コウモリよけ防獣ネットの効果はいかに?正しい対策で自宅を守る

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自宅に寄ってくるコウモリを寄せ付けたくないとき、防獣ネットを使うのが効果的と考える方は多いでしょう。
ネットでガードすればある程度の侵入は防止できますが、完全なコウモリ対策とはいえません。
本記事では、防獣ネットの効果と正しい使い方、あわせて実施したいコウモリ対策と、自宅に棲みつかれた場合の危険性、駆除方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・防獣ネットの効果
・防獣ネットの正しい使い方、注意点
・より効果的なコウモリ対策方法
防獣ネットはコウモリの侵入防止に効果あり!
防獣ネットは、コウモリが住宅の中に入り込むのを防ぐ物理的な侵入防止対策として有効ですが、効果を高めるためには正しい知識と使い方を理解しておく必要があります。
棲みついていない場合の侵入防止に有効
防獣ネットは、コウモリが棲みついていない場合の侵入防止対策として効果があります。
すでに棲みつかれている場合、ネットを設置するとコウモリが閉じ込められてしまうため、まずは追い出しをしましょう。
また、ネットは物理的にコウモリの侵入を防ぐものであり、あわせてコウモリ用の忌避剤や超音波発生装置を設置してコウモリを寄せ付けない環境をつくることも大切です。
網目の細かいネットを使う
住宅街でよく見かけるアブラコウモリは、わずか1〜2cm程度の隙間から侵入できるほど体が小さく、網目が粗いネットでは隙間からすり抜けて侵入されてしまいます。
コウモリ対策でネットを選ぶ際は、網目が1cm以下の細かい防獣、防鳥ネットを選びましょう。
【物件別】防獣ネットはどこで使える?
防獣ネットは、住んでいる物件によってネットを張れる場所、張れない場所があります。
特にマンションやアパートなどの集合住宅では、トラブルの原因にもなりかねないため、管理規約を確認しましょう。
マンション・アパート

マンションやアパートは、天井や壁、床などの専用部分と廊下や階段、屋根、外壁などの共有部分に分かれています。
専有部分である天井や壁、床などであれば自己責任、自己負担で手を加えることができますが、共用部分を勝手に加工することは認められていません。
マンションやアパートのベランダにネットの設置を検討するケースが多いですが、ベランダは専用使用権のある共用部分にあたるケースが多いです。
ネットを設置するために外壁に穴を開けたりネットを固定したりする行為は、規約違反になる場合が多いため、
賃貸物件や分譲マンションでも、トラブルを避けるためにまずはオーナーや管理会社、管理組合に相談し、許可を得るようにしてください。
一戸建て

持ち家の一戸建てであれば、自己判断で防獣ネットを設置できます。
ただし、固定が不十分だった場合、強風や大雨、鳥のいたずらなどでネットが外れて近隣の敷地内に飛んでしまう可能性があります。
万が一、ネットが飛んでしまって人に怪我をさせてしまったり、家や車などに損害を与えたりした場合、
深刻なトラブルに発展してしまう恐れがあるため、正しい方法で設置し、定期的に外れそうになっていないかをチェックしましょう。
防獣ネットの設置方法
ここでは、自宅に防獣ネットを設置する際に使用する道具や、正しい設置方法を解説します。
なお、高層階や屋上に防獣ネットを設置する際、身を乗り出しての作業や不安定な場所での脚立の使用は転落の危険があるため、十分に注意してください。
無理な体勢での作業になる場合は、安全のためプロへ依頼しましょう。
必要なもの
防獣ネットを確実かつ安全に固定するために設置するには、複数の道具を使用します。
コウモリはわずか1〜2cmの隙間からでも侵入できるため、防獣ネットは網目1cm以下のものを選びます。
サイズの目安としては、ベランダであれば高さ2.5〜3m、横幅4.5〜5m程度、テラスであれば高さ4〜5m、奥行き1.5〜2m程度を想定しておくと安心です。
ただし、設置箇所によって寸法は異なるため、事前に計測し、実際の寸法より一回り大きいサイズを用意すると隙間が生じにくくなります。
また、接着剤や固定具は、屋外の環境に耐えられる製品を選びましょう。
設置に使用する製品は、ホームセンターや通販サイトで購入できます。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| 防獣・防鳥ネット | ![]() |
コウモリの侵入を塞ぐ |
| マウントベース | ![]() |
防獣・防鳥ネットを固定する |
| 接着剤 | ![]() |
マウントベースを固定する |
| 結束バンド | ![]() |
防獣・防鳥ネットをマウントベースに固定する |
| テグス | ![]() |
複数のネットをつなぎ合わせる |
| サンドペーパー | ![]() |
設置場所の凹凸をならし、接着剤をなじみやすくする |
| アルコール消毒液 | ![]() |
やすりがけ後の粉塵や汚れを拭き取り、接着力を高める |
設置手順①サンドペーパーで設置場所をやすりがけする

防獣ネットを固定するマウントベースをしっかりと接着するために、接着剤がなじみやすくなるようにサンドペーパーでやすりがけして設置場所の凹凸をなくします。
電動サンダーを使いたくなりますが、外壁が必要以上に削れて劣化してしまうほか、
大量の粉塵や騒音が出て掃除の手間が増えたり近所迷惑になったりする可能性があるため、手作業でやすりがけしましょう。
やすりがけが終わったら、アルコールを染み込ませた布で削りカスや汚れを綺麗に拭き取ります。
設置手順②マウントベースを設置する

やすりがけした後は、ネットを固定するための土台となるマウントベースを設置します。
防獣や防鳥対策の場合、マウントベースは15〜20cm間隔で設置しますが、コウモリの場合は小さな隙間からでも入ってくるため、10cm以下にしましょう。
製品によっては両面テープ付きのマウントベースもありますが、より強力に接着させるために接着剤を使用します。
設置手順③ネットを取り付ける

マウントベースの設置が完了したら、結束バンドを使ってネットを1つずつ括り付けていきます。
ネットがたるんでしまうと隙間ができてコウモリが侵入しやすくなるため、たるまないようにピンと張って取り付けましょう。
複数のネットをつなぎ合わせて使う場合は、ネットとネットの間に隙間ができないようにテグスを使って連結してください。
防獣ネットが適している場所
防獣ネットは自宅のどこにでも設置すればいいというわけではなく、コウモリの侵入経路になりやすく、かつネットの設置が比較的容易な場所に使用します。
ここでは、ネットの設置に適している場所を4つ解説します。
ベランダ

ベランダは軒や手すり、床といったネットを固定しやすい場所がそろっており、空間全体を覆うことで全方位からの侵入を防げる場所です。
ベランダの外壁に小さな隙間や亀裂があったとしても、ネットで全体を囲んでしまえば1つ1つの隙間を塞ぐ手間が省けます。
テラス

テラスもベランダと同様に、軒や柱、床などネットを張りやすい構造をしており、外壁に隙間や亀裂があっても1つ1つ塞ぐ手間もなく全方位からコウモリの侵入を防げます。
また、ネットを張ることでコウモリだけでなく他の鳥の飛来も防げるため、安心してティータイムやバーベキューなどを楽しめます。
屋上

屋根付近の隙間や亀裂は、コウモリが侵入しやすい経路の1つです。
屋上は柱や床にネットを取り付けやすく、侵入を防ぐ物理的な対策として効果があります。
また、屋上に洗濯物を干している場合、ネットを張ることでコウモリが洗濯物に衝突したりフンが付着したりするのを防げます。
庭

庭に家庭菜園がある場合、昆虫食のコウモリが寄り付きやすくなるため、ネットを張ることでコウモリが近づくのを防げます。
外壁から離れた場所に菜園がある場合は、支柱を立ててネットを張りましょう。
コウモリだけでなく、家庭菜園を荒らすハクビシンやアライグマといった他の害獣の侵入を防ぐ効果も期待できます。
防獣ネットが適していない場所
防獣ネットは、ベランダやテラスなどの広い空間に対する侵入防止対策としては有効ですが、場所によっては他の対策が適している場合があります。
玄関

玄関に防獣ネットを張ってしまうと出入りがしづらくなり、日常生活に支障をきたすため適していません。
もし玄関にコウモリが寄り付いて困っている場合は、ネットで物理的に塞ぐのではなく、
コウモリ用の忌避剤を設置したり、玄関先の外灯をコウモリが苦手とするLED電球に交換したりといった別の対策を検討しましょう。
防獣ネット以外の対策方法については、こちらをご覧ください。
換気扇・換気口

換気扇や換気口は、コウモリが侵入しやすい場所の1つです。
換気扇や換気口は凹凸した形状であるうえ、ネットでは羽や弁が動く際に隙間ができやすく換気機能を妨げてしまう可能性もあるため、
錆びにくく頑丈なステンレス製のメッシュや、穴の空いたパンチングメタルを使って隙間を塞ぐ方法が適しています。
ステンレス製のメッシュやパンチングメタルは耐久性も高く、通気性を確保しながらコウモリの侵入を防げます。
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エアコンの室外機

エアコンの室外機本体をネットで覆うことはできますが、コウモリは室外機本体ではなくダクトの小さな隙間から侵入します。
ネットは細かい隙間を塞ぐことには向いていないため、自由に形を変えられて複雑な形状の隙間にもしっかりと密着する害獣用のパテを使って塞ぐのが効果的です。
防獣ネットの注意点
防獣ネットは広い空間からの侵入防止に効果的ですが、設置や管理には以下のような注意点があります。
劣化や物損で穴があく

防獣ネットは屋外に設置するため、紫外線による劣化は避けられません。
耐用年数は約3〜5年で、それを超えると経年劣化によって破れやすくなってしまいます。
定期的にネットの状態を確認し、手触りがパリパリと硬くなってきたり、軽く引っ張っただけで簡単にちぎれたりするなどの劣化が見られたら早めに交換するようにしましょう。
また、小石や枝が飛んできたり、子どもがうっかりボールをぶつけてしまったりといったアクシデントで穴があいてしまうことも考えられます。
穴が開いた場所からコウモリが侵入する恐れがあるため、破損が見つかった場合は速やかに補修もしくは交換しましょう。
強風で飛ばされる

防獣ネットの接着が甘かったり、固定する箇所が少なかったりすると強風で飛ばされてしまうことがあります。
飛ばされたネットが庭の植木鉢を倒して壊してしまったり、隣の家の車を傷つけてしまったりすると、深刻なトラブルに発展しかねません。
設置する際は、結束バンドや接着剤を使って飛ばされないようにしっかりと固定しましょう。
コウモリが傷つく可能性がある

ネットの網目や素材によっては、コウモリがネットに絡まって動けなくなり、ケガをしたり最悪の場合は死んでしまったりする恐れがあります。
野生のコウモリは、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律によって、許可なく捕獲、殺傷することが禁じられています。
法律に違反した場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるため、
コウモリを傷つける恐れのある有刺鉄線や、絡まりやすい粘着性のネットは使用しないようにしてください。
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ゴミが引っかかりやすい

防獣ネットを設置すると、風で飛ばされてきた枯葉やホコリ、ゴミなどが引っかかりやすくなります。
ゴミが溜まることでネットの重さが増し、固定箇所に負担がかかって剥がれやすくなる可能性も。
枯葉やゴミが引っかかったまま放置すると、見た目が悪いだけでなく不衛生になってしまうため、
設置後は定期的に絡まったゴミを取り除き、清潔な状態を保つようにしましょう。
景観を損なう

防獣ネットを設置すると、建物の景観を損なってしまいます。
デザインにこだわって建てた注文住宅や、美しく手入れされたテラスにネットを張ることに抵抗を感じる方も多いでしょう。
可能な限りネットが目立たないようにするには、建物の外壁の色に近い色のネットを選ぶと見た目の違和感をある程度和らげることができます。
防獣ネット以外の対策方法
防獣ネットはコウモリの侵入防止対策に効果的ですが、ネットを設置するだけでは万全とは言えません。
次に紹介する方法と組み合わせることで、より高い効果を得られます。
置き型・吊るし型・ジェル型忌避剤の設置

コウモリ用忌避剤は、コウモリが嫌がるハッカのニオイを利用して寄り付きにくくする製品です。
忌避剤にはさまざまなタイプがあり、設置場所や用途に合ったタイプを選ぶことで効果が高まります。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
約1年 |
置き型タイプは設置が手軽で、ベランダや玄関先など寄せ付けたくない場所に置くだけで忌避効果があります。
コウモリに棲みつかれやすい屋根裏や床下などに設置するのもおすすめです。
吊るし型は高い位置に設置できるため、屋根付近や軒下など上方からの侵入が気になる場所に適しています。
置き型も吊るし型も手軽に設置できるのが利点ですが、効果は約1ヶ月程度しかないため、定期的に交換しましょう。
ジェル型は持続期間が長く安定した効果が期待できますが、手すりや壁面などに直接塗布する製品のため、ネットとの併用ができません。
ネットの使用が適していない換気口や換気扇、室外機のダクト周辺などに使用しましょう。
ハッカスプレーの散布

コウモリは嗅覚が優れており、ハッカ特有のスーッとしたニオイを嫌うため、
コウモリが飛来するベランダや軒下、換気口の周辺などにハッカスプレーを定期的に散布することで、寄り付きにくい環境をつくれます。
ただし、ハッカスプレーは数時間から1日程度で効果は薄れてしまうため、1日1回、こまめに散布しましょう。
また、ハッカは天然成分で人体への影響は少ないものの、直接触ってしまうとハッカに含まれるメントンの影響で麻痺やしびれが出ることも。
特に免疫力の低い子どもや妊婦がいるご家庭では注意が必要です。
さらにネコや鳥などのペットは、体内でハッカを分解できず、発熱や嘔吐、下痢などの症状が出ることがあります。
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ハーブの栽培
自宅でニホンハッカやペパーミントといったハーブを栽培するのも、コウモリの寄り付きを防ぐ対策の1つです。
しかしハーブは繁殖力が強く、周囲の植物と混在して庭に直接植えてしまうと他の植物を弱らせてしまったり、
ハーブの種類によっては水のやりすぎで根腐れを起こしたりすることがあるため、ハーブは種類ごとに分けてプランターで栽培しましょう。
プランターで栽培すると複数の場所に配置できるため、さまざまな方向からのコウモリ対策に効果的です。
超音波発生器の設置

コウモリはエコーロケーションという能力を使い、人間には聞こえない高い周波数の超音波を発して障害物やエサとの距離を測って飛行しています。
超音波発生器は、エコーロケーションを妨害したり、コウモリが苦手とする35〜50kHzの超音波を機械的に発生させて寄り付かせたりしないようにする装置で、
ベランダや庭に設置しておくことで忌避効果が高まります。
高周波の超音波は、基本的に人間には聞こえませんが、聴覚が敏感なペットや小さなお子さんはストレスを感じたり、近隣トラブルの原因になったりする可能性も。
また、コウモリが同じ周波数の音に慣れてしまうと効果が薄れてしまうため、忌避剤やハッカスプレーなど他の対策と併用するのがおすすめです。
LEDライトの設置

コウモリは強い光を嫌うため、害獣用LEDライトを設置したり玄関の外灯をLED電球に変更したりするのも効果的です。
昆虫は、紫外線を多く含む白熱電球の光に集まりやすい一方、紫外線をほとんど含まないLEDライトには寄り付きにくいです。
住宅街に現れるアブラコウモリは昆虫食であるため、昆虫が集まりにくい環境を作ることでコウモリも寄り付かなくなります。
ただし、コウモリが光に慣れると効果が薄れてしまうほか、LEDライトの強い光が近隣への迷惑になる可能性もあるため、ライトの向きや設置場所には配慮しましょう。
住宅の隙間を塞ぐ

・屋根
・軒下
・雨どい
・換気口
・換気扇
・シャッターや雨戸
・玄関
コウモリは採餌を終えた後、ねぐらを求めて民家へ侵入します。
築10~20年が経過した住宅では、屋根や軒下、玄関などに亀裂が生じやすくなるほか、雨どいのつなぎ目や室外機のダクトなども経年劣化によって隙間ができることも。
また、近年建設された住宅には軒下に換気機能が設けられており、換気口や換気扇も含め、構造上の隙間が生じます。
さらに、シャッターや雨戸は閉めっぱなしにしておくと収納部分との間にわずかな空間ができます。
前述したとおりアブラコウモリは体が小さく、1〜2cmの隙間からでも侵入できるため、それぞれの場所に適した方法で塞ぎましょう。
屋根や外壁に生じた亀裂や雨どいのつなぎ目や室外機のダクトの隙間には、コーキング剤やパテを使用します。
軒下の換気用の隙間は、網目1cm以下の金網やプラスチック製ネトロンシートなどをコーキング剤で接着して塞ぎましょう。
シャッターや雨戸の隙間には、シャッタースポンジを使うと手軽に隙間を埋められます。
自宅の整理整頓

コウモリ対策グッズの使用や隙間を埋める作業に加えて、コウモリが寄り付きにくい環境をつくることも大切です。
使わなくなった植木鉢やバケツ、空き缶などを屋外に放置しておくと、雨水が溜まって蚊やボウフラが湧きやすくなり、エサを求めてコウモリが寄り付きます。
庭に池がある場合も、掃除をせずに放置すると同じように昆虫が集まりやすい状態になってしまいます。
またベランダは、コウモリが夜間の採餌で休息するナイトルーストで利用されやすい場所です。
ベランダの排水口が枯れ葉やホコリ、洗濯物の糸くずなどで詰まっていると雨水が溜まり、蚊やボウフラが発生します。
排水口の掃除をするときにはゴム手袋を着用して大きなゴミを取り除き、
それでも詰まりが解消されない場合はラバーカップやワイヤーブラシを使って内部の汚れを除去しましょう。
コウモリが寄り付いているなら棲みついているかも!?
自宅の周りで頻繁にコウモリを見かける場合、それは単に飛来しているだけでなく、棲みついているサインかもしれません。
放置するとコウモリによる被害が拡大する恐れがあるため、以下のサインを参考に自宅周辺をチェックしてみましょう。
コウモリは民家に棲みつくことがある

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街でよく見かけるコウモリは、アブラコウモリというココウモリで別名イエコウモリとも呼ばれます。
アブラコウモリは北海道の一部を除く日本全域に生息しており、
住宅街付近の雑木林や水田、河川で昆虫を採餌し、カラスやフクロウなどの天敵に狙われにくい民家に侵入してねぐらとします。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
民家のなかでも、屋根裏や床下などは繁殖するのに適した広さをしているため、集団で棲みつかれやすい場所です。
雨どいや換気口の中、雨戸の隙間などは一見すると狭そうに見えますが、体の小さなアブラコウモリにとっては天敵に狙われることなく快適に過ごせます。
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【棲みついているサイン①】自宅周りにフンがある

アブラコウモリのフンは、大きさ5~10mm程度でパサパサしており、主食である昆虫のハネや足が混ざっていて触るとボロボロと崩れやすいのが特徴です。
コウモリは決まった場所に排泄する習性があるため、軒下やベランダ、エアコンの室外機などの周辺に
黒くて細長いフンがまとまって落ちている場合は、その周辺に侵入経路や巣がある可能性が高いでしょう。
【棲みついているサイン②】外壁に白い汚れや黒ずみがある

アブラコウモリの尿が外壁に付着した場合、乾燥すると白い汚れが付きます。
アブラコウモリの尿には鳥のフンのように黒い塊はなく、壁をつたって流れ落ち筋状の汚れになるのが特徴です。
また、コウモリは同じ場所を繰り返し出入りするため、体の汚れが壁にこすりつけられて黒ずんだ痕が残ります。
ネズミも同じような黒ずみをつけますが、コウモリの場合は高い位置に黒ずみが付くことが多いため、
屋根の近くや軒下などに汚れが付着している場合はコウモリが棲みついている可能性があります。
【棲みついているサイン③】悪臭を感じる

アブラコウモリのフンは、ドブ臭とアンモニア臭が混ざったような独特のニオイを放ちます。
アブラコウモリは一晩に100匹以上の昆虫を食べるため排泄量が多く、さらに集団で生活する習性があるため、侵入経路や巣の中に大量のフンが蓄積されることも。
大量のフンが溜まると強烈な悪臭が室内にまで漂ってくることがあり、原因不明の悪臭に悩まされている場合は、
すでにアブラコウモリに棲みつかれている可能性が高いでしょう。
【棲みついているサイン④】夜に騒音が聞こえる

アブラコウモリが棲みついていると、夕方から夜間にかけて天井裏や壁の中から物音が聞こえることがあります。
アブラコウモリは日没後20〜30分から22時頃に活動を開始し、
「キーキー」という甲高い鳴き声や、移動するときの「カサカサ」という音、飛び立つときの「パタパタ」という羽音が響きます。
コウモリが及ぼす深刻な被害

コウモリによる被害は、住宅だけでなく人体への被害も深刻です。
自宅にコウモリが棲みついていた場合、どのような被害が生じるのか解説します。
悪臭被害
コウモリのフンによる鼻をつくような独特な悪臭は、湿度や気温が上がる6〜8月頃にかけてさらに強くなります。
悪臭はこまめに換気をしても消えず、長時間さらされることで頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こす可能性があります。
健康被害

コウモリの体やフンには、人体に悪影響を及ぼすカビや菌、ウイルスが付着していることがあります。
これまで以下のような感染症が報告されており、中には致死率や重症化のリスクが高いものもあります。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| ヒストプラズマ症 | 7〜21日 | 発熱、悪寒、頭痛など | 31.7~61.5% |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2〜10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など | 9.6% |
| 狂犬病 | 30〜60日 | 発熱、頭痛、倦怠感など | ほぼ100% |
また、アブラコウモリのフンは乾燥すると崩れて粉末状になりやすく、空気中に舞い上がりやすいため、
吸い込んでしまうと喘息を悪化させたり、くしゃみや鼻水、咳といったアレルギー症状を引き起こしたりします。
さらに、野生のコウモリにはダニやノミなどの寄生虫が付着しており、寄生虫に刺されるとかゆみや発疹、腫れなどの症状が現れることがあるため、
健康被害を防ぐために素手でコウモリの体やフンには触らないでください。
住宅被害

コウモリが棲みつくと、侵入経路や巣の中に大量の排泄物が蓄積します。
排泄物が天井板や壁に染み込んでしまうと、シミができるだけでなく建材を腐食させます。
コウモリの排泄物には高濃度の尿酸が含まれており、建材が劣化することで耐久性が下がり、シロアリの被害に遭う場合も。
シミは、水で希釈したアルカリ性の洗浄液を染み込ませた雑巾で拭くと落ちる場合もありますが、壁紙が変色してしまうリスクがあるほか、
建材に深く染み込んでしまった汚れは完全に落とすことは難しいです。
騒音被害
夜行性のアブラコウモリは、人間が寝る準備を始める20〜22時頃にもっとも活発に動きます。
「カサカサ」と移動する音や「パタパタ」という羽音だけでなく、危険を察知したり求愛したりするときには「キーキー」という甲高い鳴き声が聞こえる場合も。
さらに、コウモリは集団で棲みついているため、一斉に動き始めると家中に音が響き渡り、睡眠不足やノイローゼなど体調不良に陥る可能性もあります。
コウモリが棲みついていたら駆除しよう!
自宅周辺をチェックして棲みつかれていることが判明したら、以下の手順を参考にコウモリを駆除しましょう。
すでに棲みついていたら防獣ネットを使っても意味がない
すでにコウモリに棲みつかれている場合、ベランダやテラスにネットを張ってしまうとコウモリを家の中に閉じ込めてしまいます。
防獣ネットは、コウモリを追い出した後の再侵入を防ぐ対策であるため、まずはコウモリを追い出して侵入経路を封鎖しましょう。
駆除とは追い出し・侵入防止
駆除という言葉を聞くと、殺傷や捕獲といったイメージがあるかもしれませんが、前述したとおりコウモリは鳥獣保護管理法で守られています。
コウモリの駆除とは、傷つけることなく追い出し、再侵入されないように対策することを指します。
駆除手順①巣と侵入経路の特定

アブラコウモリは、鳥やネズミのように枝や草、布切れなどを集めて巣を作るわけではなく、棲みついている場所そのものを巣と呼びます。
コウモリを1〜2匹見かけた場所で駆除作業を行っても、集団で棲みついている場合は別の場所に多数のコウモリが潜んでいる可能性があります。
また、コウモリは帰巣本能が強く、一度追い出しても再び戻ってきてしまうため、巣と侵入経路を特定することから始めましょう。
コウモリが活動を始める日没後20〜30分の時間帯に自宅周辺を確認し、どこから出入りしているのかチェックしてみてください。
駆除手順②駆除道具をそろえる

アブラコウモリの巣と侵入経路が特定できたら、駆除に使用する以下の道具を準備しましょう。
アブラコウモリの追い出しには、コウモリ用の忌避スプレーを使用するため忘れずに準備しましょう。
駆除作業では、粉塵化したフンを吸い込んだり触ったりしないよう、必ず防じんマスクやゴーグル、ゴム手袋を着用してください。
追い出した後は巣の清掃を行い、侵入経路を塞ぐ作業を行うため、コーキング剤や害獣パテ、金網など自宅の侵入経路に応じた道具を準備します。
駆除手順③コウモリを追い出す

道具を準備したら、次はコウモリ用忌避スプレーを使っての追い出し作業です。
アブラコウモリは昼間巣の中で眠っていて動きが鈍いため、追い出し作業はアブラコウモリが活動している18〜22時頃に行うといいでしょう。
忌避スプレーは最大6m離れた距離からでも効果があるため、コウモリと接触しない距離から巣や侵入経路の隙間に向かって噴射します。
長時間噴射し続けるとコウモリが死んでしまう恐れがあるため、1回あたりの噴射時間は10秒以内で抑えましょう。
また、忌避スプレーはハッカの成分を利用してコウモリを追い出すため、刺激に弱い方はマスクやゴーグルを着用してください。
駆除手順④巣の清掃と消毒

すべてのアブラコウモリを追い出した後は、巣の中に蓄積したフンの清掃を行います。
清掃作業中は、粉塵化したフンが舞い上がりやすいため、防じんマスクやゴーグル、ゴム手袋を着用しましょう。
巣の中に大量のフンがある場合は、ハンディクリーナーを使用すると効率よく吸い取れます。
フンにはカビや菌、ウイルスが含まれているため、フンを除去した後は消毒作業が必要です。
消毒範囲が広い場合、消毒液を直接噴射させると手っ取り早いと思うかもしれませんが、
噴射の反動で粉塵化したフンが舞い上がってしまうため、雑巾に消毒液を染み込ませて拭きましょう。
また、フンにおびき寄せられたゴキブリやダニが潜んでいる可能性があるため、殺虫剤を用意しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路の封鎖

単にアブラコウモリを追い出しただけでは、再び戻ってきて棲みつかれる可能性が高いため、巣の清掃と消毒を終えた後は侵入経路を塞ぎます。
侵入経路がベランダやテラス、屋上などの場合は、防獣ネットを使用して封鎖するのも1つの方法です。
防獣ネットの設置方法はこちらを参考にしてください。
侵入経路が屋根や軒下の亀裂や、雨どいの隙間など完全に塞いでも支障のない場所は、コーキング剤や害獣パテを使って密閉します。
換気扇や換気口など空気の通り道になる場所は、目の細かい金網を侵入経路の形にカットしてコーキング剤で密着させて封鎖します。
駆除手順⑥再来防止対策を行う
コウモリは帰巣本能が強く、侵入経路を封鎖しても違う入り口を探して再び侵入してくる可能性が高いです。
防獣ネットの設置は侵入防止対策として効果的ですが、より効果を高めるためにも、コウモリ用忌避剤や超音波発生器、LEDライトなどを併用しましょう。
忌避剤や超音波発生器などを使用した対策方法は、こちらを参考にしてください。
自分で対応できない場合はプロに依頼を
ここまで自力でできるコウモリの駆除方法を説明してきましたが、状況によっては自力での対処が難しいケースもあります。
巣や侵入経路が屋根の近く、または屋根や軒下など2m以上の場所だった場合、高所作業となるため有資格者しか作業できません。
また、巣の規模が大きく自力での作業が難しい場合や、コウモリと直接対峙することに恐怖を感じる場合などもプロへ依頼してください。
コウモリ駆除のプロであれば、棲みつかれている場所に応じて適切な方法でコウモリを追い出し、侵入経路を封鎖します。
まとめ
防獣ネットは、ベランダやテラス、屋上などに設置すると再来防止対策として効果的です。
ただし、すでに棲みつかれている場合、ネットを設置するとコウモリを中に閉じ込めてしまうため、まずは追い出し作業を行う必要があります。
棲みつかれた状態で放置してしまうと、健康を害したり建物が劣化したりする恐れがあるため、早めに駆除しなければなりません。
害虫害獣コンシェルジュでは、巣や侵入経路の特定から追い出し、再来防止対策まで、豊富な知識と経験を持つプロが対応します。
コウモリ被害に悩んでいる方は、ぜひ害虫害獣コンシェルジュにご相談ください。
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「夕方になると自宅の周りをコウモリが飛んでいるけど、なぜなんだろう?」と不思議に感じていませんか。 ...













































