白くてかわいいシロヘラコウモリ!どこに棲んでいるの?

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まるで小さな妖精のような白い見た目のシロヘラコウモリ。そのかわいい姿に魅了され、詳しい生態を知りたいと思っている方は多いでしょう。
この記事では、シロヘラコウモリの生態と生息状況についてプロの見解をまじえて詳しく解説します。
あわせて、私たちのもっとも身近に潜むコウモリの存在についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
・シロヘラコウモリの生態
・シロヘラコウモリの生息状況
・身近にいるコウモリの存在
シロヘラコウモリとは

| 学名 | Ectophylla alba |
| 英名 | Honduran white bat |
| 和名 | シロヘラコウモリ |
| 分類 | 翼手目ヘラコウモリ科 |
| 体長 | 3.7〜4.7g |
| 体重 | 5.7g |
| 生息地 | コスタリカ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ |
| ねぐら | 植物の葉 |
| 食性 | 果実 |
シロヘラコウモリは、全身が白い毛で覆われた珍しいコウモリです。
ホンジュラスやコスタリカなど、中央アメリカの熱帯雨林の低地に生息しています。
シロヘラコウモリの顔

シロヘラコウモリは、アルビノではないにもかかわらず白い毛を持つ体色に、明るいオレンジ色の耳と鼻の顔が特徴的です。
ねぐらとする植物から摂取するカロテノイドという色素成分や、果実に含まれる色素の影響で鮮やかな色になります。
鼻の先には尖った鼻葉というひだがついており、独特の形をしているのも特徴です。
また、ワタボウシタマリンやシルバーマーモセットといった、熱帯地方に生息し白い毛を持つ動物たちと同様に、強い日差しから肌を守る日焼け止めの役割を果たしています。
シロヘラコウモリの身体
シロヘラコウモリは、体長が人間の親指ほどしかない小型のコウモリです。
体重は6gにも満たず、世界でもっとも軽いコウモリの一種とされています。
全身が真っ白な体毛に覆われており、ふわふわとした見た目から「世界一かわいいコウモリ」と呼ばれることもあります。
小柄ながら筋肉が発達しており、大きな葉の裏にしっかりとぶら下がって生活しています。
シロヘラコウモリの鳴き声

シロヘラコウモリは、鳴き声をあげる代わりに超音波を発して生活しています。
発した超音波が周囲の物体に当たって返ってくる反響をもとに、距離や位置を正確に把握できます。
この仕組みを使って、森の中で障害物を避けながら飛び回り、エサとなる果実を探せるのがシロヘラコウモリの特徴です。
シロヘラコウモリの超音波は非常に高音域で、人間が聞ける上限が20kHzほどに対し、大きく超える周波数です。
仲間とのコミュニケーションにも超音波を用い、互いの位置を確かめ合いながら行動しています。
シロヘラコウモリの翼

シロヘラコウモリの翼は、身体の白さとは対照的に薄いグレーの色をしています。
翼の一部にはオレンジ色がまじり、耳や鼻とあわせて美しい色合いをつくり出しています。
翼を広げたときの大きさはおよそ10cmほどで、小柄な体に似合ったコンパクトな形です。
短い距離をすばやく移動するのに適しており、森のなかでも器用に飛び回ることができます。
シロヘラコウモリのねぐら

シロヘラコウモリは、アメリカの熱帯地域に育つヘリコニアという植物の葉をねぐらにしています。
ヘリコニアはバナナのような楕円形の大きな葉をもち、高さが6〜7mほどにもなる植物です。
シロヘラコウモリはこの葉に切れ込みを入れ、逆V字型のテントのような形にして休みます。
1匹のオスに対して5〜6匹のメスが一緒に暮らしますが、同じ場所にとどまるのは1日程度です。
日中は葉の中で眠り、白い毛が太陽の光を反射して葉の緑色に溶け込み、上空から狙う猛禽類などの天敵から身を守ります。
シロヘラコウモリの繁殖
シロヘラコウモリは毎年5〜8月頃に出産し、たくさん産むのではなく、一度に産むのは1匹だけです。
生まれた子どもは20日ほどで親から離れて飛び立ち、35日ほどで大人と同じ大きさになります。
子育てを行うのはメスのみで、最大10数匹の小さな集団を形成して生活し、オスは別の場所で単独行動をします。
シロヘラコウモリの主食
シロヘラコウモリは、イチジクだけを食べて生きています。
果実を食べるコウモリというと、身体が大きくて超音波を使わない「オオコウモリ」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、シロヘラコウモリは超音波で周囲を確認しながら飛び、果実を食べるという点で、世界的にも珍しい存在です。
シロヘラコウモリは準絶滅危惧種

シロヘラコウモリは、IUCNは「国際自然保護連合」の略であり、レッドリストで「準絶滅危惧」に分類されています。
現時点では絶滅の危機に瀕してはいませんが、近い将来、絶滅危惧種に移行する恐れがあると考えられています。
IUCNの分類では、「深刻な危機」「危機」「危急」などの上位カテゴリに比べ、準絶滅危惧はその一歩手前の状態です。
野生個体数が減少傾向にあり、このまま環境の悪化が進むと絶滅のリスクが高まる段階にあります。
<IUCN(国際自然保護連合)レッドリスト>
| 絶滅 | 疑いなく最後の1個体が死亡した場合 |
| 野生絶滅 | 栽培、飼育下、あるいは過去の分布域の明らかに外側で野生化した個体群のみで生存している場合 |
| 深刻な危機 | 野生で極度に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 危機 | 野生で非常に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 危急 | 野生で高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 準絶滅危惧 | 近い将来、絶滅のカテゴリーに合致する、あるいはすると考えられる場合 |
| 低懸念 | 「深刻な危機」、「危機」、「危急」、「準絶滅危惧」のいずれの要件も満たしていない場合 |
| データ不足 | 十分な情報がないため、分布状況や個体群の状況にもとづいて絶滅のリスクを直接的にも間接的にも評価できない分類群 |
熱帯雨林の破壊でシロヘラコウモリが減少している

シロヘラコウモリの数が減っている大きな原因は、ねぐらやエサとなる環境が失われていることです。
シロヘラコウモリが暮らす熱帯雨林では、ヘリコニアやイチジクなど、生活に欠かせない植物が豊富に育っています。
しかし近年、森林を切り開いて農地をつくったり、木材や紙を得るために伐採が進んだりしています。
シロヘラコウモリが生息する中央アメリカでは、2015年から2020年の5年間でおよそ16万8,000ヘクタールもの熱帯雨林が失われており、これは東京ドーム約3万4,000個分にあたります。
WCS(野生生物保全論研究会)による森林保全活動
WCSは、「Wildlife Conservation Society」の略で、シロヘラコウモリの生息地を守るための活動を行っている団体です。
野生動物の保全を世界規模で推進しており、シロヘラコウモリの生息状況の観察や調査を継続的に行っています。
ホンジュラスとニカラグアのカリブ海沿岸地域「モスキート海岸」では、先住民族と協力しながら熱帯雨林の保護を呼びかけています。
この地域では、違法な牧場経営の拡大によって森林破壊が進んでおり、シロヘラコウモリを含む多くの野生動物の生息環境が脅かされています。
シロヘラコウモリは動物園で見られる?
シロヘラコウモリは珍しいコウモリのため、動物園で見られるのか気になる人も多いでしょう。
ここでは、シロヘラコウモリが日本の動物園で見られるのかについて紹介します。
シロヘラコウモリは動物園にいない
2025年10月現在、シロヘラコウモリを展示している動物園は確認されていません。
シロヘラコウモリは中央アメリカの熱帯雨林にしか生息しておらず、飼育や輸送が非常に難しい種です。
そのため、日本含む世界中の動物園でも実際に観察できる場所はほとんどありません。
シロヘラコウモリは飼育できない
シロヘラコウモリは準絶滅危惧種に指定されており、飼育することはできません。
日本の感染症予防法により、商業目的の国際取引は事実上禁止されています。
野生では熱帯雨林の高温多湿な環境で暮らしているため、同じ条件を家庭で再現するのはほぼ不可能です。
仮に飼育できたとしても、温度や湿度の管理、ねぐらとなる植物の確保など、非常に高度な環境づくりが求められます。
そのため、シロヘラコウモリを個人で飼うことは現実的ではなく、研究機関による保護下での飼育に限られています。
日本に生息するコウモリ
シロヘラコウモリは中央アメリカの熱帯雨林に暮らすため、日本では見ることができません。
しかし、日本にもコウモリは生息しており、その種数は約35種です。
ここでは、日本に生息するコウモリについて紹介します。
日本には約35種のコウモリが生息している
日本には、約35種類のコウモリが生息しています。
これらは大きく「ココウモリ」と「オオコウモリ」の2つのグループに分けられます。
それぞれの種類によって生息地域や生活の仕方が異なり、都市部や山林など、さまざまな場所で見ることができます。
日本に生息しているコウモリについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ココウモリとオオコウモリは、見た目や食べ物、生息環境などが大きく異なります。
それぞれの特徴は、次の表のとおりです。
| 比較項目 | ココウモリ | オオコウモリ |
| 顔の特徴 | 小さな目と大きな耳をもつ | 目が大きい |
| 体の大きさ | 約5〜10cm | 約20〜30cm |
| 主な食べ物 | 昆虫 | 果実や花、植物の葉 |
| 生活環境 | 暗い場所に潜んでいる | 樹の枝にぶらさがっている |
| 超音波の有無 | 超音波で周囲を確認する | 視力で周囲を確認する |
ココウモリは小さな昆虫を食べる夜行性のコウモリで、人間にとっての害虫を食べることから、「益獣」とも呼ばれています。
一方、オオコウモリは果実や花の蜜を食べる草食性のコウモリで、甘い香りのするバナナやパパイヤなどを好む傾向があります。
もっとも身近なのはアブラコウモリ
日本でもっとも身近に見られるコウモリといえば、アブラコウモリです。
ここでは、人間の生活圏でもよく見かけるアブラコウモリについて紹介します。
アブラコウモリは住宅街に現れる

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
人が多く住む場所でよく見かけるのがアブラコウモリです。
蚊やユスリカ、カメムシなどの小さな昆虫を主食としており、夜になると住宅街の周辺を飛び回ります。
街灯のまわりや河川沿い、雑木林などには昆虫が集まりやすく、アブラコウモリにとって絶好のえさ場です。
そのため、都市部でも比較的簡単に観察できるコウモリとして知られています。
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アブラコウモリは民家に棲みつく

アブラコウモリは、民家に棲みつくことがとても多いコウモリです。
夜にえさを採り終えると、家のすき間から入り込み、そのまま棲みつくことがあります。
体が小さいため、屋根や軒下の隙間、換気口などわずか1〜2cmのすき間から侵入できます。
・屋根の隙間
・軒下の隙間
・玄関の隙間
・雨どい
・室外機のダクト
・換気口
・換気扇
・シャッターの隙間
・雨戸の隙間
侵入した後は、屋根裏や床下など暗くて安全な場所に集団で棲みつき、昼間はじっと身をひそめています。
アブラコウモリのねぐら

アブラコウモリは、天敵に見つかりにくく、暗くて人の出入りが少ない場所を好みます。
鳥のように、枝や草を集めて巣を作るわけではなく、棲みついた場所そのものを「アブラコウモリの巣」と呼びます。
以下のような場所が、アブラコウモリが棲みつきやすい環境です。
・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト内
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
これらの場所は外敵から身を守りやすく、温度も安定しているため、アブラコウモリにとって安心して休める空間となっています。
アブラコウモリがもたらす被害

アブラコウモリは小さな体で家屋の隙間など人の生活圏に棲みつき、さまざまな被害をもたらします。
ここでは、アブラコウモリによって起こる主な被害について紹介します。
健康被害
アブラコウモリは巣の中やその周辺に大量のフンを排泄します。
屋根裏や床下など、巣の中一面がびっしり覆われてしまうほどの量です。
アブラコウモリのフンは乾燥していて崩れやすく、掃除の際などに空気中へ舞い上がるのが特徴です。
これにより、建物内にカビや菌が広がり、アレルギー性鼻炎や咳などを引き起こす原因となります。
また、アブラコウモリを含む野生のコウモリは、感染症のウイルスを保有している場合があります。
以下は、過去に野生のコウモリが原因で人間がかかったことのある感染症です。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| SARS | 2~10日 | 発熱、悪寒、筋肉痛 ※肺炎への進行し呼吸困難に陥るケースあり |
9.6% |
| ニパウイルス感染症 | 4~14日 | 発熱、頭痛、目まい、嘔吐 ※意識障害、筋緊張低下、高血圧、多呼吸を発現する可能性もあり |
32% |
| 狂犬病 | 30~90日 | 発熱、頭痛、全身倦怠、嘔吐、恐水症、恐風症 | 100% |
| エボラウイルス病 | 2~21日 | 発熱、全身倦怠、筋肉痛、頭痛、咽頭痛、嘔吐、下痢、発疹
※意識障害が発現する可能性もあり |
50% |
| ヒストプラスマ症 | 3~17日間 | 発熱、頭痛、悪寒、疲労感、咳 | ほぼ0% ※免疫機能に障害がある場合は死に至る危険性あり |
住宅被害
アブラコウモリが棲みつくと、大量のフンや尿によって天井や壁にシミができ、建材が劣化することが多いです。
屋根裏に棲みつかれた場合は、天井に大きなシミができたり、内部の木材が腐食したりすることがあります。
建材が腐食すると住宅の耐久性が低下し、放置すると最悪の場合、家屋が損傷する可能性が高いです。
さらに、腐った木材はシロアリを引き寄せる原因にもなり、食害によって被害がより深刻化することがあります。
騒音被害
アブラコウモリが家に棲みつくと騒音が問題になることがあります。
狭いすき間を這って移動する際、天井や壁の断熱材に体が触れて「カサカサ」と音を立てます。
1匹だけならそれほど気になりませんが、アブラコウモリは集団で棲みつくため、複数が動くと耳障りな騒音になります。
活動時間帯は夜であるため、就寝中に音が続くとストレスがたまり、睡眠不足などの健康被害につながる恐れも。
また、アブラコウモリは危険を感じると「キィキィ」と鳴き声をあげることがあります。
棲みついている箇所に刺激をすると、かえって鳴き声が激しくなる場合があるため注意が必要です。
悪臭被害
アブラコウモリのフンは強烈な悪臭を放ち、ドブ臭とアンモニア臭が混ざった酸っぱいニオイが広がります。
1匹で一晩に100匹以上の昆虫を食べるアブラコウモリの排泄量は非常に大量です。
さらに集団で棲みつく習性があるため、屋根裏などでは一面がフンで覆われてしまうほど蓄積します。
このニオイは、フンが蓄積した屋根裏や天井裏だけでなく、通気口、エアコンのダクト、換気扇などの空気の通り道を通じて家全体に広がることがあります。
また、フンの悪臭成分が染みついて、壁や天井材自体からニオイが放出され続ける可能性も。
室内まで悪臭が入り込むと、気分が悪くなったり頭痛がしたりする場合もあり、放置すれば生活環境に大きな影響を及ぼす可能性が高いです。
アブラコウモリが棲みついたら駆除しよう

アブラコウモリが棲みつくと、さまざまな被害が起こる可能性があります。
ここでは、アブラコウモリの駆除方法について解説します。
アブラコウモリも捕獲・殺傷NG
アブラコウモリは、「鳥獣保護管理法」により、野生動物として保護されています。
そのため、捕獲や殺傷は法律で禁止されており、許可なく手を出すことはできません。
駆除を行う際は、傷つけたり殺したりせずに「追い出す」ことが基本です。
万が一、駆除の過程でアブラコウモリを傷つけてしまった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律「第八条」「第八十三条」
次の項目では、法に触れない安全な手順でアブラコウモリを追い出す方法を紹介します。
駆除手順①巣の場所と侵入経路を特定
駆除を始める前に、どこに棲みついているか、どこから侵入しているかを特定しましょう。
手がかりになるのは、フンの落ちている場所や悪臭のする場所です。
屋根裏・軒下・換気口・雨戸の戸袋・シャッター周りを中心に確認します。
以下のような場所を中心に探してみましょう。
・フンが落ちている場所
・悪臭のひどい場所
・黒っぽく汚れている隙間の周辺
・夜間にコウモリらしき音が聞こえる場所
コウモリは強い帰巣本能をもつため、侵入経路を把握し、確実に封鎖することが重要です。
闇雲に作業を始めず、まずは現状を丁寧に調査して、巣の位置と侵入経路をメモしておきましょう。
駆除手順②駆除道具の購入
アブラコウモリの駆除を行う前に、必要な道具をそろえましょう。
防じんマスクやゴム手袋などの安全対策用具、追い出しに使う忌避スプレー、清掃後の消毒用品、さらに侵入経路をふさぐための補修用具などが必要です。
以下は主な道具と価格の目安、用途をまとめた一覧です。
| 用具 | 商品 | 用途 |
|---|---|---|
| 防じんマスク | フンの菌を吸い込みを防ぐ | |
| ゴム手袋 | アブラコウモリの身体やフンに直接触れるのを防ぐ | |
| 忌避スプレー | アブラコウモリを追い出すための薬剤 | |
| ハンドクリーナー | 大量のフンを清掃する | |
| 除菌洗浄液 | フンを清掃した後に消毒する | |
| 殺虫剤 | フンに寄ってきた害虫を駆除する | |
| コーキングガン | 侵入経路を塞ぐ | |
| コーキング剤 | コーキングガンに使用 | |
| 隙間パテ | 侵入経路を塞ぐ | |
| パッキンテープ | 侵入経路を塞ぐ | |
| 金網 | 侵入経路を塞ぐ | |
| 金切りばさみ | 金網を侵入経路に合わせた形に切る | |
| 脚立 | 駆除するのに高所作業が伴う場合に使う |
これらの道具を事前にそろえておくことで、安全かつ効率的に駆除を進めることができます。
駆除手順③アブラコウモリを追い出す
アブラコウモリの侵入経路を特定したら、すき間に忌避スプレーを噴射して追い出します。
市販の「スーパーコウモリジェット(イカリ消毒)」などを使用すると効果的です。
侵入口に向かってスプレーを噴射すると、中からアブラコウモリが次々に飛び出してきます。
驚いて転倒したり落下したりしないように、慎重に作業を行いましょう。
2階以上の高所で作業する場合は、脚立やはしごを使用する必要があります。
落下事故を防ぐため、できるだけ他の人に支えてもらいながら進めてください。
忌避スプレーは一度だけでは効果が不十分なことが多く、数回に分けて繰り返し噴射します。
スプレーの成分は人体に無害ですが、気管支が弱い方はマスクを着用して作業するとより安全です。
駆除手順④巣の清掃と消毒
アブラコウモリを追い出したあとは、巣の中に残った大量のフンを清掃します。
作業の際は、防じんマスクを着用して菌を吸い込まないようにし、ゴム手袋で直接触れないようにしましょう。
使い捨て防じんマスク|3M
屋根裏や床下、シャッターの中、雨戸の戸袋などには、一面にフンが蓄積していることがあります。
ハンドクリーナーを使うと効率的に吸い取ることができ、スピーディに清掃を終えられます。
清掃が終わったら、消毒を行いましょう。
スプレーを直接噴きかけると菌が舞う恐れがあるため、雑巾に消毒液を染み込ませて拭き取る方法が安全です。
さらに、フンに引き寄せられてゴキブリやダニなどの害虫が発生している場合もあります。
殺虫剤を併用しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路を塞ぐ
清掃と消毒が終わったら、アブラコウモリが再び侵入しないように経路を塞ぎます。
屋根や軒下のひび割れ、壁の隙間など、密閉しても問題のない箇所にはコーキング剤や害獣パテを使用しましょう。
一方、換気扇や換気口など空気の流れが必要な場所は完全にふさがず、目の細かい金網を取り付けて対処します。
さらに、アブラコウモリが再び寄りつかないように、置き型の忌避剤やハッカ油スプレーを侵入口付近に設置、散布しておくと効果的です。
これらの対策を組み合わせることで、アブラコウモリの再侵入を防ぎ、被害の再発を防止できます。
自分での対応が不安ならプロに依頼
アブラコウモリは、正しい手順を踏めば自分で駆除することも可能です。
しかし、「自分で対処するのは怖い」「コウモリと直接向き合うのは不安」と感じる人も少なくありません。
万が一、作業中にアブラコウモリに直接触れてしまうと感染症にかかるリスクもあります。
さらに、巣が屋根裏や床下の場合、点検口を設けて出入りする必要があり、専門の工具やDIYの知識が求められます。
このように自分での対応が難しい、または不安がある場合は、コウモリ駆除のプロに依頼するのがおすすめです。
豊富な経験と確かな技術を持つプロが、安全かつ確実にアブラコウモリを追い出し、さらに再来防止策まで丁寧に行います。
まとめ
この記事では、純白の体毛をもつ珍しいコウモリ、シロヘラコウモリの生態について紹介しました。
中央アメリカの熱帯雨林に生息し、ヘリコニアの葉をテントのように折り曲げて暮らす姿はとてもユニークです。
一方で、熱帯雨林の破壊により生息地が減少しており、現在は準絶滅危惧種に指定されています。
日本では見ることができませんが、同じコウモリの仲間であるアブラコウモリは、私たちの身近に暮らしています。
夜になると住宅街の周辺を飛び回り、ときには民家に棲みついて被害をもたらすこともあります。
もし自宅でアブラコウモリを見かけた場合は、放置せずにすぐ対処しましょう。
自分でも駆除できますが、不安がある場合は、コウモリ駆除のプロへの依頼をおすすめします。
「害虫害獣コンシェルジュ」では、経験豊富なスタッフが現場調査から駆除、再発防止まで一貫して対応します。
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