スズメバチをハーブで予防したい!自作スプレーの使い方も紹介

(このページはプロモーションが含まれています)
当サイトは害虫・害獣に関して不快に感じるリアルな画像を一切使用せず、すべてイラストで対応しております。害虫害獣を見るのが苦手な方でも安心してご覧いただけます。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
「ハーブの栽培はスズメバチ対策になるのだろうか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ハーブにはスズメバチが嫌がる成分が含まれる種類がいくつか存在し、予防策として活用できる可能性があります。
ただし、ハーブは殺虫剤のような即効性があるわけではありません。
すでにハチの巣ができてしまった後に植えても、ハチが巣を捨てていなくなるといった効果は期待できない点に注意が必要です。
この記事では、スズメバチとハーブの関係を整理したうえで、予防方法や、家庭でつくれるハーブスプレーの活用方法についてわかりやすく解説します。
- スズメバチがハーブを苦手とする理由
- スズメバチの主な活動時期と、時期ごとの危険性の違
- スズメバチが寄りつきにくい環境づくりに役立つハーブの種類
- ハーブを育てる際の置き場所・取り入れ方のポイント
- 自宅でできるハーブスプレーのつくり方と正しい使い方
- ハーブ対策では対応できないケースと、プロに相談すべき判断基準
スズメバチはハーブが苦手?

スズメバチはハーブに含まれる一部の香り成分を嫌う傾向があります。
そのため、スズメバチが嫌いなハーブを生活環境に取り入れることで、接近を抑える効果が期待できるでしょう。
ハーブが忌避剤として機能する理由は、スズメバチが餌場や巣の場所を探す際、触覚にある嗅覚受容体でニオイを感知し、その情報をもとに行動を判断しているからです。
実際にスズメバチの仲間に対して、香り成分が忌避(避ける反応)を引き起こした研究報告があります。
ただし、ハーブはあくまでスズメバチを寄せつけにくくするための予防策です。
効果を過信せずに他の対策と組み合わせて活用すると良いでしょう。
スズメバチの主な活動時期
スズメバチ対策はいつ行うかで効果が大きく変わります。
ハーブを使用した予防をおこなう場合、巣がつくられる前に環境を整える必要があるでしょう。
ここでは、時期ごとのスズメバチの危険性と、自力対応できる範囲の目安を紹介します。
スズメバチの活動時期別の危険性

スズメバチは時期が進むほど巣が大きくなり、働きバチの数が増え、攻撃性が高まります。
たとえば同じスズメバチでも4月と9月では危険度がまったく違うため、時期別に正しく理解しておきましょう。
| 時期 | 危険度 | 活動内容 |
| 4月中旬~6月上旬 | 中 | 女王バチが単独で巣づくりを開始 |
| 6月上旬~9月上旬 | 高 |
|
| 9月上旬~11月下旬 | 高 |
|
| 11月下旬~4月中旬 | 低 |
|
自力で対応できる可能性があるのは、危険度が低い時期だけでなく、以下の条件を満たしている場合に限ります。
- 巣が10㎝以下
- 周囲にハチが飛び回っていない
- 手が届く位置にある
- 逃げ道が確保できる
- 防護服などの装備がそろっている
また、6月上旬以降は働きバチが増え始めるため、危険性が急激に上昇します。
特に9月上旬以降はハチの巣を刺激すると集団攻撃のリスクが高く、知識や装備が不十分な状態での自力駆除は非常に危険です。
少しでも不安がある場合は、無理をせず早めにプロへ相談しましょう。
スズメバチが近づきにくいとされるハーブ6選

スズメバチが嫌う香りを持つハーブはいくつか存在します。
ただし、ハーブの種類によってはスズメバチの忌避ができてもミツバチを誘引する可能性があるため注意が必要です。
また、ハーブの精油はペットや妊婦に悪影響を与えるものもあります。
ご家庭にハーブの悪影響を受ける心配がある方がいる場合は、精油の使用を避け、接触の機会がない場所での植栽に限定するなどの配慮が求められます。
ハーブは繁殖力が高いものが多いため、適切に管理するためにも鉢植えでの栽培がおすすめです。
ここからは、スズメバチ対策として活用されることの多いハーブを、それぞれ詳しく紹介します。
ラベンダー
| 名称 | ラベンダー |
| 学名 | Lavandula angustifolia |
| 香りの特徴 | フローラル系で甘く強い香り |
| 香りが強まる時期 | 5月〜7月頃 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
ラベンダーが強く香るのは5月~7月頃で、甘く華やかなフローラル調の香りが特徴です。
春の早い段階からラベンダーを育てておくことで、狩りや巣材集めを目的としたスズメバチの飛来を抑えられる可能性があります。7月頃には個体数の増加に伴って巣の場所を移す種類もいるため、新たな巣づくりの予防にもつながるでしょう。
ラベンダーの香りは自律神経のバランスを整え、ストレス緩和や入眠サポートなど、人には良い効果が期待できます。
花を乾燥させてサシェにしたり、ハーブティーとして楽しんだりするなど、日常生活のなかで香りを活用しやすい点もラベンダーの魅力です。
レモングラス
| 名称 | レモングラス |
| 学名 | Cymbopogon citratus |
| 香りの特徴 | レモンに似た爽やかでシャープな香り |
| 香りが強まる時期 | 4月~10月 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 | 日当たりが良くあたたかい場所 |
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
レモングラスは春~秋にかけて生育が旺盛になり、葉に触れると香りがより強く感じられます。
スズメバチの活動開始時期とレモングラスの生育時期が重なるため、3月ごろから栽培を始めておくことで、ハチの巣づくりを抑制できるでしょう。
庭のハチ除けだけでなく、乾燥させた葉をクローゼットやキッチンに置くことで、屋内の防虫対策にも活用できます。
他にも、ハーブティーや料理の香りづけに使用できるため、リフレッシュしたいときや気分転換にもおすすめです。
なお、レモングラスの香りの主成分であるシトラールは、ミツバチが仲間を集める際に放出するナサノフフェロモンと香りの構造が似ています。
スズメバチを避けられてもミツバチを誘引する可能性があるため、設置場所には注意が必要です。
ミツバチへの誘引効果に懸念がある場合は、レモングラス以外のハーブを選ぶと良いでしょう。
シトロネラ
| 名称 | シトロネラ |
| 学名 | Cymbopogon winterianus |
| 香りの特徴 | レモン調の清涼感のある香り |
| 香りが強まる時期 | 6月~9月 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 |
|
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
シトロネラは生育期に入る春~秋にかけて香りが強まり、葉に触れると爽やかな香りが広がります。
スズメバチの活動が活発になる前の時期から栽培しておくことで、ハチが寄りつきにくい環境づくりに役立つでしょう。
香り成分には、レモングラスと同様にミツバチを誘引するとされるシトラールが含まれていますが、その割合は全体の数%程度です。
主成分はシトロネラールやゲラニオールで構成されており、ミツバチもシトロネラの香りに対して忌避的な反応を示すことが確認されています。
シトロネラは虫よけだけでなく、リフレッシュ効果や精神疲労の回復、抗菌・消臭などの効果も期待できます。
タイム
| 名称 | タイム(コモンタイム) |
| 学名 | Thymus vulgaris |
| 香りの特徴 | スパイシーで清涼感のあるハーブ調の香り |
| 香りが強まる時期 | 4月~8月 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 | 日当たり・風通しの良い屋外 |
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
タイムはコンパクトに育つ低木性のハーブで、葉から立ちのぼるスパイシーな香りが大きな特徴です。
この香りに含まれる成分がスズメバチにとって刺激となり、巣づくり防止や周辺への定着を抑える効果が期待できます。
特に春〜初夏にかけて香りが安定しやすいため、スズメバチが活動を始める前の4月上旬頃から鉢植えで育てておくと良いでしょう。
一方で、ミツバチに対する忌避効果は確認されていないため、タイムの花が蜜源として利用される可能性がある点には注意が必要です。
タイムは料理用ハーブとしても使いやすく、肉料理やスープ、ハーブティーなど幅広く活用できます。
害虫対策とあわせて日常の食卓にも取り入れやすい点が、タイムならではの魅力です。
ペパーミント
| 名称 | ペパーミント |
| 学名 | Mentha x piperita |
| 香りの特徴 | 清涼感が強くスッとしたミント調の香り |
| 香りが強まる時期 | 4月~10月 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 | 半日陰から日当たりの良い場所 |
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
ペパーミントは葉に触れるとすぐに香りが立ち上がるほど芳香が強く、清涼感のある成分がスズメバチにとって不快な刺激になると考えられています。
株が大きくなるにつれて香りの放散量も増えるため、ベランダや庭先に配置することで、スズメバチが寄りつきにくい空間がつくれるでしょう。
ただし、開花時期の7月~9月頃はミツバチが蜜を目的に飛来する可能性があるため、ハチ全般の対策とはなりません。
ペパーミントは収穫した葉を乾燥させてハーブティーにしたり、入浴剤代わりに使用したりと、日常生活でも活用しやすいハーブです。
害虫対策とあわせてリフレッシュ目的でも取り入れやすい点が、ペパーミントの大きな特長といえます。
スズメバチの忌避目的としては注意したいユーカリ

| 名称 | ユーカリ |
| 学名 | Eucalyptus |
| 香りの特徴 | 清涼感のある薬品調・湿布のようなフレッシュな香り |
| 香りが強まる時期 | 7月~10月 |
| 期待できる効果 |
|
| 虫よけ有効成分 |
|
| 栽培場所 | 日当たりの良い屋外 |
| ペットへの影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 妊婦・子供への影響 | 【植栽・乾燥葉】
【精油】
|
| 注意点 |
|
ユーカリは害虫対策や衛生目的で知られる植物ですが、スズメバチの忌避を目的とした栽培には注意が必要なハーブです。
葉に含まれる成分のシネオールやリモネンには虫除け効果が期待される一方で、開花時にスズメバチが花に寄ってくる事例も確認されています。
スズメバチ対策としてユーカリを取り入れる場合は、植栽ではなく精油を用いた使用方法を選びましょう。
鉢植えで育てる場合は定期的な剪定が必要ですが、乾燥させた葉をクラフトやポプリに利用したり、香りを楽しんだりするなど、観賞用・芳香用としての活用には適しています。
ハッカ油で忌避スプレーを自作する

ハーブを育てる方法は、スズメバチが寄りつきにくい環境づくりに役立つ一方で、香りの広がり方や濃度に限界があります。
より強く忌避効果を発揮したい場合は、植物成分を凝縮したハッカ油を活用する方法も検討すると良いでしょう。
ハッカ油にはスズメバチが嫌がるメントールなどの成分が含まれており、希釈してスプレーにすることで、巣づくりされやすい場所への予防対策として使用できます。
ここでは、家庭で用意しやすい材料を使ったハッカ油スプレーのつくり方と、安全に使用するためのポイントを解説します。
① 材料を準備する

まずは以下のものを準備しましょう。
| 材料名 | 商品画像 | 説明 |
| ハッカ油 (10~20滴) |
スズメバチが嫌う香り成分を含む | |
| 無水エタノール (10ml) |
ハッカ油と水を混ぜるために使用 | |
| 精製水 (90ml) |
希釈用(つくり置きしない場合は水道水でも可) | |
| スプレーボトル (上記の容量が入るもの) |
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ガラス製の容器を選ぶ | |
| 漏斗(ろうと) | 液体をこぼさず注ぐために使用 | |
| 計量スプーン5ml(小匙) | 無水エタノール10mlを容器に追加するために使用 | |
| 計量カップ | 精製水90mlを容器に追加するために使用 |
スプレーボトルにはポリスチレン(PS)製のものもありますが、この素材はハッカ油の成分によって変形・劣化する恐れがあります。
容器の素材がわからない場合は、ガラス製のボトルを選ぶと良いでしょう。
また、無水エタノールはアルコール濃度が高く、引火点が13℃と低いため、常温でも引火する危険があります。
ハッカ油も引火点が72℃とされており、どちらも火気厳禁です。
作業前には、ストーブ・ヒーター・コンロなどの火気が周囲にないことを必ず確認し、安全な環境で準備を行いましょう。
② スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる

スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れます。
計量カップなどで10mlが量れない場合は、小匙(5ml)の計量スプーンで代用しましょう。
無水エタノールは脱脂力が強く、素手で触れると手荒れを起こす可能性があるため、作業時は必ずゴム手袋を着用しましょう。
また、無水エタノールは揮発性が高く、空気中にアルコール成分が残ることがあります。
作業中および作業後は窓を開けるなど、十分な換気を行いましょう。
③ ②にハッカ油を10~20滴入れてよく混ぜる

②で入れた無水エタノールに、ハッカ油を10〜20滴加えます。
その後、ボトルを軽く振るか回すようにして、エタノールとハッカ油がなじむまでよく混ぜましょう。
④ ③に精製水を90ml加えてしっかりと混ぜたら完成!

③に精製水90mlを加えます。
すべて入れ終えたらフタを閉め、ボトルをしっかり振って中身を均一に混ぜれば完成です。
作成後は直射日光を避け、冷暗所で保管しましょう。
完成したスプレーは巣をつくられそうな場所に散布する

完成したスプレーは、スズメバチを寄せ付けたくない場所に散布しましょう。
自作スプレーを安全に使うために

ハッカ油スプレーは手軽に取り入れられる予防策ですが、使い方を誤ると十分な効果が得られないだけでなく、思わぬ事故や健康被害につながる可能性があります。
ここでは、ハッカ油スプレーを使用する際に押さえておきたい安全面のポイントを解説します。
ハッカ油の忌避スプレーはあくまで予防策
自作したハッカ油スプレーは、スズメバチを寄せつけにくくする予防策として使用します。
ハッカ油の香りは1日程度で消失するため、軒下・ベランダ・窓まわり・換気口付近など、ハチが巣をつくりやすい場所を定期的に散布しましょう。
なお、すでにハチの巣ができている場合は、自作スプレーの使用は避けてください。
ハッカ油の香りを外敵からの攻撃や危険信号と受け取られ、刺傷事故につながる危険性があります。
スプレーを散布する前に、スズメバチの巣の有無を必ず確認しましょう。
猫などのペットを飼っている場合は使用を避ける
ハッカ油に含まれるメントールなどの植物由来成分は、猫の体内で分解されにくい性質があります。
香りを嗅いだだけでも鼻や口の粘膜から成分が吸収され、中毒症状を引き起こす可能性があり、大変危険です。
また、犬や小動物、水生生物なども、猫と同様に悪影響を受ける恐れがあります。
| 動物の種類 | 主なリスク | 使用時の注意点 |
| 猫 | 成分を分解しにくく中毒リスクが高い | 使用は控える |
| 小型哺乳類 | 成分を分解しにくく中毒リスクが高い | 使用は控える |
| 鳥類 | 成分を分解しにくく中毒リスクが高い | 使用は控える |
| 犬 | 猫や小動物よりリスクは低いが原液は刺激が強い | 十分に希釈する |
| 魚類・甲殻類 | 水槽の水を経由して体内に取り込まれる恐れ | 同一空間での使用は控える |
| 爬虫類 | 刺激臭により嘔吐した事件例あり | 同一空間での使用は控える |
中毒症状が重くなると命を落とすケースもあるため、ペットがいる家庭ではハッカ油スプレー以外の対策も検討してください。
その他のスズメバチ対策グッズ

ハーブ以外でスズメバチの忌避や駆除を行う場合、以下のような道具があります。
捕獲器
捕獲器は、スズメバチを単体で捕まえることを目的とした駆除グッズです。
専用の誘引剤でハチをおびき寄せ、容器の中に閉じ込める仕組みになっています。
巣の場所が特定できない場合や、周囲を飛んでいるハチの数を減らしたい場合に有効です。
ただし、巣そのものを駆除できるほどの効果はありません。
設置場所によっては逆にハチを呼び寄せてしまう可能性もあるため、人の動線から離れた場所に設置しましょう。
駆除エサ剤

ハチの巣コロリ スズメバチ用駆除エサ剤 2個入|アースジェット
駆除エサ剤は、巣全体の駆除を目的としたタイプの製品です。
働きバチにフィプロニルという害虫駆除で使われる成分を含んだエサ剤を巣へ持ち帰らせることで、巣の中の成虫や幼虫の駆除が期待できます。
巣の場所がわかっている場合や、直接スプレーできない場所に巣がある場合におすすめです。
設置の際は、子どもやペットが触れない場所を選びましょう。
忌避スプレー
スズメバチが嫌がる香り成分(フェニルメタノール)を配合した市販の忌避スプレーです。
ハチが近づきやすい軒下・ベランダ・窓まわりなどに噴霧することで、寄りつきにくい環境づくりに役立ちます。
主成分のフェニルメタノールは猫に有害なため、飼育されているご家庭で使用する際は十分注意しましょう。
駆除スプレー
駆除スプレーは、ハチ単体・群れ・巣を直接駆除するための殺虫剤で、近づかずに処理しやすい点が特徴です。
市販の駆除スプレーを選ぶ際は、ピレスロイド系の殺虫成分が配合されているかを、必ず確認してください。
たとえばこの駆除スプレーには、ハチに付着すると速やかに動きをマヒさせるフタルスリンと、スプレーした箇所に近づきにくくさせるビフェントリンというピレスロイド系成分が配合されています。
ピレスロイド系殺虫成分は、ハッカ油やフェニルメタノールと比べるとペットに対する毒性は低いとされていますが、大量に吸い込んだ場合、嘔吐・下痢・涙・よだれなどの症状が生じる可能性があります。
ペットによってはアレルギー反応を示すこともあるため、使用時はペットに直接かからないように配慮し、可能であれば薬剤の影響を受けない場所へ移動させておくと良いでしょう。
スズメバチを見かけたらどうする?

スズメバチを見かけると「刺されるのではないか」と不安になる方も多いでしょう。
不用意な行動はスズメバチを刺激し、攻撃行動を引き起こす原因になるため、慌てず冷静に行動することが大切です。
ここでは、スズメバチに遭遇した際に取るべき行動と、刺されるリスクを下げるポイントを解説します。
巣やハチをみても驚かない

具体的な行動を詳しく見ていきましょう。
巣やハチを見つけても騒がない
スズメバチを見つけた際に、大声を出したり、手で振り払ったりする行動は避けましょう。
スズメバチは自分たちが攻撃されたと感じると、防衛本能から攻撃態勢に入ります。
落ち着いて行動し、刺激を与えないことが大切です。
その場から静かに離れる
スズメバチを見かけた場合は、走らずにゆっくり後退するようにその場を離れてください。
近くに巣がある可能性もあるため、距離を取って安全を確保しましょう。
また、強く足踏みしたり走ったりすると、その振動が地面や構造物を通して巣に伝わり、ハチを刺激してしまう恐れがあります。
急な動きと同様に地面の振動も攻撃行動のきっかけになることがあるため、落ち着いた動作を心がけましょう。
スズメバチの巣に近寄らないようにする
巣の場所がわかっている場合は、近づかないことが最優先です。
巣の成長に合わせて働きバチの数も増加し、刺傷事故のリスクが高まります。
スズメバチを複数匹見かけるにもかかわらず巣が特定できない場合は、巣が大きくなる前にプロへ相談しましょう。
頭や目(黒い部分)に気を付ける
スズメバチは黒くて動くものに反応しやすい性質があります。
山や庭作業を行う際は、帽子をかぶるなどして頭部を覆い、黒い部分を目立たせない服装を心がけましょう。
【こちらの記事もおすすめ】
スズメバチに刺されないためにできること

スズメバチに刺されないためにできることは、以下のとおりです。
黒い服装を避ける
黒や濃い色の服はスズメバチを刺激するため、明るめの色や中間色(ベージュ・カーキ・薄いグレーなど)を選びましょう。
ただし、明るい色はスズメバチ以外の虫を寄せ付けることがあるため、防虫加工が施された衣類の着用もおすすめです。
強いニオイを避ける
香水、柔軟剤、整髪料、化粧品などの強いニオイはスズメバチを引き寄せる原因になります。
屋外作業や庭仕事を行う際は、香りの強い製品の使用を控えましょう。
清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける
スズメバチは甘い香りや糖分を含む飲み物に反応し、近づいてくることがあります。
屋外で飲食をする際は、フタ付きの容器を使用したり、ジュースやアルコール類を控えたりするなど、ハチを寄せ付けにくい工夫を行いましょう。
スズメバチに刺されてしまったら

スズメバチの毒はハチ類のなかでも強く、刺された際には早めの応急処置と全身状態の確認が重要です。
種類によって毒の量に差はあれど、対処方法は基本的に共通しています。
以下の手順で、落ち着いて対処しましょう。
アレルギー反応が出ていないか全身を確認
刺された直後は、まず全身にアレルギー反応が出ていないかを確認します。
アレルギー体質の方や過去にハチに刺された経験がある方は、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるため注意が必要です。
以下のような症状が見られた場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
- 不安感
- ピリピリ感
- 浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
- 全身のかゆみおよびじんましん
- 唇や舌の腫れ
- 喘鳴(気道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
- 呼吸困難
- 虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
- 意識消失
自分で病院へ向かう途中に、症状が悪化・急変する可能性もあります。
明らかな症状が出ていない場合でも、刺されてから20~30分程度は安静にし、経過観察を行いましょう。
以下で紹介する対処法を行っている途中で少しでも異変を感じた場合は、その時点で速やかに医療機関を受診してください。
傷口を流水で洗い毒を取り除く

アレルギー反応が見られない場合は、まず傷口を流水でよく洗い流します。
ハチの毒は水に溶けやすい性質があるため、傷口周辺を軽く圧迫しながら流水に当てることで、毒を外へ洗い流しやすくなります。
患部に針が残っている場合は、指やカードの縁などでそっと押し出すように除去しましょう。
口で吸い出す方法は、口内から毒が吸収される可能性があるため避けてください。
抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

洗浄後は、抗ヒスタミン成分を含む軟膏や市販の虫刺され薬を塗布します。
その後、冷たいタオルや冷湿布で患部を冷やすと、痛みや腫れの軽減につながります。
患部を持ちあげ腫れを和らげる

腕や脚を刺されたときは、患部を心臓より高い位置に保つことで腫れが抑えられるケースがあります。
刺されてから1日以上たっても腫れが引かない、もしくは痛みや赤みが強まる場合は、ハチに刺されたことによる感染症の可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
スズメバチの駆除方法

すでにスズメバチに巣をつくられてしまった場合は、巣の場所や大きさ、周囲の環境を踏まえたうえで、適切な方法を選択しましょう。
スズメバチのなかには、木の枝や軒下などの開放的な場所に巣をつくる種類もいれば、地中・屋根裏・壁の内部・木の洞といった閉鎖空間に巣をつくる種類も存在します。
たとえば、巣が高所にある場合や、狭く入り組んだ場所、地中など外から巣の全体像を確認できない環境では、駆除の難易度と危険性が大きく高まります。
特に地中の巣は、木の根を巻き込みながら広がっているケースもあり、見えている範囲以上に規模が大きいことも少なくありません。
そのため、自分で駆除を行う場合は正しい知識と十分な準備が不可欠です。
安全性を最優先に判断し、少しでも不安がある状況では、無理をせずプロへの依頼も検討しましょう。
スズメバチの自力駆除を考える前に

スズメバチは強い毒針を持ち、駆除作業は命の危険を伴います。
気軽に行える作業ではないため、まずは自力で対応できる状況かどうかを冷静に確認することが大切です。
巣の大きさは直径10cm以下か
巣の直径が10cm以下であれば、女王バチのみ、または働きバチが少ない初期段階の巣である可能性が高いです。
10㎝を超える場合は群れが成長している恐れがあり、駆除の危険性が一気に高まります。
どこに巣がつくられているのか
巣がつくられている場所が、手が届く位置なのか、高所なのか、あるいは屋根裏や地中などの閉鎖空間なのかを確認しましょう。
高所や閉鎖空間での作業は身動きが取りにくく、安全性が確保できない場合があります。
アレルギーを持っているか
ハチ毒に対するアレルギーがある場合、刺傷時に重篤な症状を引き起こす可能性があります。
アレルギーの有無に限らず、過去にハチに刺された経験がある方も重症化する可能性があるため、自力駆除は避けましょう。
駆除グッズはそろっているか
駆除スプレーだけでなく、防護服や回収用具など、必要な装備が一式そろっているかを事前に確認しましょう。
準備不足は大きな事故につながります。
巣がある場所は自分で駆除して良い場所か
巣の場所によっては、自己判断で駆除できないケースがあります。
以下を目安に、必ず管轄を確認してください。
| 駆除作業を行う前の確認 | |
| 巣の場所 | 管轄 |
| 自宅の敷地内 | 自己判断での駆除作業が可能 |
| アパートやマンション | 管理会社、管理組合の理事会、大家さんにハチの巣ができたことを連絡し、判断を仰ぐ |
| 自治体運営の公園 | 自治体の担当部署に連絡 ※ 各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています 例)横浜市役所 |
| 電柱 | NTTまたは電力会社の管轄になるため、電柱に記載のある管轄を確認して連絡 |
場所や状況を誤って判断すると、トラブルや事故につながる恐れがあります。
駆除作業に入る前に、必ず確認を行いましょう。
安全に駆除するために必要な道具一覧
スズメバチの巣を自力で駆除する場合、薬剤だけでなく身を守る装備も欠かせません。
ここでは、最低限そろえておきたい道具を紹介します。
駆除スプレー 2~3本
駆除の途中でスプレーが空になると、刺激を受けたスズメバチの攻撃に対処できなくなる恐れがあります。
スズメバチは強い防衛本能を持っているため、薬剤が十分に行き渡らない状態では、集団で攻撃してくる危険性が高いです。
最後まで安全に作業を行うためにも余裕をもって複数本用意し、手の届く範囲に予備のスプレーを準備しておきましょう。
戻りバチの駆除や、過去に巣をつくられた場所への予防散布にも使用できるため、余っても無駄になりません。
脱脂綿
スズメバチの巣は外側が層状に重なった外皮に覆われており、出入口となる穴は基本的に1か所のみです。
駆除の際は巣の出入口からハチが外へ出てこないよう、脱脂綿をしっかり詰めて蓋をします。
脱脂綿の代わりに、市販のコーキング剤を使用することも可能です。
白い防護服セット※7mm以上の厚手のもの
スズメバチのなかでも特に危険なオオスズメバチは、2〜7mmほどの長い針を持つため、薄手の防護服では貫通してしまう恐れがあります。
防護服は厚手で、比較的ハチを刺激しにくい白色のものが良いでしょう。
また、長靴と手袋がセットになったタイプであれば、防護服とのつなぎ目にすき間ができにくく、ハチが内部へ侵入するリスクを抑えられます。
防護服のすき間からハチが入り込むと刺傷事故につながる危険性が高まるため、できるだけ一体型に近い構造のセット品を選ぶと安心です。
虫取り網
虫取り網は、駆除作業中に巣の周辺を旋回している個体や、外出先から戻ってくる働きバチを捕獲するために使用します。
巣に薬剤を噴射すると、刺激を受けたハチが飛び出してくることがありますが、あらかじめ網で捕獲し個体数を減らしておくことで刺傷事故のリスクを低減できます。
厚手のゴミ袋
駆除後の巣を回収するための袋です。
薄手の袋では針が貫通する可能性があるため、厚手タイプを選びましょう。
ヘラ
地面に落ちたスズメバチの死骸や巣の破片を回収するために用意します。
自治体で防護服や駆除道具の無料貸出を行っていることがあります。
貸出を利用する際には、お住まいの地域の自治体に問い合わせてみましょう。
横浜市役所
夜間作業に赤色灯は使える?
夜間にスズメバチの駆除作業を行う場合、通常のライトを使用すると光に反応してハチが興奮し、攻撃性が高まる恐れがあります。
従来はハチ目の昆虫は赤色を認識しにくいとされていたため、赤色灯を使用したり、ライトに赤いセロハンを巻いたりする方法が推奨されてきました。
しかし近年の研究で、スズメバチの種類によっては赤色を含む暖色系の光にも反応し、引き寄せられるケースが確認されています。
そのため、赤色灯を使用しているからといって、夜間の駆除作業が安全に行えるとはいえません。
また、暗い環境では視界が悪くなり足場の確認もしづらくなります。
照明の種類にかかわらず夜間作業そのものが高い危険を伴う行為であることを理解しておきましょう。
スズメバチ駆除の手順

スズメバチの巣を自分で駆除する場合は、行き当たりばったりで作業を行うと非常に危険です。
事前準備から回収・処分までの流れを理解し、安全を最優先に進めましょう。
① 必要な道具がそろっているか確認
まずは安全に駆除するために必要な道具一覧で紹介した、必要な道具がすべてそろっているか確認します。
防護服を着用する際は、すき間からハチが入ってこないようにファスナーの閉め忘れやすき間がないかを事前にチェックし、肌が露出していない状態にしておきましょう。
道具が不足している場合は、作業を始める前に必ず準備を整えてから駆除に進んでください。
② スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する
防護服を着用したうえで、風上から巣穴に向けて駆除スプレーを一気に噴射します。
噴射中にハチが飛び出してきても慌てず、距離を保ちながら噴射を続けましょう。
羽音が落ち着いたら、巣の中からハチが外へ出てこないよう、巣穴に脱脂綿を詰めてフタをします。
この工程を行うことで、巣の内部に残っている個体の飛び出しを防げます。
③ 巣を切り離してゴミ袋の中に入れる
スプレーを十分に噴射し巣穴をふさいだ後は、巣を切り離して厚手のゴミ袋に入れます。
巣が土の中にある場合は厚手の手袋を着用し、手で慎重に掘り出しましょう。
スコップなどの道具を使用すると、振動や衝撃でハチを刺激してしまう可能性があるほか、巣が壊れて回収しづらくなるため注意が必要です。
④ ゴミ袋を何重にも縛る
回収した巣の中に、生きているハチが残っている可能性もあります。
ゴミ袋はしっかりと口を縛り、二重・三重に固く結び密閉しましょう。
袋の外側からハチの針に刺されないようにすることも大切です。
⑤ 戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する
外出していた働きバチが、元の巣の場所へ戻ってくることがあります。
巣を撤去した後は、巣があった場所やその周囲に駆除スプレーを噴霧し、寄りつきにくい状態にしておきましょう。
⑥ 駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する
駆除したハチの巣をそのまま残しておくと、巣の中に残ったサナギが羽化したり、死んだ幼虫がたんぱく源となって他の害虫を引き寄せたりする恐れがあります。
駆除後は放置せず、早めに処分しましょう。
処分方法は自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールにしたがって捨ててください。
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

手の届かない高所や、床下・屋根裏・壁の内部などの入りづらい場所にある巣は、作業中に身動きが取りにくく、通常よりも危険性が高くなります。
巣の大きさや内部の状況を確認できないケースも多いため、少しでも不安を感じる場合は無理をせず、プロへ相談しましょう。
自分での駆除が不安な方はプロに依頼したほうが安心
スズメバチの巣が、手の届かない高所や入口の狭い木の洞、壁のすき間、床下や屋根裏などの入りづらい場所にある場合、通常の駆除作業よりも危険性が高くなります。
たとえば壁の内部に巣があるケースでは、中の状況を確認するための開口部がなく、ノコギリなどで壁に穴を開ける必要が生じることも多いです。
こうした作業は建物を傷つけるリスクがあるだけでなく、刺激を受けたスズメバチが一斉に飛び出してくる危険も伴います。
少しでも不安を感じる場合や、安全に作業できる自信がない場合は、無理をせずプロへ依頼しましょう。
プロであれば、巣の場所や種類に応じた適切な方法で対応してくれるため、事故のリスクを大きく低減できます。
まとめ
- 一部のハーブは、スズメバチの接近を抑える効果が期待できる
- ハーブは殺虫剤のような即効性や駆除効果はなく、あくまで予防・補助的な対策
- すでに巣ができている場合、ハーブだけで追い払うことはできない
- ハーブは巣づくりが始まる前の時期から取り入れると良い
- 他の予防策や対策グッズと組み合わせて活用すると効果的
スズメバチは強い毒と攻撃性を持つため、対策や駆除には慎重な判断が欠かせません。
ハーブやハッカ油スプレーなどの対策は、あくまでスズメバチを寄せつけにくい環境をつくるための予防策です。
すでに巣をつくられてしまった場合はハーブでの忌避効果は発揮されないため、状況にあわせた駆除方法を検討しましょう。
危険度が低い時期であれば自力駆除できる場合もありますが、巣の場所や大きさ、装備の有無によっては命に関わるリスクが生じます。
また、ハチの巣が高所や閉鎖空間にあるケースや自分での駆除に少しでも不安がある場合は、無理をせずプロに相談することが大切です。
スズメバチの駆除は害虫害獣コンシェルジュでも承っておりますので、お電話またはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
Related Articles
関連コラム
-
スズメバチに木酢液は効果あり?ニオイを利用した忌避方法
- ハチ
花や草木が育つあたたかい時期になるとスズメバチが姿を現します。 自宅に花やシンボルツリーなどがある場...
-
スズメバチに蚊取り線香って効くの?正しい忌避方法を紹介
- ハチ
スズメバチは花や草木が育つあたたかい時期を迎えると、人前によく現れます。 特に夏以降は巣が巨大化して...
-
キオビホオナガスズメバチとは?巣の場所や駆除方法も解説
- ハチ
キオビホオナガスズメバチは、ホオナガスズメバチ属に分類されるスズメバチです。 家屋の軒下や壁、窓枠な...
-
スズメバチが好む花とは?寄ってくる理由と対策を解説!
- ハチ
あたたかい時期になると姿を現すスズメバチ。 花の蜜を集めてハチミツにするミツバチではありませんが、ス...
























