモリがとまりやすい場所に散布しておくと効果的です。
ただし、ハッカスプレーの効果は長くとも24時間ほどしか続かず、雨や風でニオイの成分が薄れやすいため、毎日定期的に散布しましょう。
また、ハッカ使用時は以下の点に注意してください。
・目や口に入らないようにする
・小さな子どもやペットの手が届かない場所に保管する
・近隣へニオイが広がらないよう、風向きや散布場所に配慮する
ハッカは天然由来の成分ですが、原液や濃度の高いスプレーが皮膚に付着すると肌荒れの原因になったり、目に入ると痛みや炎症を引き起こしたりすることがあります。
また、小さな子どもをはじめ免疫力の弱い方はハッカの成分によって体のしびれや麻痺を発症したり、ネコや鳥などのペットは下痢や呼吸器官の障害を引き起こす危険性があるため、該当する場合は他の対策を検討しましょう。
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害獣用超音波発生器を設置する

害獣用超音波発生器を設置すると、洗濯物や自宅周辺にコウモリが飛来しにくくなります。
コウモリはエコーロケーションと呼ばれる能力を持っており、自ら超音波を発して、その反射音から障害物との距離や周囲の状況を把握しています。
害獣用超音波発生器が発する人工的な超音波によって、エコーロケーションを妨げられるため、コウモリに居心地の悪さを感じさせることが可能です。
なお、害獣用超音波発生器の使用にはいくつかの注意点があります。
・コウモリが音に慣れると効果が弱くなる
・小さな子どもやペットにストレスを与える可能性がある
・設置場所によっては超音波が近隣の住宅に届いてしまう
超音波は人間には聞こえにくいものの、大人より高い周波数の音を聞き取りやすい小さな子どもやペットは不快に感じる可能性があります。
また、コウモリが音に慣れて忌避効果が弱まることがあるため、設置場所を定期的に変えたり、住宅街に現れるアブラコウモリが苦手とする35kHz〜50kHzの範囲で周波数を切り替えたりといった工夫も必要です。
害獣用LEDライトを設置する

コウモリは暗い場所を好むため、洗濯物を干す場所の周辺を明るくすることで、寄せつけにくくできます。
ベランダの手すり付近や物干し竿の近くなど、コウモリがとまりやすい場所を照らすように設置するのがおすすめです。
害獣用LEDライトは、人感センサーや点滅機能が備わったものもあり、夜間にコウモリが近づいたときだけ発光するタイプも。
ただし、害獣用LEDライトを使用する際は、以下に注意しましょう。
・コウモリが光に慣れると効果が弱くなる
・強い光が隣家の窓や道路に向くと、近隣トラブルにつながる
ベランダの排水溝を掃除する

ベランダの排水溝を掃除することもコウモリ対策につながります。
コウモリは蚊やユスリカといった小さな昆虫を食べるため、エサとなる虫が集まる場所に飛来しやすくなります。
排水溝に枯葉やホコリなどが詰まると、水が溜まり蚊やボウフラが発生します。
排水溝が詰まった状態を放置していると、コウモリがエサを求めてベランダ周辺に寄ってくる可能性が高まるため、定期的に掃除しましょう。
①ゴム手袋を着用する
②枯葉やゴミを取り除く
③排水溝の詰まりを確認する
④ラバーカップやワイヤーブラシで異物、汚れを除去する
コウモリが寄ってくる=自宅に棲みついている!?
何度も洗濯物にコウモリがとまるなら、自宅に棲みついている可能性があります。
コウモリが棲みついているか判断するためにも、住宅街で見られやすいアブラコウモリの特徴、侵入経路や棲み処となる場所について確認しましょう。
住宅街に現れるのはアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| 棲み処 | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街でよく見られるのはアブラコウモリと呼ばれる種で、人間の住宅を棲み処とすることからイエコウモリとも呼ばれます。
アブラコウモリが住宅街に現れる主な理由は、エサとなる昆虫を探すためです。
主食である蚊やユスリカなどは雑木林や河川、用水路だけでなく、街灯や住宅の明かりにも集まり、飛び回りながら昆虫を捕食します。
また、採餌の途中で休憩や排泄を行うため、ベランダや物干し竿などに一時的にとまることがあり、近くに隙間があると、そのまま建物内へ侵入することも。
コウモリが棲みついているかどうかを見極めるポイントは、こちらをご確認ください。
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小さな隙間から民家に侵入して棲みつく

体の小さいアブラコウモリは、1cm〜2cmほどの隙間から住宅の中へ入り込むことができます。
主な侵入経路は以下のとおりです。
・屋根の隙間
・軒下の隙間
・雨どい
・換気口
・換気扇
・シャッターや雨戸の隙間
・玄関の隙間
アブラコウモリは建物内に侵入し休憩するだけでなく、そのまま棲みつくこともあります。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト内
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
アブラコウモリは、屋根裏や雨戸の戸袋など暗くて外敵に見つかりにくい場所を好みます。

なお、コウモリの巣は鳥のように枝や草でつくられたものではなく、コウモリが集団となって休憩し、糞尿が蓄積している場所そのものを指します。
コウモリが及ぼす深刻な被害

・悪臭被害
・健康被害
・住宅被害
・騒音被害
自宅にコウモリが棲みつくと、さまざまな被害が発生します。
悪臭被害

アブラコウモリのフンは、ドブ臭とアンモニア臭が混ざったような強烈なニオイを放ちます。
一晩で100匹以上の昆虫を食べることもあるアブラコウモリは、排泄量が多いうえに集団で棲みつき、なおかつ巣の中に糞尿を溜めます。
コウモリの糞尿を長期間放置していると悪臭に悩まされ、人体に以下のような影響が出るかもしれません。
・吐き気
・頭痛
・食欲不振
・睡眠の質の低下
健康被害
こちらでも解説したとおり、カビや菌、感染症や寄生虫による健康被害にも注意が必要です。
コウモリのフンは崩れやすく、わずかな風で粉塵となって舞い上がることがあります。
屋根裏や壁の中などに蓄積したフンが、エアコンや通気口の空気に乗って住宅内へ広がり、自身や家族の体に悪影響を及ぼす可能性が考えられます。
粉塵に含まれるカビや菌を吸い込むと、咳やのどの痛み、くしゃみ、アレルギー症状につながる危険があるほか、コウモリの体にはダニやノミなどの寄生虫が付着していることがあり、皮膚のかゆみや発疹を引き起こす恐れも。
命に関わるケースもあるので、コウモリのフンや死骸を見つけた場合は、絶対に直接触れないでください。
住宅被害

コウモリの糞尿は、健康被害だけでなく住宅の劣化にもつながります。
屋根裏や壁の隙間、雨戸の戸袋などに糞尿が蓄積すると、天井のシミや壁紙の変色、木材や金属部分の腐食などが起こることがあります。
また、湿気の充満や木材の腐敗が進むと、カビや害虫が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
腐食した木材はシロアリ被害を招く原因になるため、コウモリが棲みついている場合はすぐに駆除しましょう。
騒音被害

コウモリが棲みついていると、夜間に騒音被害が発生する可能性があります。
夜行性であるコウモリは18時〜22時ごろにかけて活発に動き、鳴き声や羽ばたく音などが聞こえることがあります。
・「パタパタ」と羽ばたく音
・「カサカサ」と移動する音
・「キーキー」と鳴く声
騒音が続くと睡眠不足やストレスの原因になるほか、隣家にも音が伝わると近隣トラブルに発展することもあります。
コウモリが棲みついているサイン

コウモリが棲みついている主なサインは以下のとおりです。
・自宅の周りにフンが落ちている
・外壁に白い汚れや黒ずみがある
・悪臭を感じる
・「カサカサ」「パタパタ」「キーキー」と聞こえる
ここでは、それぞれのサインについて解説するほか、コウモリを寄せ付けない方法についても紹介します。
自宅の周りにフンが落ちている
自宅の周囲に黒くて細長いフンが落ちている場合、コウモリが出入りしている可能性があります。
他の動物のフンであるケースも考えられますが、以下の特徴に当てはまるならコウモリを疑いましょう。
・大きさ:5mm〜10mmほど
・形:細長い粒状
・色:黒〜黒褐色
・質感:もろく崩れやすい
アブラコウモリの主食は昆虫なので、フンの中に昆虫の羽や殻などの破片が混ざっていることもあります。
また、同じ場所にフンをする習性があるため、1箇所に集中してフンが溜まっていないか確認しましょう。
物干し竿の周辺だけでなく、ベランダや軒下、玄関付近など特定の場所にフンが落ちている場合は、近くにコウモリの侵入経路や巣がある可能性が高いです。
外壁に白い汚れや黒ずみがある

外壁に白い液だれのような汚れや、黒ずみがある場合もコウモリが棲みついているかもしれません。
コウモリの尿が外壁に付着すると、白っぽい汚れとして残ります。
鳥のフンも白い汚れとして付着することがありますが、それぞれの違いは次のとおりです。

コウモリの尿は液だれのような形状で同じ場所にまとまって付着し、鳥のフンは塊状の汚れとして点在します。
また、コウモリが隙間を出入りするときに体がこすれ、皮脂や汚れが黒っぽい痕跡が残ります。
ネズミも同様の汚れを残すことがありますが、場所で見極めましょう。

コウモリのこすれ痕は屋根や軒下など高い位置に見られることが多く、ネズミであれば床下や配管周りなど低い位置に汚れが残りやすいです。
悪臭を感じる
屋根裏や雨戸の戸袋、玄関まわりなどからドブやアンモニアのようなニオイを感じる場合は、コウモリが棲みついている可能性があります。
換気をしてもニオイが取れなかったり、特定の部屋や壁の近くで悪臭がするなら、内部にコウモリの糞尿が溜まっているかもしれません。
原因不明の悪臭が続く場合は、ベランダや換気口周辺などにフンや尿の痕跡がないかを確認しましょう。
「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる
天井や壁の中から「パタパタ」と羽ばたく音や「カサカサ」と移動するような音、「キーキー」という鳴き声が聞こえたら、コウモリが出入りしているかもしれません。
コウモリが活発に動く夕方の18時〜22時ごろに音がする場合は、棲みついている可能性が高いです。
コウモリを寄せ付けないためにはどうしたらいい?
コウモリが洗濯物についていて、近くに侵入経路となる隙間がある場合、そのまま棲みつく可能性があります。
コウモリを寄せ付けないためにも、以下の対策を講じておきましょう。
・防鳥・害獣ネットを張る
・忌避剤を設置する
・ハッカスプレーを散布する
・LEDライトや超音波発生器を設置する
・排水溝を掃除する
こちらでも紹介している対策を複数組み合わせると効果的です。
コウモリが棲みついていたら駆除しよう!
ここからは、コウモリが棲みついている場合の駆除方法について解説します。
【注意】コウモリの殺傷・捕獲はNG

駆除する前に知っておきたいのが、コウモリは許可なく殺傷、捕獲できない動物だということです。
コウモリは鳥獣保護管理法で保護対象で、無許可で傷つけたり捕まえたりすることは禁止されており、違反した場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。
そのため、コウモリの駆除とは網で捕まえたり棒で叩いたりすることではなく、巣から追い出し再侵入を防ぐ作業を指します。
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駆除手順①巣と侵入経路を特定する

コウモリ駆除を行う際は、まず棲みついている場所や建物に侵入する際に使っている経路を特定しましょう。
巣の場所を正確に把握すると、集団で棲みついているコウモリを残さず追い出すことができます。
また、コウモリは追い出したあとに再び戻ってくる習性があるため、駆除前に侵入経路を特定し封鎖する準備をしておきましょう。
駆除手順②駆除道具をそろえる

続いて、駆除道具をそろえましょう。
コウモリ駆除では、追い出しだけでなく巣の清掃や消毒、侵入経路の封鎖などを行う必要があります。
代表的な道具は次のとおりです。
| 道具名 | 商品 | 用途 |
| 防塵マスク | フンやホコリ、カビの吸引を防ぐ | |
| ゴム手袋 | フンや菌への接触を防ぐ | |
| 忌避スプレー | コウモリを追い出す | |
| 懐中電灯 | 屋根裏や暗所の確認 | |
| ハンディクリーナー | フンの清掃 | |
| 消毒液 | 清掃後の消毒 | |
| 殺虫剤 | ダニやノミなどの害虫対策 | |
| コーキング剤 | 小さな隙間を埋めて侵入を防ぐ | |
| コーキングガン | コーキング剤を押し出す工具 | |
| 害獣パテ | 配管周りなどの隙間を埋める | |
| パッキングテープ | 応急的に隙間を塞ぐ | |
| 金網 | コウモリの侵入経路を封鎖する | |
| 金切りばさみ | 金網をカットする |
駆除道具をそろえる際は、巣や侵入経路の場所に応じて必要なものを選びましょう。
たとえば、コウモリの侵入経路が小さな隙間であれば、コーキング剤や害獣パテが適しています。
一方で、換気口や通気口など空気の通り道は金網を使います。
駆除手順③コウモリを追い出す

必要な道具をそろえたら、忌避スプレーを噴射してコウモリを追い出します。
忌避スプレーを噴射する際は、コウモリが侵入経路を通って外へ逃げていく方向を意識するとスムーズに追い出せます。
なお、忌避スプレーの到達距離は製品によって異なりますが、無風状態で6m〜10m程度まで届くものが多いです。
コウモリに近づきすぎると接触する危険があるので、製品に記載された薬剤到達距離を目安に一定の距離を保ちましょう。
また、忌避スプレーには刺激の強い成分が含まれています。
自身が吸い込まないようマスクやゴーグルなどを着用するほか、コウモリが弱って死なないよう1回あたり2〜3秒ほどで噴射を止めましょう。
・刺激臭を吸い込まないよう、マスクやゴーグルを着用する
・風向きを確認し、スプレーが自分の方向へ流れない位置で噴射する
・屋内では適度に換気を行いながら作業する
駆除手順④巣の清掃と消毒

コウモリを追い出せたら、マスクやゴム手袋を着用して巣の清掃と消毒を行います。
糞尿を放置すると、悪臭やダニ、ノミなどが発生する原因となるため、できるだけ早く清掃しましょう。
ハンディクリーナーを使えば効率よくフンを取り除けますが、排気で舞い上がらないよう消毒液で軽く湿らせておくのがおすすめです。
また、吸引したフンの処理はダストケースから粉塵が舞う可能性もあるので、顔を近づけないよう屋外で開けてください。
巣のフンを取り除いたあとは、カビや菌が舞い上がらないよう消毒液を染み込ませた布で拭き取り、消毒を行います。
なお、コウモリの巣にはダニやノミなどの害虫が潜んでいる可能性もあるので、殺虫剤も用意しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路の封鎖

前述のとおり、コウモリは帰巣本能が強いため、追い出したあとは必ず侵入経路を封鎖しましょう。
侵入経路の場所によって塞ぐために必要な道具が異なるため、以下を参考にしてください。
・外壁のひび割れ
・屋根や軒下の小さな隙間
・室外機のダクト、配管周りの隙間
・換気口
・通気口
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
コーキング剤や害獣パテは隙間を塞ぐのに適しており、金網は換気口や通気口などの空気の通り道の封鎖ができます。
取り付けた金網が簡単に外れないよう、金切りばさみでサイズを調整したうえで、換気口の格子やルーバーなどに結束バンドを使用し、固定箇所がない場合はコーキング剤で取り付けましょう。
なお、侵入経路の封鎖はすべてのコウモリが外へ出たことを確認してから行ってください。
中に残ったまま塞いでしまうと、コウモリが屋内で死んでしまい、腐敗臭や衛生被害につながるほか、鳥獣保護管理法で罰せられる可能性があります。
駆除手順⑥再来対策を行う
最後に、こちらでも紹介した対策を行えば一通りの駆除は完了です。
ベランダや軒下には忌避剤を設置し、必要に応じてハッカスプレーや超音波発生器、LEDライトなどを組み合わせましょう。
自宅周辺をコウモリが飛んでいるなら、防獣ネットの設置や排水溝の掃除もおすすめです。
自分で対応できない場合はプロへ依頼
コウモリ駆除は状況によっては感染症や高所作業での落下などの危険がともないます。
以下に該当する場合は、無理をせず駆除専門のプロに依頼しましょう。
・屋根や軒下など2m以上の高所作業が必要
・屋根裏や床下など、狭い場所での作業が必要
・侵入経路を特定できない
・コウモリへの恐怖感があり作業が難しい
プロは、巣の特定から追い出し、侵入経路の封鎖までまとめて対応します。
まとめ
洗濯物にコウモリがついていた場合、衛生面を考えると処分するのが安全です。
ただ、どうしても捨てたくない衣類は、必要な道具をそろえたうえでフンの除去やつけ置き洗いなどを行いましょう。
また、洗濯物への被害が何度も起こるなら、自宅にコウモリが棲みついている可能性があります。
フンや悪臭、騒音などのサインがあれば、早めに巣と侵入経路の特定から再来防止までを行いましょう。
害獣害虫コンシェルジュでは、コウモリの追い出しから清掃、消毒、再侵入防止まで一括で対応しています。
コウモリ被害でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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