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コアシナガバチの見分け方と危険性|生態や駆除方法も解説

  • ハチ
2026.07.27
コアシナガバチの見分け方と危険性|生態や駆除方法も解説

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コアシナガバチは、体長1.2〜1.6cmほどの小型のアシナガバチです。

低木や庭木の枝、人家の軒先やベランダなど幅広い場所に巣をつくるため、住宅街で見かけることがあります。

また、他のアシナガバチと比べて毒性が強い特徴があり、注意が必要なハチです。

この記事では、コアシナガバチの特徴や危険性、見分け方、巣を見つけた場合の対処法を解説します。

この記事でわかること

コアシナガバチの生態
コアシナガバチの巣の特徴
コアシナガバチの危険性
コアシナガバチと遭遇・刺されたときの対処法
コアシナガバチの巣の駆除方法

コアシナガバチってどんなハチ?

コアシナガバチの基本情報

コアシナガバチの基本情報

和名

コアシナガバチ(小脚長蜂)

学名

Polistes snelleni
分類 ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科
アシナガバチ亜科アシナガバチ族アシナガバチ属

体長

女王バチ:1.6cm前後
働きバチ:1.3~1.4cm
オスバチ:1.2~1.4cm

巣の場所

開放空間(玄関、軒下、庭木や生垣の枝、低木、茂み、壁、石垣、ベランダ、室外機など)

巣の規模

育房:50%~50%0房程度

巣の特徴

灰褐色や茶色のシャワーヘッド型
カサカサした紙のような質感
肥大化すると三日月・舟のような反り返った形
サナギの繭は白~灰白

主な餌

幼虫:チョウやガの幼虫、クモ類などを肉団子状にしたもの
成虫:幼虫の分泌液や樹液など

生息域

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部など

※女王バチが産卵し、孵化した幼虫やサナギが成虫になるまで育てられる小部屋のこと

コアシナガバチは、小脚長蜂という表記のとおり、日本に生息するアシナガバチ属の中ではもっとも小型です。

長い後ろ脚と細い体が特徴的で、日当たりのよい開放空間に巣をつくります。

コアシナガバチの見た目

コアシナガバチの見た目
コアシナガバチは、黒を基調とした体色に黄色や赤褐色の模様が入っています。

羽が生えている胸部の上側は、黒色が中心です。

胸部の下寄りにある小楯板(しょうじゅんばん)と、くびれ部分である前伸腹節(ぜんしんふくせつ)は、黄色い模様が目立ちます。

腹部にある、黄色の縞模様と赤褐色の模様も特徴です。

ただし、体長が1.2〜1.6cmと小さいため、遠くから細かな模様まで確認するのは難しいです。

近づいて確認する行為は、刺されるリスクがあるためおすすめできません。

コアシナガバチの大きさ

コアシナガバチの大きさ
コアシナガバチの大きさは、体長1.2〜1.6cmです。

ハチのなかでも大型のオオスズメバチが2.6〜5.0cm、小型のニホンミツバチが1.2〜1.3cmであり、コアシナガバチは小型のハチであることがわかります。

直径が2.0cmの一円玉より少し小さいサイズです。

コアシナガバチの生息域

コアシナガバチの生息域
コアシナガバチは、日本国内では北海道や本州、四国、九州に生息しています。

日本では、沖縄以外の地域で見られるハチです。

山林だけでなく住宅地にも姿を現し、人の生活圏に近い庭木や生け垣、軒下、ベランダなどに巣をつくることがあります。

フタモンアシナガバチと似ている

フタモンアシナガバチの基本情報

和名 フタモンアシナガバチ(二紋脚長蜂)
学名 Polistes chinensis antennalis
分類 ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科

アシナガバチ亜科アシナガバチ族アシナガバチ属

体長 女王バチ:1.8cm前後

働きバチ:1.4~1.6cm

オスバチ:1.5~1.6cm

巣の場所 開放空間(玄関、軒下、庭木や生垣の枝、茂み、壁、石垣、ベランダ、室外機など)
巣の規模 育房:200~1100房程度
巣の特徴 灰褐色や茶色のシャワーヘッド型
カサカサした紙のような質感
長円形で横向きか下向き
主な餌 幼虫:チョウやガの幼虫、クモ類など
を肉団子状にしたもの
成虫:幼虫の分泌液や樹液など
生息域 北海道の一部(渡島半島より南)本州、四国、九州、沖縄、佐渡島、屋久島、ニュージーランドなど

コアシナガバチと見た目が似ているハチに、フタモンアシナガバチがいます。

フタモンアシナガバチは、黒い体に黄色い模様が入るアシナガバチです。

腹部に2つの黄色い丸い模様(斑紋)がある点が、名前の由来とされています。

コアシナガバチと同じく、庭木や生垣、軒下など住宅街に巣をつくることがあります。

コアシナガバチとフタモンアシナガバチの違い

コアシナガバチとフタモンアシナガバチの違い
どちらも黒い体に黄色い模様が入るため、見分けにくい種類です。

以下に両種の違いをまとめました。

コアシナガバチとフタモンアシナガバチの違い
種類 コアシナガバチ フタモンアシナガバチ
体長 1.2〜1.6cm 1.4~1.8cm
見た目の特徴 黒い体に黄色と赤褐色の模様 黒い体に黄色い模様
腹部の模様 黄色の縞模様に赤褐色の模様が目立つ 黄色の縞模様で上部(第2節)に黄色い丸い模様が2つある
巣の形 一方向に伸び、三日月・舟のような反り返った形 長円形で、横向きまたは下向き
巣の規模 育房50〜500房程度 育房200〜1,100房程度

大きく異なる点は、腹部の模様、巣の大きさや形です。

フタモンアシナガバチは腹部に2つの黄色い丸い模様があり、コアシナガバチは黄色の縞模様に赤褐色の模様が目立ちます。

巣の形や大きさについても確認していきましょう。コアシナガバチとフタモンアシナガバチの巣

コアシナガバチの巣は、成長すると三日月や舟のように反り返ることが特徴です。

フタモンアシナガバチの巣は長円形で、横向きまたは下向きにつくられます。

巣の大きさで比べると、フタモンアシナガバチのほうが育房数が多く大きな巣になりやすいです。

ただし、種類を見分けようとして巣に近づくと、群れの警戒心を刺激して刺されるリスクがあるため、不用意に近づかないようにしましょう。

そもそもアシナガバチとは?

アシナガバチがどのようなハチなのか、分類や生態などを見ていきましょう。

ハチ目の系統樹(アシナガバチ)

アシナガバチはスズメバチ科に分類されるハチです。

世界では4族26属1,000種以上が確認されており、日本ではこのうち3属12種が生息しています。

コアシナガバチは、アシナガバチ属に分類されるハチです。

アシナガバチの分類 種類
アシナガバチ族
(Polistini)
アシナガバチ属
(Polistes)
コアシナガバチ、セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチ、トガリフタモンアシナガバチ、キボシアシナガバチ、ヤマトアシナガバチ、タイワンアシナガバチ
チビアシナガバチ族
(Ropalidiini)
チビアシナガバチ属
(Ropalidia)
オキナワチビアシナガバチ、ナンヨウチビアシナガバチ
ホソアシナガバチ属
(Parapolybia)
ムモンホソアシナガバチ、ヒメホソアシナガバチ

スズメバチ科に分類されていることもあり、食性や危険性もスズメバチと似ています。

成虫は花の蜜や樹液などを餌にしますが、幼虫の餌は働きバチが狩ったチョウやガの幼虫、クモ類などです。

毒針を持つため、刺激を与えると刺されるリスクがある点には注意しましょう。

実際に、アシナガバチに刺されたことが原因とされる死亡事例も確認されています。

アシナガバチや巣を見つけた場合は、不用意に近づかないでください。

アシナガバチの生態

コアシナガバチの生態

アシナガバチの分業
初代女王バチ
  • 越冬から目覚めて1匹で活動を始める
  • 初期巣の形成(巣づくり、餌集め、初期の幼虫の育成)
  • 産卵
  • 毒針を持つ
働きバチ

(メスのみ)

  • 巣の拡張と維持
  • 幼虫の育成(狩りをして餌を運ぶ)
  • 巣の中の温度調節
  • 外敵から群れを守る
  • 毒針を持つ
オスバチ
  • 新女王バチとの交尾
  • 巣の拡張や幼虫の育成はしない
  • 毒針を持たない
新女王バチ
  • オスバチと交尾をしたのちに越冬
  • 翌年の春から初期巣を形成し産卵

※冬の間、物陰などに身を潜めて寒さをしのぎ春まで生き延びること

アシナガバチは、女王バチ・働きバチ・オスバチの3つの階級があり、群れのなかで分業をして生活する社会性昆虫です。

アシナガバチの成虫は、チョウやガの幼虫やクモ類などを狩ります。

ただし、狩った獲物を自身の餌にはしません。

獲物を肉団子状にしたあとに、幼虫の餌として巣へ運びます。

成虫が食べるのは、花の蜜や樹液、幼虫が出す分泌液などです。

コアシナガバチも、基本的な生態に大きな違いはありません

階級ごとの役割について、詳しく確認していきましょう。

初代女王バチ

初代女王バチは、4〜5月頃になると活動を始めます。

越冬から目覚めた初代女王バチは、1匹で巣づくりや産卵を行い、孵化した幼虫には女王自ら狩りをした餌を与え育てます。

巣づくり餌集めまで含めたすべての作業を、働きバチが羽化するまで1匹で担うのです。

働きバチ

働きバチはメスのみで構成されており、産卵以外のすべての作業を担います。

初代女王バチがつくった小さな初期巣を大きくし、主にチョウやガの幼虫である青虫や毛虫を狩り、肉団子状にして幼虫に与えて育成することが主な役割です。

また、働きバチは巣の中の環境管理も担当しており、暑い日には羽を細かく震わせて送風し、巣の内部に空気を送り込みます。

水を運んできて巣に散布し、気化熱の性質を利用して巣の内部温度を下げることもあります。

オスバチ

コアシナガバチのオスは、巣が十分に大きく成長した7月下旬〜10月中旬頃に羽化します。

オスバチの役割は繁殖(子孫を残すこと)のみで、働きバチのように巣を拡張したり、幼虫の世話や獲物を狩ることはありません。

新女王バチが巣を離れる頃になると、オスバチも巣の外へ出て、他の巣で生まれた新女王バチとの交尾を行います。

交尾を終えたオスバチは、寿命を迎えます。

新女王バチ

コアシナガバチの新女王バチが羽化するのは、オスバチと同じく7月下旬〜10月中旬頃です。

翌年に初代女王バチとして巣づくりを始めるため、巣を離れてオスバチと交尾をします。

交尾を終えた新女王バチは、枯れ木のうろ(穴)の中や屋根の裏など、外敵や寒さをしのげる安全な場所を見つけて越冬します。

そして翌年、気温が上がる4〜5月頃になると越冬から目覚め、初代女王バチとして群れを率いる役割を担うのです。

アシナガバチの巣はシャワーヘッド状の形

アシナガバチの巣はシャワーヘッド状の形
アシナガバチの巣は、下や横を向いたシャワーヘッドのような形をしています。

六角形の育房が下向きや横向きに並び、巣穴が外から見える点が特徴です。

一方で、スズメバチの巣はマーブル模様の外皮で覆われています。

丸いボールのような形になることが多く、出入口は基本的に1つです。

ミツバチの巣は、1枚の平らな板のような巣板が、本棚の書籍のように何枚も平行に垂れ下がる構造をしています。

 

ハチの巣の特徴
ハチの種類 アシナガバチ スズメバチ ミツバチ
巣の形 シャワーヘッド型 丸いボール型・壺型 平らな板状
見た目の特徴 六角形の育房がむき出しになっている マーブル模様の外皮に覆われている 巣板が何枚も並んで垂れ下がる

巣の形はハチの種類を判断する手がかりになりますが、近づいて確認する行為は危険です。

巣を刺激すると刺されるリスクがあるため、離れた場所から確認する程度にとどめましょう。

コアシナガバチの巣の特徴

コアシナガバチの巣の特徴
ハチの種類によって巣の形状が異なることを踏まえ、コアシナガバチの巣の特徴を確認しましょう。

コアシナガバチはどんな巣をつくる?

コアシナガバチはどんな巣をつくる?

巣の見た目
  • 初期はシャワーヘッド型
  • 大きくなると一方向に伸び、三日月・舟のような反り返った形
巣の規模 育房:50~500房程度

コアシナガバチの巣も、アシナガバチの巣の特徴であるシャワーヘッド型です。

大きくなると一方向に伸び、三日月や舟のように反り返ることがあります。

色は灰褐色や茶色で、カサカサした紙のような質感が特徴です。

コアシナガバチが巣をつくる場所

コアシナガバチが巣をつくる場所
コアシナガバチは、日当たりがよく雨風をしのげる開放空間に巣をつくる場合が多いです。

生活圏では、軒下やベランダ窓枠室外機物置鉢植えなど幅広い場所に巣をつくることがあります。

地上から数m以内の比較的低い位置に巣をつくることが多いため、遭遇する可能性が高い種類です。

刺されるリスクもあるため、見かけた際はむやみに近づかず、遠くから巣の位置や大きさを確認しましょう。

コアシナガバチの危険性

コアシナガバチの危険性
アシナガバチと遭遇したときに不安になるのは、刺される危険性ではないでしょうか。

ここでは、コアシナガバチの危険性について解説します。

コアシナガバチの攻撃性は?

コアシナガバチの攻撃性
コアシナガバチは、アシナガバチのなかでは攻撃性がやや強い種類です。

普段から人を積極的に襲うわけではありませんが、巣から数メートルの範囲で近づいたり、軽い振動を与えると、防衛行動を取ることがあります。

具体的な防衛行動は以下のとおりです。

アシナガバチの防衛行動
1 警戒行動 【きっかけ】

  • 巣への接近
  • 巣への軽い振動

【具体例】

  • 巣の上で動きを止めて相手を注視する
  • 頭部を相手に向ける
2 威嚇行動 【きっかけ】

  • 警戒行動後にさらに巣へ近づく

【具体例】

  • 巣の上で体を持ちあげる
  • 羽を震わせる
  • 巣の周囲を飛び回る
3 攻撃 【きっかけ】

  • 威嚇行動の無視
  • 巣への急激な接近
  • 巣への強い振動

【具体例】

  • 毒針で刺す

威嚇を無視したり巣への刺激が強くなると、毒針での攻撃を開始するため非常に危険です。

巣への急激な接近強い振動を与えた場合は、警戒や威嚇を経ずにいきなり攻撃されることもあります。

成虫や巣を見つけた場合は、手で払ったり近づいて確認したりせず、静かにその場を離れましょう

コアシナガバチを見かけた場合の対処法は、こちらをご参照ください。

コアシナガバチの毒性

コアシナガバチの毒性
コアシナガバチは、アシナガバチのなかでは毒が強い種類です。

刺されると、強い痛みや腫れを伴います。

体質によってはアナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

アシナガバチは集団で攻撃する習性がある他、一度刺した敵が巣の近くに留まれば再度攻撃を仕掛けることもあるため、複数回刺される可能性もあるため危険です。

刺される回数が増えるほど、アナフィラキシーショックの可能性も高まります。

コアシナガバチに刺された場合は、すぐに巣から離れて応急処置を行いましょう。

コアシナガバチの活動時期

コアシナガバチの活動時期

時期 危険度 主な活動
4月下旬~6月上旬 女王バチが越冬から目覚め、単独で巣づくり、産卵、働きバチの育成を開始
6月上旬~7月下旬月 働きバチが増えることで巣も大きくなり、群れの成長が急加速する
7月下旬~10月中旬 新女王バチとオスバチが羽化する
10月上旬~4月下旬 交尾を終えた新女王バチのみが越冬する

コアシナガバチは、活動時期によって危険度が変わります。

4月下旬〜6月上旬頃は、越冬から目覚めた女王バチが1匹で巣づくりを始める時期です。

巣が小さい段階でも、女王バチを刺激すれば刺されるリスクは否定できません。

6月上旬以降は働きバチが羽化し、巣を守る力が強まるため危険度が高くなります

自分で巣の駆除を検討するなら、危険度が低〜中の時期に行いましょう。

少しでも不安を感じる場合は無理に自分で駆除せず、プロへの依頼をおすすめします。

コアシナガバチを見かけたらどうする?

コアシナガバチを見かけたらどうする
コアシナガバチを見かけても刺されないように、事前に対処法を知っておきましょう。

コアシナガバチの姿や巣を見ても冷静に対処する

コアシナガバチに遭遇したら
コアシナガバチを見かけた際は、身を守るため冷静に対処しましょう。

巣やハチを見つけても騒がない

巣やコアシナガバチを見かけても、大声を出す、手で払う、巣を棒で突いて落とす、息を吹きかけるなどの行動は禁物です。

急な動きや大きな音は刺激となり、外敵とみなされて攻撃を受けるリスクが高まります。

パニックになって慌てるほど危険なため、慌てず落ち着いて行動してください。

その場から静かに離れる

巣やコアシナガバチを見かけたら、まず周囲の状況に注意を払いましょう。

走って逃げると、足音や振動が地面から巣に伝わり、群れを刺激する恐れがあります。

コアシナガバチを刺激しないことを最優先にし、静かにその場を離れて安全な距離を確保しましょう。

頭や目(黒い部分)に気を付ける

コアシナガバチは黒いものや動きのあるものに反応しやすい性質があり、頭部や目などの黒い部分が攻撃対象になりやすいとされています。

黒く動くものを天敵であるクマと誤認し、防衛行動を取る可能性があるため注意が必要です。

山林、公園など自然の多い場所や庭木手入れの際は、帽子をかぶるなどの対策をして、黒い部分を目立たせない服装を意識しましょう。

頭や顔を覆うことができる、虫よけネット付きの帽子を被ることも1つの手です。


虫除けネット付き 日焼け止め帽子|WBLDBB

コアシナガバチの巣に近寄らないようにする

コアシナガバチの攻撃性は?でも解説したように、巣に近づくとコアシナガバチの警戒心を高めます。

とくに、急激な接近はいきなり攻撃される危険性もあるため、巣を見つけた際は近寄らないでください。

コアシナガバチに刺されないためにできること

コアシナガバチに刺されないためにできること

黒い服装を避ける

頭や目(黒い部分)に気を付けるで解説したように、コアシナガバチは黒色に反応して攻撃する習性があるため、刺されないためには黒い服装を避けましょう

白色や黄色など明るく淡い色の服装が安全な一方、白や黄色など明るすぎる色は、アブやカメムシなど別の虫を引き寄せる可能性があります。

そのため、コアシナガバチと他の虫どちらも忌避するには、ベージュや明るいグレー明るいカーキなどの色がおすすめです。

また、虫を寄せ付けにくい加工が施された衣類も市販されているため、庭作業や屋外活動の際には、こうしたアイテムの活用を検討するとよいでしょう。


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強いニオイを避ける

コアシナガバチは特定の強いニオイに誘引され、ニオイで興奮して攻撃性が高まることがあります。

庭の手入れや草むしり、屋外イベント、ハチの巣の確認や駆除を行う際は、強いニオイがするものの使用は控えましょう

無香料タイプの整髪料や洗剤、化粧品を選ぶなど、できるだけニオイを発しない状態が大切です。

清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける

ジュースやスポーツドリンクなどの甘い香りの清涼飲料水は、コアシナガバチが餌と認識して寄ってくる可能性があります。

放置した清涼飲料水の缶にハチが入り込み、飲もうとした人の唇や口の中が刺された事例もあり危険です。

甘い香りの飲料を巣の近くで飲むことや、空いた容器を放置することは控えましょう。

コアシナガバチに刺されてしまったら

コアシナガバチに刺されてしまったら
コアシナガバチに刺されてしまったときは、迅速に次のように対処しましょう。

アレルギー反応が出ていないか全身を確認

アレルギー反応が出ていないか全身を確認
コアシナガバチに刺された場合の症状には、刺された部分だけに現れる局所反応と、全身に影響が生じる全身反応の2種類があります。

局所反応のみの場合、刺された部分に痛みや腫れ、赤み、かゆみなどが主な症状で、数時間から1日程度で徐々におさまっていくことが多いです。

一方で、全身反応は体全体にアレルギー反応が生じ、重症化すると呼吸困難血圧低下を伴うアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

アレルギー体質の人や、過去にハチに刺された経験がある人はとくに注意が必要です。

事前にハチ毒のアレルギーがわかっている場合は、医師に相談したうえでアドレナリン自己注射器(エピペン®)を準備しておいてください。

刺された後は全身の症状を確認し、体調の異変を感じた場合は速やかに対処しましょう。

アレルギー反応の兆候

・不安感
・ピリピリ感
・浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
・全身のかゆみおよびじんましん
・唇や舌の腫れ
・喘鳴(気道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
・呼吸困難
・虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
・意識消失

上記の症状が1つでも見られた場合は、迷わず救急車を呼び速やかに救急科を受診してください。

複数箇所を刺されている場合は、とくに危険です。

2回目以降の刺傷では、アナフィラキシーショックを起こすリスクが高まります。

全身反応がない場合は、次に紹介する応急処置を行いましょう。

ただし、処置中や処置後も体調の変化を注意深く観察し、少しでも異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

傷口を流水で洗い毒を取り除く

傷口を流水で洗い毒を取り除く
刺された傷口は、まず流水でしっかり洗い流します。

コアシナガバチの針は何度も抜き差しできる構造のため、毒針が皮膚に残る可能性は低いですが、念のため傷口に針が残っていないか確認しましょう。

毒針が残っている場合は、指で優しくつまんで取り除きます。

クレジットカードやバターナイフなどの切れにくいものを使って、患部を軽くこすり出すようにして取り除く方法も効果的です。

口で毒を吸い出す行為は、粘膜から毒を吸収する恐れがあるため避けましょう。

ハチの毒は水に溶けやすいため、患部を指で軽くつまむように押して毒を絞り出し、流水で丁寧に洗い流すと、体内に残る毒の量を減らせます。

また、毒を吸い出すポイズンリムーバーを、もしものときに備えておくのもおすすめです。


エクストラクター ポイズンリムーバー|Tiger

抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす
傷口を洗い流した後は、炎症を抑えるための処置を行います。

市販でも購入できるステロイド外用薬や抗ヒスタミン外用薬を、患部にしっかり塗布しましょう。

薬を塗った後は、濡れタオルや保冷剤などで患部を冷やすと効果的です。

冷やすことで、かゆみや腫れ、痛みの軽減が期待できます。

患部を持ちあげ腫れを和らげる

患部を持ちあげ腫れを和らげる
手足を刺された場合は、患部を心臓より高い位置に上げてください。

患部を高く保つことで血液やリンパの流れが抑えられ、腫れの広がりを防ぎます。

姿勢を維持しながら、患部の冷却も継続しましょう。

応急処置後、30分以上体調に変化がなければ、重篤化の可能性は低いとされています。

ただし、刺されてから約1時間後にアナフィラキシー症状が現れるケースもあるため、症状が軽く見えても油断せず、その後の体調の変化をしっかり観察しましょう。

自己判断で放置せず、医療機関を受診することをおすすめします。

コアシナガバチを駆除するには?

コアシナガバチを駆除するには
コアシナガバチを自分で駆除する前に確認することや、安全に駆除するための道具について知っておきましょう。

コアシナガバチの活動初期は捕獲器で対策


ハチ取り撃滅|アース製薬

コアシナガバチの女王が活動を始める4月下旬〜6月上旬の活動初期は、捕獲器で巣づくりを防ぐことができます。

捕獲器は、甘い匂いや発酵臭でハチを引き寄せ、容器の中に閉じ込めて捕獲する駆除グッズです。

ただし、捕獲器はハチを集める仕組みのため、玄関やベランダ、子どもやペットが近づく場所への設置は避けましょう

働きバチが羽化し始める時期になると、巣の周辺で作業するだけでも危険を伴います。

捕獲器の捕獲量を越えるハチが集まってしまうため、6月中旬以降もしくは既に働きバチが羽化している場合は使用を控えた方が良いでしょう。

コアシナガバチに虫コナーズは有効か?

コアシナガバチに虫コナーズは有効か
虫コナーズは、コアシナガバチの駆除や忌避を目的とした使用にはおすすめできません

有効成分に、虫の神経に作用するピレスロイド系の殺虫成分であるトランスフルトリンが含まれているものの、適用害虫にハチが含まれていないため、コアシナガバチ対策への使用は避けましょう。

使用しても巣づくりの予防や駆除効果は見込みにくいため、別の方法を検討することが大切です。

巣ができる前の忌避を目的とする場合は、ハチやアブ用につくられたハチ・アブ寄せ付けない線香の使用をおすすめします。

ただし、忌避剤はハチの活動を完全に防ぐものではありません

庭木やベランダなどに巣を見つけた場合は、既に忌避剤で対応できる段階を超えています。

巣の大きさや場所を確認したうえで駆除方法を判断しましょう。


家のまわりにハチ・アブよせつけない線香|キンチョー

コアシナガバチの自力駆除を考える前に

コアシナガバチの自力駆除を考える前に
毒針を持つコアシナガバチの巣を駆除する作業は、危険を伴います。

すでに巣がある場合は、自力で対応できる状況かどうかを慎重に見極めましょう。

巣の大きさや場所、ハチの数によっては近づくだけでも危険です。

身の安全を第一とし、絶対に無理をせず、不安が少しでもある場合はプロに依頼しましょう。

本当にアシナガバチ?

コアシナガバチと思っているハチが、スズメバチである可能性もあります。

スズメバチはアシナガバチより巣の規模が大きく、攻撃性が強い種類が多いのが特徴です。

スズメバチは巣の半径2~10mほどを警戒範囲としており、この範囲に入ると攻撃される可能性があります。

巣が大きくなり、働きバチの数が増えるほど警戒範囲は広がるため注意が必要です。

さらに、一度敵と認識されると50mもの距離を追いかけてくることがあります。(追撃距離)

一方で、アシナガバチの警戒範囲は明確なデータが少ないものの、巣から0.5mほどの距離まで近づくと警戒行動を取ったという事例が確認されています。

追撃距離は、巣から数m〜30m前後です。

アシナガバチとスズメバチの違い
種類 アシナガバチ スズメバチ
警戒範囲 明確なデータなし 2~10m
追撃距離 数m~30m 3m~50m

 

アシナガバチの警戒範囲や追撃距離だけを見ると、危険性は低いように感じるかもしれませんが、ハチの種類を正確に判別するのは容易ではありません

危険性を踏まえると、種類の判別がつかないうちに駆除作業を行うのは避けた方が安全です。

ハチの種類や巣の規模によって必要な駆除グッズも変わるため、駆除の前に見た目の特徴や巣の構造の違いを確認しておきましょう。

アシナガバチとスズメバチの違い

アシナガバチとスズメバチの違い
種類 アシナガバチ スズメバチ
見た目
  • 体全体が細長い
  • 脚が長い
  • 体が太い
  • 胸部と腹部のくびれが目立つ
腹部
  • なだらかに太くなる
  • 弾丸のような形
巣の見た目
  • シャワーヘッド型
  • 丸いボール型、壺型
  • マーブル模様の外皮で覆われている
巣穴
  • 六角形の育房が見える
  • 出入り口は基本的に1つ
飛び方
  • 脚を垂らす
  • ふらふらとゆっくり飛ぶ
  • 脚を垂らさない
  • 直線的に速く飛ぶ

見た目で大きく異なるのは、胸部と腹部のつながりです。

アシナガバチは腹部がなだらかに太くなり、体全体がほっそりしていますが、スズメバチは腹部が弾丸のような形で胸部とのくびれがはっきりしています。

コアシナガバチの巣の特徴でも解説したように、巣の形も判断材料になります。

アシナガバチの巣は六角形の育房がむき出しですが、スズメバチの巣は外皮で覆われているのが特徴です。

飛んでいる姿を見る場合は、脚の位置やスピードにも注目しましょう。

アシナガバチは名前にもある長い脚を垂らし、ふらふらとゆっくり飛ぶ一方で、スズメバチは脚を垂らさず直線的に素早く飛びます。

巣の大きさは直径10cm以下か

コアシナガバチの女王が巣をつくり始める4月下旬〜6月上旬であれば、巣の大きさは直径10cm以下のことが多いです。

初期巣はまだ小さく、働きバチが羽化していたとしても数は少なく、自力で対応できる可能性が比較的高い範囲といえます。

一方で、6月上旬以降は、巣が10cm以上になっている場合が多く、働きバチも増えている可能性が高いため、自力での駆除は避けましょう。

巣の大きさが直径10cmを超えている、もしくは巣に常に10匹以上のハチがいる場合は、プロへ依頼することをおすすめします。

どこに巣がつくられているのか?

コアシナガバチが巣をつくる場所でも解説したように、アシナガバチは軒下やベランダ、窓枠、室外機、物置、鉢植えなどの開放空間に巣をつくります。

自力駆除を考える場合は、巣の位置をしっかり確認しましょう。

もし、駆除スプレーが届かない場所に巣がある場合、地上2m以上は高所作業となり、自力での駆除は困難です。

巣が見つからない場合や、作業しづらい場所にある場合は、転落や刺傷のリスクを避けるためにもプロへの依頼を検討しましょう。

アレルギーは持っている?

アレルギー反応が出ていないか全身を確認でも解説したように、コアシナガバチに一度刺されただけでも、アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。

過去にコアシナガバチ以外でもハチに刺された経験がある場合は、さらにリスクが高いです。

ハチに刺されると体内にハチ毒に対する抗体ができます。

再び刺された際は、体が過剰にハチ毒を排除しようとするため、アナフィラキシーショックなど強いアレルギー反応が生じる恐れがあるため、十分な注意が必要です。

一度でもハチに刺された経験がある人は安全を優先し、自力での駆除は避けましょう

巣がある場所は自分で駆除していい場所か

巣の駆除を行う際は安全面だけでなく、自分で対応してよい場所か事前に確認しましょう。

一戸建ての自宅敷地内であれば、自己判断での駆除作業ができます。

一方、アパートやマンションでは、共用部分に巣が見つかるケースもあるため、管理会社や管理組合、大家さんに連絡してから対応しましょう。

自治体が管理する公園では、役所や道路公園センターなどの担当部署に相談します。

電柱に巣がある場合は、NTTまたは電力会社の管轄のため、電柱にある番号札や表示を確認し、該当する管理者へ連絡しましょう。

自分の管理外の場所で無断駆除を行うと、トラブルにつながる可能性があります。

駆除作業を行う前の確認
巣の場所 管轄
自宅の敷地内 自己判断での駆除作業が可能
アパートやマンション 管理会社、管理組合の理事会、大家
自治体運営の公園

自治体の担当部署
※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています
例)横浜市役所

電柱 NTTまたは電力会社

駆除グッズはそろっているか

コアシナガバチを安全に駆除するために、必要な道具をあらかじめそろえておくことが大切です。

駆除を始めてから不足に気づくと非常に危険なため、すべての駆除グッズがそろっていることを確認してから作業に臨みましょう。

安全に駆除するために必要な道具一覧

コアシナガバチの巣を安全に駆除するには、作業前の準備が大切です。

駆除を始める前に、後述する道具が一式そろっているか必ず確認し、足りないものは事前に買い足しておきましょう。

刺されないよう身を守るためには、肌の露出をなくし、服や手袋のすき間を塞ぐことが大切です。

道具 商品 用途
駆除スプレー

(2~3本)

コアシナガバチの動きを止める殺虫スプレー
白い防護服
(7mm以上の厚手のもの)

コアシナガバチの攻撃から身を守る
厚手の白い手袋

コアシナガバチの攻撃から手元を守る
白い長靴

コアシナガバチの攻撃から足元を守る
長い棒

駆除が完了したコアシナガバチの巣を落とす
厚手のゴミ袋

巣やコアシナガバチの残骸を回収する
トング

死骸回収時に使用
掃除用具

駆除作業後に落ちている巣やコアシナガバチの死骸を回収する
ライト

(赤色灯)

夜間作業の際に使用する

(コアシナガバチを刺激してしまうため直接巣に光を当てないこと)

ポイズンリムーバー

コアシナガバチに刺されたときに毒を吸い出す
抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏

コアシナガバチに刺されたときの応急処置に使う
駆除道具は自治体で貸出を行っていることもある

自治体で防護服や駆除道具の無料貸出を行っていることがあります。
貸出を利用する際は、お住まいの地域の自治体に問い合わせてみましょう。

横浜市役所

コアシナガバチの駆除に適した時間帯

コアシナガバチの駆除に適した時間帯
コアシナガバチは、日中に働きバチが餌や巣材を探しに外へ出て活動し、日が落ちる頃に巣へ戻ってきます。

そのため、日没後2〜3時間経過した後から早朝までの時間帯が、群れをまとめて駆除するのに適した時間帯です。

夜に駆除作業を行う場合は、日中のうちに安全な場所から巣の位置や大きさを確認しておきましょう。

夜間作業の注意点

夜間に通常のライトを使用すると、光に刺激されてコアシナガバチが攻撃態勢に入ることがあり、とても危険です。

ハチ目の昆虫は赤い光を認識しづらいと考えられているため、赤色灯やライトに赤いセロハンを巻く方法が推奨されています。

ただし、赤色灯を使用していても、安全が確実に保証されるわけではありません

夜間の駆除作業は、照明の種類に関係なく常に危険が伴うことを認識しておきましょう。

巣に直接ライトを当てるのではなく、駆除現場から少し離れた場所にライトを置き、巣の周辺を間接的に照らすことが大切です。

コアシナガバチ駆除の手順(開放空間に巣がある場合)

コアシナガバチ駆除の手順(開放空間に巣がある場合)
実際にコアシナガバチの巣を駆除する際の手順をご紹介します。

安全に作業を行うため、事前に手順をしっかりと確認しましょう。

①必要な道具がそろっているか確認

安全に駆除作業を進めるために、必要な道具がそろっているか事前に確認し、不足している場合は駆除前に必ず用意しましょう。

防護服を着用した後は、穴やすき間がないか全身をチェックすることが大切です。

小さなすき間からでも、コアシナガバチが侵入する恐れがあります。

ヘルメットと防護服のファスナー部分、手袋とのすき間、長靴とズボンの間などはとくに注意しましょう。

防護服ではない代用品の着用では、衣類を貫通して刺される危険性があり、確実に刺傷を防げるわけではありません。

アシナガバチの毒針の長さは5mm前後ですが、7mmの個体も確認されています。

より安全に駆除したい場合は、防護服の着用がおすすめです。

また、駆除スプレーは途中で1本分を使い切った場合に備え、複数本のスプレーを手の届く場所に準備しておきましょう。

②コアシナガバチの巣に向けて駆除スプレーを噴射する

風上に立ち、巣から1〜2mほど離れた場所から駆除スプレーを20〜30秒噴射しましょう。

巣に潜むアシナガバチが一斉に飛び立ちますが、そのままスプレーを噴射し続けてください。

殺虫成分が効いてくると、アシナガバチは動けなくなり死亡します。

③巣や死骸をゴミ袋に回収する

十分にスプレーを噴射した後、巣の周りに生きているコアシナガバチがいないことを確認したら、長い棒やトングで巣をつつき、根元から落としてください

木の枝に巣がついている場合は、剪定ばさみで枝ごと切り落とします。


剪定ばさみ|FORESIA

あらかじめ、巣の下にゴミ袋を敷いておくと回収しやすいです。

地面に落ちたコアシナガバチの死骸や幼虫は、素手で触らず、トングや掃除用具を使ってゴミ袋に入れましょう

④ゴミ袋を何重にも縛る

動かなくなったコアシナガバチでも、薬剤が十分にかかっていない場合は再び動き始める可能性があります。

巣や死骸を回収した後は、ゴミ袋の中にも追加で駆除スプレーを噴射しましょう。

ゴミ袋を二重または三重にして固く縛ることが大切です。

厚手のゴミ袋を2枚重ねにすると、毒針が袋を突き抜けるリスクを減らせます。

⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する

外に出ていた働きバチは、帰巣本能によって巣があった場所へ戻ってくる(戻りバチ)ことがあります。

戻りバチが寄り付かないように、巣があった場所や周囲に駆除スプレーを噴霧しましょう。

駆除スプレーには忌避効果が期待できるため、戻りバチが寄りつきにくくなります。

日没後に駆除した場合でも、すべての働きバチが巣へ戻っているとは限らないため、戻りバチ対策は必須です。

なお、雨や風の影響で成分が流れ薄まると効果が弱まるため、状況に応じて再度噴霧しましょう。

⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する

駆除したコアシナガバチの巣は、できるだけ早く処分しましょう。

巣を放置すると、中に残ったサナギが羽化して新たな成虫が出てくる恐れがあります。

また、幼虫やサナギを餌として他の虫が集まり、衛生面の悪化にもつながりかねません。

処分する際は、お住まいの自治体が定める分別や回収ルールにしたがってください。

自治体によっては燃えるゴミとして出せる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼したほうが安心

不安な方はプロに依頼したほうが安心
自力で駆除する場合、必要な道具が多いため準備段階からハードルが高く、巣の位置がわからないなど不安な面も多いでしょう。

巣の位置が確認できる場合でも、高所や閉鎖空間にある巣は、駆除の難易度が高く危険を伴います。

巣の位置がわからない場合や、準備に不安がある場合は無理に作業せず、プロへの依頼を検討しましょう。

プロであれば、巣の場所や大きさ、ハチの数を確認したうえで状況に合った最適な方法で駆除できます。

防護服や専用器材を使用するため、刺されるリスクを抑えた作業が可能です。

また、ハチ駆除の現場では、ハチノックL・Vなどの業務用の駆除スプレーも使用します。


業務用ハチ駆除用殺虫剤 ハチノックV 480ml|住化エンバイロメンタルサイエンス

ハチノックL・Vに含まれるd・d-T80-プラレトリンはピレスロイド系成分で、速効性が期待できるのが特徴です。

市販のハチ駆除スプレーより高い駆除効果が見込まれる一方、知識や防護装備がない状態での使用には健康リスクを伴うため、一般利用は推奨されていません

一般用には、携帯用のハチノックSがあります。


携帯用ハチ駆除用殺虫剤 ハチノックS 100ml|住化ライフテク(株)

ただし、この商品は屋外で突然ハチに襲われた場合の緊急用スプレーであり、巣の駆除には向いていません。

使用する薬剤に迷う場合も、プロへ依頼することを検討しましょう。

まとめ

コアシナガバチの特徴は?

・体長1.2〜1.6cmほどの小型のハチ
・黒を基調とした体色に、黄色や赤褐色の模様がある
・庭木、生け垣、軒下、ベランダなど、生活圏に近い場所に巣をつくる
・巣は成長すると、三日月や舟のように反り返ることがある
・アシナガバチの中では攻撃性がやや強い種類

この記事では、コアシナガバチの特徴や巣の見分け方、危険性、駆除方法について解説しました。

コアシナガバチは小型でありながら、アシナガバチのなかでは攻撃性が強い種類です。

少しでも不安がある場合は、無理に駆除せずプロに依頼しましょう。

害虫害獣コンシェルジュでは、コアシナガバチの駆除も承っています。

「庭木に巣ができた」「コアシナガバチか判断できない」といった状況でも、お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご依頼ください。

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この記事を書いた人
監修者(仮画像③)
害虫害獣コンシェルジュ編集部

害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。

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