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スズメバチに適した殺虫剤は?選び方や自力駆除の境界線

  • ハチ
2026.06.26
スズメバチに適した殺虫剤は?選び方や自力駆除の境界線

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自宅にスズメバチらしき大きなハチが頻繁に飛来してくる場合、近くに巣をつくられている可能性があります。

スズメバチはホームセンターやネット通販で購入できる殺虫剤でも駆除できますが、対象害虫にスズメバチと記載されている製品を使いましょう。

薬剤の噴射量や噴射距離といった性能もそれぞれ異なるので、状況に合わせて最適な殺虫剤を選択しなければなりません。

強力な殺虫剤があってもスズメバチの自力駆除はリスクを伴う作業なので、プロに依頼すべき状況を見極めることも重要です。

この記事では、スズメバチ駆除に適した殺虫剤の選び方を踏まえつつ、おすすめの殺虫剤や自力駆除を行うときに必要な準備について解説します。

また、スズメバチの自力駆除ができるかどうかの判断基準(境界線)にも言及しているので、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • スズメバチに対応した殺虫剤を使うべき理由
  • スズメバチ駆除に適した殺虫剤の選び方(成分や噴射性能など)
  • スズメバチ駆除におすすめの殺虫剤7選(特徴や有効成分など)
  • スズメバチを安全に駆除するために必要な準備
  • 自力駆除のリスクと判断基準
  • スズメバチ駆除の手順

スズメバチに効果が表れにくい殺虫剤

スズメバチに効果が表れにくい殺虫剤

市販の殺虫剤でもスズメバチを駆除できる製品は存在しますが、選択を間違えると期待していた効果が表れず、かえって危険な状況を招いてしまいます。

自分の身を守るためにも、避けるべき殺虫剤の特徴を押さえておきましょう。

対象害虫にスズメバチの記載がないもの

対象害虫にスズメバチの記載がないもの

市販の殺虫剤をスズメバチ駆除に用いる場合、まずはパッケージ裏面の注意表示ラベルにある対象害虫の欄にスズメバチが記載されているかを確認しましょう。

対象害虫にスズメバチが含まれていないものは、使用しないでください。

また、製品名にハチと記載があっても対象害虫にスズメバチが含まれないこともあるため、購入する際は必ず確認したい項目といえます。

以下は、対象害虫にスズメバチが入っていない殺虫剤の一例です。

製品名 アースジェット ハチ・アブエアゾール
商品画像
対象害虫 ハエ成虫、蚊成虫、ゴキブリ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、イエダニ、マダニ アシナガバチ、クマバチ、アブ、ブユ、ガ、ケムシ、クモ、ムカデ、ヤスデ、ゲジ、カメムシ

スズメバチに対応できる殺虫剤は、攻撃を避けるために、速効性のあるノックダウン効果、行動停止効果、致死効果が必須です。

このような製品はスズメバチへの使用を想定していないため、効果が不十分で駆除しきれない可能性があります。

薬剤を浴びたスズメバチが「敵が襲ってきた」と認識し、毒針で反撃されるリスクが生じるのです。

スズメバチ非対応の殺虫剤は効果が足りないだけではなく、余計な刺激を与えて怒らせるだけなので、確実に駆除できるものを厳選して使いましょう。

※ノックダウン効果:飛んでいるスズメバチをすばやく麻痺させて地面に叩き落とす効果

噴射の量や距離が適切ではないもの

噴射の量や距離が適切ではない

スズメバチに対応していない殺虫剤を避けるべき理由として、薬剤の噴射量や噴射距離が不足していることも挙げられます。

殺虫剤の噴射距離が足りない場合、スズメバチや巣に近づいて作業しなければならないため、刺傷リスクの増加は避けられません。

また、噴射量の少ない殺虫剤は接近しても薬剤が対象まで十分に届かない可能性もあるので、リスクに見合うだけの結果を得られない場合が想定されます。

スズメバチ専用の殺虫剤(駆除スプレー)は安全かつ確実にスズメバチを仕留めるため、大量の薬剤を3~15mほど先まで到達させるパワーを持っているのが強みです。

スズメバチ駆除に適した殺虫剤の選び方

スズメバチ駆除に適した殺虫剤の選び方

スズメバチを安全に駆除できるよう、殺虫剤を選ぶときの重要な基準を3つ紹介します。

3つの基準をすべて満たしている殺虫剤は、刺傷リスクを最小限に抑えるために欠かせない道具です。

巣の自力駆除を検討している場合、スプレー1本だけでは足りない可能性もあるので、予備として2~3本は用意しておきましょう。

駆除作業中は巣を守る働きバチから攻撃されますが、スプレーの残量が切れると対抗手段を失ってしまいます。

スズメバチ専用の殺虫剤

スズメバチ専用の殺虫剤

スズメバチの駆除作業では、必ずスズメバチ専用の殺虫剤(駆除スプレー)を使用してください。

先述のとおり、ピレスロイド系の有効成分を含んでいる殺虫剤でも、ハエ・蚊用やゴキブリ用などの殺虫剤は含有量が少なく、スズメバチに対する十分な速効性が期待できません

また、スズメバチ用の駆除スプレーと比べて噴射距離が短い製品も多く、駆除の際にハチへ近づく必要があるため危険性が高まります。

スズメバチを駆除できず刺激するだけで終わる可能性が高いため、リスクを考慮すればハエ・蚊用の殺虫剤は使うべきではありません。

製品名にスズメバチと明記されているものなら、有効成分の含有量や噴射性能(噴射量や噴射距離など)の基準をクリアしているので、安心して使用できます。

遠くまで大量に噴射できる殺虫剤

遠くまで大量に噴射できる殺虫剤

スズメバチの刺傷リスクを抑えるためには、噴射性能に優れた殺虫剤を使う必要があります。

反撃を受けない安全な距離から薬剤を吹きかけるのが重要なので、強力な噴射量数m先まで到達する噴射距離両立した製品を選びましょう。

スズメバチ向けの殺虫剤は、大きく分けてジェット噴射タイプとワイド噴射タイプの2種類があります。

ジェット噴射タイプは薬剤を直線状に勢いよく噴射するため、離れた場所から巣やハチを狙い撃って駆除できるのが強みです。

ワイド噴射タイプは薬剤を広範囲に拡散させるので、襲いかかってきたハチを撃退したり、巣づくり予防で薬剤を散布したりするのに適しています。

殺虫剤の使用目的も踏まえつつ、必要な性能が備わった製品を選んでください。

ピレスロイド系の殺虫成分が配合されている

ピレスロイド系の殺虫成分が配合されている

スズメバチ駆除では、ピレスロイド系の殺虫成分が含まれている製品を使用します。

ピレスロイドとは、除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれている天然殺虫成分(ピレトリン)をベースに開発された人工化合物です。

ピレスロイドの種類は多岐にわたるため、必ずスズメバチへの有効成分が配合されているものを選んでください。

スズメバチに効くピレスロイド系の成分は、以下の要素が重要です。

  • 速効性のあるノックダウン効果
  • 行動停止効果
  • 致死効果
  • 持続効果

微量でも効く速効性のあるノックダウン効果を有する成分は、飛び回るハチに向けて噴射すれば、素早く地面に落下させて飛行能力を奪えます。

神経系に作用してハチの行動を止める効果がある成分は、噴射後に反撃される可能性を最小限に抑えられるのが強みです。

殺虫剤に欠かせない致死効果も高い成分は、ハチをノックダウンさせたうえで確実に駆除できます。

薬剤の効果が長期間その場に残る持続効果も持ち合わせている成分もあり、戻りバチや新たに羽化したハチも含めて駆除が可能です。

スズメバチに有効な殺虫成分と組み合わせ

スズメバチに有効な殺虫成分と組み合わせ

ピレスロイド系の殺虫成分には様々な種類が存在しますが、スズメバチに有効な駆除スプレーに含まれる成分は以下のとおりです。

成分名 速効性(ノックダウン効果) 行動停止効果 致死効果 持続効果
フタルスリン
(d-T80-フタルスリン)
× ×
ビフェントリン ×
モンフルオロトリン
イミプロトリン ×
d-T80-レスメトリン × ×
メトフルトリン ×
ペルメトリン ×
シフルトリン ×
プラレトリン
(d・d-T80-プラレトリン)
×


成分それぞれの特徴についての詳細は、以下よりご確認ください。

ピレスロイド系成分のスズメバチへの効果
成分名 特徴 スズメバチへの効果

モンフルオロトリン

【反撃リスクの低減:行動停止】

  • スズメバチ駆除スプレーの主成分
  • ハエ、ムカデ、ゴキブリなどにも効果を発揮
  • ハチの動きを瞬時に止めるフリーズ(行動停止)効果に優れる
  • 薬剤をかけたハチが暴れないため、刺されるリスクを最小限に軽減
  • 光安定性に優れており、太陽光下で分解されにくい
  • 日当たりの良い屋外での駆除に適している

プラレトリン
(d・d-T80-プラレトリン)

【確実な駆除力:トドメを刺す】

  • プロが使用する殺虫剤に採用される成分
  • 蚊、ハエ、ゴキブリなどにも効果を発揮
  • ハチを確実に死に至らしめる致死力がきわめて高い
  • 試験では噴射1分後にほとんどの個体が死亡
  • 一度倒れたハチが蘇生するリスクが低い
  • 噴射距離を長くしても殺虫効果が低下しにくい
  • 少量の薬剤付着でも十分な殺虫効果が見込める
  • 優れた殺虫効果を持つ分、人体への有害度もやや高い
  • 薬剤の吸引や皮膚への付着による健康被害を招く恐れがある

フタルスリン
(d-T80-フタルスリン)

【ハチを速効無力化:ノックダウン】

  • ハチを瞬時にノックダウンさせる成分
  • 家庭用殺虫剤でよく用いられる
  • 衛生害虫から不快害虫まで幅広く効果を発揮
  • 速効性が高い
  • ハチを麻痺させて動きを止める
  • 試験では87.8%の個体がノックダウン

d-T80-レスメトリン

【ハチにトドメを刺す:致死】

  • ハチを絶命させる成分
  • 家庭用殺虫剤でよく用いられる
  • フタルスリンと組み合わせた殺虫剤が多い
  • 衛生害虫から不快害虫まで幅広く効果を発揮
  • 致死性が高い
  • d・d-T80-プラレトリンと比べると一度倒れたハチがすぐ絶命せず、少し動く可能性がある
  • 倒れたハチの一部が蘇生するリスクもある
  • 試験では10%の個体が24時間後にノックダウン状態から蘇生した

メトフルトリン

【空間への拡散力:広範囲カバー】

  • 主にファン式蚊取や電気蚊取に採用される成分
  • 成分が気化しやすく、空間に広がりやすい性質(高揮散性)を持つ
  • 巣の周辺や飛び回るハチに対し、薬剤を広範囲に行き渡らせる
  • 他の成分のサポート役として機能する
  • 単独でスズメバチを確実に倒すほどの効果はない
  • 空気中に漂うことでハチを寄せ付けにくくする(忌避)効果が期待できる
  • 光安定性に優れており、太陽光下で分解されにくい
  • 日当たりの良い屋外でも長期間の効果が期待できる
  • スズメバチ駆除ではモンフルオロトリンやフタルスリンなどとの配合成分が活用されている

シフルトリン

【幅広い害虫を忌避:巣づくり予防】

  • 農薬に使われている成分
  • 衛生害虫から農業害虫まで幅広く効果を発揮
  • 害虫が寄り付きそうな場所に噴霧すると、優れた忌避効果を発揮
  • スズメバチの巣づくり予防に有効
  • 直接噴霧すれば神経系を破壊して駆除できる
  • ハチのような飛翔性害虫を迅速にノックダウンさせる
  • すぐ分解されるため、地球環境にやさしい

ビフェントリン

【長期的な効果:持続殺虫】

  • 農薬に使われている成分
  • アシナガバチ、クマバチ、ミツバチにも対応
  • アブ、ムカデ、カメムシなどにも効果を発揮
  • 薬剤の効果が長期間持続する残効性に優れてい
  • 戻りバチや新たに羽化したハチも倒し、最終的に巣を丸ごと駆除できる
  • 害虫の神経系に作用して麻痺や死を引き起こす
  • ハチを定着させないため、巣づくり予防効果が見込める

ペルメトリン

【医療・農業でも導入:待ち伏せ殺虫】

  • 医療分野と農業分野で取り入れられている成分
  • 医療分野では疥癬(ダニ感染症)やシラミ治療で使われている
  • 農業分野では農薬に使われている
  • ゴキブリ、カメムシ、クモなどにも効果を発揮
  • 残効性が高く待ち伏せ殺虫が可能
  • 害虫の神経系に作用して麻痺や死を引き起こす
  • 噴霧した場所に効果が長くとどまるため、巣づくり予防も可能

イミプロトリン

【ハチを無力化:ノックダウン】

  • 衛生害虫にノックダウン活性を発揮する成分
  • 特にゴキブリへの速効性はきわめて高い
  • スズメバチ駆除スプレーでも他の有効成分と組み合わせて配合されていることがある


市販の殺虫剤はスズメバチへの有効成分を複数配合し、さらに速効性や致死性を高めている製品が多いのもポイントです。

実際に販売されている製品の組み合わせを紹介するので、ぜひご確認ください。

効果の組み合わせ 配合成分 該当の製品

速効

持続殺虫

巣づくり予防

フタルスリン
(d-T80-フタルスリン)

ビフェントリン

行動停止

拡散

モンフルオロトリン

メトフルトリン

速効

巣づくり予防

フタルスリン
(d-T80-フタルスリン)

シフルトリン

行動停止

待ち伏せ殺虫

巣づくり予防

モンフルオロトリン

ペルメトリン

速効

致死

フタルスリン
(d-T80-フタルスリン)

d-T80-レスメトリン

ピレスロイド系成分はハエ・蚊用の殺虫剤にも含まれていますが、有効成分の含有量が少なかったり、ハチに効きにくい成分を配合していたりするため、スズメバチ駆除には適していません。

「家にあったから…」とスズメバチ非対応の殺虫剤を使えば、駆除作業の危険性が増すだけなので、有効成分が含まれているとしても絶対に使用しないでください。

スズメバチ駆除におすすめの殺虫剤7選

一口にスズメバチ専用の殺虫剤といっても多種多様なので、何を選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。

そこで、おすすめの殺虫剤を特徴や有効成分に基づく5段階評価を交えて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【フマキラー】カダン スズメバチバズーカジェット 550ml

 

おすすめ度 ★★★★★
特徴 薬剤量と噴射量が多く、速効ノックダウン+致死効果+持続効果で巣ごと撃滅できる。事前に噴霧しておけば、巣づくりを5か月間防止できる。
有効成分 フタルスリン、ビフェントリン
内容量 550ml
対象害虫 スズメバチ(ツマアカスズメバチ含む)
アシナガバチ、クマバチ(タイワンタケクマバチ含む)
ミツバチ、アブ、クモ、ガ、ムカデ
ヤスデ、ゲジ、ケムシ、カメムシ
最大噴射距離 12m
巣づくり防止効果
持続期間
5か月

フマキラーのカダン スズメバチバズーカジェットは、超速ジェットノズルを採用した直撃力抜群の殺虫剤です。

強力なジェット噴射で最大12m先まで薬剤の効果が到達するため、離れた場所から安全にハチや巣を駆除できます。

同シリーズの製品より多くの殺虫成分を配合しているので、体の大きなスズメバチをより確実に仕留められます。

瞬時にノックダウンさせるフタルスリン、神経系を麻痺させて行動停止につなげるビフェントリンを配合しているため、スズメバチに抵抗する隙を与えず無力化できるのも強みです。

ビフェントリンは殺虫効果がその場に長く留まる性質もあり、噴射後に帰ってきた戻りバチや新たに羽化したハチもまとめて駆除できるので、巣ごと撃滅に追い込めます。

ビフェントリンは残効性にも優れているため、スズメバチが巣をつくりそうな場所に前もって噴霧しておけば、5か月ほど巣づくりを防止できるでしょう。

※12mは無風時の数値です。最大到達距離は気候条件によって変動します。

【アース製薬】スズメバチマグナムジェット プロ 550ml

 

おすすめ度 ★★★★☆
特徴 5種類の有効成分が配合されており、速効性・行動停止効果・致死効果に優れる。ピストルのように握る設計で、持ちやすく狙いやすい。
有効成分 フタルスリン、モンフルオロトリン、イミプロトリン、ビフェントリン、植物由来成分
内容量 550ml
対象害虫 スズメバチ(オオスズメバチを除く)、ツマアカスズメバチ
アシナガバチ、クマバチ
アブ、ブユ、クモ、ケムシ、ムカデ、カメムシ
最大噴射距離 記載なし
巣づくり防止効果
持続期間
1か月

アース製薬のスズメバチマグナムジェット プロは、スズメバチの駆除に特化した強力処方の殺虫剤です。

フタルスリン、モンフルオロトリン、イミプロトリン、ビフェントリンに植物由来成分を加えた、ハチによく効く5種の有効成分を配合しています。

反撃阻止・速効性・致死効果の3要素を高いレベルで実現しているため、スズメバチの群れを巣ごと駆除できる製品です。

薬剤を約45秒で使い切る強力大量噴射のバズーカタイプであり、ハチの個体に加えて巣も駆除できます。

ピストルのように握るグリップを取り付けているため、持ちやすさと狙いやすさを両立した設計です。

ただし、本製品の対象害虫に「オオスズメバチを除く」と記載されている点には注意しましょう。

オオスズメバチに効果がないわけではないものの、他のスズメバチより攻撃性が高い点を考慮し、メーカー側は一般ユーザーによる駆除を推奨していません。

本製品に限らず、市販の殺虫剤でオオスズメバチの駆除を試みるのは非常にリスクが高いので、自力駆除は考えずプロに依頼しましょう。

【アース製薬】アースガーデン スズメバチの巣撃滅 550ml

 

おすすめ度 ★★★★☆
特徴 スズメバチの反撃を防ぎつつ、速効で巣ごと駆除できる成分を配合。状況に合わせてジェット噴射とワイド噴射を切り替えられる。
有効成分 フタルスリン、モンフルオロトリン、イミプロトリン、ビフェントリン、ハチ無力化成分
内容量 550ml
対象害虫 スズメバチ、ツマアカスズメバチ(オオスズメバチを除く)
最大噴射距離 6.5m
巣づくり防止効果
持続期間
1か月

※ハチ無力化成分は植物にも含まれる成分

アース製薬のアースガーデン スズメバチの巣撃滅は、スズメバチだけに特化した殺虫剤です。

高濃度の速効成分と反撃を防ぐための成分が配合されており、危険なスズメバチを素早く無力化・駆除できます。

特に速効成分の比率は従来販売されていた製品の4倍に上るため、薬剤が直撃すればスズメバチをすぐ撃ち落とすことが可能です。

さらに、本製品はジェット噴射とワイド噴射を切り替えられるので、1本で2種類の噴射を使い分けられる点も見逃せません。

遠くにいるハチや巣を駆除するときはジェット噴射、接近したハチの撃退や巣づくりの予防にはワイド噴射と状況に合わせて選択できます。

巣づくりを防げる期間は1か月と短めですが、駆除効果と汎用性に優れたスズメバチ駆除スプレーが欲しい方におすすめです。

ただし、本製品も対象害虫にオオスズメバチを除くと記載されている点にご注意ください。

成分自体はオオスズメバチにも有効と考えられますが、メーカー側は攻撃性や刺傷リスクを踏まえて一般ユーザーによる駆除を推奨していません。

自宅に飛来するハチがオオスズメバチと考えられる場合、プロの手を借りるのが賢明です。

【KINCHO園芸】スズメバチエアゾール 480ml

おすすめ度 ★★★☆☆
特徴 速効性・行動停止効果・致死効果が高い。植物や魚にやさしい成分を配合している。
有効成分 モンフルオロトリン、メトフルトリン、シラフルオフェン
内容量 480ml
対象害虫 スズメバチ(コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、ツマアカスズメバチ)
アシナガバチ、クマバチ
アブ、ブユ、ガ、ケムシ
クモ、ムカデ、ヤスデ、ゲジ、カメムシ
最大噴射距離 記載なし
巣づくり防止効果
持続期間
3か月

KINCHO園芸のスズメバチエアゾールは、プロも認める優れた効果を誇る殺虫剤です。

モンフルオロトリンとメトフルトリンの組み合わせにより、行動停止効果を広範囲に拡散させるので、飛び回るハチの動きを止めつつ速効駆除できます。

植物にやさしい成分を採用している他、スズメバチ専用殺虫剤では珍しい低魚毒性のシラフルオフェンを配合しているので、魚がいる環境でも使用できます。

あらかじめ軒下や床下などに噴霧することで、3か月ほど巣づくりを防止できる営巣防止作用も持っています。

なお、本製品はコガタスズメバチ・キイロスズメバチ・ツマアカスズメバチといった開放的な場所で巣をつくる種類に向けた殺虫剤です。

屋根裏・壁のすき間・木の洞・土の中など、閉鎖空間に巣をつくる種類への使用は推奨されていません。

閉鎖空間では本来の効果を発揮しない恐れがあるので、メーカーが規定する用法に沿って使いましょう。

【フマキラー】ハチ・アブバズーカジェット 550ml

 

おすすめ度 ★★★☆☆
特徴 フタルスリンで無力化しつつ、ビフェントリンの持続殺虫効果でスズメバチを巣ごと駆除できる。5か月間の巣づくり防止効果も併せ持つ。
有効成分 フタルスリン、ビフェントリン
内容量 550ml
対象害虫 スズメバチ(ツマアカスズメバチ含む)
アシナガバチ、クマバチ(タイワンタケクマバチ含む)、ミツバチ
アブ、クモ
ガ、ムカデ、ヤスデ、ゲジ、ケムシ、カメムシ
最大噴射距離 12m
巣づくり防止効果
持続期間
5か月

フマキラーのハチ・アブバズーカジェットは製品名にスズメバチの記載がないものの、対象害虫の欄にはスズメバチと明記されているので、問題なく使用できます。

同メーカーのカダン スズメバチバズーカジェットに比べて殺虫成分の配合量がやや少ない分、価格はリーズナブルです。

配合量が少ないといっても有効成分自体は同じなので、スズメバチの駆除や巣づくりの防止には十二分の効果を発揮します。

本製品も超速ジェットノズルを採用しているため、最大12m先のハチや巣に薬剤を直撃させることが可能です。

フタルスリンとビフェントリンの相乗効果で危険なスズメバチを無力化できるので、駆除作業の安全性が大きく向上します。

ビフェントリンの長期的に持続する殺虫効果、5か月の巣づくり防止効果も期待できます。
メーカーの公式サイトでは、スズメバチの巣の駆除にはカダン スズメバチバズーカジェットの使用が推奨されています。

【KINCHO】スズメバチ キンチョール ジェット 510ml

おすすめ度 ★★★☆☆
特徴 強力ジェット噴射により、遠くのスズメバチの動きを素早く止めて駆除できる。巣の駆除にも対応している。
有効成分 モンフルオロトリン、d-T80-レスメトリン
内容量 510ml
対象害虫 アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチ、クマバチ
アブ、ブユ、ユスリカ、ガ
ゲジゲジ、ムカデ、ヤスデ
カメムシ、クモ、ケムシ、羽アリ
最大噴射距離 15m
巣づくり防止効果
持続期間
記載なし

KINCHOのスズメバチ キンチョール ジェットは、各種ハチ・アブ・ブユ・クモなど幅広い害虫に対応している殺虫剤です。

7つ穴噴口+チッ素加圧による最長15m※の強力ジェット噴射が最大の特徴で、他の製品と比べても圧倒的な到達距離を誇ります。

スズメバチを遠くから安全に駆除できるため、刺傷リスクを大幅に抑えられるのがメリットです。

有効成分はハチを瞬時にフリーズさせるモンフルオロトリンと、致死効果に優れるd-T80-レスメトリンを配合しています。

毒針での攻撃や羽ばたきといった動きを止めつつ瞬殺できるため、駆除作業の安全性をさらに高めてくれるでしょう。

また、巣の駆除にも対応しています。

スズメバチに対する有効成分を配合している一方、巣づくりへの対処については公式サイトに記載がないため、巣づくり防止効果は期待できないといえるでしょう。

【アース製薬】ハチアブマグナムジェット 550ml

おすすめ度 ★☆☆☆☆
特徴 ピストルのように握って薬剤を一気に噴射し、飛び回るハチを無力化&駆除できる。ただし、スズメバチの巣の駆除には対応していない。
有効成分 フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリン、ハチ無力化成分
内容量 550ml
対象害虫 アシナガバチ、クマバチ、スズメバチ、ツマアカスズメバチ
アブ、ブユ、クモ、ケムシ、カメムシ、ムカデ
最大噴射距離 15m
巣づくり防止効果
持続期間
記載なし

※公式サイトに「本品はスズメバチの巣の駆除を対象とした商品ではない」との記載あり

アース製薬のハチアブマグナムジェットも製品名にスズメバチと記載されていませんが、対象害虫には含まれています。

同メーカーのスズメバチマグナムジェット プロはスズメバチ駆除に特化していますが、こちらはスズメバチ以外のハチや害虫にも適用した殺虫剤です。

フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリンと植物由来のハチ無力化成分を配合しているため、ハチの反撃を許さず行動停止に追い込めます。

本製品も短時間のうちに大量の薬剤を放つバズーカタイプなので、素早く飛び回るハチやアブはもちろん、ハチの巣も速効で駆除できます。

最大到達距離は12m(無風時)ですが、ピストル型のグリップを握って噴射するため、離れた場所から狙い撃ちがしやすいのも強みです。

巣づくり防止効果も4か月と比較的長いので、駆除にも忌避にも活用できます。

ただし、公式サイトに「本品はスズメバチの巣の駆除を対象とした商品ではない」と記載されている点に要注意です。

ハチアブマグナムジェットはアシナガバチやクマバチの巣しか駆除できないので、スズメバチの巣の駆除が目的なら使用できません

スズメバチへの有効成分は含まれているため、個体の駆除なら可能です。

しかし、安全性や効率を考慮すれば巣の駆除にも対応した殺虫剤を使ったほうが確実なので、スズメバチに対応するなら先に紹介した他の製品を推奨します。

スズメバチ駆除には駆除スプレーの他にも準備が必要

スズメバチ駆除には駆除スプレーの他にも準備が必要

スズメバチの駆除作業を安全に進めるためには、準備万端の状態で取り掛かる必要があります。

特に防護服などの道具は欠かせないので、きちんと押さえておきましょう。

駆除作業に必要な道具一覧

スズメバチは非常に攻撃的かつ神経質な性格であり、巣に近づく者には容赦なく襲いかかってきます。

当然ながら巣の駆除作業では身を守らなければならないため、スズメバチ専用の殺虫剤(駆除スプレー)以外にもさまざまな道具が必要です。

駆除作業の前に準備すべき道具を表にまとめたので、忘れずにチェックしておきましょう。

道具 製品 用途
白い防護服
(7mm以上の厚手のもの)
毒針や大顎などのスズメバチの攻撃から身を守る
厚手の白い手袋 スズメバチの攻撃から手元を守る
白い長靴 スズメバチの攻撃から足元を守る
虫取り網
(粘着シートでも可)
巣の周りを飛び回るスズメバチを捕獲する
脱脂綿
(コーキング剤でも可)
スズメバチの巣穴を塞ぐ
ヘラ 外壁などから巣を削り取る
厚手のゴミ袋 巣やスズメバチの残骸を回収する
掃除用具 駆除作業後に落ちている巣やスズメバチの死骸を回収する
ライト
(赤色灯)
夜間作業の際に使用する
(スズメバチを刺激してしまうため直接巣に光を当てないこと)
ポイズンリムーバー スズメバチに刺されたときに毒を吸いだす
抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏 スズメバチに刺されたときの応急処置に使う

スズメバチの自力駆除をするなら

スズメバチの自力駆除をするなら

スズメバチの毒針で刺された人が亡くなる事例は決して珍しくなく、駆除作業には命の危険を伴います。

特に巣は近くを通るだけで働きバチに襲われる可能性も考えられるため、安易に手を出すべきではありません。

ここではスズメバチの自力駆除ができるかどうかの判断基準(境界線)を解説するので、事前に把握しておきましょう。

1つでも問題点や懸念点があるなら、自力駆除は避けてください。

巣の大きさは直径10cm以下か

スズメバチの自力駆除を考えている場合、まずは巣の大きさを確認しましょう。

女王バチが単独で活動する春頃(4月~5月)なら、巣は直径10cm以下に収まっている傾向があります。

この時期は群れをつくるために女王バチが1匹で巣づくりから子育てまで担当しているため、働きバチが羽化していても数は少なく、自力でも駆除しやすい時期です。

巣の大きさが直径10cmを超えている場合、巣の防衛を担う働きバチが大幅に増えているので、駆除作業の危険性は春頃の比ではありません。

巣の拡大期はスズメバチの攻撃性も高まっているため、プロのハチ駆除業者に依頼するのが賢明です。

どこに巣がつくられているのか?

スズメバチが巣をつくる場所は種類によって異なりますが、大きく分けて開放空間と閉鎖空間の2パターンです。

開放空間は軒下・ベランダ・木の枝など、閉鎖空間は屋根裏・木の洞・土の中などが挙げられます。

開放空間の巣は大きさや形状を確認しやすいものの、高所につくられた際は脚立などが必要です。

地面から2m以上の場所にある巣の駆除は高所作業扱いになり、リフト車や足場を準備しなければならないので、自力駆除は困難を極めます。

一方、閉鎖空間の巣はそもそも外から巣の様子を確認しづらいのが難点です。

露出部分の巣が小さくても、内部の巣が想像以上に大きくなって働きバチの数も増加している恐れがあるので、自力駆除はリスクが高すぎます。

巣が駆除しづらい場所にあるなら無理をせず、まずはプロに相談しましょう。

アレルギーは持っている?

スズメバチに初めて刺された場合でも、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こりうるので注意しましょう。

スズメバチに限らず一度でもハチに刺された方は、体内にハチ毒アレルギーを持っているケースが多いので、二度目の刺傷は死につながる危険性があります。

過去にハチ刺されの経験がある場合、自力駆除は避けてプロに依頼しましょう。

巣がある場所は自分で駆除していい場所か

スズメバチの巣を発見しても、場所によっては自力駆除が認められません。

原則として自宅の敷地外にある巣は勝手に駆除できないため、必ず管理者や所有者に確認を取りましょう。

駆除作業を行う前の確認
巣の場所 管轄
自宅の敷地内 自己判断での駆除作業が可能
アパートやマンション 管理会社、管理組合の理事会、大家
自治体運営の公園

自治体の担当部署
※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています
例)横浜市役所

電柱 NTTまたは電力会社

 

スズメバチ駆除の手順

スズメバチ駆除の手順

スズメバチの大半は夜になると活動が落ち着くので、日没後に駆除作業を行うことが推奨されています。

駆除作業の流れは巣の場所によって変わりますが、基本的な手順は以下のとおりです。

スズメバチの駆除手順
  1. スズメバチの巣穴に向けて駆除スプレーを一気に噴射
  2. 羽音が弱まったら脱脂綿で巣穴を塞ぐ
  3. 巣を切り離してゴミ袋に入れて回収しつつ何重にも固く縛る
  4. 戻りバチを防ぐために巣があった場所に駆除スプレーを噴霧
  5. 自治体のルールにしたがってハチの巣を処分

手順自体は比較的シンプルですが、実際にスズメバチと対峙すると恐怖や不安で思うように動けなくなる可能性もあります。

スズメバチは毒針を出したまま死んでいることがあるため、死骸を回収する際も注意しなければなりません。

死骸の毒針が刺さっても、毒が回ってしまう恐れがあります。

自分での駆除が不安な方はプロに依頼したほうが安心

自分での駆除が不安な方はプロに依頼したほうが安心

外から巣の様子を確認できたとしても、手の届かない高所や閉鎖空間での駆除作業には大きな危険を伴います。

「準備が整っているか不安」「巣が全然見つからない」という方は、自力駆除を選択肢から外してプロへの依頼を検討しましょう。

プロのハチ駆除業者なら巣の大きさや場所に合わせた柔軟な対応ができるうえ、防護服や専用の道具もそろっているので、より安全・確実に駆除してくれます。

また、市販品より致死効果が高い業務用ハチ駆除スプレーを使用しているのも特徴です。


業務用ハチ駆除用殺虫剤 ハチノックV 480ml|住化エンバイロメンタルサイエンス

住化エンバイロメンタルサイエンスのハチノックVは、ハチ駆除の現場で採用されている業務用殺虫剤であり、ピレスロイド系成分のd・d-T80-プラレトリンを含有しています。

市販の殺虫剤に含まれるモンフルオロトリンやd-T80-レスメトリンと比べると、d・d-T80-プラレトリンは致死効果が段違いに高い成分です。

d・d-T80-プラレトリンを浴びたスズメバチは一瞬で動けなくなって絶命するうえ、蘇生するリスクもきわめて低いので、速効かつ確実に駆除できます。

ただし、業務用殺虫剤は強力な効果を持っている代わりに、市販の殺虫剤より人体への有害度が高いのも事実です。

知識や防護服がない状態で使用した場合、内臓や皮膚の健康被害が生じる恐れもあります。

メーカー側もリスクを考慮し、ハチノックVの一般利用は推奨していません

一般ユーザー向けの製品としては、携帯用のハチノックSが販売されています。


ハチノックS 100ml 携帯用ハチ駆除殺虫剤|住化ライフテク(株)

ハチノックSは1回使い切りタイプの殺虫剤ですが、ハチノックVと同じプラレトリンが配合されています。

市販の殺虫剤より致死効果が高く広範囲に噴射できるため、スズメバチに襲われそうになったときの最終手段として有用です。

約10秒間の連続噴射が可能なので、飛んでくるハチに向けて噴射しながら、速やかにその場を離れてください。

使用する殺虫剤の違いもプロのハチ駆除業者に依頼する際の判断基準になるため、有効成分ごとの特徴や効果を押さえておきましょう。

まとめ

スズメバチは殺虫剤で倒せる?
  • スズメバチは市販の殺虫剤でも倒せるが、適切な製品を使う必要がある
  • ハエ・蚊用などスズメバチに対応していない殺虫剤の使用は逆効果
  • 殺虫剤を選ぶ場合、有効成分・噴射性能・対象害虫をよく確認すること
  • スズメバチを安全に駆除したいなら、殺虫剤以外の道具もきちんと準備する

スズメバチを駆除する場合、必ずスズメバチ専用の殺虫剤を使用しましょう。

対象害虫にスズメバチが含まれていない殺虫剤では駆除できず、ハチに余計な刺激を与えるだけで終わってしまう可能性が高いためです。

スズメバチ専用の殺虫剤はホームセンターやネット通販で購入できるため、入手は難しくありません。

ただし、殺虫剤だけを持って駆除作業に挑むのは危険な行為です。

事前に防護服や手袋などの刺傷リスクを想定した道具もきちんと準備してください。

殺虫剤を含む道具を一式そろえたとしても、スズメバチの駆除作業は安全ではありません。

自力駆除に少しでも不安があれば無理をせず、プロの無料相談を利用しましょう。

害虫害獣コンシェルジュは「巣の場所がわからない」「自力駆除か依頼するかで迷っている」という方も含め、無料相談・無料見積りを承っています。

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この記事を書いた人
監修者(仮画像③)
害虫害獣コンシェルジュ編集部

害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。

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