ルーセットオオコウモリ徹底ガイド!生態と販売価格も解説

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ルーセットオオコウモリは、キツネやイヌのような顔をしていて、毛並みがふさふさとしていているオオコウモリです。
その愛くるしさに魅了されている方は多いでしょう。
動物園やイベントで会えるだけではなく、ペットとして飼うこともできます。
この記事では、ルーセットオオコウモリの生態と種類、会える場所と飼育方法について解説します。
あわせて、私たちの生活のすぐそばに潜むコウモリについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
・ルーセットオオコウモリの生態
・ルーセットオオコウモリの種類
・身近にいるコウモリの存在
ルーセットオオコウモリってどんなコウモリ?
ルーセットオオコウモリは、オオコウモリ科に分類されるコウモリの1種であり、ルーセットオオコウモリ属に属しています。
ここでは、ルーセットオオコウモリ属の基本的な情報を解説していきます。
そもそもオオコウモリとは

コウモリは哺乳類の仲間で、世界に約1,300種以上存在し、オオコウモリとココウモリの2つに分けられます。
オオコウモリとココウモリの違いは、以下のとおりです。
| オオコウモリ | ココウモリ | |
| 生息地 | 亜熱帯、熱帯 | 世界各地 |
| 体の大きさ | 体長20〜30cm | 体長5〜10cm |
| 翼を広げたときの大きさ | 40~60cm | 20cm程度 |
| 五感 | 視力、嗅覚が発達している | 視力が弱く、聴力が発達している |
| 食べ物の探索方法 | 目とニオイで確認する | 超音波 |
| 食べ物 | 果実・花・葉など | 昆虫 |
| 顔立ち | イヌやキツネにに似ている | ネズミに似ている |
オオコウモリとココウモリはまったく別の生き物といわれるほどに生態が異なります。
オオコウモリは視覚や嗅覚を使って食物を探し、果樹の種子散布に関わる生態的役割を担っています。
一方、ココウモリはほとんど物体が見えないほど視力が悪い反面、聴力に優れており、エコーロケーションを使えるのが特徴です。
エコーロケーションとは、超音波を出し、その反射音を使って周囲の物体までの距離、方向、大きさなどを把握する能力を指します。
ルーセットオオコウモリ属は超音波の使えるオオコウモリ

多くのオオコウモリは視力や嗅覚を頼りに食べ物を探すため、超音波は使えません。
しかし、ルーセットオオコウモリ属は例外で、エコーロケーションを使用でき、洞窟やマングローブ林のような暗い場所でも飛行できます。
ルーセットオオコウモリが発するのは超音波ではなく、「カチカチ」といったクリック音と呼ばれる舌打ちする音です。
クリック音の周波数帯は約20〜40kHzで、高周波の域に分類され、波長が短いのが特徴です。
波長が短いほど、細かい凸凹を認識できるため、狭い空間でも物にぶつからずに飛行できます。
状況によって視覚とエコーロケーションを切り替えられる点は、他のオオコウモリにはみられない特徴といえるでしょう。
ルーセットオオコウモリの種類
ルーセットオオコウモリには、さまざまな種が存在します。
ここでは、代表的な種と、その特徴、主食などを詳しく紹介します。
エジプシャンルーセットオオコウモリ

| 学名 | Rousettus aegyptiacus |
| 英名 | Egyptian Rousette Bat |
| 和名 | エジプトルーセットオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 12~19cm |
| 体重 | 80~170g |
| 生息地 | トルコ、パキスタン、エジプト、スーダン |
| ねぐら | 樹木、洞窟、古い建物 |
| 食性 | 果実 |
エジプシャンルーセットオオコウモリは、ルーセットオオコウモリ属の代表種です。
生息地はトルコ、パキスタンなどのアジア南西部から、エジプト、スーダンといったアフリカ北東部まで幅広い地域に及びます。
森林地帯やサバンナを拠点として暮らしており、昼間は休息し、夜間に活動をします。
エジプシャンルーセットオオコウモリの見た目
エジプシャンルーセットオオコウモリは、柔らかな毛並みとキツネのような顔立ちが特徴です。
とても可愛らしく、イヌやキツネに似た外見をしています。
大きく黒い瞳と細長い鼻先が特徴で、毛足の長さや体のサイズ感も、温和で落ち着いた印象を与えます。
体長はおよそ20cm弱で、翼を広げると40〜60cmほどになり、体毛は淡い褐色で、ふんわりとした質感があり、触れると柔らかくモフモフしています。
フンは1〜2cmほどの丸い形で、黒〜濃い茶色をしており、体格に対して排泄物は比較的小さいです。
エジプシャンルーセットオオコウモリのねぐら
エジプシャンルーセットオオコウモリは、暗く安全な場所をねぐらとし、群れで生活します。
夜行性のため、昼間は外敵から身を守って休める温度と湿度が安定した洞窟や古い建造物、遺跡、岩場の隙間などをねぐらとしています。
温度15~30℃、湿度50~80%が保たれる場所を好むため、熱帯雨林だけでなく草原地帯のサバンナでも発見され、洞窟や木をねぐらとしています。
群れの規模は20〜90匹程度の小さな集団から、約1万匹にも達する巨大な集団を形成することもあります。
エジプシャンルーセットオオコウモリの繁殖・寿命
エジプシャンルーセットオオコウモリの繁殖期は、4〜8月頃と10〜2月頃の2回で、どちらも時期の終わり頃に出産します。
基本的に1産1子で、子どもは生後2ヶ月ほどで自立飛行が可能になります。
ただし、自分で飛べるようになった後も母親に手厚く世話をされ、生後約15ヶ月でオス、メスとも性成熟します。
野生下での寿命は8〜10年ほどですが、飼育下では最長で25年生きた例がある長寿のコウモリです。
エジプシャンルーセットオオコウモリの主食
エジプシャンルーセットオオコウモリは、イチジク、クワ、イナゴマメなど熟した果実を好んで食べます。
自分の体重の半分〜1.5倍に及ぶ量の果物を食べる、食欲旺盛なコウモリです。
果実をかみ砕いたあと、柔らかい果肉と果汁だけを吸い取り、残った皮や種は吐き出します。
飼育環境では、バナナ、マンゴー、リンゴなどの柔らかく水分量が多いものがよく与えられます。
デマレルーセットオオコウモリ

| 学名 | Rousettus leschenaulti |
| 英名 | Leschenault’s rousettte |
| 和名 | デマレルーセットオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 14~16cm |
| 体重 | 85g |
| 生息地 | 中国、インド、パキスタン、ネパール |
| ねぐら | 洞窟、岩の割れ目、古い建物 |
| 食性 | 果実 |
デマレルーセットオオコウモリは、インド、パキスタン、ネパールなどのアジア南部から、中国南部まで幅広い地域に生息しています。
熱帯の森林や沿岸部を好み、群れをつくって生活します。
デマレルーセットオオコウモリは、19世紀のフランスの動物学者アンセルム・ガエタン・デマレが発見したコウモリです。
このことがきっかけで、デマレという名前がつけられましたました。
デマレルーセットオオコウモリの見た目
デマレルーセットオオコウモリの体毛は全体的に茶褐色で、腹側に向かうにつれて色が淡くなり、自然光の中では、体色のグラデーションがよりくっきり見えます。
顎の下に生えている、淡い長毛もデマレルーセットオオコウモリの特徴です。
鼻先がやや細長く、目は大きくくりくりとしていてイヌに似た可愛らしい見た目をしています。
翼を広げたときのサイズはおよそ40cm程度で、オオコウモリの中では小さめです。
とはいえ、スズメが翼を広げたときの大きさが約20cmなので、その2倍と考えると迫力を感じますね。
また、排泄物は黒もしくは濃い茶色の小さなペレット状で、楕円形や細長い形をしています。
デマレルーセットオオコウモリのねぐら
デマレルーセットオオコウモリは、洞窟や岩の割れ目、古い建物の天井裏、廃墟、使われなくなったトンネルなど暗くて天敵から身を隠せる場所に棲みつきます。
温度20~30℃、湿度50~80%のあたたかく湿った環境を好むのが特徴です。
数千匹にも及ぶ大規模な集団で暮らしており、身を寄せ合って暮らしています。
デマレルーセットオオコウモリの繁殖・寿命
デマレルーセットオオコウモリの繁殖期は年に1~2回で、一度に1子出産します。
出産はぶら下がった姿勢のまま行い、生まれたばかりの子は約12gと非常に小柄です。
子どもは自力で飛べるようになるまで親の翼に包まれながら成長し、生後1ヶ月ほどで離乳し、約2歳で成獣となります。
寿命は野生でおよそ15年ですが、飼育下では最長30年生きた例もあります。
デマレルーセットオオコウモリの主食
デマレルーセットオオコウモリは、バナナやパパイヤ、キウイなどの柔らかく甘い果実を食べます。
他のルーセットオオコウモリと同様に、果肉や果汁、花の蜜を摂取し、不要な種は噛み砕いた後に吐き出します。
ジュフロワルーセットオオコウモリ

| 学名 | Rousettus amplexicaudatus |
| 英名 | Geoffroy’s Rousette |
| 和名 | ジュフロワルーセットオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 13~15cm |
| 体重 | 64~106g |
| 生息地 | ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ソロモン諸島 |
| ねぐら | 洞窟、岩の割れ目 |
| 食性 | 果実 |
ジュフロワルーセットオオコウモリは、東南アジアを中心に分布するオオコウモリの1種です。
ジュフロワルーセットオオコウモリの見た目
ジュフロワルーセットオオコウモリの体毛は灰色がかった茶色で、腹面は淡い色合いをしており、頭頂部の色が濃くなっています。
顎や首の周囲には長毛があり、成獣のオスには首の側面に明るい黄色のふさ状の毛が現れ、体はメスより大きい傾向があります。
下の切歯は二分され、犬歯の外側に縦溝がある他、上顎の第一小臼歯が第二小臼歯より小さい点も特徴です。
ジュフロワルーセットオオコウモリのねぐら
ジュフロワルーセットオオコウモリは、大きな洞窟や岩の割れ目、古い墓など暗くて静かな環境を好みます。
集団でねぐらに棲みつき、多い場合には100万匹を超える群れを形成することも。
ジュフロワルーセットオオコウモリの繁殖
ジュフロワルーセットオオコウモリの繁殖期は年に2回で、出産するのは3~4月頃と8~9月頃です。
出産直後に次の妊娠が始まる重複妊娠が可能なため、年間を通じて安定した個体数を維持できます。
妊娠期間は約5ヶ月で、生まれた子どもは生後2ヶ月半~3ヶ月まで母親の授乳によって育てられます。
ジュフロワルーセットオオコウモリの主食
ジュフロワルーセットオオコウモリは、バナナやイチジクなどの柔らかい果実を自然の森林や果樹園で採取します。
ドリアンの花粉から不足している栄養素を補うこともあります。
マダガスカルルーセットオオコウモリ

| 学名 | Rousettus madagascariensis |
| 英名 | Madagascan rousette |
| 和名 | マダガスカルルーセットオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 11.5cm~14.5cm |
| 体重 | 50~80g |
| 生息地 | マダガスカル共和国 |
| ねぐら | 洞窟 |
| 食性 | 果実 |
マダガスカルルーセットオオコウモリは、マダガスカル共和国のマダガスカル島のみに生息する固有種です。
熱帯雨林が多い湿った地域に多く見られ、マダガスカル島の中央部や高地、乾燥した南西部ではほとんど観察されません。
マダガスカルルーセットオオコウモリの見た目
マダガスカルルーセットオオコウモリの顔の特徴は、尖った鼻と短い耳、大きな目で、可愛らしいイヌに似た顔立ちをしています。
翼を広げたときの大きさはおよそ42.5cm〜52cm で、翼開長が1mを超える他のオオコウモリに比べると、小柄で可愛らしいサイズです。
背中は赤みがかった灰茶色、腹面は薄い灰色の密な長毛で覆われており、首、喉、肩の毛は比較的短く、腕や脚にはほとんど毛がありません。
季節によって体重は変動し、5月~7月は気温の低下や食料不足により低体重になります。
マダガスカルルーセットオオコウモリのねぐら
マダガスカルルーセットオオコウモリの主なねぐらは、海に近い低地の洞窟です。
日中は低地の洞窟で数十匹から数百匹単位の群れをつくって休み、採餌の際は低地の熱帯雨林や落葉樹林まで移動し、果実や花の蜜を探します。
マダガスカルルーセットオオコウモリの繁殖
マダガスカルルーセットオオコウモリは、年に1回、10月~1月の間に1匹の子どもを出産します。
生まれた子どもは、約2ヶ月間母親の翼に包まれて世話をされ徐々に自立します。
マダガスカルルーセットオオコウモリの主食
マダガスカルルーセットオオコウモリの主食は、イチジク、バナナ、ライチ、クローブの実などの柔らかい果実です。
カルシウムや脂質、水分を豊富に含む果実を選んで栄養を補給し、果実を口にくわえ、採餌場所から離れた安全な場所で食べます。
セレベスルーセットオオコウモリ

| 学名 | Rousettus celebensis |
| 英名 | Sulawesi rousette |
| 和名 | セレベスルーセットオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 10cm |
| 体重 | 63g |
| 生息地 | インドネシア |
| ねぐら | 洞窟 |
| 食性 | 果実 |
セレベスルーセットオオコウモリは、インドネシアのスラウェシ島にのみ生息しており、島外で見ることはほぼありません。
セレベスルーセットオオコウモリの見た目
セレベスルーセットオオコウモリは、体長約10cmとオオコウモリの中では小型で、体全体が茶色の毛で覆われています。
すねまで密生した毛で覆われ、オスの陰茎先端は扁平で三角形をしており、小さな耳たぶや狭く三角形の頬骨など、骨格や毛の構造が独特です。
セレベスルーセットオオコウモリのねぐら
セレベスルーセットオオコウモリは海沿いの小さな洞窟をねぐらにし、10匹前後の小規模な集団で生活します。
夜になると一斉に飛び立って森の中で果実や花の蜜を採食します。
ルーセットオオコウモリはどこで会える?
ルーセットオオコウモリは、海外の熱帯地域にいるオオコウモリで、日本国内には生息していませんが、動物園やエキゾチックアニマル展示イベントでその姿を楽しめます。
動物園
ルーセットオオコウモリは日本の複数の動物園で飼育されています。
展示されているのは、主にエジプシャンルーセットオオコウモリとデマレルーセットオオコウモリです。
| 種類 | 会える動物園 |
| エジプシャンルーセットオオコウモリ | ・東武動物公園 ・天王寺動物園 ・池田動物園 ・高知県立のいち動物公園 ・豊橋総合動植物公園 ・神戸どうぶつ王国 ・平川動物公園 ・神戸市立王子動物園など |
| デマレルーセットオオコウモリ | ・上野動物園 ・千葉市動物公園 ・福岡市動物園 ・広島市安佐動物公園など |
エキゾチックアニマル展示イベント

ルーセットオオコウモリは、動物園だけでなくエキゾチックアニマルの展示イベントでも観察できます。
エキゾチックアニマルの展示イベントは、爬虫類や小動物、猛禽類など珍しい生き物を展示するイベントです。
主に、都市部のイベントホールで開催されています。
・東京レプタイルズワールド https://tourep.jp/
・ジャパンレプタイルズショー https://www.rep-japan.co.jp/jrs/
・EXOTIC REPTILE EXPO https://reptilexpo-jp.com/
展示されているルーセットオオコウモリは、エジプシャンルーセットオオコウモリとデマレルーセットオオコウモリです。
ただし、どのイベントでも必ずルーセットオオコウモリが展示されているわけではなく、実際に展示場に行くまで会えるかはわかりません。
ルーセットオオコウモリはペットとしても人気
ルーセットオオコウモリは愛らしい見た目と穏やかな性格でペットとしての人気も高いです。
ただし、購入できる場所が限られているうえに飼育には高い維持費がかかります。
専門店でしか入手できない
ルーセットオオコウモリはエキゾチックアニマルに分類され、流通量が限られているため、通常のペットショップでは入手できません。
エキゾチックアニマル専門店や、エキゾチックアニマル展示イベントで販売されています。
ただし、エキゾチックアニマル専門店は通常のペットショップよりも店舗数が少ないうえに、ルーセットオオコウモリは国内繁殖された個体が中心で流通量は多くありません。
エキゾチックアニマルを扱っているからといって必ずルーセットオオコウモリが販売されているとは限らないため、来店前に電話で問い合わせたりWebサイトで調べたりして情報収集を行いましょう。
販売されているのはエジプシャンルーセットオオコウモリかデマレルーセットオオコウモリ
国内でペットとして入手できるルーセットオオコウモリは、エジプシャンルーセットオオコウモリとデマレルーセットオオコウモリの2種です。
その他は絶滅の危機に瀕している種が多いため入手できません。
エジプシャンルーセットオオコウモリが専門店でもっとも多く流通しており、デマレルーセットオオコウモリは専門店でもなかなかみかけません。
値段は10万~20万円
ルーセットオオコウモリの値段は10万~20万円ほどで、価格は個体の健康状態や性別、体格などで変動し、メスはオスより高値で取引される傾向にあります。
同じエキゾチックアニマルであるリスザルは80万~100万円、フクロウは40万~60万円と考えると、エキゾチックアニマルの中では手に入りやすい価格帯といえます。
飼育の維持費は年間20万円以上

ルーセットオオコウモリを飼育する際は、初期費用と維持費をあらかじめ把握しておきましょう。
初期費用は最大で30万円程度かかります。内訳は以下のとおりです。
| 価格相場 | |
| コウモリ本体 | 10万~20万円 |
| ケージ | 2万~3万円 |
| 止まり木・ロープ | 1,000円 |
| 給水機 | 2,000~3,000円 |
| ペット用ヒーター | 5,000~7,000円 |
| ペット用クーラー | 4,000~3万円 |
| 加湿器 | 5,000~2万円 |
維持費(ランニングコスト)については、年間で20万円以上かかります。
| 年間維持費 | 月間維持費 | |
| エサ | 9万円 | 7,500円 |
| ペットシーツ | 3万2,000円 | 2,640円 |
| ペット用ウェットシート | 800円 | 60円 |
| ペット用除菌・消臭スプレー | 1万2,000円 | 1,000円 |
| 医療費(ケガ・病気の治療代) | 7万円 | 5,800円 |
高級な果物を食べるためエサ代がかさみやすく、珍しい動物であることから病気やケガをした場合はイヌやネコよりも治療費が高額になる傾向があります。
飼育のハードルは高い
ルーセットオオコウモリを飼育する際は、生態を理解して環境を整える必要があります。
・清潔な環境を保つ必要がある
・適度に運動させる必要がある
・温度と湿度の管理を徹底する必要がある
・20年以上生きる場合がある
コウモリは綺麗好きな動物のため、不衛生な環境で飼っていると病気にかかることがあります。
ケージ内の排泄物やエサの汚れは毎日拭き取り、ペットシーツはこまめに交換しましょう。
加えて、週に1回は洗剤を使って念入りに掃除し、常に清潔な状態を保つことが大切です。
また、狭いケージに閉じ込めたままにすると運動不足でストレスが溜まるため、室内で自由に飛ばせる時間を確保する必要があります。
理想的な飛行スペースは15~20畳程度で、障害物や割れ物を片付け、安全に配慮したうえで運動させましょう。
温度と湿度の管理も重要で、飼育場所は常に25~30℃、湿度50~80%を維持できているか、毎日温度計・湿度計でチェックしてください。
さらに、オオコウモリは20年近く生きることがある長寿な動物のため、自分の経済力や体力、生活環境の変化を考慮したうえで飼育する必要があります。
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日本にもコウモリは生息している
ルーセットオオコウモリは海外にしか生息していませんが、日本国内にも野生のコウモリが生息しており、身近な場所で姿を確認できる種も存在します。
日本には約35種のコウモリが生息している
日本には約35種のコウモリが生息しており、そのほとんどは小型のココウモリです。
| オオコウモリ | ココウモリ | |
| 生息地 | 亜熱帯、熱帯 | 世界各地 |
| 体長 | 20〜30cm | 5〜10cm |
| 翼を広げた大きさ | 40~100cm | 20cm |
| 五感 | 視力、嗅覚が発達している | 視力が弱く、聴力が発達している |
| 食べ物の探索方法 | 目とニオイで確認する | 超音波 |
| 食べ物 | 果実・花・葉など | 昆虫 |
| 顔立ち | イヌやキツネにに似ている | ネズミに似ている |
オオコウモリは亜熱帯や熱帯に生息し、体長20〜30cm程度、翼を広げると40~100cm程度で、視力と嗅覚を頼りに果物や花を探します。
一方、ココウモリは世界中に生息し、体長5〜10cm程度、翼を広げても20cm程度と小型で、超音波を使って主食である昆虫を見つけます。
見た目も大きく異なり、オオコウモリはイヌやキツネのような顔ですが、ココウモリは目が小さく鼻先が尖っていてネズミに近い顔をしています。
住宅街に姿を現すコウモリもいる
コウモリは自然豊かな場所だけでなく、住宅街にも姿を現すことがあります。
人間の生活圏に飛来するのは、ココウモリの1種であるアブラコウモリで、夕暮れ時に民家の周辺を飛び回る姿がよく観察されます。
住宅街に現れるのはアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
参考:識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
先述のとおり、住宅街や都市部で見かけるコウモリは、ココウモリの1種であるアブラコウモリです。
アブラコウモリは、蚊やユスリカ、カメムシなどの小さな昆虫を主食としており、住宅街近くの雑木林や河川でエサを確保します。
体長は10cm未満、体重は5~10gと小型で、高架橋や地下水路、民家に棲みつくことも。
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アブラコウモリは民家に棲みつく
アブラコウモリは、採餌後に近くの民家に入り込み、そのまま棲みつきます。
体が小さいため、屋根や軒下、シャッターや雨戸の隙間などの1~2cmの隙間から侵入します。

・屋根の隙間軒下の隙間
・玄関の隙間
・雨どい
・室外機のダクト
・換気口
・換気扇
・シャッターの隙間
・雨戸の隙間
民家に侵入後、屋根裏や床下、雨戸の戸袋など暗く天敵に見つかりにくい場所をねぐらとして選ぶのが特徴です。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト内
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
アブラコウモリは、鳥やネズミのように枝や葉を集めて巣をつくるわけではありません。
屋根裏や床下など、棲みついた場所そのものを巣と呼び、集団の規模は最低でも10匹程度、最大で200匹に及ぶ場合も。

アブラコウモリがもたらす被害

アブラコウモリが棲みつくと、さまざまな被害が起こる可能性があります。
健康被害
アブラコウモリが民家に棲みつくと、フンや体にいるウイルスや寄生虫によって人間の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
1匹当たりの排泄量が多く、なおかつ集団で生活するため、巣の中や周辺に大量のフンが蓄積します。
アブラコウモリのフンは、ボロボロと崩れやすく粉塵化しやすいため、フンに含まれているカビや菌が空気中に舞って、アレルギーにかかる可能性も。
具体的なアレルギー症状は以下のとおりです。
・鼻炎
・目のかゆみ
・皮膚の炎症
・喘息のような咳や息苦しさ
また、野生のコウモリは深刻な感染症を媒介する可能性もあります。
| 感染症 | 症状 |
| 狂犬病 | 発熱、頭痛、全身倦怠、嘔吐、恐水症、恐風症 |
| エボラ出血熱 | 熱、倦怠感、食欲低下、頭痛など |
| ニパウイルス感染症 | 発熱、頭痛、めまい、嘔吐など急性脳炎症状 |
| ヘンドラウイルス感染症 | 発熱、筋肉痛、肺炎、脳炎による意識障害 |
| リッサウイルス感染症 | 発熱、食欲不振、倦怠感、咽頭痛など |
体に保有している菌やウイルスが原因でアレルギーを発症したり、感染症にかかったりするリスクもあるため、アブラコウモリを見つけても絶対に素手で触れないでください。
住宅被害

アブラコウモリが棲みつくと、糞尿によって住宅に被害が生じることがあります。
巣に溜まった糞尿に含まれる酸性成分が建材に影響を与え、シミや腐食が発生しやすくなるのです。
雨戸の戸袋にフンが蓄積すると開閉が困難になり、屋根裏にフンが蓄積すると建材の腐食が進行する可能性も。
長期間放置すると天井や壁の建材が劣化し、住宅の耐久性が低下する場合があります。
騒音被害

アブラコウモリは非常に小柄なため、単体では移動音や鳴き声はあまり目立ちませんが、数十匹以上の集団になると騒音が家全体に響き渡ります。
危険を察知した場合には、「キィキィ」と甲高い鳴き声を発し、天井や壁の中を移動する際には断熱材に体がこすれて「カサカサ」と音がします。
騒音が続くと睡眠障害や日常生活のストレスにつながる可能性も。
悪臭被害

アブラコウモリは、小さな体ながら1匹あたり1日に約100~500匹の昆虫を捕食するため、排泄量が多く巣の中に大量のフンが蓄積します。
フンはドブ臭とアンモニア臭が混ざった独特のツーンとしたニオイを放ち、換気口やエアコンの空気に混ざって家中に充満すると、ストレスが溜まるだけではなく気分が悪くなって吐き気を催したり頭が痛くなったりすることがあります。
また、屋外に散らばったフンを放置したままにすると、悪臭によって近隣から苦情がくるかもしれません。
アブラコウモリが棲みついたら駆除しよう

アブラコウモリが住宅に棲みついた場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
アブラコウモリは法律で捕獲や殺傷が禁じられており、むやみに駆除すると重い罰則が科される可能性があります。
ここでは、自分でできるアブラコウモリの正しい駆除方法について解説します。
アブラコウモリは殺傷・捕獲はNG

野生のコウモリは、鳥獣保護管理法によって保護されており、許可なく捕獲・殺傷すると罰則の対象となります。
見た目が小さくてかわいいからという理由で飼育することや、網や手で捕まえたり、棒やほうきで叩いて退治したりする行為も禁止です。
違反すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるため、アブラコウモリを駆除したい場合は、傷つけずに追い出すしかありません。
駆除手順①巣の場所と侵入経路を特定

アブラコウモリを駆除する際は、まず巣の場所と侵入経路を特定しましょう。
数匹を見かけた場所だけに対処しても効果はなく、すべてのアブラコウモリを追い出すためには正確に巣との場所を把握しなければなりません。
また、アブラコウモリは帰巣本能が強いため、一度追い出してもまた同じ場所に戻ってきます。
侵入経路が開いたままだとまた棲みつかれる可能性があるため、侵入経路を把握して封鎖することが必要です。
・屋根の隙間
・軒下の隙間
・玄関の隙間
・雨どい
・室外機のダクト
・換気口
・換気扇
・シャッターの隙間
・雨戸の隙間
アブラコウモリは、日没から20〜30分程度経つと採餌のために行動を開始するため、その時間帯に自宅周辺を観察すると、出入りしている場所を把握できるでしょう。
また、フンが落ちていたり悪臭を特に強く感じたりする場所も巣や侵入経路の特定の目安になります。
駆除手順②駆除道具の購入

アブラコウモリの巣や侵入経路を特定したら、道具をそろえましょう。
アブラコウモリのフンや体にはウイルスが含まれているため、吸い込んだり触れたりすると健康被害を招く危険があります。
安全面を考慮し、作業の際は必ずマスクやゴム手袋を着用しましょう。
コウモリの駆除や捕獲は禁止されているため、追い出すために忌避スプレーが必須です。
巣の清掃や消毒にはハンドクリーナーと消液を使用し、再侵入防止のために、コーキング剤や隙間パテ、金網、パッキンテープなどを準備しましょう。
金網は空気のとおり道、パテはひび割れや大きな穴、コーキングは窓枠周辺の細かい隙間に使用します。
また、軒下の付近など高所での作業は脚立を使う場合があり、2m以上の高所作業にはヘルメットなどの安全防具を使用することが推奨されています。
駆除手順③アブラコウモリを追い出す

アブラコウモリを追い出す際は、忌避スプレーを用いて日中に作業しましょう。
アブラコウモリは日没後に活動する夜行性のため、日中に巣で休んでいるタイミングを狙います。
忌避剤スプレーを巣の隙間や侵入経路に差し込んで10秒以内の断続的な噴射を繰り返し、すべてのアブラコウモリを追い出しましょう。
長時間スプレーをかけ続けると、アブラコウモリが死亡する可能性があるため注意してください。
作業中は、狂犬病やリッサウイルス感染症などの恐ろしい感染症に罹患する可能性があるため、飛び出してきたアブラコウモリとの接触を避ける必要があります。
・アブラコウモリを追い出す際の注意点
・長袖と長ズボンを着用し、アブラコウモリとの接触を避ける
・動けなくなったアブラコウモリがいても決して素手で触れない
・アブラコウモリが次々と飛び出すため、巣の中や侵入経路を覗き込まない
・忌避スプレーによる刺激を避けるため、防塵マスクとゴム手袋を着用する
駆除手順④巣の清掃と消毒

アブラコウモリを追い出した後は、糞尿による健康被害や害虫の発生、家屋の腐食を防ぐために、必ず巣の清掃と消毒を行いましょう。
フンの粉塵によって感染症にかかるリスクがあるため、作業中は必ず防塵マスクとゴム手袋を着用してください。
ハンドクリーナーでフンを吸い取って除去し、衛生面を考慮して使用後は破棄するのがおすすめです。
清掃後はアルコール濃度72%以上の消毒液を雑巾に染み込ませて拭き取ります。
市販のアルコール消毒液は濃度が約75%であるものが多いため、そのまま使って問題ありません。
ゴキブリやダニなどの害虫も発生している可能性があるため、殺虫剤も用意しておきましょう。
駆除手順⑤侵入経路を塞ぐ

アブラコウモリの再来を防ぐため、巣の清掃と消毒後に侵入経路を封鎖しましょう。
アブラコウモリは帰巣本能が強く、追い出しても同じ場所に戻ってくる可能性が非常に高いため、侵入経路を塞がなければ、一時的に追い出すことができても再び棲みつかれる可能性があります。
屋根や軒下、雨戸、室外機ダクトなどの隙間は、封鎖しても日常生活に影響がないため、コーキング剤や害獣用パテで塞ぐのがおすすめです。
換気口や換気扇は、通気性を保てる目が細かい金網で対応しましょう。
なお、封鎖作業はアブラコウモリを完全に追い出したことを確認した後に行いましょう。
万が一アブラコウモリが残った状態で塞いで家の中で死亡した場合、死骸が悪臭や害虫の原因になるうえ、鳥獣保護法違反となる可能性があります。
また、ジェルや固形タイプの忌避剤、燻煙剤、ハッカ油などを併用すると再来防止効果が高まります。
自分での対応が不安ならプロに依頼
アブラコウモリの駆除作業に不安を感じる場合は、プロへの依頼を検討しましょう。
自力で駆除する場合、侵入経路や巣の特定、追い出し、フンの清掃と巣の消毒、再侵入防止まで対応する必要があります。
また、高所や狭所で作業をする必要がある他、大量のフンを処理しなければならないため、ケガや感染症のリスクが伴います。
プロは巣や侵入経路を正確に特定し、追い出しと封鎖作業、再発防止策まで一括で対応可能です。
作業を任せると手間や時間を節約でき、精神的負担も軽減されるため、安全性や確実性を重視し、完全な駆除を目指すならプロへの依頼がおすすめです。
まとめ
ルーセットオオコウモリは、ふわふわした毛と愛らしい顔立ちが特徴のコウモリです。
エジプシャンルーセットオオコウモリをはじめ複数の種が存在し、動物園やエキゾチックアニマル展示イベントで観察でき、ペットとして飼うことも可能です。
しかし、温度管理や食事管理など維持の難しさから飼育のハードルは高めです。
一方、日本の住宅街にはアブラコウモリが民家に棲みつき、放置するとさまざまな被害の原因となる場合も。
自宅にアブラコウモリが棲みついた際は、早めに対策を行いましょう。
自分でも駆除は可能ですが、追い出しから巣の清掃、侵入経路の封鎖までを確実におこないたい場合はプロへの依頼がおすすめです。
コウモリ被害にお悩みの方はぜひ一度害虫害獣コンシェルジュにご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- 忌避液散布:19,800 円/30㎡まで
- 侵入口閉鎖作業:500 円/箇所~
- 清掃作業:2,200 円/㎡
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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