コガタスズメバチの危険性は?巣の場所や駆除方法も解説

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スズメバチと聞いてオレンジと黒の縞模様のハチを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
一般的にスズメバチと呼ばれるハチは、コガタスズメバチがほとんどです。
自治体の報告でも、スズメバチ駆除の多くを占めているとされており、実際に名古屋市ではスズメバチの駆除件数の90%以上をコガタスズメバチが占めたという報告があります。
コガタスズメバチは庭木や街路樹、戸建ての軒下やマンションのベランダなど、身近な場所に巣をつくるスズメバチです。
巣があることに気づかず刺激してしまうと刺される危険性があるため、被害を未然に防ぐには生態を理解しておくことが欠かせません。
この記事では、コガタスズメバチの生態や見分け方、巣がつくられやすい場所について詳しく解説します。
見かけた際の対処法や、刺された際のリスクについても触れていますので、ぜひ最後までご一読ください。
- コガタスズメバチの特徴
- コガタスズメバチと似ているハチの見分け方
- コガタスズメバチが巣をつくる場所
- コガタスズメバチに遭遇した際の対処法
- コガタスズメバチに刺されてしまったときの応急処置の手順
- コガタスズメバチを自分で駆除ができるかの判断基準
スズメバチとは
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スズメバチはハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科に属する昆虫の総称で、そこからさらに4種類に分けられます。
| スズメバチの分類 | 種類 |
| スズメバチ属 (Vespa) |
コガタスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、ツマグロスズメバチ、ツマアカスズメバチ、ヒメスズメバチなど |
| クロスズメバチ属 (Vespula) |
クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、ツヤクロスズメバチ、キオビクロスズメバチ、ヤドリスズメバチ など |
| ホオナガスズメバチ属 (Dolichovespula) |
ヤドリホオナガスズメバチ、キオビホオナガスズメバチ、シロオビホオナガスズメバチ、ニッポンホオナガスズメバチ など |
| ヤミスズメバチ属 (Provespa) |
ナミヤミスズメバチ、タイリクヤミスズメバチ、オオヤミスズメバチ |
上記のうち日本にはスズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属の3種類が生息しています。
なかでもスズメバチ属は刺傷被害が多く報告される種類で、攻撃性が高いのが特徴です。
スズメバチに刺されると強い痛みや腫れが生じ、アナフィラキシーショックを起こす恐れがある危険な昆虫です。
日本産有剣ハチ類図鑑|寺山守・須田博久 編著
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
コガタスズメバチってどんなハチ?

コガタスズメバチの基本情報
| 和名 | コガタスズメバチ |
| 学名 | Vespa analis |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.5~2.9cm 働きバチ:2.1~2.7cm オスバチ:2.2~2.5cm |
| 巣の場所 | 開放空間(庭木や生け垣の茂み、軒下など) |
| 巣の規模 | 巣盤:2~5枚 育房:300~2,000房 |
| 巣の特徴 | 初期:トックリを逆さまにしたような形 成長後:マーブル模様の球形 |
| 主な餌 | 幼虫:ハエ、アブ、小型の甲虫類などの昆虫 成虫:樹液、甘露、花の蜜など |
| 生息域 | 北海道、本州、四国、九州、佐渡島、対馬島、屋久島、インド、東南アジア各国、中国、シベリア南東部、台湾 |
| 日本産亜種 | ヤエヤマコガタスズメバチ(八重山諸島産亜種) リュウキュウコガタスズメバチ(奄美諸島・沖縄島産亜種) |
コガタスズメバチはスズメバチ属に分類されるスズメバチで、日本全国に広く分布しています。
見た目が似ているオオスズメバチと比較すると小型であるため、コガタスズメバチと名付けられました。
住宅街での巣の発見数が多く、都市環境への適応力が高い種類として知られています。
被害の大半は樹木につくられた巣が原因で、庭木の手入れの際に誤って巣に触れたり枝を揺らして刺激したケースが半数以上を占めています。
被害が発生した巣の平均の高さは1.6mと大人が手を伸ばせば届く高さであり、日常的な庭作業のなかで知らぬ間に巣へ近づいてしまうリスクがあるのです。
コガタスズメバチの特徴的な見た目

コガタスズメバチの特徴はオレンジ色に近い橙黄色と黒色の縞模様です。
腹部は赤褐色から始まり、後方に向かって黒色と橙黄色が交互に配置され、先端部は橙黄色をしています。
中胸背板(背中)から前伸腹節(胸部と腹部の境目)にかけては模様がありません。
模様はオオスズメバチに似ていますが、大きさで見分けることができます。
コガタスズメバチはどのくらいの大きさ?

コガタスズメバチの体長は、女王バチで2.5~2.9cm、働きバチで2.1~2.7cm、オスバチで2.2~2.5cm程度です。
体長2.6〜5.0cmのオオスズメバチと比べて一回り小さいです。
| コガタスズメバチとオオスズメバチの違い | ||
| 種類 | コガタスズメバチ | オオスズメバチ |
| 大きさ | 2.1~2.9cm | 2.6~5.0cm |
名前にコガタとついていますが、スズメバチのなかでは中型から大型に分類されます。
働きバチでも成人女性の親指第一関節ほどの体長があり、単体で目の前に現れると威圧感がある大きさです。
コガタスズメバチの生息域

コガタスズメバチは、日本国内では北海道、本州、四国、九州に生息しています。
都市部を含む平地から低山地(標高1,400m前後まで)まで幅広い環境に適応しており、幼虫のためにハエやアブなどの昆虫を狩り、樹液や花の蜜などを自身の餌にします。
都市部では、生ごみや残飯、清涼飲料水の空き缶やペットボトルに残った糖分などをそれぞれの餌にできるため、昆虫や樹液が確保しにくい環境でも生活できるのです。
亜種のヤエヤマコガタスズメバチは八重山諸島、リュウキュウコガタスズメバチは奄美諸島・沖縄島での生息が確認されています。
コガタスズメバチの生態

コガタスズメバチは社会性昆虫であり、女王バチ、働きバチ、オスバチがそれぞれ異なる役割を持っています。
| コガタスズメバチの分業 | |
| 初代女王バチ |
|
| 働きバチ |
|
| オスバチ |
|
| 新女王バチ |
|
コガタスズメバチは、腹部に毒針を持つ有剣類です。
毒針はメスの産卵管が変化した器官のため、メスだけがもつ攻撃手段であり、オスは毒針を持っていません。
初代女王バチ
初代女王バチは、5月頃に越冬から目覚めた後、単独で巣づくりを開始します。
最初の働きバチが羽化する6月頃までは、巣づくり、産卵、幼虫の育成、餌集めのすべてを女王バチ1匹でこなさなければなりません。
働きバチが誕生すると、女王バチは産卵に専念し、巣の外に出ることはほとんどなくなります。
その後は秋頃まで産卵を続けて新女王バチやオスバチを羽化させますが、初代女王バチは越冬せず、10月下旬頃には新女王バチに役割を引き継ぐ形で一生を終えるのです。
働きバチ
働きバチは6月頃から次々と羽化し始め、巣の拡張、幼虫の育成、狩り、巣の温度調節など群れの維持に欠かせない多くの役割を担います。
巣を拡張する際は、外皮を何層も重ねて巣を大きくしていきます。
外で狩った獲物を肉団子状にして持ち帰り幼虫に与えたり、暑い日には入口付近で羽を振って風を送り巣の温度を下げようとする姿も確認されています。
また、外敵が近づけば毒針で積極的に攻撃するのも働きバチの役割であり、巣を守るためにあらゆる作業をこなします。
巣を拡張する際は外皮を何層も重ねて大きくしていくことも、重要な仕事の1つです。
働きバチの寿命は約1か月で、10月下旬頃までにはすべての働きバチが息絶え、翌年まで生き残ることはありません。
オスバチ
オスバチは、9月〜10月下旬に新女王バチとともに羽化し、交尾をすることが役割です。
巣の拡張や幼虫の育成などには一切参加しません。
オスバチには毒針がないため、外敵を攻撃することもできないのです。
羽化後は数日間巣の中で生活してから外へ飛び立ち、別の巣で生まれた新女王バチと出会って交尾を行います。
羽化からの寿命は最長で3〜4か月で、一度巣を飛び立つと元の巣に戻ることはなく、交尾の役目を終えたオスバチはそのまま息絶えます。
新女王バチ
新女王バチは、9月〜10月下旬にオスバチとともに羽化します。
羽化後数日間は巣の中で生活してから外へ飛び立つ点はオスバチと同じですが、近親交配を避けるため、同じ巣のオスバチとは交尾せず、別の巣で生まれたオスバチと出会って交尾を行うのです。
交尾を終えた新女王バチは、10月中旬頃から地中や樹皮の隙間などで越冬します。
春になって気温が上がると越冬し、翌年4月頃に目覚めて新たに巣をつくる場所を探し始めます。
コガタスズメバチの攻撃性
コガタスズメバチが分類されるスズメバチ属は、ハチのなかでも特に攻撃性が高い種類が多く分類されています。
オオスズメバチやキイロスズメバチの警戒範囲は巣から約10mで、刺激すると最大30mにわたって追いかけてくることがあります。
コガタスズメバチの警戒範囲は巣から約3mとされ、あらかじめ巣があると認識していなければ警戒範囲に入ってしまう可能性があります。
また、警戒範囲の外から飛行速度が速いスズメバチの種類を瞬時に見分けることは非常に困難です。
毒針を持っているため、刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
巣に近づいたり揺らしたりすると、攻撃してくる可能性があるため、むやみな接近は控えましょう。
コガタスズメバチの日本産亜種

コガタスズメバチの日本産亜種2種類について詳しく紹介します。
いずれも石垣島・西表島・沖縄島などの離島に生息する亜種で、本土のコガタスズメバチとは外見や生態に異なる特徴が見られます。
ヤエヤマコガタスズメバチ

ヤエヤマコガタスズメバチの基本情報
| 和名 | ヤエヤマコガタスズメバチ |
| 学名 | Vespa analis nagatomii |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.4~2.7cm 働きバチ:2.0~2.3cm オスバチ:2.0~2.5cm |
| 巣の場所 | 開放空間(樹木の枝、草木の茎など) |
| 巣の規模 | 巣盤:詳細不明 育房:500~2,000房 |
| 巣の特徴 | 球形 |
| 主な餌 | 幼虫:クモや昆虫、イカや魚などの肉片を肉団子状にしたもの 成虫:幼虫の分泌液、樹液、熟れた果実からの果汁など |
| 生息域 | 石垣島、西表島 |
ヤエヤマコガタスズメバチは石垣島や西表島で生息が確認されているコガタスズメバチの亜種です。
頭部は黄色で中胸背板から前伸腹節にかけては黒色をしています。
後胸背板には黄色い模様があり、腹部には赤褐色と橙黄色が混ざり合った模様が見られるのが特徴です。
海岸付近で干されているイカや魚などの魚介類に飛来し、肉片を幼虫の餌として巣に持ち帰ることが確認されています。
リュウキュウコガタスズメバチ

リュウキュウコガタスズメバチの基本情報
| 和名 | リュウキュウコガタスズメバチ |
| 学名 | Vespa analis eisa |
| 分類 | ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科 スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属 |
| 体長 | 女王バチ:2.4~2.7cm 働きバチ:1.9~2.3cm オスバチ:2.0~2.5cm |
| 巣の場所 | 開放空間(樹木の枝、草木の茎、軒先など) |
| 巣の規模 | 巣盤:5~6枚 育房:500~2,000房 |
| 巣の特徴 | 初期:トックリ状・球形 成長後:洋梨形 |
| 主な餌 | 幼虫:クモや昆虫、イカや魚などの肉片を肉団子状にしたもの 成虫:幼虫の分泌液、パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツなどの果実、樹液など |
| 生息域 | 奄美大島、加計呂麻島、与路島、徳之島、沖縄島 |
リュウキュウコガタスズメバチは頭部は赤褐色で、屋久島以北に生息する個体よりも頭部や腹部の赤みが強いのが特徴です。
腹部には赤褐色と橙黄色が混ざり合った模様が見られます。
沖縄島ではパイナップルやバナナ、ドラゴンフルーツといった熟した果実を食べることが確認されています。
コガタスズメバチはオオスズメバチと似ている?
そもそも、高速で飛び回るスズメバチを見た瞬間に種類を正確に見極めることは難しいです。
見分けようとして近寄る行為はそれ自体が危険であるため、まずは距離を保つことを優先してください。
種類の判断が必要な場面では、以下のポイントが参考になります。
見た目で見分ける

| コガタスズメバチとオオスズメバチの大きさ | ||
| 種類 | コガタスズメバチ | オオスズメバチ |
| 大きさ | 女王バチ:2.5~2.9cm 働きバチ:2.1~2.7cm オスバチ:2.2~2.5cm |
女王バチ:4.0~5.0cm 働きバチ:2.6~3.8cm オスバチ:2.7~4.0cm |
大きさで見分ける方法もありますが、個体によってはコガタスズメバチの働きバチがオオスズメバチと似たサイズまで育つこともあるため、確実とはいえません。
コガタスズメバチとオオスズメバチは、どちらも橙黄色の体に黒い模様があり、茶色い羽を持っており、姿形が似ています。
細かい部分では、頭部の頭楯(とうじゅん)という部分の凹凸の形が異なり、胸部の後胸背板(こうきょうはいばん)という部分の模様が違います。
しかし、見た目で判断するためにはハチに近づいて細部を観察する必要があるため、巣をつくる場所のほうが見分けやすいでしょう。
巣をつくる場所で見分ける

コガタスズメバチとオオスズメバチは、巣をつくる場所が異なります。
| コガタスズメバチとオオスズメバチの巣をつくる場所 | ||
| 種類 | コガタスズメバチ | オオスズメバチ |
| 巣をつくる場所 | 開放空間(樹木の枝、軒下、外壁など) | 閉鎖空間(土の中、木の洞、屋根裏、床下など) |
コガタスズメバチは開放空間を好み、樹木の枝、軒下、外壁などに巣をつくります。
屋外の見える場所に巣をつくるため、比較的発見しやすいのが特徴です。
一方、オオスズメバチは閉鎖空間を好み、土の中、木の洞、屋根裏、床下などに巣をつくります。
オオスズメバチの巣は通常外に露出していることはなく、地中や建物の中に隠れています。
屋外の見える場所に巣があればコガタスズメバチだと判断できるでしょう。
コガタスズメバチの巣の特徴

コガタスズメバチの巣は、成長過程で外見が変わっていくだけでなく、巣が大きくなるにつれてハチの個体数が増え、危険度も高まります。
巣を発見した場合は絶対に近づかないようにしてください。
コガタスズメバチはどんな巣をつくる?
| 巣の見た目 | 初期:トックリを逆さまにしたような形 成長後:マーブル模様の球形 |
| 巣をつくる場所 | 開放空間(庭木や生け垣の茂み、軒下など) |
| 巣の規模 | 巣盤:2~5枚 育房:300~2,000房 |
コガタスズメバチの巣は、巣がつくられたばかりの春頃はトックリを逆さにしたような形をしています。
7月以降には球形になり、マーブル模様の外皮に変化していきます。
球形に育った巣の近くで作業したり、そばを通ることは危険なため、発見次第プロへの駆除依頼を検討しましょう。
コガタスズメバチが巣をつくる場所一覧

コガタスズメバチは庭木や生け垣の茂み、軒下などの開放空間を好んで巣をつくります。
そのほかにもマンションのベランダや軒下、街路樹、川沿いの茂みなど、日常的に人が行き来する場所も含まれます。
フェンスや塀の隙間、カーポートの梁なども巣がつくられやすい場所の1つです。
こうした場所に巣があると、剪定作業の際に誤って刺激するリスクだけでなく、洗濯物を干す、駐車場を通る、自転車を出すといった何気ない日常の中で、気づかないうちに巣に近づいてしまうことがあります。
2階の軒下や高い樹木など、2m以上の高さに巣がある場合は、脚立を使った高所作業が必要になります。
転落のリスクも伴うため、自力での駆除は大変危険です。無理せずプロへの依頼を検討しましょう。
コガタスズメバチと同じ場所に巣をつくることがあるスズメバチ

コガタスズメバチと同じく開放空間に巣をつくるスズメバチに、キイロスズメバチがいます。
| コガタスズメバチとキイロスズメバチの見分け方 | ||
| 種類 | コガタスズメバチ | キイロスズメバチ |
| 巣をつくる場所 | 開放空間(樹木の枝、軒下、外壁など) | 開放空間(樹木の枝、軒下、外壁など)、閉鎖空間(土の中、木の洞、屋根裏、壁間など) |
| 見た目 | 橙黄色に赤褐色と黒色の模様 | 全体的に黄色い模様や部位が目立つ |
キイロスズメバチは開放空間だけでなく、閉鎖空間にも巣をつくることがあります。
屋根裏、床下、壁の隙間、建物の内部などコガタスズメバチよりもさまざまな場所で巣をつくるのです。
開放空間に巣がつくられている場合は、ハチの体色に注目しましょう。
コガタスズメバチは橙黄色の体に黒い模様が入っていますが、キイロスズメバチは全体的に黄色い箇所が目立つため、見た目で区別することができます。
コガタスズメバチの巣を見つける方法

コガタスズメバチだと思って巣を探していても、実際には姿が似ているキイロスズメバチやオオスズメバチと見間違えている可能性もあります。
安易に飛んでいるハチを追いかけたり、巣を確認しようとして近づいたりすることは大変危険です。
安全な距離を保ちながら観察するようにしてください。
①巣づくりに適した場所を確認する
コガタスズメバチは開放空間に巣をつくるため、庭木や生け垣の茂み、軒下、外壁、カーポートなどの周辺でハチが頻繁に出入りしていないか、安全な距離を保ちながら確認してみてください。
特に風雨をしのげる軒下などは巣をつくる場所として好まれます。
②コガタスズメバチが飛んでいく方向を観察
安全な場所に身を隠しながら、コガタスズメバチが飛んでいく方向を観察します。
同じ場所で突然姿が消える、特定の場所に何度も出入りしている様子が見られたら、その付近に巣がある可能性が高いでしょう。
コガタスズメバチの巣は放置しても大丈夫?
コガタスズメバチの巣を放置すると巣が大きくなり、働きバチの数も増えていきます。
また、自宅だけではなく近隣への被害も考慮する必要が出てきます。
巣の直径が10cm以下のトックリ型であれば、女王バチ1匹または働きバチが数匹程度と個体数が少なく、比較的安全に対処できる可能性があります。
一方、夏以降球形に育った大きな巣は個体数が増えて群れの危険性が高まり、自力での駆除は困難になるでしょう。
被害を最小限に抑えるためにも、コガタスズメバチらしき巣を確認した際は、早めの駆除を検討しましょう。
コガタスズメバチを見かけたらどうする?

ここからは、コガタスズメバチに遭遇したときの対処法を解説します。
正しい対処法を知っておくことで、万が一コガタスズメバチに遭遇しても落ち着いて行動できます。
コガタスズメバチに遭遇したら

コガタスズメバチを見かけても、慌てずに以下の4つのポイントを守りましょう。
巣やハチを見つけても騒がない
コガタスズメバチを見つけても、大声を出したり手で払ったりしないでください。
急に動いたり大きな音を立てたりすると、コガタスズメバチを刺激しかねないため、慌てず落ち着いた対応を心がけましょう。
その場から静かに離れる
コガタスズメバチを見つけたら、ゆっくりその場を離れましょう。
急に走って逃げると振動で巣を刺激してしまい、コガタスズメバチが追いかけてくる可能性があるため、静かに距離を取ることが大切です。
頭や目(黒い部分)に気を付ける
コガタスズメバチを含め、スズメバチは黒い色に反応して攻撃する習性があります。
頭髪や目などの黒い部分は、コガタスズメバチにとって攻撃対象になりやすい傾向にあります。
スズメバチを見かける機会が増えてきたら、白いタオルや帽子で頭を覆うなどスズメバチを刺激しない服装を心がけましょう。
コガタスズメバチの巣に近寄らないようにする
巣の場所がわかっている場合は、近づかないようにしましょう。
巣から約3m以内の警戒範囲に近づくとといきなり攻撃される可能性もあります。
ハチを複数匹見かけるのに巣の場所がわからない場合は、コガタスズメバチの巣を見つける方法をお試しいただくか、巣が大きくなる前にプロに相談することをおすすめします。
コガタスズメバチに刺されないためにできること

コガタスズメバチに刺されないためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
黒い服装を避ける
頭や目(黒い部分)に気を付けるでも紹介したとおり、スズメバチは黒い色に反応して攻撃する習性があるため、黒い服装を避け、白や淡く明るい色の服を着ましょう。
ただし、明るい色はスズメバチ以外の虫を引き寄せてしまう可能性もあるため、明るめのグレーやカーキ、ベージュといった中間色を選ぶとよいでしょう。
強いニオイを避ける
コガタスズメバチは嗅覚が鋭く、強いニオイに反応して近づいてくるため、香水や整髪料、柔軟剤などの強い香りが、刺激する可能性があります。
汗のニオイもコガタスズメバチを引き寄せる原因になるため、無香料の汗拭きシートなどでこまめに拭き取ることが大切です。
清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける
コガタスズメバチは甘い香りや糖分、発酵したニオイに反応するため、果汁飲料、ジュースや炭酸飲料は、引き寄せる原因にもなります。
缶やペットボトルを開けっ放しにすると、コガタスズメバチが中に入り込むこともあるため注意が必要です。
コガタスズメバチに刺されたら?

コガタスズメバチに刺されてしまった場合は、速やかに以下の処置を行いましょう。
アレルギー反応が出ていないか全身を確認
コガタスズメバチに刺された症状は、刺された箇所の周辺に痛みや腫れ、赤みが出る局所反応と、体全体に広がる全身反応の2種類があります。
刺された後は体の様子をよく観察し、適切に対処することが大切です。
局所反応だけであれば、痛みは数時間から1日程度で落ち着くでしょう。
ただし、刺された後もかゆみを伴うしこりが残り、腫れが落ちつくまで数日かかる場合があります。
虫刺されに対してアレルギーを持っている方は、局所的な症状にとどまらず全身に症状が広がる全身反応を起こすこともあり、症状が重くなるとアナフィラキシーショックを起こします。
アレルギーがあると事前に分かっている場合は、治療薬であるアドレナリン自己注射器(エピペン®)をいつでも使えるように準備してください。
体全体に症状が広がるアレルギー反応には、次のような兆候があるので、冷静に体の状態を確認してください。
- 不安感
- ピリピリ感
- 浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
- 全身のかゆみおよびじんましん
- 唇や舌の腫れ
- 喘鳴(気道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
- 呼吸困難
- 虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
- 意識消失
全身反応の症状が見られた場合は、すぐに救急車を呼んでください。
特に複数箇所を刺されている場合や以前に刺されたことがある方は注意が必要です。
過去に刺された経験があると、2回目以降はアナフィラキシーショックを起こしやすくなります。
全身反応が見られなければ、次に紹介する3つの処置をしてください。
処置を行っている間、もしくは処置後に少しでも体調に変化を感じたら、ただちに医療機関で診察を受けてください。
傷口を流水で洗い毒を取り除く

まず毒針が残っていないか確認し、残っている場合は指先かピンセットで慎重に取り除いてください。
口内の傷や粘膜から毒が吸収される恐れがあるため、口で毒を吸いだしてはいけません。
その後、患部を指でつまむように押して毒を絞りだしながら、流水で洗い流しましょう。
ハチの毒は水に溶けやすいため、流水で洗いながら毒を絞りだすことで、体内に入る毒の量を減らすことができます。
毒を吸い出すポイズンリムーバーを、もしものときに備えておくのもおすすめです。
抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

患部を洗い流した後は、市販のステロイド外用薬や抗ヒスタミン外用薬を炎症を抑えるために塗ります。
薬を塗った後は、かゆみや腫れを抑えるため、濡れタオルや保冷剤、湿布などで患部を冷やし続けましょう。
患部を持ちあげ腫れを和らげる

刺された箇所が手や足の場合は、患部を心臓より高い位置に持ちあげましょう。
患部を高く保つことで、血液やリンパ液の流れを調整し、腫れの広がりを抑えることができます。
姿勢を保ちながら、引き続き患部を冷やし続けてください。
応急処置が終わった後、30分以上体調に変化が無ければ重篤なアレルギー症状に繋がる可能性は低いとされています。
ただし、刺されてから1時間ほど時間をおいてアナフィラキシーの症状があらわれる事例もあるため油断は禁物です。
たとえ症状が軽くても自己判断で放置せず、医師の診察を受けることをおすすめします。
コガタスズメバチの危険性や駆除方法

コガタスズメバチは軒下や木の枝のような開放空間に巣をつくります。
2m以上の高さに巣がつくられてしまった場合は、脚立に上って駆除する必要もあるため、少しでも不安を感じる方は、プロに駆除を依頼することをおすすめします。
ここでは、時期別の危険性や駆除方法について詳しく解説します。
コガタスズメバチの活動時期別の危険性

| 時期 | 危険度 | 主な行動 |
| 5月下旬~7月下旬 | 低 | 女王バチが越冬から目覚め、単独で巣づくり、産卵、働きバチの育成を開始 |
| 6月下旬~9月上旬 | 高 | 働きバチが増えることで巣も大きくなり、群れの成長が急加速する |
| 9月~10月下旬 | 高 | 新女王バチとオスバチが羽化する |
| 10月中旬~6月上旬 | 低 | 交尾を終えた新女王バチのみが越冬する |
自力での駆除を検討できるのは、女王バチが単独で活動している5月下旬〜6月中旬で、巣の直径が10cm以下のトックリ型の段階に限られます。
コガタスズメバチは、巣が大きくなる6月下旬から9月にかけては攻撃性が高まり、10月下旬までは危険な状態が続きます。
危険度が高い時期は巣を守る役割を担う働きバチの数が増え、群れ全体が攻撃的になるため、自力での駆除は避けるのが賢明です。
確実に駆除できる自信がない、防護服・駆除スプレーなどの準備が不十分な場合は、無理に自分で駆除しようとせずプロの駆除業者に依頼してください。
スズメバチの対策や駆除に使えるグッズ
コガタスズメバチの時期別の行動や危険性を踏まえたうえで、手ごろに使える駆除グッズを紹介します。
捕獲器
捕獲器は誘引剤を入れた容器にハチをおびき寄せ、一度入ると外に出られない仕組みでハチを捕獲するグッズです。
女王バチが単独で行動している5月下旬〜6月頃に使うことで、巣づくりを未然に防ぐ効果が期待できます。
働きバチが増える6月下旬以降は効果が限られるため、時期を見極めて使用しましょう。
駆除エサ剤
駆除エサ剤は、設置するだけで巣にいるハチや幼虫まで効果が行き届く駆除グッズです。
ハチが好むニオイでおびき寄せ、害虫駆除で使用されるフィプロニルという成分を含んだエサ剤を働きバチが巣に持ち帰り、幼虫や女王バチにも毒が行き渡ることで、巣全体を壊滅させられます。
効果が出るまでに時間がかかるため、即効性を求める場合には向きません。
駆除スプレー

カダン スズメバチバズーカジェット 550mL×2|フマキラー
巣の出入り口に駆除スプレーを直接噴射することで、中にいるハチを一気に駆除できます。
即効性があり、ハチの駆除ではもっともよく使われるグッズです。
購入時は、即効性に優れたピレスロイド系成分が配合されているかチェックしてください。
このスプレーは、ハチを即座にマヒさせるフタルスリンと寄せ付けない効果があるビフェントリンの2つのピレスロイド系成分を配合しています。
過去に巣をつくられた場所や巣をつくられやすい場所に前もってスプレーしておくだけで、数か月は巣づくりを防ぐ効果が期待できます。
コガタスズメバチの自力駆除を考える前に

毒針を持つコガタスズメバチを駆除するには命の危険が伴うため、自力で駆除するかどうかは慎重に判断する必要があります。
以下の5つをすべて満たす場合のみ、自力での駆除を検討してください。1つでも満たせない場合は、安全のためプロへの依頼を優先しましょう。
巣の大きさは直径10cm以下か
コガタスズメバチの活動時期別の危険性の項目で触れたように、巣の大きさが直径10cm以下であれば、女王バチのみか、働きバチが数匹程度しかいないため自力駆除できる可能性があります。
直径10cmを超える巣は、働きバチの数が増えており危険性が高いため、プロへの依頼を検討しましょう。
どこに巣がつくられているのか?
2m以下で手の届く低い位置にあり、足場が安定している場所であれば、自力で駆除できる可能性があります。
一方、2m以上の高所や入り組んだ場所に巣がある場合は、作業が困難で危険が伴うため、プロの力を借りることをおすすめします。
アレルギーは持っている?
コガタスズメバチに刺されたら?での項目でも触れましたが、過去にハチに刺されたことがある方は、アナフィラキシーショックを起こすリスクが高まります。
以前刺されたときにアレルギー症状が出なくても、2回目以降に重い症状が現れることがあるため、ハチに刺された経験がある方は自力での駆除は避けましょう。
駆除グッズはそろっているか
自力で駆除を行うには、駆除スプレー、防護服、虫取り網、厚手のゴミ袋などのグッズが必要です。
特に防護服は、スズメバチの針が貫通しない7mm以上の厚手のものが必須です。
駆除をする前に必要な駆除グッズがそろっているかを必ず確認しましょう。
巣がある場所は自分で駆除していい場所か
巣がある場所によっては、自己判断で駆除できない場合があります。
勝手に駆除すると、トラブルになる可能性もあるため事前に確認しておきましょう。
| 駆除作業を行う前の確認 | |
| 巣の場所 | 管轄 |
| 自宅の敷地内 | 自己判断での駆除作業が可能 |
| アパートやマンション | 管理会社、管理組合の理事会、大家さんにハチの巣ができたことを連絡し、判断を仰ぐ |
| 自治体運営の公園 | 自治体の担当部署に連絡。 ※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています 例)横浜市役所 |
| 電柱 | NTTまたは電力会社の管轄になるため、電柱に記載のある管轄を確認して連絡 |
安全に駆除するために必要な道具一覧
コガタスズメバチの巣を安全に駆除するには、複数匹の働きバチから攻撃される可能性を想定した準備が欠かせません。
必要な道具を揃えた上で、ハチに刺されないためには肌の露出や隙間をなくすことが重要です。
駆除スプレー 2~3本

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駆除を行う際は、必ず予備を含めた2〜3本のスプレーを手元に置いてください。
途中で薬剤が切れると、興奮したハチの反撃を防げずに刺されてしまうかもしれません。
最後まで安全に作業を終えるために、すぐに手に取れる場所に予備を確保しましょう。余ってもハチ除けに使えるため、余剰分が無駄になる心配もありません。
脱脂綿
コガタスズメバチの巣は何層にも重なった独特なマーブル模様の外被で覆われており、出入口は1箇所だけです。
駆除の最中にハチが外に出てこないよう巣穴を塞ぐ目的で脱脂綿を使用します。
羽音が収まったタイミングで、コガタスズメバチが外に出てこないように巣穴に脱脂綿を詰めてフタをするのです。
プロの場合は、巣穴を塞ぐにはコーキング剤でも代用することもあります。
白い防護服セット※7mm以上の厚手のもの
コガタスズメバチの針は4〜5mmあり、薄手の防護服では貫通して刺される可能性があります。
また、コガタスズメバチだと思っていたらオオスズメバチの巣だったというケースも否定できません。
オオスズメバチの針は3~7mmあり、薄手の素材では容易に貫通してしまいます。
必ず7mm以上の厚手の防護服を着用してください。
駆除作業中にハチが防護服に入り込まないように、ヘルメットと防護服をファスナーでしっかり繋ぎ合わせられる仕様のものを選ぶのが安心でしょう。
顔を守るネット、白い手袋、長靴などがセットになったものを選ぶのがおすすめです。
虫取り網
巣のサイズが10cmを超えているなら働きバチが活動を始めているため、巣だけでなく、周辺を飛ぶハチも捕獲しなければいけません。
戻ってきた働きバチは虫取り網で捕らえ、集まったところにスプレーを噴射して一気に駆除しましょう。
柄が長いタイプを選ぶと、安全な距離から作業できます。
厚手のゴミ袋

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スズメバチが巣から出てこないことを確認できたら、巣とハチの死骸を袋に入れます。
毒針を出したまま動かなくなっていたり、まだ生きているコガタスズメバチが残っている可能性もあるため、薄手のゴミ袋では針が突き抜ける危険があります。
念のため、二重三重に重ねて使うと安心です。
ヘラ

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巣を除去しても、残骸がこびりついているケースがあるため、削り取るためにヘラが有効です。
金属製のヘラがおすすめです。
掃除用具※ちりとりほうきセット
コガタスズメバチの死骸や巣の残骸などを回収するために使います。
自宅で使用している掃除機は、小石などを吸い込むと故障の原因になる恐れがあるため、後片付けに使うのは控えたほうがよいでしょう。
夜間作業に赤色灯は使える?
夜間に駆除を行う際、通常のライトを使うとコガタスズメバチが光に反応して攻撃的になってしまいます。
ハチ目の昆虫は赤色が認識しづらいとして、赤色灯の使用や通常のライトに赤いセロハンを巻き付ける方法が推奨されることもあるのです。
しかし、近年の研究では、スズメバチの種類によっては赤色を含む暖色系の光にも強く引き寄せられる事例が確認されています。
赤色灯を使っているからといって、安全が確保されるわけではありません。
暗闇の中で高所作業や脚立を使う場合は、転落のリスクも高まるため、赤色灯を使用する場合でも、過信せずに慎重に作業を行う必要があります。
スズメバチ駆除の手順

スズメバチの巣を自力で駆除する場合は、正しい手順で慎重に作業を行う必要があります。
ここでは、駆除の具体的な手順を6つのステップに分けて解説します。
スズメバチの活動が落ち着く夜間作業を行う場合は、日中のうちに、巣の正確な位置を必ず確認しておきましょう。
なお、巣にライトを直接当てるとスズメバチが光に集まってくる恐れがあります。
ヘッドライトや手持ちライトの使用は避け、駆除現場から離れた場所にライトを設置することが、安全に作業を進めるためのポイントです。
①必要な道具がそろっているか確認
駆除作業を始める前に、必要な道具がすべてそろっているか確認してください。
防護服を使用する場合はハチが入ってくる隙間がないかチェックしましょう。
ヘルメットと防護服のファスナー部分、手袋との境目、長靴とズボンの間など、わずかな隙間からでもハチが入り込む危険があります。
駆除前に必要な道具がそろっていない場合は、作業を始める前に用意しておきましょう。
②スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する
準備が整ったら、巣の出入り口に向けて駆除スプレーを噴射します。
巣から2~3m離れた安全な距離から、スプレーを連続で噴射し、ハチの反撃を防ぐためにも、予備のスプレーを手元におきながら作業してください。
30秒~1分程度噴射すると、巣の中にいるハチがほとんど動かなくなります。
羽音が収まったタイミングで、スズメバチが外に出てこないように巣穴に脱脂綿を入れてフタをしましょう。
③巣を切り離してゴミ袋の中に入れる
駆除スプレーで巣の中のハチを駆除したら、巣を切り離してゴミ袋の中に入れます。
木の枝や外壁に付いている巣は、ヘラやナイフを使って慎重に切り離しましょう。
④ゴミ袋を何重にも縛る
袋の中でまだ生きているハチがいる可能性もあるため、絶対に袋が開かないように重ねて縛ってください。
袋を縛った後も、しばらくは様子を見て、袋の中からハチが出てこないか確認してください。
⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する
巣を撤去した後も、外出していたハチが巣があった場所に戻ってくることがあります。
戻りバチに刺される危険性もあるため、巣があった場所とその周辺に駆除スプレーを噴霧しておきましょう。
駆除スプレーには巣をつくることを防ぐ効果もあるため、同じ場所に再び巣がつくられるのを防げます。
数日間は定期的にスプレーを噴霧し、戻りバチが完全にいなくなるまで注意を払いましょう。
⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する
撤去した巣を庭などに置いたままにすると、中にいたサナギが成虫になったり、餌に誘われた害虫が集まったりするリスクがあります。
そのため、駆除後の巣は速やかに処分することが大切です。
巣をゴミ袋へ密閉して回収したのち、各自治体の規定に沿って廃棄してください。
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

コガタスズメバチは、軒先や木の枝などの高所以外にも、屋根裏や床下といった手の届きにくい場所に巣をつくることは珍しくありません。
特に屋根裏や床下にある巣は、外から巣の大きさやハチの正確な個体数を見極めるのが困難です。
一見すると小さく見えても、実際は見えない部分で大きく成長しており、多くの働きバチが潜んでいる危険性もあります。
さらに、屋根裏や床下は足場が悪いうえに視界も遮られ、万が一の際に身を守る動作が制限されてしまうため、自力での対処は避けてプロに相談しましょう。
自分で駆除をするのが不安な方はプロへの依頼が安心
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高いでも触れたように、コガタスズメバチ駆除の難易度は比較的高いといえます。
自力での駆除に少しでも不安を感じる場合は、プロに依頼しましょう。
害虫害獣コンシェルジュは「駆除したほうがいいのかわからない」「自分でできるか不安」といった段階でも、見積りや相談を無料で受け付けています。
スズメバチの駆除に困っている場合は、ぜひ一度お問い合わせください
まとめ
- 市街地で最も刺傷被害が多いスズメバチ
- オレンジに近い橙黄色と黒の縞模様で、オオスズメバチに似ている
- 初期は逆トックリ型で、成長するとマーブル模様の球体へと変化する
- 北海道から九州まで全国に生息している
この記事ではコガタスズメバチの生態や巣の見分け方、刺されたときの対処法や駆除方法について解説しました。
コガタスズメバチは庭木や生け垣の茂み、軒下など開放空間に巣をつくるため、市街地でも見かけやすいハチです。
自力で駆除できないと判断した場合は、無理せずにプロの無料相談を活用しましょう。
害虫害獣コンシェルジュでは、スズメバチの駆除に関する無料相談を承っておりますので、お電話またはお問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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