セスジネズミは超レア!魚釣島にしかいないネズミ

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※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
セスジネズミは、日本の琉球列島の尖閣諸島にしか生息していない貴重な種です。
個体数が減少しており、絶滅の危機に瀕しています。
この記事では、セスジネズミの生態と絶滅リスク、保全活動、さらにより私たちの生活に身近なネズミの存在について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・セスジネズミの生態
・セスジネズミの絶滅リスク
・身近なネズミの存在
セスジネズミとは

| 学名 | Apodemus agrarius |
| 英名 | Striped field mouse |
| 和名 | 背筋鼠 |
| 分類 | げっ歯目ネズミ科アカネズミ属 |
| 体長 | 13cm |
| 体重 | 56.4g |
| 生息地 | ユーラシア~朝鮮半島、日本 |
| 棲み処 | 草むら、森林 |
| 食性 | 雑食 |
セスジネズミは、ユーラシアから朝鮮半島まで幅広い地域に分布しているものの、日本では琉球列島の尖閣諸島にのみ生息しています。
1970年に1匹、1979年に2匹、合計3匹しか発見されていない、大変希少なネズミです。
セスジネズミの見た目

セスジネズミは、黄褐色の体毛に覆われており背中の中央部にある黒い縞模様が特徴です。
住宅街や繁華街でみかけるネズミより体が小さく、大人の手のひらに収まるほどしかありません。
セスジネズミの棲み処

セスジネズミは草むらや森林に浅いトンネルをつくり、草を敷いた丸い部屋で子どもを育てます。
セスジネズミの主食

セスジネズミの主食は種子ですが、米をはじめとする穀物、芽、花などの植物も食べる雑食です。
昆虫を口にすることもあり、特にイモムシや甲虫を好みます。
セスジネズミの繁殖

セスジネズミは通年繁殖が可能で、妊娠期間は22日間、1回あたり平均5.7子出産します。
オス、メスともに76日で繁殖可能になります。
セスジネズミは絶滅の危機にある

前述したように、セスジネズミは今まで日本で3匹しか見つかっていない希少なネズミです。
絶滅の危機に瀕している野生生物を分類ごとにまとめたレッドリストにおいて、絶滅危惧IA類という、ごく近い将来における、野生での絶滅の危険性が極めて高いものに分類されています。
<環境省のレッドリストのカテゴリー>
| 絶滅 | 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 |
| 野生絶滅 | 飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種 |
| 絶滅危惧I類 | 絶滅の危機に瀕している種 |
| 絶滅危惧IA類 | ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの |
| 絶滅危惧IB類 | I類Aほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
| 絶滅危惧Ⅱ類 | 絶滅の危険が増大している種 |
| 準絶滅危惧 | 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種 |
| 情報不足 | 評価するだけの情報が不足している種 |
| 絶滅のおそれのある地域個体群 | 地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの |
絶滅危機の原因①ヤギの増加

1978年に、繁殖を目的として魚釣島に2頭のヤギが持ち込まれ、現在では300頭近くに増加しています。
ヤギは草を食べてしまうため、セスジネズミは棲む場所をなくしてしまうのです。
絶滅危機の原因②生息地が限定的
国内でセスジネズミが生息しているのは魚釣島のみです。
特定の地域にのみ生息している種は、その場所にしか適応できないため、気候変動や自然環境の変化によるダメージに弱く、絶滅の危機に瀕しやすい傾向にあります。
セスジネズミの保全活動
セスジネズミを守るため、一般社団法人日本生態学会が野生のヤギの排除を2003年に内閣総理大臣、外務大臣、環境大臣へ求めています。
ヤギの影響でセスジネズミ以外にも多くの動物や植物が減少していることもあり、 魚釣島の重要性を訴えています。
セスジネズミに会える場所はある?
セスジネズミは絶滅の危機に瀕しているため、野生でも飼育環境でも滅多に目にすることはできません。
野生のセスジネズミを捕まえてはいけない

野生のセスジネズミは鳥獣保護管理法により捕獲や殺傷、飼育が禁じられているため、見つけても捕まえて飼うことはできません。
違反したら、捕獲と殺傷に対して1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、飼育に対して6か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科されます。
動物園でも鑑賞できない
セスジネズミは魚釣島にしか生息していないうえ、絶滅危惧種として保護されているため、2026年7月時点でセスジネズミを鑑賞できる動物園は国内にはありません。
海外では、ドイツ、ハンガリー、ロシアの動物園で展示されていますが、合計5匹のみと数は少ないです。
セスジネズミよりも身近なイエネズミ3種
セスジネズミは希少でなかなか出会えませんが、イエネズミと呼ばれる3種は住宅街や繁華街など、私たちの生活圏に現れます。
クマネズミ

| 学名 | Rattus tanezumi |
| 英名 | Black rat |
| 和名 | 熊鼠 |
| 分類 | げっ歯目ネズミ科クマネズミ属 |
| 体長 | 15cm~17cm |
| 体重 | 150g~200g |
| 生息地 | 東南アジア、日本 |
| 食性 | 雑食 |
クマネズミは体長が15cm~17cmほどのネズミで、黒色から灰褐色の毛に覆われています。
体は比較的細身で耳が大きく、体長よりしっぽが長いのが特徴です。
警戒心が強く、深夜に活動し、ビルや天井裏など水気のない高い場所に棲みつき、雑食性で、主に穀物、種子、果実を食べます。
ドブネズミ

| 学名 | Rattus norvegicus |
| 英名 | Norway rat |
| 和名 | 溝鼠 |
| 分類 | げっ歯目ネズミ科クマネズミ属 |
| 体長 | 14cm~20cm |
| 体重 | 150g~500g |
| 生息地 | 世界各地 |
| 食性 | 雑食 |
ドブネズミは体長が14㎝~20cmと大きく、褐色がかった灰色の毛と、小さめの耳が特徴です。
都市部では下水道やゴミ捨て場、地下街など、湿った場所に棲みつき、日の入り前後と夜明け直後にもっとも盛んに活動します。
動物の肉や魚などを好みますが、米や野菜なども食べます。
ハツカネズミ

| 学名 | Mus musculus molossinus |
| 英名 | Japanese house mouse |
| 和名 | 二十日鼠 |
| 分類 | げっ歯目ネズミ科 |
| 体長 | 6.3cm~9.2cm |
| 体重 | 10g~16g |
| 生息地 | ユーラシア、北アメリカ、日本 |
| 食性 | 雑食 |
ハツカネズミは茶色の体毛に覆われており、体長は5cm~10cm程度と小柄です。
住宅のほか、倉庫、食品工場、畑などに棲みつくネズミで、主食は種子ですが、野菜や果物、穀物なども食べます。
イエネズミの侵入経路と棲み処
イエネズミは、わずかな隙間から侵入し、住宅のあらゆる場所に棲みつきます。
どこから侵入して棲みつくのかを詳しく解説します。
イエネズミの侵入経路

・軒下の隙間
・外壁の穴、隙間
・基礎のひび、隙間
・通気口
・配管の隙間
・室外機のダクトの隙間
・雨戸の戸袋
・網戸
・換気口、換気扇
・分電盤
・排水管の隙間
ネズミは2.5cm程度の隙間があれば住宅内に侵入できます。
住宅は、一般的に築10年~15年ほどで外壁や配管まわりなどが劣化し、亀裂や隙間が生じやすくなるため、イエネズミに侵入される可能性が高まるのです。
イエネズミの棲み処

・屋根裏
・天袋
・壁の中
・キッチン
・洗面所、トイレ
・家具、家電の隙間
・押し入れ、クローゼット
・床下
・倉庫
・排水溝
イエネズミが棲みつきやすい場所は多くありますが、種により好む環境が異なります。
クマネズミが棲みつきやすい場所
・天袋
・壁の中
・押し入れ、クローゼット
クマネズミは水気のない場所を好み、運動能力が高く、壁や柱をのぼることができるため、屋根裏や天袋などの高所や壁の中、2階以上にある押し入れやクローゼットなどに棲みつきます。
ドブネズミが棲みつきやすい場所
・洗面所、トイレ
・床下
・排水溝
・倉庫
ドブネズミは地面に近く湿った環境を好み、排水溝や排水管や、キッチン、洗面所、トイレなどの水回りに備え付けられた隠せる収納スペースのほか、屋外にある倉庫にも棲みつきます。
ハツカネズミが棲みつきやすい場所
・キッチン
・家具、家電の隙間
・押し入れ、クローゼット
・倉庫
ハツカネズミはもともと草地に生息しており、自然に近い物置や倉庫などに棲みつきますが、住宅内にも侵入します。
体が小さいため壁の中や家具、家電の隙間など、住民が気が付きにくい場所に棲みつきやすいです。
イエネズミが及ぼす被害
住宅に棲みついたイエネズミは、私たちの生活にさまざまな被害を与えます。
食品被害

前述のとおり、イエネズミは米、野菜、肉などなんでも食べる雑食で、人間の食べ残し、生ゴミ、備蓄食料などを食べ荒らします。
ネズミは病原菌を保有しており、食品をかじることで唾液が交じり汚染され、感染症などを引き起こす原因になります。
また、食べものや生ゴミを食い散らかすことで、生臭いニオイが住宅内に広がることも。
備蓄食料に関しては、イエネズミに食べられると廃棄せざるをえないため、経済的にもダメージを受けます。
悪臭被害

ネズミの糞尿にはアンモニア成分が含まれており、ツンと鼻をつくようなきついニオイを放ちます。
移動しながら排泄する習性があり、さまざまな場所で糞尿をするため、住宅内に悪臭が充満します。
自宅のどこにいても不快なニオイがするため、自律神経が乱れて、食欲不振、倦怠感、不眠、めまいなどの健康被害につながるケースもあります。
健康被害

イエネズミは下水溝やゴミ捨て場など、人間にとって不衛生な場所を行き来するため、体にダニやノミなどの寄生虫や病原体を保有していることがあります。
寄生虫に刺されると、激しいかゆみや発疹に襲われ、イエネズミに直接触れたり嚙まれることで、感染症に罹患する危険があるのです。
| 疾患名 | 症状 | 致死率 |
| 鼠咬症 | 悪寒、発熱、嘔吐 など | 約10% |
| レプトスピラ症 | 発熱、悪寒、頭痛 など | 5%~15% ※黄疸がある場合 |
| サルモネラ感染症 | 嘔吐、腹痛、下痢 など | 0.1%~0.2% |
住宅被害

ネズミは、伸び続ける前歯を削るために建材をかじり、柱や壁などがもろくなって、住宅全体の耐震性が失われます。
電源ケーブルや配管などもかじるため、漏電やガス漏れなどが発生する場合も。
また、電気製品に糞尿がかかると、電気がショートし、停電や火災に発展する可能性があります。
騒音被害

ネズミが棲みつくと、「トトト」と走り回る音や、「カリカリ」と何かをかじる音、「キーキー」という鳴き声が住宅内に響きます。
ネズミは夜行性のため、ストレスを感じるだけではなく、睡眠障害を発症することもあります。
害虫被害

ネズミが生ゴミや食料品を食べ散らかすと、ゴキブリやハエなどの害虫が寄ってきて、衛生環境がさらに悪化します。
ゴキブリはフンを食べるため、ネズミがさまざまな場所に糞尿を撒き散らすことで、さらに多くの害虫が発生するのです。
イエネズミの駆除方法
住宅にネズミが出たときは、捕獲、殺処分、追い出しのいずれかで駆除します。
イエネズミは殺傷、捕獲OK
こちらで解説したとおり、野生のネズミを無許可で殺傷と捕獲することは禁止されています。
しかし、人間の生活にさまざまな被害を及ぼすクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミのイエネズミ3種は保護の対象外で、殺傷や捕獲をしても罪に問われません。
捕獲する方法

ネズミを捕獲するには、粘着シートや捕獲器を侵入経路や棲みつきやすい場所付近に設置しましょう。
捕獲したネズミは死亡させてから、新聞紙などにくるみ、ビニール袋に密封し、自治体の区分に従って処分します。
私有地の庭であれば、死骸を埋めても問題ありませんが、他人が保有している土地、マンションやアパート、公園や学校などの公共施設の敷地内には埋葬しないでください。
粘着シートは捕獲した時点で死んでることがほとんどですが、生きているならシートを折りたたんで圧死させます。
捕獲器で捕まえた際は、カゴごと水の入ったバケツに沈めて溺死させましょう。
殺鼠剤を使う方法

殺鼠剤はネズミの食性に合わせた毒餌で、食べてからすぐに死ぬ即効性の高いタイプと、繰り返し食べることでじわじわと死に追いやるタイプの2種類があります。
即効性のあるタイプはすぐにネズミを駆除したいときにおすすめですが、食べた仲間が死んでいるのを見て死ぬことで危険だと認識し、手を付けないことも。
遅効性タイプ効果が出るまでに時間はかかりますが、死ぬまで時間がかかるためエサへの警戒心が薄れ、食べる可能性が高まります。
ネズミが通りやすい場所や、棲みつきやすい場所付近に設置しましょう。
殺鼠剤を食べて死んだネズミは、捕獲時と同じように新聞紙などでくるみ、ビニール袋に密封したうえで自治体の区分にしたがって処分してください。
燻煙剤を使う方法

ネズミが嫌がる煙を発する燻煙剤を使ってさせて追い出す方法です。
捕獲や殺鼠剤を使用するときと異なり、死骸を自分で処分せずに駆除できます。
屋根裏や床下などの広い空間に棲みついている場合も、隅々まで煙が行き届いて、ネズミを一掃します。
使用する際は、火災報知器をポリ袋で覆うほか、周辺の壁や床、家具や家電などをビニールで養生して、薬剤が直接かからないようにしてください。
煙が発生し始めてから2時間以上放置し、その間は家族やペットとともに離れた部屋で待機しましょう。
自分で駆除できない場合はプロに依頼
ネズミ駆除はグッズも多く販売されており「自力で駆除しよう」と考える方は多いでしょう。
しかし、市販グッズだと何度もネズミが出てしまうと再発に悩むケースは少なくありません。
また、「死骸を自ら処理したくない」「そもそもどこにネズミがいるのかわからない」「近づくことで感染症にかかるのがこわい」など不安を抱くこともあります。
自分での対応が難しい場合はプロへ駆除を依頼するのがおすすめです。
まとめ
セスジネズミの生態と、身近なイエネズミ3種について解説しました。
セスジネズミは日本では尖閣諸島にしか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されているうえ、国内の動物園にも展示されておらず、目にする機会はほとんどありません。
一方、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種は住宅街や繁華街など、人間の生活圏に棲みつくネズミです。
住宅に棲みつくと、食品被害、悪臭被害、健康被害など、さまざまな問題に直面する可能性があります。
ネズミが棲みついて自分での駆除が困難だと思ったら、害虫害獣コンシェルジュにご相談ください。
- 調査・お見積り:無料
- 粘着シート30枚設置・毒餌10器設置:1,320 円/㎡
- 侵入経路の封鎖作業:500 円~
- 清掃作業(消毒込み):2,200 円/㎡
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
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