超音波でコウモリ知らずの生活へ!効果的な使い方を解説

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自宅に寄ってくるコウモリを超音波で追い払いたいと考えていませんか。
住宅街に現れるコウモリは人工的な超音波を嫌がる習性があり、忌避に一定の効果があります。
この記事では、コウモリが超音波を苦手とする理由、コウモリ対策に使える超音波発生アイテム、効果的な使い方や、併用したい他の対策などについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・コウモリが超音波を嫌がる理由
・コウモリ対策に使える超音波発生アイテム
・超音波以外でのコウモリ対策方法
超音波はコウモリ飛来防止に有効!
超音波はコウモリの飛来防止に有効です。
コウモリは超音波で周囲の状況を把握するため、人工的な音波によって飛行や捕食を妨げられることを嫌がる傾向にあります。
ただし、超音波はあくまで寄せ付けにくくする方法であり、棲みついたコウモリの追い出しができるものではありません。
コウモリの殺傷・捕獲はNG

野生のコウモリは鳥獣保護管理法で守られているため、許可なく捕獲したり殺傷したりすることは禁止されています。
棒で叩いたり、網で捕まえたりする行為は避けましょう。
違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があるため注意が必要です。
そのため、自宅にコウモリが飛来したり棲みついたりした際も、傷つけずに追い払うしかありません。
コウモリは超音波を嫌がる

住宅街によく現れるコウモリは、暗闇で周囲の状況や主食である昆虫の位置を把握するために超音波を発するエコーロケーションという能力をもっています。
コウモリに人工的な超音波を浴びせると、自分の出す音と干渉して混乱し、周辺を避けるようになり、自宅に超音波発生器を設置することで忌避効果が期待できます。
【注意】超音波だけで“駆除”はできない

コウモリ駆除とは、巣や侵入経路の特定から追い出し、清掃や消毒、侵入経路の封鎖、再来対策の一連の流れを指します。
コウモリ駆除の詳細については、こちらを参考にしてください。
自宅にコウモリがすでに棲みついている場合、超音波だけで駆除することはできません。
超音波は、コウモリを棲みつく前の忌避もしくは追い出した後の再来防止策として有効です。
なぜコウモリは超音波を嫌がるの?
コウモリが超音波を嫌がる理由は、普段の活動に超音波を使っているためです。
ここでは、なぜコウモリ対策に超音波が有効なのか、コウモリの生態や行動習性について具体的に解説します。
住宅街に現れるアブラコウモリは目が悪い

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科アブラコウモリ属 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~10g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街でよく見られるのは、主にアブラコウモリです。
体長3.7〜6cmと小柄で、民家の隙間から侵入して棲みつくことからイエコウモリとも呼ばれます。
もともとは山林に生息していましたが、近年の都市開発によって棲み処と採餌場所を失ったことで住宅街近くの雑木林や河川、水田にも姿を現すようになり、
ねぐらを求めて民家に棲みつくようになりました。
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超音波を使って活動している

前述のとおり、アブラコウモリは、超音波を出して、物に当たって返ってくる反響音を聞き取って周囲の状況を把握するエコーロケーションという能力を使って活動しています。
コウモリのほか、イルカやクジラなど一部の哺乳類ももっている能力です。
視力が弱いアブラコウモリは、エコーロケーションで物体までの距離や方向、大きさなどを把握し、夜間の活動中でも、障害物にぶつからずに飛んでいる昆虫を捕まえられます。
物体との距離をはかるだけではなく、仲間同士のコミュニケーションにも使われます。
自分と近い周波数の音波を嫌う
アブラコウモリが使用する超音波は35kHz〜50kHz程度とされており、人間が聞き取れる上限の約20kHzを超える高い周波数帯です。
アブラコウモリは、自分が使う超音波に近い人工的な周波数の音を聞くと、周囲の状況をつかみにくくなるため、音の発生源周辺を避ける傾向にあります。
超音波は人間にとって騒音になる?
アブラコウモリ対策として超音波を導入する際、自分や家族、近隣住民にとって騒音にならないか不安になる方もいるでしょう。
基本的に、コウモリ対策で用いられる超音波は人間の可聴域を超えているため聞こえませんが、子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。
基本的に人間には聞こえない

アブラコウモリ対策で使われる超音波は、基本的には人間には聞こえない周波数です。
人間が聞き取れる音の範囲は一般的に20Hz〜20kHz程度とされている一方、
アブラコウモリに効果がある超音波の周波数は35kHz〜50kHz程度と、人間の可聴域を超えているため、周囲に迷惑をかけずに対策できます。
小さな子ども・ペットには聞こえる場合も

アブラコウモリ対策用の超音波は、原則人間には聞こえませんが、
高い音を感知しやすい12歳までの子どもや、イヌやネコにとっては、超音波がノイズとなりストレスを感じる可能性があります。
ご家庭に小さい子どもやペットがいる場合は、超音波以外の対策を検討したほうが安全です。
超音波以外のアブラコウモリを寄せ付けない方法はこちらで紹介しています。
コウモリ対策に使える超音波発生アイテム
アブラコウモリの超音波対策では主に害獣用超音波発生器が使われ、一時的な対策としてスマホアプリやラジオなどの手段もあります。
害獣用超音波発生器

アブラコウモリを寄り付かせないためには、害獣用超音波発生器が効果的です。
アブラコウモリの超音波は35kHz〜50kHz程度とされるため、近い周波数に調整できる機器を選びましょう。
軒下やベランダなど屋外で使う場合は、雨風にさらされても使用できる防水仕様の製品がおすすめです。
ただし、アブラコウモリ自身が発している超音波の周波数帯よりも高い音には反応が鈍くなる傾向があるため、50kHzを超えないように設定してください。
また、同じ場所から同じ音を出し続けると、アブラコウモリが慣れてしまうことがあるため、設置場所や角度を定期的に変えると効果が持続しやすくなります。
スマホアプリ

アブラコウモリが飛来した際、スマホに害虫、害獣対策用の超音波アプリをダウンロードしてスピーカーから流すと追い払うことができます。
アプリを使用する際は、アブラコウモリが苦手とする35kHz〜50kHzの帯域に設定してください。
スマホアプリは手軽に試しやすい一方、無料アプリは広告表示が多くて操作に手間取ったり、長時間使用すると電池の消耗が激しくなったりします。
また、スマートフォンは屋外に常時設置はできないため、軒下やベランダなどで継続的にコウモリを遠ざけることはには向いていません。
まずは追い払えるかどうかを確認するために活用し、長期的な対策として害獣用超音波発生器への切り替えを検討するのがおすすめです。
ラジオも効果がある?

アブラコウモリは人工的な音を嫌う習性があるため、寄せ付かせないない対策としてラジオの音声が役立つケースがあります。
ただし、ラジオから出る音声の周波数帯には大きな幅があるため、効果が得られる可能性は低いです。
ラジオもスマホ同様に屋外への常設は難しく、防水タイプでも音漏れによって近隣住民から苦情が入るリスクがあります。
なお、AMラジオの音声周波数が約100Hz〜7.5kHzであるのに対し、
FMは約50Hz〜15kHzと高い音域までカバーしているため、試すのであれば、AMラジオよりもFMラジオをおすすめします。
【場所別】超音波を使ったコウモリ対策
アブラコウモリの超音波対策を行うにあたり、設置する場所によって適したアイテムや使い方が変わります。
長期的な対策には害獣用超音波発生器がおすすめ
長期的なアブラコウモリ対策には害獣用超音波発生器がおすすめです。
スマホアプリは、室内に入ってきたりベランダに止まったりしているコウモリを一時的に追い払うときに使える場合がありますが、長期的な対策には向いていません。
寄せ付けない対策を継続して実施するなら、固定して使える害獣用超音波発生器を取り入れましょう。
場所に応じたアイテムを選べるよう、以下のポイントをチェックしてみてください。
| 場所 | 商品 | 機能 |
| 屋根裏 | ・充電式 ・コウモリ専用周波数 ・広域超音波 |
|
| 軒下(屋根・ベランダ・玄関) | ・電池式、ソーラー充電、USB充電 ・防水仕様 ・周波数13.5kHz〜kHz45.5kHz ・センサー感知距離10メートル ・LEDライト搭載 |
|
| 換気口・通気口 シャッター・雨戸 |
・充電式 ・防水仕様 ・差し込み可能 ・周波数13.5kHz~55.5kHz ・赤外線自動感知センサー(左右120℃、上下55℃、直径最長8m~12m) ・LEDライト搭載 |
屋根裏

屋根裏は、アブラコウモリが棲みつきやすい場所の1つです。
害獣用超音波発生器を使う場合、点検口付近から屋根裏の空間全体に音が届くよう、天井板から30cm〜50cmほど離して配置しましょう。
ただし、屋根裏は梁や断熱材、荷物などの障害物が多く、超音波が遮られやすい空間のため、死角ができる場合は構造に合わせて複数台を設置するのがコツです。
屋根裏にはコンセントがないことも多いため、電池式や充電式の害獣用超音波発生器が使いやすいです。
軒下(屋根・ベランダ・玄関)
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屋根の軒下やベランダ、玄関まわりは、アブラコウモリが夜間の活動中に休息する場所です。
アブラコウモリの姿をよく見かける場所やフンが落ちている場所から、
真下または横から超音波が届くように20cm〜30cmほど離して害獣用超音波発生器を設置すると、音が反射して届きやすくなります。
軒先に吊り下げられたり壁にかけられたりするタイプが使いやすく、雨風にさらされても問題のない防水仕様が安心です。
換気口・通気口

換気口や通気口は、空気の通り道として隙間があり、アブラコウモリが侵入しやすい場所です。
害獣用超音波発生器を使う場合は、開口部の奥まで音が届くように、真正面から10cm〜20cmほど離した位置に設置します。
換気口や通気口付近の地面に差し込んで固定するタイプが設置しやすいです。
屋外で使用するため、天候を気にせず使い続けられる防水性能を備えた製品が向いています。
シャッター・雨戸

シャッターケースや雨戸の戸袋もアブラコウモリが入り込みやすい場所です。
害獣用超音波発生器を使う場合は、隙間の奥まで音が入り込むように角度を工夫し、20cm〜30cmほど離して置くと、音が反響しやすくなります。
シャッターや雨戸付近の地面に差して固定できるタイプがおすすめで、防水仕様のものが適しています。
床下

床下も屋根裏と同じく、暗くて人目がなく、アブラコウモリが棲みつきやすい空間です。
害獣用超音波発生器を設置する際は、点検口の近くから床下全体に音が広がるように取り付けます。
屋根裏と同様に、配管や基礎などの障害物が多くて死角ができやすく、超音波が届きにくくなるため、必要に応じて複数台設置するのがおすすめです。
床下にはコンセントがなく電源の確保が困難なケースが多いため、電池式や充電式のモデルを選び、定期的に電池残量をチェックするようにしてください。
超音波と組み合わせて試したいコウモリ対策
超音波はアブラコウモリの飛来防止に有効ですが、効果を高めるためには、複数の対策を組み合わせるのがおすすめです。
アブラコウモリは環境への適応力があるため、忌避剤やLEDライト、自宅環境の見直しといった他の方法も取り入れて対策しましょう。
忌避剤の設置

超音波と併用して試したいのが、コウモリ用忌避剤の設置です。
一定期間効果が継続する忌避剤には、置き型、吊るし型、ジェル型の主に3タイプがあり、屋根やベランダ、玄関など寄ってきやすい場所に合わせて使い分けられます。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
約1年間 |
置き型は屋根裏や床下、シャッター付近などに置くだけで設置でき、成分が拡散するため広い空間にも取り入れやすい忌避剤です。
吊るし型は、ベランダの柱や雨どい、軒先など設置スペースが限られる場所でもフックや紐で固定して使えます。
置き型と吊るし型は、効果持続期間が約1〜2ヶ月のため、定期的な交換が必須です。
ジェル型は、アブラコウモリの通り道や侵入しそうな場所に塗る、または専用容器に入れて使います。
効果が約1年間と長いですが、アブラコウモリの体にジェルが付着すると動けなくなり、そのまま死んでしまう場合があるため、
意図せず弱らせてしまわないよう定期的な確認が必要です。
LEDライトの設置

夜行性のアブラコウモリは強い光を苦手とするため、ベランダや玄関に害獣用LEDライトを設置すると寄り付きにくくなります。
玄関まわりの外灯に白熱灯や蛍光灯を使っていてアブラコウモリが頻繁に寄ってくる場合は、外灯をLED電球に変えるのもおすすめです。
LEDの光は昆虫が認識できる紫外線をほとんど放出しないため、アブラコウモリの主食である昆虫が集まりにくく、エサ場になるリスクも防げます。
ただし、アブラコウモリが光に慣れると効果が薄れることもあるため、超音波発生器や忌避剤など他の対策と併用することで忌避効果が期待できます。
夜間に強い光を使う際は、近隣の家や道路に光が向かないように角度や明るさを調整する必要があり、住宅密集地にはあまり向いていません。
LEDライトをコウモリ対策として設置する場合は、近隣住民に事前に説明し、点灯時間や照射方向に配慮してトラブルを防ぎましょう。
自宅の整理整頓

アブラコウモリを寄せ付けないためには、超音波や忌避剤を使うだけでなく、自宅の整理整頓も大切です。
庭やベランダに植木鉢の受け皿、バケツ、空き缶や空き瓶を放置すると、
雨水が溜まってアブラコウモリの好物である蚊やボウフラが発生しやすくなり、格好のエサ場になってしまいます。
特に、アブラコウモリがナイトルーストしやすいベランダでは、
排水口に枯葉やホコリ、洗濯物の糸くずが詰まると水が溜まって昆虫が発生する要因となるため、定期的な清掃が必要です。
掃除する際は、ゴム手袋を着用して大きなゴミを取り除き、詰まりが解消されない場合はラバーカップやワイヤーブラシで中の汚れを落としましょう。
毎日コウモリが来るなら手遅れ?棲みついているサイン

毎日のようにアブラコウモリが寄ってくるなら、自宅に棲みついている可能性があります。
フンや汚れ、悪臭、物音などの棲みついているサインを確認しましょう。
・自宅の周りにフンがある
・外壁に白い汚れや黒ずみがある
・悪臭を感じる
・「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる
自宅の周りにフンがある

ベランダや軒下、外壁の周辺に黒色や茶褐色のフンが落ちている場合、コウモリが棲みついているかもしれません。
アブラコウモリのフンは5〜10mmほどの細長い形で、乾燥していてパサパサして崩れやすいのが特徴です。
ネズミのフンと似ていますが、コウモリは昆虫を食べるため、フンに昆虫の羽や殻が混じっていることがあります。
また、ネズミは家のさまざまなところにフンを撒き散らす一方で、コウモリは決まった場所で排泄をする傾向があり、
同じ場所にまとまって落ちている場合は、コウモリが近くに棲みついている可能性が高いです。
外壁に白い汚れ・黒ずみがある

外壁に液だれのような白い汚れがある場合、アブラコウモリの尿が乾いて残った痕かもしれません。
鳥のフンと見間違えやすいですが、黒い固形物が混じらず白い筋状の汚れであればアブラコウモリの尿である可能性が高いです。
また、アブラコウモリが出入りする場所では、体の汚れがこすりつけられて外壁が黒ずむことがあります。
ネズミもラットサインと呼ばれる似たような汚れが生じますが、
屋根や軒下の付近など高い場所に汚れが集中している場合は、アブラコウモリが棲みついていることを疑いましょう。
悪臭を感じる

屋根裏や壁の中からドブ臭やアンモニア臭が混ざったようなニオイがする場合、アブラコウモリが棲みついている可能性があります。
アブラコウモリは1匹につき一晩に100匹以上の昆虫を捕食するため、排泄物の量が多く、同じ場所にフンや尿が溜まって時間が経つほど悪臭が強くなります。
さらに、アブラコウモリは集団で棲みつく習性があるため、巣に大量の排泄物が蓄積しやすく、
エアコンや通気口の空気にのって室内にまで悪臭が漂ってくるケースも珍しくありません。
「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる

夜になると天井裏や壁の奥から「パタパタ」「カサカサ」といった音が聞こえる場合、アブラコウモリが羽ばたいたり、狭い隙間を通っているかもしれません。
また、危険を感じたときは「キーキー」と甲高い声で鳴くことも。
アブラコウモリは日没後20〜30分から22時ごろに活動するため、夕方以降に物音が大きくなるのであれば、棲みついている可能性が高いでしょう。
コウモリの放置NG!深刻な被害

アブラコウモリが棲みついている疑いがある場合、放置すると悪臭や健康被害、住宅の汚れ、騒音などの被害がさらに広がる恐れがあります。
ここでは、アブラコウモリが棲みついた場合に発生する被害を解説します。
・悪臭被害
・健康被害
・住宅被害
・騒音被害
悪臭被害
アブラコウモリの糞尿が蓄積すると、ドブ臭とアンモニア臭が混ざったような強烈な悪臭が漂います。
特に梅雨時から秋にかけての高温多湿な時期は、壁や屋根裏にこもったニオイが室内まで漏れ出しやすいです。
独特な悪臭を日常的に嗅ぎ続けると、精神的な不快感が溜まるだけではなく、頭痛や吐き気を引き起こす原因にもなりかねません。
健康被害

アブラコウモリのフンは乾燥して崩れやすく、粉じんとなって空気中に舞い上がりやすく、吸い込むと、咳やくしゃみ、鼻水などのアレルギー症状につながるリスクがあります。
また、野生のコウモリは感染症のウイルスを保有している可能性があり、以下のような感染症を媒介した例があります。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2~10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛 など | 9.6% |
| 狂犬病 | 30~60日 | 発熱、頭痛、倦怠感 など | 100% |
| エボラ出血熱 | 2~21日 | 発熱、強い脱力感、筋肉痛 など | 90% |
| ヒストプラスマ症 | 7~21日 | 発熱、頭痛、咳嗽 など | 31.7~61.5% |
| リッサウイルス感染症 | 20~90日 | 発熱、食欲不振、倦怠感など | – |
さらに、体にダニやノミなどの寄生虫が付いていることもあり、人間に移ると激しいかゆみや発疹を引き起こす懸念があるため、素手で触るのは絶対に避けてください。
住宅被害

アブラコウモリが屋根裏や壁の中で排泄を繰り返すと、糞尿が天井や壁材にしみ込み、シミや変色の原因になります。
糞尿には高濃度の尿酸が含まれているため、放置すると建材の劣化や腐食につながる恐れもあります。
腐った建材はシロアリを呼び寄せる可能性があり、住宅の基礎部分まで食い荒らされて自宅の耐震性が低下したり、リフォームが必要になったりするケースもあります。
騒音被害
アブラコウモリが棲みつくと、「パタパタ」という羽音や、「カサカサ」と移動する音、「キーキー」という鳴き声が聞こえることがあります。
前述のとおり、アブラコウモリは、日没後20〜30分から22時頃にかけて活動が活発になります。
人間が寝る時間帯まで物音が続くと、睡眠不足やストレスの蓄積につながりかねません。
【まだ棲みついていないなら】飛来防止対策をしよう!
まだ棲みついている気配がなくても、頻繁にアブラコウモリを自宅の周りで見かけるなら、早めの飛来防止対策が必須です。
今は寄ってきているだけでも、アブラコウモリは屋根や軒下、シャッターの隙間、換気口や換気扇などのわずかな隙間から侵入します。
気がつかないうちに自宅に入り込まれて棲みついかれ、さまざまな被害に見舞われる可能性があります。
飛来防止対策には、ここまでで紹介した超音波での対策が有効です。
アブラコウモリがよく現れる場所に超音波発生器を設置し、寄せ付けない環境を整えましょう。
設置場所ごとの超音波発生器の使い方はこちらで確認してください。
【棲みついている気配があるなら】正しいコウモリ駆除手順
アブラコウモリが棲みついているサインに心当たりがあるなら、超音波を流すだけでは駆除できません。
放置すると被害が拡大するため、巣や侵入経路の確認、追い出し、清掃、封鎖、再来対策まで順番に行いましょう。
ここでは、具体的な駆除の流れをステップごとに紹介します。
駆除手順①巣と侵入経路の特定

駆除を始める前に、まずはアブラコウモリがどこに潜んでいて、どこから出入りしているかを突き止めることが重要です。
アブラコウモリは鳥のように枝や葉っぱで巣をつくるわけではなく、棲みついている場所そのものを巣と呼びます。
巣の場所を正確に把握しないと、すべてのアブラコウモリを追い出すのは難しいです。
また、アブラコウモリは帰巣本能が強く、一度追い出しても戻ってきて再度棲みつくことがあるため、追い出し後の侵入経路封鎖が必須のため、あらかじめ把握しておく必要があります。
巣や侵入経路を特定するには、アブラコウモリが活発に動き出す日没後20〜30分頃に建物の外から飛び立つ場所を観察したり、
自宅周辺の糞尿が集中している場所を確認したりします。
駆除手順②駆除道具をそろえる

アブラコウモリの駆除において、追い出しから清掃や消毒、侵入経路の封鎖、再来対策まで作業をスムーズに進めるために、以下の道具を事前にそろえておく必要があります。
侵入経路の封鎖や再来対策に必要な道具は場所によって異なります。
駆除手順③コウモリを追い出す

道具をそろえたら、アブラコウモリが活動し始める日没後20〜30分あたりを目安に追い出し作業を行います。
巣の隙間や侵入経路から忌避スプレーを噴射しますが、一度に大量の薬剤をまくとアブラコウモリを殺してしまう可能性があるため、
1回あたり10秒以内で断続的に噴射しましょう。
忌避スプレーにはハッカやワサビなどの刺激成分が含まれているため、刺激に弱い方はマスクやゴーグルを着用してください。
また、噴射するとアブラコウモリが勢いよく飛び出してくるため、驚いて転んでケガをしたり、直接触れることがないように、長袖と長ズボンで作業するのがおすすめです。
駆除手順④巣の清掃・消毒

アブラコウモリの追い出しができたら、巣の周辺にたまったフンを清掃し、消毒します。
フンが大量にある場合は、ハンディクリーナーを使うと効率的ですが、粉じんを吸い込んだり触れたりしないよう防じんマスクとゴム手袋、保護ゴーグルを着用してください。
清掃後の消毒は、消毒スプレーを直接噴射すると乾燥したフンの粉末や菌が舞い上がる恐れがあるため、消毒液を雑巾に染み込ませて拭き取ると安全です。
また、フンに引き寄せられたゴキブリやダニが潜んでいる場合もあるため、殺虫剤を用意しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路を塞ぐ

アブラコウモリを追い出した後に重要なのが、侵入経路を塞ぐ作業です。
アブラコウモリは帰巣本能が強いため、侵入経路が開いたままだと、再び戻ってきて棲みついてしまいます。
屋根や外壁のひび、雨どいのつなぎ目、シャッターの隙間など、完全に密閉しても問題ない場所はコーキング剤や害獣パテで埋めます。
駆除手順⑥再来対策を行う
帰巣本能の強いアブラコウモリに再度棲みつかれないようにするためには、封鎖だけでなく、超音波発生器を使った再来対策も一緒に行うのがポイントです。
屋根裏や軒下、換気口など場所に合った超音波対策はこちらを確認してください。
さらに、忌避剤やLEDライトなど、超音波発生器と併用して組み合わせたい対策についてはこちらにまとめています。
自分で駆除が難しい場合はプロへ依頼!
アブラコウモリの駆除は、場所や状況によっては自分で行うのが困難なケースも少なくありません。
たとえば、屋根裏や床下など狭い場所に棲みついている場合は自分で巣や侵入経路を見つけて追い出すのは難しく、2mを超える高所の作業には専門の資格が必要です。
また、アブラコウモリが怖くて近づけない、感染症や寄生虫への不安がある方は、無理をせずプロへの依頼を検討しましょう。
プロであれば、アブラコウモリの追い出しだけでなく、フンの清掃や消毒、侵入経路の封鎖までまとめて対応できるため、早めの相談がおすすめです。
まとめ
超音波は、アブラコウモリが苦手とする周波数を利用した飛来防止対策の1つです。
アブラコウモリがよく飛来する場所に適切な超音波発生器を設置すると、寄せ付けない環境をつくることができます。
すでに棲みついている場合は、超音波だけで解決できないため、正しい手順で駆除をしましょう。
放置すると、健康被害や住宅被害などを招く恐れがあり数が増えて被害も拡大していくため、早めの対処が重要です。
自力での駆除に不安がある場合や、確実にコウモリを追い払いたいときは、ぜひ害虫害獣コンシェルジュへご相談ください。
プロの知識と経験で、巣や侵入経路の特定から追い出し、再来防止対策まで対応いたします。
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