コウモリはアルミホイルだけで対策できない!正しい方法を伝授

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自宅に寄ってくるコウモリを追い払いたいと困っていませんか。
アルミホイルをぶら下げると近寄らない効果があるといわれますが十分な対策といえません。
この記事では、コウモリ対策におけるアルミホイルの効果と、使用方法、あわせて試したい手軽な方法と、コウモリの危険性について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・コウモリ対策でのアルミホイルの効果
・コウモリ対策でのアルミホイルの使い方
・手軽に試せるコウモリ対策方法
コウモリ対策にアルミホイルは効果がある?
コウモリは、アルミホイルのキラキラとした光の反射や、風で揺れるときに出る音を嫌うなどの理由で対策として効果的という話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし以下の理由から、アルミホイルだけでコウモリを追い払うのは困難です。
棲みついている場合は効果なし

すでに自宅にコウモリが棲みついている場合、アルミホイルでは駆除できません。
コウモリがすでに棲みついているときは、巣と侵入経路の特定や追い出し作業、忌避剤の設置、侵入経路の封鎖といった駆除作業を行う必要があります。
具体的な駆除方法については、こちらを参考にしてください。
コウモリ“予防”にもあまり効果なし

コウモリの飛来を予防する目的であっても、アルミホイルの効果はあまり期待できません。
コウモリは30lx〜40lxの強い光を嫌う傾向がありますが、アルミホイルは自ら発光するわけではなく、周囲の光を反射する程度です。
街灯のある夜道での照度は約10lx、月明かりのみだと約0.1lxしかなく、アルミホイルの反射率は約80%〜90%のため、照度はさらに下がります。
コウモリは明るい街灯やその周辺を避けて暗いルートを選んで飛行しますが、
アルミホイルのような小さな反射面では空間全体の明るさを変えることはできないため、飛行ルートを変更させるほどの効果は見込めません。
また、コウモリは優れた聴覚を持っているため、アルミホイル同士が触れ合う音を嫌う可能性はありますが、
木の葉が擦れる音と似ており、コウモリが危険だと判断して忌避する効果は期待できないでしょう。
アルミホイルという障害物がぶら下がっていて飛行の邪魔と判断すれば、避ける可能性はありますが、アルミホイルは回避が難しい素材とはいえないでしょう。
本格的なコウモリ対策を検討する場合は、こちらを参考にしてください。
アルミホイルでのコウモリ対策を試す方法
コウモリ対策としてアルミホイルの効果は限定的ですが、「まずは一度試してみたい」という方のために、使い方と設置方法を紹介します。
必要なもの
アルミホイルを使ったコウモリ対策では特別な道具は必要なく、家庭にあるもので揃えられます。
・アルミホイル
・紐
・針金
・洗濯ばさみ
・両面テープ
アルミホイルは、家庭にある一般的な幅25〜30cm程度の大きさのものを使用します。
吊るして使用する際は風で飛ばされてしまわないよう、紐や針金、洗濯ばさみや両面テープで固定しましょう。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| アルミホイル | ![]() |
コウモリの忌避に使用する |
| 紐 | ![]() |
アルミホイルを吊るして固定する |
| 針金 | ![]() |
アルミホイルを壁や柵に固定する |
| 洗濯ばさみ | ![]() |
アルミホイルを壁や柵に固定する |
| 両面テープ | ![]() |
アルミホイルを壁や柵に固定する |
使い方

アルミホイルを幅3cm程度の短冊状に切り、上部に穴を開けて紐を通し、吊るします。
紐を括りつけるのが難しい場合は、S字フックに引っ掛けるといいでしょう。
風に揺れてカサカサと音が鳴るように、最低でも10本は作成します。
吊るすのが難しい場合は、片方の端を丸めるか折り返して洗濯ばさみや両面テープでアルミホイルを直接固定します。
アルミホイルは雨風で劣化したり破損したりしやすいため、毎日チェックし、ボロボロになっていたら交換してください。
防鳥キラキラテープでも代用可
アルミホイルの代用品として、市販されている防鳥キラキラテープを活用するのもおすすめです。
防鳥テープは鳥害対策用に作られているため耐久性もあり、吊るしやすい形状をしているため、手間なく設置できます。
また、華やかなデザインの製品は反射面も大きく、アルミホイルよりも高い効果が見込めます。
【場所別】アルミホイルを設置するならここにしよう
アルミホイルを設置する場合は、ベランダや玄関などコウモリが寄り付く場所や侵入経路にしましょう。
ここでは、コウモリが特に寄り付きやすい5つの場所の設置方法について解説します。
ベランダ
ベランダは、物干し竿や手すり、軒先などアルミホイルを吊るせるため、設置しやすい場所です。
また、ベランダはコウモリが夜間の採餌中に一時的に休憩するナイトルーストとして利用する場所でもあります。
ナイトルースト中は食べたエサを消化して排泄するため、ベランダにフンが溜まったり外壁に尿が付着したりといった糞尿被害を受けることも。
物干し竿や軒先に短冊型に切ったアルミホイルを複数吊るすことで、コウモリが休むのを妨害できる可能性があります。
雨戸・シャッター

雨戸やシャッターは、コウモリの侵入経路の1つです。
日本の住宅街でよく見かけるアブラコウモリは、体が非常に小さく、1〜2cm程度の隙間からでも侵入できるため、
雨戸の戸袋やシャッターの収納部分などの狭い場所でも入り込みます。
雨戸やシャッター周辺の軒先や梁など、アルミホイルを吊るせる場所に設置してみましょう。
玄関

玄関もベランダと同様に、ナイトルーストに使われ、軒先や外灯などにアルミホイルを吊るしやすい場所です。
ただし、人の出入りが多いため、邪魔になるだけでなく、景観を損ねて周りから不審に思われるといったデメリットが生じます。
玄関周辺に設置する際は、玄関先の庭木や外灯の裏側など、なるべく目につきにくい場所が良いでしょう。
換気口・換気扇

換気口や換気扇もコウモリの侵入経路の1つで、換気口や換気扇は空気の通り道になるため、アルミホイルが揺れて音を出し、コウモリを警戒させる効果が期待できます。
アルミホイルを吊るせる場所がない場合は、壁に釘を打って紐を取り付け、その紐にアルミホイルを括り付けましょう。
庭

庭で家庭菜園やガーデニングなどをしている場合、昆虫を目当てにコウモリが寄り付きやすくなります。
庭が外壁から離れており、アルミホイルを吊るせる場所がない場合は、支柱を立ててアルミホイルを設置しましょう。
アルミホイルだけでは不十分!手軽に使える対策グッズ4選
これまで解説してきたように、アルミホイルだけでは十分なコウモリ対策ができているとはいえませんが、
まずは手元にあるもので対処したいという方のために、アルミホイル以外の身近なもので試せる対策方法を4つ紹介します。
CD

不要になったCDも、アルミホイルと同様に反射光を利用した忌避グッズとして使えます。
CDはアルミホイルよりも硬くて丈夫なため、設置や交換の手間が少ないというメリットはありますが、
忌避効果はアルミホイルと同程度で、照度はコウモリが嫌がる30〜40lxには達しません。
一方、複数のCDを吊るして、コウモリが飛行の邪魔になる障害物だと認識して避ける可能性はあります。
ただし、CDは光をよく反射するため、昼間の時間帯に強い光で近隣の住宅の迷惑にならないよう配慮が必要です。
排水口ネット

排水口ネットは、コウモリの侵入防止に効果が期待できる対策グッズの1つです。
前述したとおり、アブラコウモリは1〜2cm程度のわずかな隙間からでも侵入するため、網目が1cm以下の細かい排水口ネットで隙間を塞ぐことで侵入防止になります。
排水口ネットをコウモリが侵入しそうな小さな隙間に被せ、両面テープやガムテープで固定しましょう。
しかし、排水口ネットは耐久性が低く、雨風や物損ですぐに破れてしまう可能性があります。
スマホの超音波アプリ

スマホで使える超音波発生アプリも、コウモリ対策として使えます。
コウモリは、エコーロケーションと呼ばれる能力で自ら超音波を発し、その反響で周囲の障害物や主食である昆虫の位置を把握しています。
人工的な超音波を発生させることでエコーロケーションを乱し、寄り付きにくくさせます。
アプリを選ぶ際は、コウモリが嫌う30〜50kHzの周波数に設定できるかを確認しましょう。
ただし、長期的に使用するにはスマホをその場に固定してアプリを起動し続けなければならず現実的にほとんど不可能なため、
一時的にコウモリを追い払うことに向いています。
懐中電灯

懐中電灯も、コウモリを追い払うグッズとして活用できます。
コウモリは一般的な住宅の室内灯程度の明るさでも嫌がる習性があるため、懐中電灯で直接照らすことで追い払うことが可能です。
あくまでその場限りの対策ですが、ベランダや玄関にコウモリを発見したときに使えるため、手元に置いておくとすぐに追い払えます。
本格的なコウモリ対策に使うグッズ9選
アルミホイルやCDなど、身近なもので試せる対策を紹介しましたが、いずれも大きな効果は見込めません。
コウモリ対策を本格的に行う場合は、次に紹介するコウモリ用の対策グッズが有効です。
置き型・吊るし型・ジェル型忌避剤
忌避剤とは、嗅覚が優れているコウモリが嫌うハッカやワサビなどニオイを利用した商品です。
置き型、吊るし型、ジェル型の3種類があり、設置する場所によって使い分けることができます。
置き型の忌避剤は、置くだけでニオイが拡散しコウモリを寄せ付けにくくすることが可能で、屋根裏や床下などの広い空間に適した商品です。
効果は2ヶ月程度のため、定期的に取り替えましょう。
吊るし型は置き型を設置するスペースがない場所でも使用できる忌避剤で、ナイトルーストで寄り付かれやすいベランダの物干し竿や、軒先に設置すると効果的です。
ただし、効果の持続期間は1ヶ月程度と短いため、置き型と同じく定期的に交換する必要があります。
ジェル型は、手すりや壁面に直接塗りつけたり専用のカップに入れたりして使用します。
塗りつける作業や拭き取って剥がす作業が必要なため、置き型や吊るし型と比べると少し手間がかかりますが、
商品によっては効果が1年間持続するものもあり、長期的な対策として有効です。
害獣用超音波発生器
ベランダや庭、玄関などに害獣用超音波発生器を設置し、超音波を継続的に発することで、コウモリを寄せ付けにくい環境をつくれます。
ただし、コウモリが超音波に慣れて効果が薄れてしまう可能性があるため、忌避剤やLEDライトなどと併用しましょう。
また、基本的に高周波の超音波は人間の耳には聞こえませんが、小さい子どもやペットには聞こえる場合があるため、
自宅に小さい子どもやペットがいる場合は使用を控え、忌避剤やLEDライトなどの対策を行いましょう。
害獣用LEDライト
前述のとおり、コウモリは30lx〜40lxの強い光を嫌うため、害獣用LEDライトの設置も効果的です。
昆虫は紫外線が含まれる白熱電球の光に集まる習性がありますが、
LEDライトは紫外線をほとんど含まないため、コウモリのエサとなる昆虫を寄せ付けにくいというメリットもあります。
害獣用LEDライトと合わせて光を反射するアルミホイルを併用してみたり、玄関の周辺でコウモリを見かけた場合は、外灯をLED電球に変えてみたりするのもおすすめです。
ただし、コウモリが光に慣れてしまうと効果が薄れるほか、LEDライトの強い光が近隣の迷惑にならないよう配慮しましょう。
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ハッカスプレー
手軽に使える忌避剤として、ハッカスプレーもおすすめです。
コウモリはハッカのニオイを嫌うため、ベランダや軒下、換気口の周りなどに散布することで忌避効果が期待できます。
ただし、ハッカの成分は揮発しやすく、効果の持続期間は数時間~1日と短いため、1日1回こまめに散布しましょう。
また、ハッカは天然成分ですが、小さな子どもや高齢者、妊婦など免疫力が低い方はしびれや麻痺が出る場合もあるため、
直接触ったり吸い込んだりしないよう注意してください。
ネコや鳥、昆虫などはハッカを体内で分解して代謝できず、発熱や嘔吐、呼吸困難などの中毒症状を引き起こしたり、最悪の場合死んでしまうため、
ペットを飼っているご家庭は忌避剤やLEDライトの設置といった別の対策を行いましょう。
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ハーブ栽培
自宅でハッカやミント系のハーブを栽培するのもコウモリ対策の1つです。
ただし、ハーブは繁殖力が非常に強く、地面に植えると他の植物を弱らせてしまったり、
広がりすぎて管理が大変になったりするため、植木鉢で種別に栽培するのがおすすめです。
植木鉢で栽培することで、ベランダや玄関先などコウモリが寄り付きそうな場所に配置でき、多方面からコウモリを寄せ付けにくくできます。
防獣ネット
ベランダやテラス全体を防獣ネットで覆うことで、広い範囲からの侵入を防止できます。
コウモリはわずかな隙間からも入ってくるため、網目が1cm以下の防獣ネットを選び、複数枚を繋ぎ合わせて使用する際は、テグスを使って隙間なく連結しましょう。
ただし、アパートやマンションなど集合住宅のベランダは共有部分にあたるため、設置前に管理会社やオーナー、管理組合への確認が必要です。
また、自宅の景観を損なったり、強風で飛ばされて近隣への迷惑になるリスクもあるため、設置前に近隣住民に説明して理解を得ておくといいでしょう。
ベランダへの設置は転落の危険性もあるため、作業が不安な方はプロへの依頼を検討してください。
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コーキング剤・コーキングガン

民家に棲みつくアブラコウモリは、1~2cmほどのわずかな隙間からでも侵入するため、
外壁や雨どいのつなぎ目にできた小さな隙間や亀裂はコーキング剤で埋めて侵入経路を封鎖します。
築10年以上経過した住宅は、劣化によって外壁に隙間や亀裂が生じやすくなります。
コーキング剤は、専用のコーキングガンがなければ使用できないため、必ずセットで用意しましょう。
害獣パテ

室外機のダクトや配管周りにできた隙間も、コウモリが侵入する場所の1つです。
ダクトや配管は複雑な形状をしており、コーキング剤で隙間を完全に塞ぐことは難しいですが、粘土のように形を自由に変えられる害獣パテで密閉します。
パンチングメタル・ステンレスメッシュ

換気口や換気扇もコウモリの侵入経路となります。
換気口や換気扇を完全に塞いでしまうと換気機能を損なってしまうため、空気の通り道はパンチングメタルやステンレスメッシュなどの金網を使います。
コウモリが通り抜けられないよう、網目が1cm以下のものを選び、換気口のサイズに合わせて金切りばさみでカットし、コーキング剤で接着します。
【番外編】自宅の整理整頓も効果的

忌避グッズの使用だけでなく、自宅の周りを整理整頓することも大切です。
屋外に不要な植木鉢やバケツ、空き缶、空き瓶を放置しておくと、中に水が溜まって蚊やボウフラが湧き、エサを求めたコウモリが寄り付きやすくなります。
庭に池がある場合は、手入れをしていないと同様に昆虫が湧きやすくなるため定期的に掃除しましょう。
また、ベランダの排水溝が枯葉やゴミで詰まると、雨水が溜まる原因となるため、定期的に掃除しましょう。
排水溝の掃除は、ゴム手袋を着用してから大きなゴミを取り除き、それでも詰まっている場合はラバーカップやワイヤーブラシで中の汚れを除去してください。
コウモリが寄ってくる=自宅に棲みついている!?
自宅の周りで頻繁にコウモリを見かける場合、すでに自宅のどこかに棲みついているかもしれません。
コウモリが棲みつく場所と棲みついているサインを解説します。
コウモリは民家に棲みつく

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街でよく見かけるコウモリはアブラコウモリというココウモリの1種で、北海道の一部を除き、日本全国に生息しています。
もともとは山や森に棲んでいましたが、都市開発で棲み処とエサ場を失い、
住宅街付近の雑木林や水田、河川に集まる昆虫を採餌し、近くの民家に棲みつくようになりました。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
アブラコウモリは体長3.7~6cm程度と非常に小さく、ダクトや軒下などの狭い隙間から内部へ侵入し、
屋根裏や雨どいの中、室外機のダクトなど、暗くて天敵に見つかりにくい場所に棲みつきます。
自宅周辺でコウモリを見かける頻度が1ヶ月に1度程度であれば、ナイトルーストで一時的な休息場所として利用しているだけかもしれませんが、
週に1回以上見かける場合、自宅に棲みつかれている可能性が高いでしょう。
【棲みついているサイン①】自宅の周りにフンがある

自宅の周りに黒くて細長いフンが落ちていたら、コウモリが自宅に棲みついている恐れがあります。
アブラコウモリのフンは、大きさ5~10mm程度の黒色でネズミのフンに似ていますが、
よく見てみると、捻れた形状でパサパサと乾燥しており、少し力を加えると簡単に崩れるのが特徴です。
コウモリは巣の中や侵入経路、休憩場所といった決まった場所で排泄する習性があるため、
ベランダや玄関、換気口の周辺など、特定の場所にフンが集中して落ちている場合は、その周辺にコウモリが棲みついていると考えられます。
【棲みついているサイン②】外壁に白い汚れや黒ずみがある

外壁に付着した白い汚れや黒ずみも、コウモリが棲みついているサインの1つです。
コウモリは特定の場所で排泄するため、フンが落ちている周辺の外壁に白い汚れが付いている場合、乾いたアブラコウモリの尿の痕である可能性が高いでしょう。
一見すると鳥のフンのようですが、黒い固形物が混じっておらず、壁をつたって筋上の白い汚れになります。
また、コウモリが出入りする際に、体に付着した汚れが壁にこすりつけられ、黒ずんだ汚れが残ることも。
ネズミも出入りする際に同じような汚れを残しますが、コウモリの場合は屋根の近くや軒下など、より高い位置に見られます。
【棲みついているサイン③】悪臭を感じる

ドブ臭やアンモニア臭が混ざったような強烈なニオイを感じる場合、アブラコウモリのフンが原因かもしれません。
アブラコウモリは一晩に100匹以上もの昆虫を食べ、大量のフンを排泄します。
また、集団で生活する習性があり、棲みつかれると大量のフンが天井裏や床下などに蓄積されて強烈な悪臭が漂います。
換気をしても悪臭が改善されない場合は、アブラコウモリに棲みつかれている可能性があるでしょう。
【棲みついているサイン④】「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる

夜行性のコウモリは、日没後20〜30分から22時頃にかけて活発に行動するため、人間が寝しずまる時間帯に
「パタパタ」という羽音や、「カサカサ」と壁の中を移動する音、「キーキー」という甲高い鳴き声が聞こえてきます。
「キーキー」という鳴き声はネズミと似ていますが、ネズミが棲みついている場合、「トトト」という足音が聞こえることが多いです。
軽快な「トトト」という足音が聞こえず、羽音や「カサカサ」という移動音が聞こえる場合は、アブラコウモリに棲みつかれている可能性が高いでしょう。
コウモリが棲みつくとこんなに危険!

コウモリに棲みつかれると、悪臭が漂ってきたり夜間に騒々しい音が聞こえるだけでなく、健康や住宅被害にも発展する危険性があります。
たかがコウモリだと放置せず、早めの対処が必要です。
悪臭被害
前述のとおり、アブラコウモリのフンはドブ臭とアンモニア臭が混ざったような強烈なニオイを放ちます。
悪臭が室内に漏れ出すと、常に不快なニオイの中で生活するというストレスだけでなく、頭痛や吐き気など、体調不良の原因になることも。
健康被害

アブラコウモリのフンは乾燥すると崩れやすいため、掃除やエアコンの稼働などで舞い上がったフンを吸い込むと、
フンに含まれるカビや細菌によってアレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす恐れがあります。
また、野生のコウモリは、人体に有害なウイルスや病原菌を保有していることがあり、これまでに以下のような感染症が報告されています。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| ヒストプラズマ症 | 7〜21日 | 発熱、悪寒、頭痛など | 31.7〜61.5% |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2〜10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など | 9.6% |
| 狂犬病 | 30〜60日 | 発熱、頭痛、倦怠感など | ほぼ100% |
さらに、体にはダニやノミといった寄生虫が付着しており、刺されると皮膚炎や強いかゆみを引き起こすことも。
健康を守るためにも、コウモリの体やフンには決して素手で触れないようにしてください。
住宅被害

コウモリの糞尿は、住宅そのものにも深刻なダメージを与えます。
コウモリは同じ場所に大量の糞尿を排泄する習性があるため、巣の中に糞尿がどんどん蓄積されます。
糞尿に含まれる酸や水分は、天井板や壁材などを腐食させ、大きなシミを作るだけでなく住宅そのものを劣化させます。
建材が腐食すると建物の耐久性が低下するだけでなく、湿った木材を好むシロアリを誘引する原因になる場合もあり、
放置すればするほど被害は拡大し、修繕に高額な費用がかかることも。
騒音被害
コウモリが棲みつくと、「パタパタ」という羽音や、「カサカサ」と壁の中を移動する音、「キーキー」という甲高い鳴き声が聞こえてきます。
コウモリは集団で棲みつくため、屋根裏や床下などの広い場所では100〜200匹にも及ぶ大集団になる場合もあり、一斉に活動を始めると驚くほどの騒音が響きます。
夜間の騒音で睡眠不足になり、体だけでなくメンタルの不調につながることも。
コウモリが棲みついたら駆除しよう!
自宅周辺をチェックし、コウモリの棲みつきが確認できたら、駆除作業を行いましょう。
ここでは、駆除の手順と必要な道具を解説します。
コウモリの殺傷と捕獲はNG

大前提として、コウモリの駆除とは傷つけずに追い出すことを指します。
コウモリは、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律によって保護されており、許可なく捕獲したり殺傷したりすることを禁じています。
違反した場合は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるため、傷つけたり捕まえたりはせず、追い出しましょう。
駆除手順①巣と侵入経路の特定

アブラコウモリの駆除を始める前に、まず巣と侵入経路を特定します。
コウモリはネズミや鳥のように枝や布切れを使って巣を作るわけではなく、棲みついている場所そのものを巣と呼びます。
巣の場所を把握せずに、コウモリを1、2匹見かけた場所で駆除作業をしても、別の場所にある巣の中には大量の個体が潜んでいる可能性があります。
また、コウモリの追い出しに成功しても、侵入経路を封鎖しなければ帰巣本能の強いコウモリはすぐに戻ってきてしまうため、
巣と侵入経路を正確に把握し塞がなければなりません。
日没後20〜30分経った頃に自宅周辺をチェックし、コウモリがどこから出入りしているかを確認しましょう。
駆除手順②駆除道具をそろえる

追い出し作業を開始する前に、以下の道具を準備しておくとスムーズに作業が行えます。
追い出しにはコウモリ用の忌避スプレーが有効です。
また、作業中にフンを吸い込んだり触ったりしないよう、マスクや保護ゴーグル、ゴム手袋も着用し、
清掃と消毒、侵入経路に応じてコーキング剤や害獣パテなども準備しましょう。
駆除手順③コウモリを追い出す

道具が揃ったら、いよいよコウモリの追い出し作業を開始します。
追い出しには、コウモリが嫌がるハッカやワサビのニオイを利用した忌避スプレーを使用しますが、ハッカの刺激に敏感な方はマスクやゴーグルを付けましょう。
リエイトまずは、忌避スプレーを巣や侵入経路に向かって噴射します。
忌避スプレーは最大6m離れた場所からでも効果があるため、驚いて飛び出してきたコウモリと接触しないよう適度に距離をとります。
また、長時間噴射し続けるとアブラコウモリが死んでしまう恐れもあるため、1回あたり10秒以内の噴射にとどめましょう。
駆除手順④巣の清掃・消毒

コウモリの追い出しに成功したら、次に巣の中のフンを掃除します。
清掃中にフンに含まれる菌が舞い上がって吸い込んでしまう恐れがあるため、マスクと保護ゴーグル、ゴム手袋を着用してから行ってください。
フンをハンディクリーナーやホウキとちり取りを使って除去します。
フンを除去した後は消毒作業を行いますが、消毒液をスプレーで直接噴射すると菌が舞うため、消毒液を雑巾に染み込ませて拭き上げましょう。
また、フンにはダニやゴキブリなどの害虫が潜んでいることもあるため、殺虫剤も準備しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路の封鎖

追い出しと清掃が完了したら、侵入経路の封鎖を行います。
コウモリは帰巣本能が非常に強く、一度追い出しても侵入経路が開いたままではすぐに戻ってきてしまいます。
外壁のヒビや小さな隙間といった、完全に封鎖しても生活に支障がない場所はコーキング剤や害獣パテで埋め、
換気口や換気口のように空気の通り道が必要な場所は、網目1cm以下の金網やパンチングメタルで塞ぎましょう。
それぞれの侵入経路に応じた封鎖方法は、こちらを参考にしてください。
追い出し後の再来対策にアルミホイルが有効かも
コウモリは、侵入経路を塞いだとしても別の侵入経路を見つけて棲みつく恐れがあるため、自宅に寄り付かせない対策が必要です。
アルミホイル単体だと再来防止効果は低いものの、忌避剤や超音波発生器の設置など、他の対策と組み合わせることで忌避効果が期待できます。
自分での駆除が難しい場合はプロに依頼を
前述の手順で作業すれば、自力での駆除も可能です。
しかし、巣の規模が大きいときやフンの量が多すぎて手に負えない、屋根裏や床下など狭い場所に入れない、
単純にコウモリと対峙するのが怖いといった場合は、コウモリ駆除のプロへの依頼を検討してください。
また、2m以上の高さでの作業は有資格者しかできないため、そもそも自分での対応は不可能です。
自分での駆除が難しい場合は、豊富な経験と専門知識をもとに、安全かつ確実に駆除を行うプロに依頼しましょう。
まとめ
本記事では、コウモリ対策におけるアルミホイルの効果から、棲みつかれた場合の危険性、本格的な駆除方法まで解説しました。
アルミホイルによる対策は手軽に実施できますが、すでに棲みつかれている場合、効果は見込めないため、
被害が拡大する前に追い出して侵入経路を封鎖する必要があります。
アルミホイルは、駆除作業が終わった後の再来防止対策の補助道具として活用してみましょう。
自力での駆除作業が難しい場合や、徹底した再来防止対策を行いたい場合は、プロに相談するのがおすすめです。
害虫害獣コンシェルジュでは、巣と侵入経路の特定から侵入経路の封鎖、再来防止対策まで対応します。
コウモリ被害で悩んでいる方や、駆除について相談したいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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