ジャワオオコウモリはどのくらいの大きさ?生態を解説

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ジャワオオコウモリは東南アジアに生息する巨大なコウモリです。
翼を広げると2m近くにまで及ぶほど大きく、空を飛ぶ姿はマントを広げた怪人のように見えます。
恐怖さえも覚えるジャワオオコウモリについて、この記事では生態や生息状況を解説します。
あわせて日本に生息するコウモリも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
・ジャワオオコウモリの生態
・ジャワオオコウモリの生息状況
・日本に生息するコウモリ
ジャワオオコウモリとは

| 学名 | Pteropus vampyrus |
| 英名 | Large flying fox |
| 和名 | ジャワオオコウモリ |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 27~34cm |
| 体重 | 650g~1.1kg |
| 生息地 | インドネシア、フィリピン、マレーシア |
| ねぐら | 樹木 |
| 食性 | 果実 |
ジャワオオコウモリは、インドネシアやフィリピン、マレーシアといった熱帯地域に生息する、翼を広げると2m近くにも及ぶ巨大なコウモリです。
ジャワオオコウモリの体

ジャワオオコウモリの体は、黒褐色の体毛で覆われており、首から肩にかけての部分はオレンジ色や黄金色の明るい色をしています。
体長は27~34cm程度ですが、翼を広げると全長1.3〜1.7mほどにもなり、現存するコウモリの中で最大級の大きさです。
ジャワオオコウモリの顔

ジャワオオコウモリは鼻先が長く、耳は小さく丸みを帯びており、アーモンド形の大きくてかわいらしい瞳が特徴的で、イヌやキツネによく似た顔立ちをしています。
ジャワオオコウモリのねぐら

ジャワオオコウモリがねぐらとして好むのは、パンノキやカンコノキといった東南アジア原産の高い木です。
ジャワオオコウモリは、天敵から身を守り、繁殖の機会を増やすために数千~1万頭以上の巨大な集団でねぐらを形成します。
ジャワオオコウモリの繁殖
ジャワオオコウモリの妊娠期間は約6ヶ月で、3月から4月の間に出産し、一度に1匹だけ子どもを産みます。
子孫を残していくために十分な栄養を摂取できる豊かな環境が必要ですが、集団の規模が大きくなりすぎると、食べ物やねぐらの奪い合いが起きて出生率が下がったり栄養不足よって流産したりすることがあります。
ジャワオオコウモリの主食

ジャワオオコウモリの主食は、熱帯地域に多く生育する甘くて栄養価の高い果実です。
・イチジク
・バナナ
・マンゴー
・パパイヤ
食べ物を求めて、一晩でねぐらから最大100kmも離れたエサ場まで移動することがあります。
ジャワオオコウモリは果物を食べて花の受粉を助けたり、広範囲を移動してさまざまな場所に果物の種子を運んだりして、森林の生態系維持に貢献しています。
ジャワオオコウモリは絶滅の危機にある

ジャワオオコウモリは、IUCNが作成するレッドリストで危機に分類されており、個体数が年々減少しています。
IUCNとは国際自然保護連合の略称であり、国や政府機関、専門家などが参加する世界最大の自然保護団体で、生物の保全や絶滅危惧種の評価を行い、科学的な助言をしています。
<IUCNレッドリスト>
| 絶滅(EX) | 疑いなく最後の1個体が死亡した場合 |
| 野生絶滅(EW) | 栽培、飼育下、あるいは過去の分布域の明らかに外側で野生化した個体群のみで生存している場合 |
| 深刻な危機(CR) | 野生で極度に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 危機(EN) | 野生で非常に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 危急(VU) | 野生で高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合 |
| 準絶滅危惧(NT) | 近い将来、絶滅のカテゴリーに合致する、あるいはすると考えられる場合 |
| 低懸念(LC) | 「深刻な危機」、「危機」、「危急」、「準絶滅危惧」のいずれの要件も満たしていない場合 |
| データ不足(DD) | 十分な情報がないため、分布状況や個体群の状況にもとづいて絶滅のリスクを直接的にも間接的にも評価できない分類群 |
ジャワオオコウモリの個体数が減少している主な原因は、森林破壊と人間による狩猟です。
ジャワオオコウモリ減少の原因①森林破壊

ジャワオオコウモリが減少している理由の1つは、ねぐらでありエサ場でもある森林の破壊です。
特にインドネシアやマレーシアでは、スナック菓子や化粧品、シャンプーなどに使われるパーム油の生産量拡大に加え、人口増加に伴う住宅地や道路、ダムをはじめとしたインフラ設備の建設によって森林伐採が進んでいます。
ジャワオオコウモリ減少の原因②人間による狩猟
森林破壊だけでなく、人間による狩猟もジャワオオコウモリの減少を進めているに原因の一つです。
インドネシアやフィリピンなど東南アジアの一部の地域では、野生動物の肉を食べるブッシュミートの文化があり、コウモリが食用として取引されているほか、果物を食べる害獣として農家に駆除されています。
ブッシュミートは日本では馴染みのない文化なので、驚かれる方も多いのではないでしょうか。
もともと繁殖率が低いうえに、人為的な影響で数の減少に拍車がかかっています。
ジャワオオコウモリの保全活動
ジャワオオコウモリの絶滅を防ぐために必要な森林保護と狩猟規制について解説します。
森林の保護
ジャワオオコウモリは、ねぐらや食べ物を求めて約100kmもの長距離を移動するため、広範囲にわたって森林を保護しなければなりません。
特に川の近くはジャワコウモリが好む果実が多く実るため、エサ場の川沿いを中心に保全活動を進めています。
マレーシアでは、政府やNGO団体、地元住民が協力してねぐらの環境を守るために保護区を指定しています。
狩猟の規制
ジャワオオコウモリは食用として乱獲されたり、作物を荒らす害獣として駆除されたりしてているため、狩猟の規制が進んでいます。
実際にフィリピンのスービック湾では、ジャワオオコウモリのねぐらがある保護区内での狩猟は規制されており、人の目による監視体制が敷かれています。
単にルールを設けるだけでなく、現地での継続的な監視を行うことで絶滅の危機から守る取り組みが進められています。
ジャワオオコウモリは日本で見られる?
ジャワオオコウモリを見てみたい方は多いと思いますが、日本国内で実物を目にすることはできるのでしょうか。
日本国内に生息していない
野生のジャワオオコウモリはインドネシアやフィリピンなどの熱帯地域にのみ生息しており、熱帯気候ではない日本では生息が難しく、これまで国内で野生の個体が発見された事例はありません。
動物園でも飼育されていない
日本国内の動物園ではジャワオオコウモリは飼育されておらず見ることはできませんが、顔つきや体格が似ているインドオオコウモリは、京都市動物園や岡山県にある池田動物園で飼育されています。
日本に生息するコウモリ

日本にジャワオオコウモリは生息していませんが、約35種のコウモリが確認されています。
そもそもコウモリは2種類にわかれる
コウモリは大きくオオコウモリとココウモリの2種に分けられ、全体の約10%がオオコウモリ、約90%がココウモリです。
この2種は体の大きさだけでなく、食性やねぐら、生息地なども異なります。
| 比較表 | オオコウモリ | ココウモリ |
| 体長 | 5〜10cm | 20〜30cm |
| 顔 | キツネやイヌのような細ながい鼻と大きな目が特徴 | ネズミのような小さい目と尖った鼻が特徴 |
| 生息地 | 亜熱帯地域、熱帯地域 | 南極を除く世界各地 |
| 主食 | 果実、植物 | 昆虫 |
| ねぐら | 樹上や樹洞、洞窟 | 洞窟や民家といった暗くて湿った環境 |
ジャワオオコウモリの仲間!日本に生息するオオコウモリ
日本国内にも、ジャワオオコウモリと同じ仲間に分類されるオオコウモリが生息しています。
日本で見ることができるクビワオオコウモリとオガサワラオオコウモリについて、それぞれの特徴や生息状況を詳しく解説します。
クビワオオコウモリ

| 学名 | Pteropus dasymallus |
| 英名 | Ryukyu flying fox |
| 和名 | 首輪大蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 17.5~23cm |
| 生息地 | 日本、台湾、フィリピン |
| 食性 | 果実 |
クビワオオコウモリは、奄美諸島や沖縄諸島などのあたたかい地域に生息する、体長約20cm、翼を広げると約80cmにも及ぶオオコウモリです。
体は黒褐色や茶褐色の柔らかい毛におおわれており、名前の由来でもある首輪状に生えたオレンジ色の毛が特徴的です。
クビワオオコウモリがねぐらとして好むのは樹木で枝にぶら下がって休んでおり、森林内だけではなく市街地にある公園の木で休息していることも。
クビワオオコウモリの亜種である、口永良部島固有のエラブオオコウモリや大東諸島固有のダイトウオオコウモリは、人為的な影響により絶滅の恐れがある国内希少野生動植物種に指定されているほか、国の天然記念物でもあります。
オガサワラオオコウモリ

| 学名 | Pteropus pselaphon |
| 英名 | Bonin Flying Fox |
| 和名 | 小笠原大蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目オオコウモリ科 |
| 体長 | 19.3~25cm |
| 生息地 | 日本 |
| 食性 | 果実、花、葉 |
オガサワラオオコウモリは小笠原諸島にのみ生息しており、体長約20〜25cm、翼を広げると約80〜90cmにも及ぶオオコウモリです。
全体は黒色の体毛におおわれていますが、ところどころ銀白色の毛が混じっています。
主食は果実や花、樹木の葉で、小笠原固有の植物であるタコノキを好み、これらの植物の汁だけを吸って種子などは吐き出します。
吐き出された種子から新たに植物が育つことで森林の保護につながるため、オガサワラオオコウモリは小笠原諸島の生態系維持に貢献しているといわれています。
冬場には100匹を超える大集団でねぐらを形成することもありますが、国の天然記念物や国内希少野生動植物種に指定されている希少なコウモリです。
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私たちの身近にいるコウモリ
日本でオオコウモリを直接目にする機会は少ないですが、実は私たちの日常生活にもコウモリが潜んでいます。
住宅街に現れるアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
私たちの生活圏内で見られるのはアブラコウモリというココウモリの1種で、民家の屋根裏や床下などに棲みつくことから、別名イエコウモリとも呼ばれます。
オオコウモリが果実を主食とするのに対し、アブラコウモリは蚊やユスリカ、カメムシといった小型の昆虫を主食にしており、住宅街に近い雑木林や河川にエサを求めて姿を見せることが多いです。
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アブラコウモリは民家に棲みつく

アブラコウモリの体長は約4〜5cmと非常に小さく、わずか1~2cm程度の隙間があれば簡単に屋内へ侵入します。
住宅の屋根裏や軒下、通気口などの隙間から侵入し、そのまま棲みつきます。
・屋根の隙間
・軒下の隙間
・玄関の隙間
・雨どい
・室外機のダクト
・換気口
・換気扇
・シャッターの隙間
・雨戸の隙間

民家に侵入した後は、屋根裏や床下など暗くて天敵である鳥や猫に見つかりにくい場所をねぐらに選びます。
・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト内
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下

アブラコウモリは鳥やネズミのように材料を集めて巣を作るわけではなく、棲みついている場所そのものや、フンや尿の痕が残っている場所をまとめてコウモリの巣と呼びます。
アブラコウモリがもたらす被害

アブラコウモリが家に棲みつくと、私たちの健康や生活に深刻な被害をもたらします。
屋根裏や床下など目につきにくい場所に棲みつくため、気がついたときには被害が大きくなっている場合が多いです。
健康被害
アブラコウモリは10〜200匹もの集団で棲みつき、大量の排泄物を出します。
コウモリの体に寄生しているダニやノミによって皮膚炎や喘息の症状が出たり、カビやウイルスが含まれたフンを吸い込んで、鼻炎や目のかゆみ、呼吸器疾患などを引き起こしたりします。
また、コウモリは重篤な病気を引き起こすウイルスや病原菌を保有しており、これまでに以下の表にある感染症が報告されています。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| ヒストプラズマ症 | 7〜21日 | 発熱、頭痛、咳、悪寒、疲労感 ※免疫不全がある場合は全身症状や多臓器病変のおそれがある |
ほぼ0% |
| SARS | 2〜10日 | 発熱、悪寒、筋肉痛 | 10% ※重症化すると 死亡するケースあり |
| ニパウイルス感染症 | 4〜14日 | 発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛、意識障害 ※重症化すると急性脳炎に至る |
32% |
| エボラウイルス病 | 2〜21日 | 発熱、頭痛、咽頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢、発疹 |
50% ※重症化すると死亡するケースあり |
| 狂犬病 | 30〜90日 | 発熱、頭痛、嘔吐、全身倦怠、恐水症、恐風症 |
100% |
これらの感染症を引き起こすウイルスや病原菌は、コウモリの体だけでなくフンにも含まれているため、決して素手で触らないように注意しましょう。
住宅被害

コウモリは同じ場所に排泄する習性があり、屋根裏などに溜まった大量のフンや尿が天井や壁にシミを作って汚損させます。
コウモリの排泄物には高濃度の尿酸が含まれているため、建材の劣化を早める原因にもなります。
さらに、長期間にわたって汚損が続くと建材自体が腐食して家の耐久性が下がるだけでなく、腐った木材や湿気を好むシロアリによる食害で二次被害が発生するケースもあります。
騒音被害

夜行性であるアブラコウモリは、夕方から深夜の人間が寝ている時間帯に屋根裏や壁の中を移動するため、体が壁と擦れてカサカサという音を出します。
アブラコウモリは集団で棲みつくため、一斉に動き出すことでさらに音が大きくなり、睡眠を妨げられることも。
また、アブラコウモリは危険を感じるとキィキィという甲高い鳴き声を発するため、ストレスが溜まったり不眠によって体調を崩したりと、人体に悪影響を及ぼします。
悪臭被害

アブラコウモリのフンは、アンモニア臭とドブ臭を混ぜたような独特の酸っぱいニオイを発します。
アブラコウモリは一晩で100匹以上の昆虫を食べるため、フンの量も多く、さらに集団で棲みつくことで巣の中におびただしい量のフンが蓄積されます。
大量に溜まったフンや尿が腐敗して発酵することでニオイが強くなるため、湿度が高くなる梅雨の時期はさらにニオイが強烈になり、室内にまで充満します。
悪臭によって気分が悪くなるだけでなく、ニオイが天井裏や壁の建材に染み込み、建物自体から異臭がする恐れがあります。
アブラコウモリが棲みついたら駆除しよう

自宅でアブラコウモリを見かけた場合、人体や住宅への被害を食い止めるために速やかに駆除する必要があります。
ただし、アブラコウモリの駆除は適切な手順と方法で行わなければなりません。
アブラコウモリの殺傷・捕獲はNG

日本にいる野生コウモリは鳥獣保護管理法という法律によって守られており、許可なく捕獲や殺傷を行うことが禁じられています。
万が一、アブラコウモリを傷つけたり捕まえたりした場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。
そのため、アブラコウモリの駆除とは、コウモリを傷つけたり殺したりせずに家の外へ追い出すことを指します。
駆除手順①巣の場所と侵入経路を特定

アブラコウモリの駆除作業は、コウモリが家のどこに棲みついていて、どこから出入りしているのかを特定することから始めます。
1~2匹だけ見かけた場所を対処しても、別の場所に巣があれば大量に潜んでいる可能性があるため、侵入経路だけでなく、どこに巣があるのかを正確に把握しなければ完全に追い出すことはできません。
また、巣の場所や侵入経路を特定したとしても、対策を講じなければ帰巣本能が強いコウモリは再び戻ってきてしまうため、侵入経路を封鎖する必要があります。
アブラコウモリの巣と侵入経路を特定するには、活動を始める日没後20〜30分に、フンが落ちている場所や侵入経路、棲みつきやすい場所を観察しましょう。
なお、飛び出してきたコウモリと接触する可能性があるため、巣を発見してもむやみに中をのぞき込んだり、素手で触れたりしないでください。
駆除手順②駆除道具の購入

アブラコウモリの巣や侵入経路を特定したら、次は必要な道具を準備します。
アブラコウモリの体やフンには感染症やアレルギーの原因となるウイルスが含まれているため、マスクやゴム手袋を着用して吸い込んだり直接触れたりしないようにしましょう。
コウモリの殺傷や捕獲は法律で禁止されているため、コウモリが苦手なハッカが主成分の忌避スプレーを使用して追い出します。
追い出した後は、ハンドクリーナーや消毒液を使って巣を清掃し、再び巣に戻ってこないようにコーキング剤や隙間パテ、編み目の細かい金網、パッキンテープを使って隙間を封鎖します。
駆除手順③アブラコウモリを追い出す

準備が整ったら、まずは忌避スプレーを使用してアブラコウモリを巣から追い出します。
追い出し作業はアブラコウモリが寝ていて動きが鈍くなる日中よりも、採餌のために活発に動き始める日没頃に行うのが効果的です。
巣や侵入経路にハッカやワサビなどが配合された忌避スプレーを噴射して追い出しますが、忌避スプレーの成分は刺激が強いため、薬剤を吸い込まないようにマスクやゴーグルを着用し、子どもやペットがいるご家庭では作業場所に近づかないように使用してください。
なお、日没後の作業は徐々に視界が悪くなり手元が見づらくなり作業に危険が伴うため、懐中電灯などで明るさを確保して作業しましょう。
はしごや脚立を使用する場合はヘルメットを着用し、脚立の脚を他の人に押さえてもらうなど、十分な安全対策を整えたうえで行うことが重要です。
ただし、2階の軒下など高所作業は転落の危険が高く、暗所で予測できない動きをするコウモリを相手にするのはリスクがあるため、2m以上の高所での駆除作業はプロに依頼しましょう。
駆除手順④巣の清掃と消毒

すべてのアブラコウモリを追い出した後は、巣に残された大量のフンを清掃、消毒します。
乾燥したフンが舞い上がらないように静かに取り除く必要がありますが、フンの量が多いときはハンディクリーナーなどで吸い取ると手早く片付きます。
使用したハンディクリーナーにはカビや菌が付着しているため、可能であれば処分し、難しい場合はフィルターや吸込口を入念に洗って消毒しましょう。
フンを取り除いた後は除菌作業になりますが、消毒液をスプレーで直接噴射するとカビや菌が空中に舞う恐れがあるため、消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムを染み込ませた雑巾で拭き掃除を行いましょう。
清掃中も必ずマスクとゴム手袋を着用し、ダニやゴキブリが潜んでいる場合に備えて殺虫剤を用意しておくとよいでしょう。
駆除手順⑤侵入経路を塞ぐ

アブラコウモリは帰巣本能が強く、侵入できる隙間がある限り何度でも戻ってくる恐れがあるため、清掃後は侵入経路を塞ぐ作業を行います。
アブラコウモリは1〜2cm程度の小さな隙間からでも侵入できるため、屋根や軒下の隙間や亀裂など塞いでも支障のない場所はコーキング剤や害獣パテを使用して封鎖します。
換気扇や換気口など空気の通り道は、侵入口の形に合わせてカットした網目1cm以下の目の細かい金網をコーキング剤で接着して塞ぎます。
駆除手順⑥再来防止対策をする

侵入経路を塞いだとしても、別の隙間を探して再び侵入してくる可能性があるため、家の周囲にアブラコウモリを寄せ付けないための対策を行いましょう。
軒下やベランダなどにハッカ成分が配合された置き型タイプの忌避剤を設置したり、袋タイプの忌避剤を屋根裏に貼り付けると寄りつきにくくなります。
これらの忌避剤は手軽に設置できて便利ですが、1〜2ヶ月を目安に交換する必要があります。
アブラコウモリが苦手なハッカ油のスプレーを散布する方法も効果的です。
ただし、持続性が低いため毎日欠かさずスプレーしましょう。
アブラコウモリが嫌う超音波発生装置を設置する方法もあります。
人間には聞こえない高周波音を発生させますが、子どもやペットには聞こえる場合があるため、ストレスを与える恐れがあります。
なおかつ、同じ音が鳴り続けていると、アブラコウモリが危険ではないと判断して戻ってくる場合もあるため、周波数が変化するタイプの装置を選ぶ、設置場所を定期的に見直すなど、音に慣れさせないように工夫しましょう。
自分での対応が不安ならプロに依頼
ここまで解説した手順どおりに作業すれば、自力でアブラコウモリを追い出すことが可能です。
しかし、天井裏や床下に棲みつかれている場合は点検口を設置して作業する必要があったり、高所作業は転落のリスクがあったりと、自力で対処することが難しい場合もあります。
コウモリそのものが怖いという方も少なくありません。
コウモリは感染症やアレルギーの原因にもなるため、ご自身での対応が難しいと感じる場合は専門知識を持ったプロに依頼すると安全です。
プロに依頼すれば、安全かつ確実にコウモリを追い出し、清掃や消毒、再発防止まで一貫して任せられます。
まとめ
この記事では、翼を広げると2m近くにまで及ぶ巨大なジャワオオコウモリについて紹介しました。
ジャワオオコウモリは森林破壊や狩猟によって個体数が減少しており、絶滅の危機に瀕しています。
東南アジアなどの熱帯地域に生息しているため日本で見ることはできませんが、同じコウモリの一種であるアブラコウモリは私たちの身近に生息しています。
アブラコウモリは小さな隙間から侵入し、健康被害や住宅へダメージを与えることもあるため、被害を拡大させないように早めの対処と確実な侵入防止対策が必要です。
害虫害獣コンシェルジュでは、巣の特定から追い出し、清掃消毒、再来防止まで一貫して対応しています。
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