コウモリとネズミのフンの違い!フン以外の痕跡による見分け方

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自宅に落ちているフンがコウモリのものかネズミのものかわからない方は多いでしょう。
この2つの害獣のフンは見た目がよく似ていますが、活動音や他の痕跡とあわせて考えるとどちらが棲みついているか特定できる場合があります。
本記事では、コウモリとネズミのフンの違い、どちらが自宅に棲みついているのかの見極め方、忌避方法、駆除方法を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・コウモリとネズミのフンの違い
・コウモリがいるかネズミがいるかの見極め方
・それぞれの駆除方法
【見た目】コウモリとネズミのフンの違い

自宅に落ちている小さなフンを見つけて、「コウモリ?ネズミ?」と悩む方も多いでしょう。
見た目がよく似ているヤモリのフンも合わせて、形や大きさ、質感を解説します。
コウモリ

コウモリのフンは、黒っぽい色で長さ5mm〜10mmほどの細長く捻れた形をしています。
住宅街でよく見られるのはアブラコウモリというココウモリの1種で、雑木林や河川、水田に集まる蚊やユスリカ、カメムシなどの昆虫を主食としています。
フンには昆虫の足や羽が含まれているため、乾燥していてポロポロと崩れやすいのが特徴です。
ネズミ

住宅に棲みつくネズミは、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類でイエネズミと呼ばれます。
いずれのフンも黒っぽい色で細長い形をしています。
| 種類 | フンの大きさ | 色 | 特徴 |
| クマネズミ | 10mm〜20mm | 茶色、灰色 | 細長く両端が尖っている |
| ドブネズミ | 6mm〜10mm | 焦茶色、灰色 | 丸くて太い形をしている |
| ハツカネズミ | 4mm〜7mm | 茶色 | 米粒程度の大きさをしている |
雑食のネズミは穀類や種子を好んで食べるため、コウモリのフンのように乾燥して崩れることはなく、排泄直後のフンは柔らかいですが、時間の経過とともに固くなります。
ヤモリ

ヤモリのフンは長さ10mm〜20mmほどで、細長い形をしています。
黒または濃い茶色をしていてコウモリのフンと似ていますが、違いは先端に白い塊がついている点です。
ヤモリは乾燥した環境でも生きていけるよう、体内の水分をできる限り失わないために液体の尿ではなく水分の少ない尿酸という塊を排出します。
また、尿酸は毒性が低く、孵化するまで卵の中を尿で汚染させない仕組みになっています。
白い尿酸は、コウモリやネズミのフンにはないため、見分ける大きなポイントです。
【場所】コウモリとネズミのフンの違い

フンの見た目だけで特定することが難しい場合は、落ちている場所から判断できます。
コウモリ、ネズミ、ヤモリは排泄するときの習性や場所が異なるため、それぞれ解説します。
コウモリ

コウモリは1晩で昆虫を100匹以上も食べるため、1匹あたりの排泄するフンの量も多くなります。
コウモリは同じ場所に繰り返し排泄する溜めフンという習性があり、巣の中には床一面を覆うほどのフンが蓄積されている場合も。
巣の中だけでなく、巣の出入り口から飛び立つ際や採餌中に壁にとまって休憩しているときにも排泄します。
侵入経路として利用されやすい軒下やベランダ、室外機周辺など、毎日同じ場所にまとまって落ちている場合は、コウモリのフンである可能性が高いです。
ネズミ

ネズミは移動しながら排泄するため、まとまった場所で排泄するコウモリと違い、通り道に少しずつ散らばっていることが多いです。
イエネズミは、天敵に襲われる心配がなく、エサが豊富にあり、温度や湿度が安定している環境に棲みつき、住宅の壁沿いや狭い隙間などに点々とフンを落とします。
ヤモリ

ヤモリはアブラコウモリと同じく溜めフンの習性があります。
昆虫食であるヤモリは、住宅の玄関や窓から漏れる光に集まる昆虫を狙いやすく、雨風をしのげる窓や網戸、室外機のダクトなどの狭い場所に寄り付き、排泄します。
フンだけで見分けることは難しい

ここまでフンの見た目や落ちている場所の特徴を解説しましたが、
特にコウモリとネズミのフンは大きさや色が似ており、見た目や落ちている場所だけで判断するのは難しいです。
見た目や場所以外で、どちらが棲みついているか確認できるポイントを4つ解説します。
活動音・鳴き声

コウモリとネズミでは、聞こえる音が異なります。
コウモリもネズミも夜行性で、コウモリは20時〜22時頃、イエネズミは日没後1時間と夜明け前1時間にもっとも活発に行動します。
この時間帯に、以下のような活動音が聞こえるかどうかを確認します。
| 種類 | 活動音 | 鳴き声 |
| コウモリ | パタパタという羽音、カサカサという移動音 | キーキーという甲高い鳴き声 |
| ネズミ | トトトという走る音、カリカリという建材をかじる音 | キーキーという甲高い鳴き声 |
コウモリは飛び立つ際の「パタパタ」という羽音や、体が壁や柱と擦れる「カサカサ」という音を発しますが、
ネズミに棲みつかれていると「トトト」という軽快な足音や、建材をかじる「カリカリ」という音が聞こえます。
コウモリとネズミは「キーキー」という似たような甲高い鳴き声を出すため、聞こえてくる時間帯や活動音で判断したほうがいいでしょう。
尿の痕

フンとあわせて尿の色も確認してみましょう。
| 種類 | 色 |
| コウモリ | 透明、薄い黄色、白色 |
| ネズミ | 薄い黄色、茶色 |
コウモリの尿は、排泄直後は透明や薄い黄色ですが、乾燥すると白くなります。
また、巣から飛び立つ際にも放尿するため、外壁に液体が垂れたような白い汚れが付着していることも。
コウモリの尿による白い汚れは鳥のフンにも見えますが、黒や緑の塊が混じっておらず、筋状の汚れになるのが特徴です。
一方ネズミの尿は薄い黄色や茶色で、人間の尿と似ています。
フンと同じく移動しながら撒き散らすため、壁際や部屋の隅に点々と痕が残ります。
外壁などの黒ずみ

外壁や柱に黒ずんだ汚れが付着している場合、汚れの位置によってもコウモリかネズミか判断できます。
黒ずみは、コウモリやネズミが同じ出入り口や経路を繰り返し通る際に体の汚れや脂が繰り返し擦り付けられることで付着します。
コウモリが棲みつくと、軒下やベランダなど高いところに汚れが付きますが、ネズミの場合は床下や住宅の基礎部分などの低い場所にみられることが多いです。
食害の有無

コウモリは昆虫食で、食料や生ゴミを荒らすことはありません。
雑食のネズミは米や野菜、生ゴミなど何でも食べるため、食品にかじられた痕があったり、備蓄食料の袋が食い破られていたり、
生ゴミが荒らされていた形跡があったりした場合、ネズミが棲みついている可能性が高いでしょう。
かじり痕の有無

ネズミはげっ歯類であり、一生伸び続ける歯を削るために硬いものをかじります。
住宅に棲みつくと、柱や壁、配線など、素材を問わずにかじって歯を適切な長さに保とうとします。
配線や電源ケーブルなどをかじられると、停電や漏電、火災の恐れも。
コウモリには硬いものをかじる習性はないため、かじり痕が見つかった場合はネズミによる被害と考えられます。
コウモリとネズミのフンが自宅に落ちている理由
自宅にフンが落ちているとき、一時的に寄り付いているだけの可能性もありますが、自宅に棲みつかれている可能性もあります。
コウモリやネズミが自宅周辺に現れる理由を解説します。
自宅に棲みついている

毎日のように自宅の周辺でフンを見かける場合は、すでに棲みついている可能性が高いです。
・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト
・換気扇・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
住宅街でよく見かけるアブラコウモリは体が小さく、わずか1cm~2cmの隙間から侵入し、居心地がよく繁殖に最適な空間だと感じると、そのまま棲みつくことも。
アブラコウモリは集団で棲みつくうえ、1年に1回、平均2匹〜3匹の子どもを出産します。
生後約4ヶ月で成熟して交尾可能になり、毎年出産するため気がついたときには大規模な集団になっているケースもあります。

・屋根裏
・天袋
・押し入れ・クローゼット
・壁の中
・キッチン
・洗面所・トイレ
・床下
・排水溝
・家具家電の隙間
・倉庫
イエネズミは2.5cm以上の隙間や穴から住宅内に侵入し、種類によって異なる場所に棲みつきます。
クマネズミは運動能力が発達しており、高い壁や柱をのぼって移動できるため、屋根裏や天袋、2階などの高所に隠れることが多いです。
ドブネズミはその名のとおり水気の多い地面に近い場所を好み、キッチンや洗面所、トイレなど水回りに棲みつきます。
ハツカネズミは体長が小さいため、家具家電の隙間や壁の中などに隠れていることも。
いずれのネズミも繁殖力が強く、生まれた子どもは1ヶ月程度で大人になり、1回で6匹〜10匹の子どもを産みます。
数か月放置しているだけで数が膨大に増える可能性があるので、早めの対処が重要です。
雨風をしのぐ

棲みついているわけではなく、雨や強風などの悪天候をしのぐために一時的に隠れているケースもあります。
天候が回復すると自然にいなくなりますが、居心地がいいとそのまま定着する可能性があります。
天敵から身を隠す

住宅街にも天敵は多く存在するため、身を隠すために棲みつくことがあります。
・カラス
・ネコ
・イタチ
・ヘビ
カラスは日中に活動しており、夜行性のコウモリやネズミと遭遇する機会は少ないです。
しかし、カラスは日の出30分前頃から活動を始めるため、巣に戻るコウモリを襲ったり、ゴミを漁っていたネズミを捕食している場面が目撃された事例も。
ネコは狩猟本能が強いため、コウモリやネズミのような小さい動物を見つけると捕まえたくなります。
コウモリやネズミにとって、住宅の軒下や床下などは天敵から身を隠しやすく、安全な避難場所の1つです。
一時的に逃げ込んでいるだけであればいいですが、安全だと学習すると繰り返し訪れて棲みつかれるかもしれません。
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【コウモリ】ナイトルースト

コウモリは、夜間の採餌中に住宅の軒下や天井にとまって一時的に休息する、ナイトルーストと呼ばれる行為をします。
ナイトルーストでは、雨風をしのげて天敵に見つかりにくい、玄関や軒下、ベランダなどを使います。
採餌中の休息場所として住宅を利用し、居心地がいいと感じるとねぐらとしてそのまま住宅に侵入することも珍しくありません。
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【ネズミ】エサを食べに来ている

住宅は、人間の食べ物だけでなく、生ゴミや食べ残しなどがあり、雑食のネズミにとって格好のエサ場であるため、エサを求めて繰り返し訪れている可能性が考えられます。
居心地がいい場所だと感じて、そのまま棲みつくケースが多く、ネズミが荒らした食料や生ゴミにはハエやゴキブリなどの害虫が湧いて、衛生面が悪化することも。
フンの清掃・消毒方法
コウモリやネズミ、ヤモリなど、どの害獣のフンであっても放置することは衛生的ではありません。
フンの正しい清掃、消毒方法について解説します。
手順①道具をそろえる
清掃を始める前に、必要な道具をそろえます。
フンにはカビや菌、感染症のウイルス、寄生虫などが含まれている可能性があるため、マスクや手袋、保護ゴーグルを必ず着用して作業しましょう。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| 防じんマスク | ![]() |
フンの菌の吸い込みを防ぐ |
| ゴム手袋 | ![]() |
体やフンに直接触れるのを防ぐ |
| 保護ゴーグル | ![]() |
フンや菌によるアレルギー発症を防ぐ |
| 霧吹き | ![]() |
フンを湿らせて粉塵の飛散を防ぐ |
| ほうき・ちりとり | ![]() |
フンをまとめて集める |
| 消毒液 | ![]() |
フンを清掃した後に消毒する |
| タオル | ![]() |
消毒液を染み込ませて床面を覆う |
| ペットシーツ | ![]() |
熱湯食毒の際の保温に使用する |
手順②ホウキとちりとりでフンを集める

道具を装着したら、ほうきとちりとりを使ってフンを集めます。
コウモリのフンは乾燥していて崩れやすく、空気中に舞い上がりやすいため霧吹きで軽く湿らせてから集めましょう。
使用したホウキとちりとりにはカビや菌が付着しているため、念入りに消毒するか、衛生面が気になる場合は処分してください。
手順③フンを処分する

集めたフンは、ビニール袋に入れて口をしっかりと縛って密封します。
ビニール袋を二重にすると、穴が空いてもフンが出てこないため安心です。
一般的にフンは可燃ゴミとして処分しますが、自治体によって異なる場合があるため、お住まいの市区町村のルールを確認してください。
すぐに処分できないときは、ハエやゴキブリなどの害虫が寄ってこないように蓋付きのゴミ箱に入れて屋外で保管しましょう。
手順④落ちていた場所を消毒する

フンが落ちていた場所には、目に見えない菌やウイルスが残っているため、消毒が必要です。
次亜塩素酸ナトリウムを水で50倍に薄めた希釈液を作り、不要なバスタオルや雑巾に染み込ませ、
フンが落ちていた場所とその周辺約2mを覆い、20分〜30分程度放置して消毒します。
消毒液の使用で変色や劣化の恐れがある場所では、ペットシーツの吸水面に熱湯をかけ、レジャーシートやバスタオルで覆う方法で代用可能です。
なお、マンションやアパートなどの集合住宅では、分譲、賃貸を問わずベランダや玄関前の廊下は共用部です。
管理会社や管理組合の許可なく、自己判断で大掛かりな消毒作業を行うとトラブルになる可能性があるため、必ず事前に確認してください。
コウモリとネズミを寄せ付けない対策
頻繁にフンが落ちているのであれば、自宅が居心地がいいねぐらとして気に入られていたり、すでに棲みつかれていたりする可能性があります。
コウモリとネズミを寄せ付けない対策を紹介します。
ただし、紹介する対策方法にはニオイを利用したものもあり、お住まいの場所によっては近隣住民にストレスを与える場合もあるため、
使用前に承諾を得たり、ニオイが発生しない対策を行ったりしましょう。
棲みつかれている場合は駆除をする
すでにコウモリやネズミが棲みついている場合、次に紹介する忌避剤や超音波発生器などの、
対策グッズを設置しても一時的に追い出すことしかできず、帰巣本能の強いコウモリやネズミはすぐに戻ってきてしまいます。
棲みつかれているときはまず駆除を行い、その後自宅に寄り付かせないための対策を講じましょう。
駆除については、コウモリはこちら、ネズミはこちらを参考にしてください。
対策①忌避剤を設置

忌避剤とは、害獣が嫌うニオイや成分を使って近づかせないようにする対策グッズで、コウモリとネズミそれぞれに適した忌避剤があります。
コウモリ用の忌避剤には、置き型、吊るし型、ジェル型の3種類があり、使用する場所や効果持続時間によって選ぶことができます。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
約1年 |
置き型は、屋根裏や床下など広い空間に効果的で、効果持続期間は約2ヶ月です。
吊るし型は、忌避剤を置くスペースがない軒下や玄関、ベランダに吊るして使用する製品で、効果持続期間は約1ヶ月です。
置き型も吊るし型も手軽に設置できますが、こまめに交換する必要があります。
ジェル型は、外壁や手すりに塗りつけたり、専用のカップに入れて使用するもので、約1年効果が持続する製品もあります。
ただし、コウモリの体がジェルに触れてしまうと身動きが取れずに最悪の場合死んでしまうこともあるため、定期的にジェルの状態を確認しましょう。
ネズミ用の忌避剤にもさまざまな種類があり、場所に応じて使い分けます。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| スプレー型 | ![]() |
最大24時間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月半 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1年 |
スプレー型は、家具や家電の隙間や、雨戸の戸袋など、狭い場所に噴射して使用します。
ただし、効果は最大で24時間のため、毎日スプレーをする必要があります。
置き型は、コウモリと同じく屋根裏や床下などの広い空間に使用する製品で、効果持続期間は約2ヶ月半です。
吊るし型は、置き型を置くスペースがない場所や、屋外の通気口や換気口など、
スプレー型では成分が霧散してしまうような場所に設置すると効果的で、製品によっては約1年効果が続きます。
対策②ハッカスプレーの散布

コウモリもネズミも、ハッカに含まれるメントール成分を嫌がる習性があります。
ハッカスプレーを、コウモリが寄ってきやすい玄関やベランダ、ネズミが侵入しやすい通気口や外壁の隙間、ひびなどに散布します。
ハッカスプレーの効果持続時間は最大でも24時間程度で、毎日散布する必要があるほか、
ハッカ油の原液が外壁に付着すると変色の可能性があるため、希釈して使用してください。
また、ハッカ油は天然成分ですが、子どもや高齢者、妊婦の方、イヌやネコなどのペットが吸い込んでしまうと、麻痺やしびれ、嘔吐などの体調不良を引き起こすことも。
ご自身の家庭や周辺住宅に該当する方がいる場合は、別の対策を行いましょう。
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対策③木酢液の設置

木酢液は木炭を作る際に発生する煙を冷やして液体にしたもので、燻煙のような独特なニオイがします。
木酢液のニオイは山火事を連想させ、コウモリやネズミを含む哺乳類の多くは本能的に危険を感じて近寄らないため、害獣対策として有効です。
原液の木酢液を空のペットボトルの3分の1程度まで入れ、液体がこぼれないようにペットボトルの上部に数箇所V字の切れ込みを入れます。
コウモリやネズミが寄り付きやすい軒下や換気口周辺にペットボトルを吊るしたり、玄関やベランダの隅に置いておきましょう。
ただし、木酢液は刺激が強いため、取り扱う際はマスクやゴーグル、ゴム手袋を着用し、子どもやペットの手が届かない場所に保管してください。
また、木酢液はニオイも強く、室内まで漂ってきたり洗濯物にニオイが付いたりする可能性があるため、使用前に隣家へ説明して了承を得ましょう。
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対策④害獣用超音波発生器の設置

害獣用超音波発生器は、高周波の超音波を発することで害獣を寄せ付けにくくする機器です。
コウモリは35kHz〜50kHz、ネズミは25kHz〜60kHz程度の超音波を嫌がるため、同程度の周波数を発生させる機器を選ぶといいでしょう。
コウモリやネズミが寄り付きやすい庭や玄関周辺、ベランダに設置します。
通常、超音波は人間には聞こえませんが、聴覚が敏感な12歳までの子どもやペットは騒音として感知し、ストレスを溜める可能性があるため、
該当の方がご家庭や近隣にいる場合は別の対策を講じましょう。
また、超音波に慣れてしまうと効果が薄れるため、忌避剤やLEDライトなどと組み合わせて使用すると効果的です。
対策⑤自宅の整理整頓

対策グッズだけでなく、コウモリやネズミを引き寄せない環境にすることも大切です。
庭やベランダに空の植木鉢やバケツを放置すると、中に溜まった水に蚊やボウフラが湧き、昆虫食のコウモリが寄り付きます。
コウモリの侵入経路としてよく利用されるベランダの排水溝にゴミが溜まってしまうと、同じように昆虫が湧いてくるため清掃も必要です。
屋外にペットのエサや水飲み場があったり、生ゴミが放置されていたりするとネズミが寄ってきて食い荒らします。
不要な物は処分したり片付けたりするなど、自宅周辺を定期的に整えておきましょう。
対策⑥住宅の隙間を塞ぐ
コウモリもネズミも、住宅のわずかな隙間から侵入します。
忌避剤で追い払っても侵入経路を塞がなければ再び入り込んでくるため、物理的に隙間を塞ぐことも対策の1つです。

・屋根の隙間
・軒下の隙間
・雨どい
・換気口
・換気扇
・シャッターや雨戸の隙間
・玄関の隙間

・軒下の隙間
・外壁の穴・隙間
・基礎のヒビ・隙間
・通気口
・配管の隙間
・室外機のダクトの隙間
・雨戸の戸袋
・網戸
・換気口・換気扇
・分電盤
・排水管の隙間
コウモリは1cm以上、ネズミは2.5cm以上の隙間があれば侵入できます。
築10年が経過した住宅では、外壁や設備が劣化し亀裂や隙間が生じやすくなります。
外壁にできた亀裂や雨どいのつなぎ目、室外機のダクトの隙間などは、コーキング剤やパテを使用して密閉しましょう。
換気口や通気口など、空気の通り道になる箇所は、網目1cm以下の金網やパンチングメタルをコーキング剤で接着させます。
【コウモリ】対策⑦害獣用LEDライトの設置

夜行性のコウモリは30lx〜40lx以上の強い光を苦手としており、庭や玄関先に40lx以上の明るさの害獣用LEDライトを設置するのも効果的です。
ただし、紫外線を多く含む白熱電球を使用すると、コウモリの主食である昆虫が集まってくるため、必ずLEDライトを選びましょう。
設置する際は、ライトの光が近隣の住宅に入らないよう、角度を調整する必要があります。
隣家との距離が近い場合は無理にライトを設置せず、別の対策を検討してください。
また、コウモリが強い光に慣れてしまうと効果が薄れてしまうため、忌避剤やハッカスプレーなどと組み合わせて使用しましょう。
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【コウモリ】対策⑧防獣ネットの設置

コウモリに寄り付かれやすい場所に防獣ネットを張り、侵入を物理的に阻止するのもおすすめです。
定期的な交換が必要な忌避剤や、コウモリが慣れてしまうと効果が薄くなる超音波発生器などと比べると、長期的に対策できます。
ベランダやテラス、庭などに設置すると、コウモリだけでなくカラスやスズメ、ハクビシンやアライグマなどの害獣の侵入も防げるというメリットも。
設置するネットは網目1cm以下のものを選び、結束バンドやテグスを使って隙間ができないように設置しましょう。
ただし、強風で飛ばされたり穴が空いたりする可能性があるほか、自宅の景観を損ねてしまうのがデメリットです。
また、アパートやマンションのベランダは共有部分であり、自己判断での加工や修繕は認められていないため、
事前にオーナー、管理会社、管理組合に問い合わせてください。
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コウモリとネズミの駆除方法の違い
対策を講じても改善しない場合や、すでに棲みついていることが確認できた場合は、早急に対処する必要があります。
ただし、コウモリとネズミでは法律上の扱いが違うため、駆除方法も異なります。
殺傷・捕獲はしていいのか

コウモリは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律によって保護されており、無許可での殺傷、捕獲は禁止です。
違反した場合は1年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
一方、自宅に棲みつくドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミは生活や公衆衛生に重大な害を及ぼすとされており、
法律による保護対象外で、殺傷や捕獲をしても問題ありません。
コウモリの駆除方法

1.コウモリの巣と侵入経路を特定する
2.必要な道具を準備する
3.忌避スプレーを使用して追い出す
4.巣の清掃と消毒を行う
5.侵入経路を封鎖する
6.再来防止対策をする
まずは、コウモリがどこに棲みついていてどこから出入りしているのかを特定し、必要な道具を準備します。
コウモリの巣や侵入経路に向かって、専用の忌避スプレーを噴射してすべての個体を追い出し、巣の清掃と消毒を行います。
コーキング剤や害獣パテ、金網などを使用して侵入経路を封鎖し、再び寄り付かないよう再来防止対策を行いましょう。
コウモリは殺傷、捕獲ができないため、追い出すしかありません。
体が小さく、わずかな隙間から侵入してくるため、侵入経路の特定が難しいだけでなく、屋根軒下など高所での作業が必要なケースも。
また、コウモリの体やフンには、アレルギーや感染症の原因となる菌やウイルス、寄生虫が付着している可能性が高く、作業にはさまざまなリスクが伴います。
【ネズミの場合】駆除方法

1.巣と侵入経路を特定する
2.必要な道具を準備する
3.駆除する
4.巣の清掃と消毒を行う
5.侵入経路を封鎖する
6.再来防止対策をする
ネズミの駆除手順はコウモリとほぼ同じで、巣と侵入経路を把握し、必要な道具を準備してから作業を行いますが、
コウモリは追い出し作業をするのに対し、イエネズミは殺傷、捕獲して駆除します。

イエネズミの主な駆除方法は、以下の3つです。
・市販の粘着シートや捕獲器を使用する
・殺鼠剤を使用する
・くん煙剤を使用する
粘着シートや捕獲器を使用する際は、ネズミを見かけた場所、侵入経路として利用されやすい場所などに設置するといいでしょう。
粘着シートで捕まえると多くは身動きが取れず死んでしまいますが、
生きている場合はシートを折りたたんで圧死させ、捕獲器で捕まえたときはカゴごと水に沈めて溺死させます。
殺鼠剤とは毒餌のことで、食べてすぐ死ぬタイプや繰り返し食べることで死ぬタイプなどがあり、粘着シートと同じく侵入経路や巣の近くに置いておきましょう。
くん煙剤は、ネズミが苦手な成分が含まれた煙を充満させて追い出す製品です。
粘着シートや殺鼠剤と違い追い出すタイプなので、ネズミの死骸を処分せずにすむのがメリットですが、隅々まで煙が行き渡らなければ追い出し切れません。
また、死骸やフンに触れることで寄生虫被害や感染症のリスクもあるほか、天井裏や壁の内部など慣れない閉所での作業は、配管や配線を破損させたりケガをしたりする危険性も。
駆除作業を行った後は、巣と侵入経路の清掃、消毒、侵入経路を封鎖します。
再び寄り付かないよう、忌避剤や超音波発生器などを設置しましょう。
しかし、ネズミは小さな穴や隙間からでも入り込むため侵入経路の特定が難しく、封鎖が不十分だと何度でも再発してしまいます。
前述したとおり繁殖力が強く、発見が遅れると集団の規模も大きくなります。
被害が拡大する前に早めに対処しましょう。
コウモリもネズミも駆除はプロに依頼
ここまで解説してきたように、フンの見た目だけでコウモリかネズミかを断定するのは難しく、他の痕跡をあわせて確認しても判断できないケースも多いです。
コウモリもネズミも繁殖力が強く集団で棲みつくため、気がついたときには手に負えない状況になっていることもあります。
「何の害獣が棲みついているのかわからない」「自分で対処できるか不安」という方は、プロへ依頼するのがおすすめです。
プロであれば、フンや痕跡、音などを総合的に判断して害獣の種類を特定し、適切な駆除から再発防止策まで一貫して対応できます。
まとめ
本記事では、コウモリとネズミのフンの違いや見分け方、駆除方法について解説しました。
フンの大きさや質感といった見た目の特徴と、落ちていた場所をあわせて確認することで、害獣の種類を絞り込むことが可能です。
ただし、フンだけで判断するのは難しいため、活動音や尿の痕、食害、かじり痕などもあわせて確認しましょう。
ネズミは捕獲、殺傷が可能ですが、コウモリは追い出ししかできないうえ、どちらも繁殖力が強く再発しやすいため、侵入経路の封鎖と再来防止対策が大切です。
棲みついているのが何の害獣かわからない場合や、自力での駆除に不安がある場合は、害獣駆除のプロである害虫害獣コンシェルジュにご相談ください。
丁寧な調査とご家庭の状況にあわせた方法で、駆除から再発防止まで行います。
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