スズメバチの毒による人生の終焉|応急処置について解説

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スズメバチといえば、真っ先に毒針をイメージする方もいるのではないでしょうか。
スズメバチの毒は他のハチに比べると含まれている成分の種類が多く、強烈な痛みや腫れが出る傾向にあります。
自宅にスズメバチの巣ができた場合、自力での駆除を考える前に毒の危険性を十分理解したうえで、状況に合わせて正しい判断を下すのが大切です。
この記事では、スズメバチの毒の特徴と起こりうる症状を踏まえつつ、適切な応急処置や刺されるリスクを避けるための対処法、プロの視点による安全な駆除方法などを解説していきます。
スズメバチの毒に関する詳細な知識や命を守るための対策について学べるので、ぜひご一読ください。
- スズメバチの毒の特徴(成分や症状など)
- スズメバチに刺されてしまったときの応急処置
- スズメバチに毒針を向けられないための対処法
- スズメバチが頻繁に飛び回っているときの対処法
- 巣の自力駆除を考える前の注意点
- スズメバチ駆除の手順
- スズメバチに巣をつくられない対策
スズメバチの毒は複数の成分からなる有毒カクテル

スズメバチの毒には複数の有毒成分が混ざっているため、毒のカクテルと呼ばれています。
毒を注入する針はもともと産卵管だったものが進化した器官であり、メスバチ(女王バチ・働きバチ)のみが持つ致死性の武器です。
毒は腹部にある毒腺(どくせん)という分泌腺でつくられて、毒嚢(どくのう)という小さなタンクに蓄えられます。
外敵に攻撃するとき、毒が毒嚢から毒管を通じて針から噴出されるしくみです。
スズメバチの毒の成分は、大きく分けると以下の4種類があります。
- アミン類
- 生理活性ペプチド
- 高分子タンパク質・酵素
- マンダラトキシン
各成分の役割や特徴をさらに掘り下げて解説します。
痛みや炎症を引き起こす「アミン類」

アミン類は、毒針で刺された際の痛みや炎症の主な原因となる成分です。
このアミン類自体が毒性を持っているうえ、他の有毒成分の作用を広げる運び屋のような役割も担っています。
スズメバチの毒に含まれる代表的なアミン類をまとめました。
| アミン類 | |
| 成分名 | 特徴 |
| セロトニン (Serotonin) |
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| ヒスタミン (Histamine) |
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| ポリアミン (Polyamines) |
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| アセチルコリン (Acetylcholine) |
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チャイロスズメバチの毒は他のスズメバチと比べてアミン類の量が多く含まれているので、刺された瞬間の痛みがより激しくなります。
一方、モンスズメバチの毒は他のスズメバチよりアミン類の含有量が少ない傾向にあるとデータで判明しています。
炎症を増幅させる「生理活性ペプチド」

生理活性ペプチド(低分子ペプチド)は、炎症をさらに増幅させて大きな腫れを引き起こす成分です。
スズメバチの毒には以下のような生理活性ペプチドが含まれています。
| 理活性ペプチド | |
| 成分名 | 特徴 |
| マストパラン (Mastoparans) |
|
| スズメバチ走化性ペプチド (Ves-CPs) |
|
| ハチ毒キニン (Waspkinins |
|
※肥満細胞:皮膚・粘膜・気管支などに存在する免疫細胞の一種で、マスト細胞とも呼ばれている。
スズメバチ走化性ペプチド(Ves-CPs)に関しては、 スズメバチの種類によって構造が異なります。
たとえば、オオスズメバチが保有するペプチドはVesCP-Mですが、ヒメスズメバチはVesCP-Tです。
これらはアミノ酸配列の一部に違いがあるため、免疫細胞を引き寄せる働きにわずかな差はあるものの、基本的には同じように機能します。
アレルギーの原因になる「高分子タンパク質・酵素」

高分子タンパク質・酵素は、刺された際にアレルギー反応を引き起こす成分(アレルゲン)です。
スズメバチの毒に含まれる主なアレルゲンをまとめました。
| 高分子タンパク質・酵素 | |
| 成分名 | 特徴 |
| アンチゲン5 (Antigen5) |
|
| ホスホリパーゼ (Phospholipase) |
|
| ヒアルロニダーゼ (Hyaluronidase) |
|
| プロテアーゼ (Protease) |
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※膜をつくる脂質のどの部分を壊すかの違いで、ホスホリパーゼA1・A2のように名前が分けられている。
スズメバチやアシナガバチの毒は、もっとも強力なアレルゲンであるアンチゲン5を大量に含んでいます。
ミツバチの毒にはアンチゲン5が含まれていませんが、代わりにメリチンやホスホリパーゼA2が主成分です。
上記で紹介したミツバチのアレルゲンはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
アナフィラキシーショックは全身性のアレルギー反応の一種ですが、短時間のうちに血圧低下や意識障害といった深刻な症状が現れる非常に危険な状態です。
過去にハチに刺された経験がある方は、特に注意しましょう。
麻痺作用がある「マンダラトキシン」

| 高分子タンパク質・酵素 | |
| 成分名 | 特徴 |
| マンダラトキシン (Mandaratoxin) |
|
マンダラトキシンの麻痺作用は人に対する効果が薄いものの、他の毒が弱まるわけではありません。
そもそもスズメバチは毒量が多いうえ、攻撃的な性格を持つ種類が多いため、他のハチより危険な存在であると認識しておきましょう。
スズメバチは何度でも毒針を刺してくる

スズメバチの毒針は何度でも抜き刺しできる構造になっているので、1匹刺激しただけで複数箇所刺されてしまう可能性があります。
スズメバチの危険性を正しく認識できるよう、針のしくみについて詳しく解説します。
スズメバチの針のしくみ

ハチの毒針は種類によって構造は異なりますが、基本的に刀の鞘のような役割を担う尖針(せんしん)と、毒針を注入する刺針(ししん)から成り立っています。
スズメバチやアシナガバチが毒針を刺すとき、普段は鞘として針を包んでいる尖針が交互にスライドするように動きます。
尖針が攻撃対象の皮膚を切り裂くようにして刺さっていき、仕上げに刺針から毒液を注入するというメカニズムです。
種類による構造の違いがわかるよう、スズメバチとミツバチを例に挙げて比較しました。
| 比較項目 | スズメバチ(スズメバチ亜科) | ミツバチ(ミツバチ科) |
| 針のかえし(逆棘) |
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| 針の使用回数 |
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| 鞘(尖針)の構造 針の使用回数 |
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| 針の用途(機能) |
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※ミツバチとスズメバチの共通の祖先は、鞘が2パーツに分かれていたと推定されている。
上記をまとめると、スズメバチの毒針は防衛と狩りの両方に使えて再利用もできる攻防一体の精巧な武器といえます。
一方、ミツバチの毒針は捨て身で巣を守るために一度だけ使える防衛特化型の武器です。
このような構造の違いから用途も明確に異なっているので、スズメバチ対策の基礎知識として押さえておきましょう。
スズメバチに刺されてしまったときの応急処置

スズメバチは種類が多く毒量もそれぞれ異なりますが、刺されたときに実施すべき応急処置の手順は同じです。
万が一スズメバチに刺されてしまった場合、どのように対処すればいいのか確認しておきましょう。
アレルギー反応が出ていないか全身を確認

スズメバチに刺された際の症状は、大きく分けて局所反応と全身反応の2種類があります。
適切な処置ができるよう、刺された後は患部や体調の変化をよく確認するのが大切です。
| 局所反応 | 患部周辺で痛み・腫れ・赤みなどが発生する症状 |
| 全身反応 | 患部だけにとどまらず全身のあらゆる筋肉や内臓で発生する症状 |
局所反応のみであれば痛みは数時間~1日程度で収まりますが、数日はかゆみを伴う腫れやしこりが残るので、完全回復までに時間がかかります。
ハチ刺されのアレルギーを持っている場合、局所反応に加えて全身反応が起こる可能性もあります。
全身反応が重症化するとアナフィラキシーショックに至り、命を落としてしまうリスクがあるため、注意が必要です。
アナフィラキシーショックの恐れがある方は、アドレナリン自己注射器(エピペン®)の使い方を覚えて常時携帯しておきましょう。
アドレナリン自己注射器を使うためには、内科や皮膚科で診察を受けて医師から処方してもらう必要があります。
全身に現れるアレルギー反応の具体的な兆候をまとめたので、万が一の事態に備えてご確認ください。
- 不安感
- ピリピリ感
- 浮動性めまい(ふわふわと浮いているような感覚のめまい)
- 全身のかゆみおよびじんましん
- 唇や舌の腫れ
- 喘鳴(気道が狭くなり呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)
- 呼吸困難
- 虚脱(失神を伴わない急激な脱力、血圧の低下)
- 意識消失
上記のアレルギー反応に1つでも該当するものがあれば緊急事態なので、すぐに救急車を呼んで救急科を受診しましょう。
自力で病院まで向かうと、突然症状が悪化して動けなくなる可能性もあるので危険です。
全身にアレルギー反応の兆候がないことが確認できた場合のみ、次に紹介する3つの対処法を実践してください。
対処法の途中でわずかでも異変を感じたら、迷わず医療機関を受診しましょう。
傷口を流水で洗い毒を取り除く

スズメバチに刺されたら、すぐに流水で傷口をしっかり洗い流しましょう。
スズメバチの針のしくみで説明したように針は何度でも刺せる構造になっているので、傷口に毒針が残るケースは滅多にありません。
患部に毒針が残ってしまった場合、指先でつまみながらゆっくりと引き抜いてください。
バターナイフやクレジットカードなど薄くて固いもので患部を優しくこすり、毒針をこそぎ落とす方法もあります。
毒針が残っていないことを確認できたら、傷口周辺を圧迫して毒液を絞り出します。
ハチ毒は水に溶けやすい性質を持つため、流水をかけつつ毒を絞りだすのが効果的です。
口内に傷があると、そこからハチ毒が体内に侵入してしまう可能性が考えられるため、毒を口で吸いだす行為は絶対に避けましょう。
万が一の事態に対応できるよう、アレルギーの不安がある方は毒を絞りだすためのポイズンリムーバーを準備しておくと安心です。
ポイズンリムーバーは簡単に毒を吸引できるうえ、衛生の観点から見ても安全性が高く接触感染を避けられます。

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抗ヒスタミン軟膏を塗布し患部を冷やす

傷口の洗浄および毒針の除去が済んだら、経口投与の抗ヒスタミン薬を服用するか、患部に抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を塗りましょう。
これらの薬を適切に使うことで、炎症を抑えやすくなります。
さらに、濡れタオルや冷湿布で患部を冷やせば、かゆみや腫れの軽減が期待できます。
抗ヒスタミン軟膏をこまめに塗りなおしながら、冷却による処置を並行しましょう。
ただし、アナフィラキシーショックの症状が出た際はすぐに救急科を受診してください。
患部を持ちあげ腫れを和らげる

スズメバチに刺された場合、局所反応によって患部が大きく腫れてしまう可能性があります。
刺された部位によっては、患部を心臓より高い位置に持ちあげると腫れが軽減しやすくなります。
局所反応が起こす腫れは蜂巣炎(ほうそうえん)※ などの感染症と見分けがつきにくいケースもあるため、他の症状とあわせて経過を観察するのが大切です。
30分程度は体調の変化に注意し、呼吸の異常やめまい、じんましんなどの全身症状が出ていないかを確認しましょう。こうした症状がなければ、重篤なアレルギー反応につながる可能性は低いと考えられます。
ただし、刺されてから1日以上経っても腫れが収まらない場合、または痛みや赤みが強くなった場合、早めに医療機関を受診しましょう。
※蜂巣炎:皮下脂肪組織の細菌感染によって発生する炎症で、蜂窩織炎(ほうかしきえん)とも呼ばれている。
スズメバチの毒に民間療法はNG

スズメバチに刺された際は正しい応急処置を行う必要がありますが、地域によって昔から伝わる民間療法が存在しています。
効果がない処置だけで済ませると、その後に症状が悪化してしまう恐れがあるため、NGの民間療法を把握しておきましょう。
スズメバチの毒にアンモニアは効果がない
スズメバチに刺された場合、アンモニア水を塗れば症状を緩和できるという民間療法がありますが、これは完全な誤りです。
ハチ毒は過去に酸性と認識されていた時代があり、アルカリ性のアンモニアで中和するのが効果的という説が広まったと考えられています。
スズメバチの毒は複数の成分からなる有毒カクテルで解説したとおり、ハチ毒にはタンパク質が多く含まれているため、実際はきわめて中性に近い毒です。
酸性ではない性質上、ハチ毒をアンモニア水で中和しようとする行為は意味がありません。
針によって体内に毒を注入されている状態のため、仮に中和ができたとしてもそれだけで解決にはならないのです。
他にも地域によってアロエや玉ねぎの汁が効くといった説が伝わっていますが、これらの民間療法には科学的な根拠が存在しません。
ハチに刺されたら正しい応急処置を実施したうえで、必要に応じて医療機関を受診するのが大切です。
また、スズメバチの毒がどのように注入されるのかを理解しておけば、より安全に対処できます。
スズメバチは毒を噴霧してくることがある

スズメバチは敵とみなした相手に対して毒針を刺すだけではなく、毒液を噴霧してくることがあります。
どのようなときに噴霧するのかを詳しく解説します。
毒液を噴霧するのはなぜ?

スズメバチは直接攻撃の手段として毒針を使う以外に、敵とみなした相手に針から毒液を飛ばすように噴霧してマーキングするケースがあります。
この噴霧した毒液は警報フェロモンと呼ばれていますが、スズメバチが集団攻撃を始めるきっかけとなる危険な物質です。
仲間の働きバチは警報フェロモンを感知すると攻撃態勢に移行し、毒液(警報フェロモン)がかかった標的を群れで追いかけます。
巣の駆除作業をしている作業員が毒液を噴霧された事例も多々確認されていますが、防護服を着ていても顔の網目部分から毒液が顔にかかる可能性があります。
毒液が目に入ってしまうと激しい痛みを引き起こすうえ、視力の低下や失明につながる恐れがあるので、ただちに眼科もしくは救急科を受診しましょう。
スズメバチに毒針を向けられないためには

スズメバチの攻撃を避けるためには、ハチを刺激しないように行動するのが重要です。
毒針で刺されると死に至る可能性もあるので、自分の身を守るためにも適切な対処法を知っておきましょう。
スズメバチに遭遇したときに気をつけること

巣やハチを見つけても冷静に対処する
スズメバチに遭遇した際は「刺されたらどうしよう」と不安になるかもしれませんが、冷静に騒がず対処しましょう。
巣やハチのすぐ近くで大声を出したり、手や棒で振り払ったりすると、かえって刺激を与えてしまいます。
刺激を受けて怒ったハチは攻撃態勢に入るので、毒針で刺される危険性が一気に高まります。
その場から静かに離れる
スズメバチを見かけた場合、すぐ近くに巣をつくられている可能性があるので、その場から静かに歩いて離れましょう。
走って逃げると地面を通じて足音や振動が巣に伝わり、スズメバチを刺激してしまう恐れがあります。
落ち葉掃除や庭のお手入れ中に誤って巣を刺激し、飛び出してきた働きバチに刺された事例があるので、身近な場所で作業をする際にも周囲にハチが飛んでいないか注意を払いましょう。
スズメバチの巣に近寄らないようにする
巣の位置がわかっている場合、群れを刺激しないためにも不用意な接近は避けてください。
スズメバチは見かけるものの巣の位置を特定できない場合、後述する巣を見つける方法を実践しましょう。
巣が成長するとともに働きバチが増えて刺されるリスクも高まってしまうため、早めに見つけて駆除するのが大切です。
自分で対処できないと感じたら、迷わずプロに相談しましょう。
頭や目(黒い部分)に気を付ける
スズメバチは黒いものを天敵のクマと誤認し、積極的に攻撃を仕掛けてくる性質を持っています。
髪の毛や眼球の黒にも反応する恐れがあるため、スズメバチと遭遇した際は頭や目を優先的に守るのが大切です。
白や淡い色の帽子やバンダナで頭を覆うなど、黒い部分が目立たないような対策を講じましょう。
また、スズメバチを刺激しやすい色の服を着ている場合、可能なら刺激しにくい色の上着やタオルなどで隠してください。
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スズメバチに刺されないためにできること

スズメバチに刺されないためには、服装や身近なアイテムにも配慮する必要があります。
黒い服装を避ける
先述のとおり、スズメバチには黒いものに反応する性質があるため、黒い服装を避けるのは基本的な対策です。
焦げ茶・濃紺・チャコールといった黒系統の濃い色にも反応しやすいので、淡く明るい色の服を選びましょう。
ただし、白や黄色のような明るすぎる色は他の害虫を引き寄せる可能性があるため、明るいトーンの中間色(グレー・カーキ・べージュなど)がおすすめです。
トップスとボトムスだけではなく、帽子・マフラー・バッグ・靴などの色にも配慮しましょう。
また、毛皮を使った服はスズメバチから天敵のクマと誤解されやすいため、たとえ明るい中間色であっても着用しないほうが無難です。
虫を寄せ付けにくい特殊加工が施された衣類も市販されているので、スズメバチに遭遇しそうな場所を訪れる際は活用しましょう。
強いニオイを避ける
スズメバチは嗅覚に優れているので、香水・柔軟剤・ヘアスプレー・化粧水などのニオイに反応する可能性があります。
特に花な香りや甘い香りを好む傾向があるため、これらのニオイを放つ製品は使わないほうが賢明です。
特に庭のお手入れやハチの巣の駆除を行うとき、野外イベントに参加するときは強いニオイを避けましょう。
微弱なニオイでもスズメバチを引き寄せる可能性があるので、無香料タイプの製品をおすすめします。
清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける
糖分由来の甘い香りや発酵したニオイを放つ製品は、スズメバチが餌と誤認して近寄ってくる可能性があります。
特に甘い清涼飲料水や果汁飲料、アルコール飲料などに反応しやすいので、スズメバチに遭遇しそうな場所では飲まないようにしましょう。
屋外で清涼飲料水などを飲んだ場合、飲み残しのニオイに引き寄せられたスズメバチが容器内に入ってしまう恐れもあります。
スズメバチの存在に気づかず飲もうとした結果、口まわりを刺されてしまった事例もあるので要注意です。
もしものために持っておきたい携帯用ハチ駆除スプレー

万が一スズメバチに襲われたときの対策として携帯用ハチ駆除スプレーを持っておくと、安全に逃げ切れる可能性が高まります。
キャンプやハイキングで自然豊かな場所を訪れる場合、念のために1本携帯しておくと安心できるアイテムです。

ハチノックS 100ml 携帯用ハチ駆除殺虫剤|住化ライフテク(株)
ハチノックSは、プロのハチ駆除業者が使っている業務用殺虫剤と同じd・d-T80-プラレトリンが配合されています。
市販のハチ駆除スプレーよりスズメバチに対する致死力が高く、一度倒したハチが蘇生して再び動きだすリスクを避けられるのが強みです。
広範囲に噴射できる設計なので、狙いが多少アバウトでもしっかり効果を発揮します。
ただし、ハチノックSは1回使い切りタイプで日常的な対策には適さないため、スズメバチに襲われそうになった際に最終手段として使いましょう。
約10秒にわたって連続噴射できるので、飛来してきたハチに向けて噴射しながら、速やかに距離を取ることが推奨されています。
スズメバチが頻繁に飛び回っている場合

スズメバチが頻繁に飛んでいる場合、近辺に巣がある可能性が高いので、警戒レベルを上げて対処する必要があります。
スズメバチの活動時期別の危険性を踏まえつつ、巣をつくる場所や巣を見つける方法を解説します。
スズメバチの活動時期別の危険性
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| 時期 | 危険度 | 主な行動 |
| 4月~5月 | 低 | 女王バチが越冬から目覚め、単独で巣づくり、産卵、働きバチの育成を開始 |
| 6月~7月 | 中 | 働きバチが徐々に増加し、巣も大きくなる |
| 7月中旬~8月 | 高 | 働きバチの数が300匹を超える巣が発生し始める |
| 8月~10月 | 高 | 勢力が最大になり、巣の規模も最大になる |
| 9月~11月 | 高 | 新女王バチとオスバチが羽化する |
| 12月~3月 | 低 | 交尾を終えた新女王バチのみが越冬する |
スズメバチの種類や環境によって活動時期の違いはあるものの、女王バチは4月~5月にかけて単独で巣づくりや幼虫の育成を行うケースが一般的です。
6月以降の時期は働きバチが増えることで、群れの成長速度や巣の拡大速度が上昇するので、8月~10月頃をピークに危険性が高まります。
気温が下がる冬の時期を迎えると働きバチやオスバチは死に絶え、翌年の新女王バチだけが越冬します。
スズメバチはどこに巣をつくるのか

スズメバチがどこに巣をつくるかを知っておけば、巣づくり予防の対策を講じやすくなります。
スズメバチの種類によって巣をつくる場所は異なりますが、大きく分けると開放空間と閉鎖空間の2種類に分類されます。
雨風をしのげる場所が好まれやすいため、下記の場所を重点的にチェックしましょう。
| 種類別の巣づくり傾向 | |
| 場所 | 種類 |
| 開放空間 (軒下、木の枝、ベランダなど) |
キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、ツマアカスズメバチなど |
| 閉鎖空間 (木の洞、土の中、屋根裏など) |
オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチなど |
スズメバチの巣を見つける方法

スズメバチを駆除する場合、まずは巣を見つける必要があります。
①巣づくりに適した場所を予測する
スズメバチの巣を見つけるためには、巣づくりが行われそうな場所を事前に把握しておくのが大切です。
スズメバチは軒下や木の枝のような開放空間に巣をつくる種類と、屋根裏や土の中といった閉鎖空間に巣をつくる種類に分類されます。
思わぬ場所に巣をつくるケースもあるため、先入観は捨てて予測しましょう。
②飛んでいく方向を観察する
巣が見つからない場合、家の中もしくは離れた場所からスズメバチが飛んでいく方向を観察しましょう。
スズメバチに近づくと刺激を与えてしまうため、安全を確保するのが先決です。
何度も同じ場所で見失ったり、壁の中に入っていく様子が見られたりする場合、その付近に巣をつくられている可能性があります。
スズメバチに刺されると重篤なアレルギー反応で命を落としかねないため、毒針で攻撃されるのが怖いと感じる場合は無理に捜索せず、プロのハチ駆除業者に相談しましょう。
スズメバチがつくった巣の自力駆除を考える前に

スズメバチは強力な毒針を持っているので、巣の駆除は命がけの作業になります。
すでに巣ができてしまった場合、まずは自力で駆除できる範囲かどうかを確認するのが大切です。
気軽に実施すべき作業ではないので、以下のポイントを確認しつつ自力駆除の可否を判断しましょう。
巣の大きさは直径10cm以下か
スズメバチを自力で駆除する場合、まずは巣の大きさが直径10cm(ソフトボールのサイズ)を超えているかをチェックしましょう。
女王バチが巣づくりをはじめる春頃なら、直径10cm以下の初期巣が見つかりやすい傾向にあります。
春頃は群れをつくるために女王バチ1匹で巣づくりから幼虫の育成まで担うため、仮に働きバチが羽化していても数は少なく、自力で対処しやすい時期です。
直径10cmを超えている場合、働きバチの数が増える巣の拡大期に突入している可能性が高いので、自力での駆除は推奨できません。

どこに巣がつくられているのか?
スズメバチの巣を見つける方法で解説した手順に沿い、スズメバチの巣ができている場所を確認しましょう。
開放空間の場合、巣の大きさは離れた場所でも確認できますが、駆除するときに脚立や梯子が必要になるケースもあります。
閉鎖空間の場合、内部にある巣の大きさを把握するのは困難です。
露出している部分の巣が小さくても、内部の巣が想像以上に大きくなっていて、働きバチの数も増えている可能性があります。
開放空間・閉鎖空間を問わず、地上2m以上の巣の駆除は高所作業扱いとなり危険です。
高所作業車や足場を使って作業しなければならないので、そもそも個人で対処できる範疇を超えています。
巣そのものが見つからなかったり、作業しづらい場所に巣をつくられて自力駆除が難しかったりする場合、プロへの依頼を検討しましょう。
アレルギーは持っている?
スズメバチは一度刺されただけでも、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。特に、過去に刺された経験がある場合は、そのリスクが高まるとされています。
スズメバチに限らずハチに刺されると、体内にハチ毒に対する抗体がつくられることがあります。
この抗体がつくられた状態で再び刺されると、激しいアレルギー反応を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。
過去に一度でもハチに刺されているなら、自力駆除は避けてプロに依頼したほうが賢明でしょう。
巣がある場所は自分で駆除していい場所か
スズメバチの巣を駆除するときは、事前に自分で駆除していい場所かを確認する必要があります。
自宅の敷地外にある巣を勝手に駆除した場合、トラブルにつながる可能性も考えられるので、必ず所有者や管理者に相談しましょう。
| 駆除作業を行う前の確認 | |
| 巣の場所 | 管轄 |
| 自宅の敷地内 | 自己判断で巣を駆除できる |
| アパートやマンション | 管理会社や管理組合の理事会、大家さんに連絡して判断を仰ぐ |
| 自治体運営の公園 | 自治体の担当部署に連絡する ※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されている 例)横浜市役所 |
| 電柱 | NTTまたは電力会社の管轄になるため、電柱に記載のある管轄を確認して連絡する |
駆除グッズはそろっているか
駆除を安全に進めるためには、スズメバチの攻撃を想定した事前準備が大切です。
毒針から身を守るため、肌の露出や衣類のすき間をなくすのも重要となります。
作業前に道具がすべてそろっているか確認し、足りないものがあれば事前に買い足しておきましょう。
必要な道具を表にまとめたので、ぜひご確認ください。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| 駆除スプレー (2~3本) |
スズメバチの動きを止める殺虫スプレー | |
| 脱脂綿 (コーキング剤でも可) |
スズメバチの巣穴を塞ぐ | |
| 白い防護服 (7mm以上の厚手のもの) |
毒針や大顎などのスズメバチの攻撃から身を守る | |
| 厚手の白い手袋 | スズメバチの攻撃から手元を守る | |
| 白い長靴 | スズメバチの攻撃から足元を守る | |
| 虫取り網 (粘着シートでも可) |
巣の周りを飛び回るハチを捕獲する | |
| 厚手のゴミ袋 | ![]() |
巣やハチの残骸を回収する |
| ヘラ | 外壁などから巣を削り取る | |
| 掃除用具 | 駆除作業後に落ちている巣やスズメバチの死骸を回収する | |
| ライト (赤色灯) |
夜間作業の際に使用する (スズメバチを刺激してしまうため直接巣に光を当てないこと) |
|
| ポイズンリムーバー | スズメバチに刺されたときに毒を吸いだす | |
| 抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏 | スズメバチに刺されたときの応急処置に使う |
夜間作業に赤色灯は使える?

夜間に巣を駆除する場合、通常のライトを使うと光に刺激されたスズメバチが攻撃態勢に入ってしまいます。
一般的にハチ目の昆虫は赤い光を認識しづらいとされているため、駆除作業には赤色灯や赤いセロハンを巻いたライトの使用が推奨されてきました。
しかし、近年の調査でスズメバチは種類により、赤色を含む暖色系の光にも寄ってくる可能性があると確認されているので、赤色灯を使っても安全とは断言できません。
夜間の駆除作業は、そもそもライトの種類に関係なく危険という点を認識しておきましょう。
巣に直接ライトを当てるのではなく、現場から少し離れた場所にライトを設置して巣の周辺を間接的に照らすようにするのがおすすめです。
スズメバチ駆除の手順(庭木や外壁に巣がある場合)

ここからは庭木や外壁につくられたスズメバチの巣の駆除手順を紹介します。
安全を確保するため、あらかじめ手順をしっかり把握してから駆除作業に取り組むのが大切です。
女王バチの初期巣も拡大期の大きな巣も、基本的な駆除の工程は変わりません。
土の中に巣があるときの駆除手順はこちらで解説しているので、巣の場所に応じてご確認ください。
①必要な道具がそろっているか確認
安全に駆除作業を進めるため、まずは必要な道具がそろっているか確認しましょう。
防護服を着用したら、すき間がないか全身をくまなくチェックしてください。
ヘルメットと防護服をつなぐチャック、手袋とのすき間、長靴とズボンの間などは特に注意が必要です。
小さなすき間が開いていると、そこからハチに侵入されてしまう恐れがあります。
必要な道具が1つでも足りないなら、作業をスタートする前に購入しておきましょう。
②スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する
巣の付近に移動したら風上に立ち、巣穴に向けて駆除スプレーを一気に噴射します。
途中で残量が切れてしまった場合に備え、予備のスプレーを手が届く範囲に置いておきましょう。
予備のスプレーを近くに置いていなかった場合、スズメバチを倒しきれず反撃されるリスクがあります。
巣から聞こえる羽音が収まったら、巣穴からハチが出てこないように脱脂綿を詰め込んでフタをしてください。
③巣を切り離してゴミ袋の中に入れる
駆除スプレーを十分に噴射して巣穴を塞いだら、ヘラで巣を切り離して厚手のゴミ袋で回収します。
巣に木の枝が絡まっている場合、剪定ばさみを使って対処しましょう。
巣を回収したときに生き残りのハチがいた場合、完全に死滅するまでゴミ袋内に駆除スプレーを噴射しましょう。
④ゴミ袋を何重にも縛る
巣を回収したら、ゴミ袋を二重にも三重にも固く縛りましょう。
巣の中で生き残りのハチがいた場合、内部から刺されるリスクがあり危険です。
厚手のゴミ袋を2枚重ねにすれば、より安全性が高まります。
⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する
狩りに出ていた働きバチは帰巣本能により、巣を駆除しても元の場所に戻ってくるケースがあります。
巣があった場所に駆除スプレーを噴霧しておけば、戻りバチを寄せ付けない忌避効果が期待できます。
⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する
駆除したハチの巣を放置すると、巣の中に残ったサナギが羽化して成虫になってしまう可能性があるため、再び危険な状況を招きかねません。
巣の中にいる幼虫やサナギは栄養豊富な餌なので、他の虫が群がってくる可能性もあります。
成虫や他の虫が集まると衛生面の悪化につながるため、巣を駆除・回収したらできるだけ早めに処分しましょう。
ハチの巣を処分する場合、お住まいの自治体が定めているルールにしたがって対応してください。
自治体によっては巣を燃えるゴミとして処分できるので、事前に電話やホームページで確認しておくと安心です。
スズメバチ駆除の手順(土の中に巣がある場合)

続いて土の中にあるスズメバチの巣の駆除手順を紹介します。
庭木や外壁のケースと同様、女王バチの初期巣も拡大期の大きな巣も駆除の工程はほぼ変わりません。
ただし、拡大期に入った土の中の巣は想定より深い部分まで浸食している可能性があります。
十分な準備ができず手順にも不安を感じる場合、プロに依頼するのがおすすめです。
①巣の出入口を探す
必要な道具をそろえたら、女王バチもしくは働きバチが頻繁に出入りしている場所を観察し、巣の場所を特定しましょう。
出入口付近は土が盛り上がっているケースが多く、巣を探すときの手掛かりになります。
②巣の出入口へ駆除スプレーを噴射する
巣の場所を確認できたら、風上から巣のある位置を狙って駆除スプレーを噴射します。
石の下が出入口になっている場合、すき間に向けて30秒以上しっかり噴射しましょう。
5mほど離れた場所からスプレーを噴射しつつ、巣に少しずつ近づくのが重要です。
働きバチが周辺を飛び回っている際は慌てず、ゆっくりとその場を離れましょう。
巣の周りを飛ぶ働きバチの動きが落ち着くまで、噴射→距離を取る→噴射…という工程を繰り返してください。
③ハチの動きが落ち着いたら巣を露出させる
巣の外に出てくるハチがいないことを確認したら、土を丁寧に掘り起こして巣を露出させます。
石の下に巣がある場合、土の中の巣を露出させる前に石をゆっくりどけてください。
④巣の出入口へ再度スプレーを噴射
巣が露出して出入口の穴が見えたら、その穴を狙って再度駆除スプレーを噴射します。
巣の中からハチが飛び出してきても、焦らずスプレーの噴射を続けてください。
⑤巣の大きさに応じて回収
巣が大きい場合、駆除スプレーが奥まで届いていない可能性があるので、巣を少しずつ崩しつつ回収します。
崩れ落ちた巣はすべて厚手のゴミ袋に入れて、生き残りのハチがいたら都度スプレーを噴射して駆除しましょう。
作業中に毒針で刺される恐れがあるため、必ず厚手の手袋を着用してください。
すでに巣の位置を把握できているなら、外が暗くなる夜間に②の作業を実行し、巣に戻っている働きバチを一網打尽に駆除する方法がおすすめです。
夜間はスズメバチの活動が落ち着いており、比較的攻撃性が低くなっているので、まとめて数を減らしやすい傾向にあります。
③~⑤の作業を翌日の明るい時間帯に実行することで、生き残りのハチから反撃されるリスクを抑えられるため、よりスムーズに作業を進められるでしょう。
ただし、例外的にモンスズメバチは夜間でも活動を続けるため、作業前に飛び回るスズメバチがいないかを確認しておくと安心です。
夜間作業時はスズメバチが光に反応して集まりやすいため、ライトは絶対に手に持たず、現場から少し離れた場所に設置してください。
⑥回収したハチの巣は自治体のルールにしたがって処分する
ハチの巣を回収したら、自治体が定めたルールにしたがって処分します。
処分方法の詳細はこちらでご確認ください。
スズメバチに巣をつくられない対策

巣を駆除したら、スズメバチ自体を寄せ付けないための工夫をしておくのも大切です。
巣づくりの予防にもなるので、再びスズメバチから攻撃されるリスクを抑えられます。
予防の際はスズメバチの活動時期別の危険性で述べたとおり、女王バチが単独で巣づくりや子育てを行う4月~5月までに忌避効果が期待できる対策を講じましょう。
4月~5月のうちにスズメバチの忌避方法を実践できていれば、敷地内に巣をつくられる可能性が大きく減少します。
主な忌避方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
木酢液を使う
木酢液とは、木炭をつくるときに生じる煙を冷却して採取する褐色の液体です。
燻製のような独特のニオイを放つ液体であり、殺菌効果や消臭効果を持つ成分が含まれています。
スズメバチは木酢液のニオイを嫌うため、巣づくり予防を兼ねた忌避剤として有効です。
木酢液を使用する場合、まずは水と1対1の割合で混ぜて希釈します。
その後、薄めた木酢液をスプレーボトルに入れて、スズメバチが巣をつくりそうな場所に噴霧してください。
木酢液が揮発すると効果は切れるため、1か月に3~4回ほどのペースで噴霧しておきましょう。
希釈した木酢液をペットボトルやバケツに入れて、スズメバチが飛来しやすい場所に設置する忌避方法もあります。
こちらも効果は永続しないため、1か月に1回以上のペースで木酢液を入れ換えましょう。
なお、木酢液は犬や猫への忌避剤としても使われているので、ペットの近くで使用しないよう注意する必要があります。
また、木酢液は強酸性で濃度が高いと花や庭木に悪影響をもたらすため、しっかり希釈してから使うのも大切です。
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庭木の剪定
庭木の枝葉が込み合っている状態はスズメバチが巣をつくりやすい環境なので、剪定ばさみで風通しの良い状態を保つのが重要です。
花が終わった枝や枯れ枝、徒長枝(とちょうし)という上に向かって勢いよく伸びている枝を中心に剪定し、枝葉の密度を減らしましょう。
ただし、庭木が成長しやすい温暖な時期(主に夏)に太い枝を切り落としたり、樹形を大きく変える強剪定を行ったりすると、庭木がダメージを受けて枯れてしまう恐れもあります。
剪定で枝葉を整えるなら、庭木が休眠期に入る冬に実施するのがおすすめです。
剪定時はスズメバチに刺されないよう、庭木の中に巣がないか事前に確認しましょう。
スズメバチが苦手なハーブの鉢植えを置く
スズメバチはハーブ類の香りを嫌うので、以下のようなハーブを栽培すると忌避効果が見込めます。
- ラベンダー
- レモングラス
- シトロネラ
- タイム
- ペパーミント
ハーブは繁殖力が高いため、地植えよりコントロールしやすい鉢植えがおすすめです。
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捕獲器を使う
捕獲器はスズメバチが好む黒蜜と発酵した樹液の香りで誘引し、容器に閉じ込めて捕獲するグッズです。
容器は入ったら二度と出られない構造になっているので、スズメバチを確実に駆除できます。
庭木やベランダの柵に吊るすだけで機能するため、手軽に対策できる点も強みです。
女王バチが単独で動く時期に設置することで、巣づくりの前に捕獲できる可能性があります。
大量のハチは捕獲できませんが、女王バチさえ捕えれば巣づくりも産卵もなくなるため、群れの形成を未然に防げるのが強みです。
忌避スプレーを使う
忌避スプレーはその名のとおり、害虫を忌避するために使うスプレーです。
高知大学の研究によればバラの香りに含まれる2-フェニルエタノールは、スズメバチに対して忌避効果を発揮するといわれています。
あくまでバラの香りを構成する成分の1つを嫌うだけで、バラの花自体にスズメバチが寄り付かないわけではありません。
巣をつくられそうな場所に2-フェニルエタノール配合の忌避スプレーを噴霧することで、スズメバチの接近と巣づくりを予防できます。
ただし、2-フェニルエタノールを含むフェニルメタノール(別名:ベンジルアルコール)は猫に有害なので、猫を飼っている方は注意しましょう。
木の洞や壁のすき間、エアコンの室外機や屋根裏などのすき間を埋める
巣をつくられそうな場所が敷地内にある場合、あらかじめその場所に合った対策を講じるのが大切です。

304 ステンレススチール製ワイヤーメッシュロール|KLSBEEURR
たとえば、養蜂業でもオオスズメバチ対策に使われている金網は侵入経路を塞ぐときに役立ちます。
エアコンの室外機や通気口に金網を張ればスズメバチの侵入を阻止できるため、巣づくりを未然に防げるグッズです。
ただし、害鳥対策用など網目が大きい金網はハチがすり抜けてしまうので、1cm未満のできるだけ網目が細かいものを選びましょう。
壁のひび割れや小さな穴を埋める場合、屋外用のパテを使った補修方法がおすすめです。
パテを注入してヘラで軽く整えるだけなので、誰でも簡単・手軽に使用できます。
補修するときは施工前にゴミやほこりを取り除き、パテと接地面を密着させるのが大切です。
小さなすき間でもスズメバチが侵入する可能性はあるため、見落としがないか隅々までチェックしましょう。
外壁の継ぎ目や窓の縁などを埋める場合、コーキング剤を使用します。
コーキング剤を使う際はコーキングガンが必要なので、セットで用意しましょう。
広範囲を施工しなければならない場合や施工対象(壁や天井)が劣化で崩れやすくなっている場合、外壁工事の依頼も検討してください。
高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

スズメバチの種類によって巣の場所は変わりますが、軒下や高木など手の届かない高所、床下や屋根裏など入り組んだ場所に巣をつくるケースがよく見受けられます。
これらの場所は思うように身動きがとれないため、通常の駆除作業より難易度が高く危険です。
特に床下や屋根裏については巣の大きさを外から把握しづらいので、想定より多くの働きバチが羽化していて絶え間なく攻撃される可能性もあります。
また、スズメバチは温暖な時期に巣をつくるため、防護服を着用しての作業は熱中症のリスクを伴う点にも要注意です。
1つでも不安要素が残っているなら決断を急がず、プロのハチ駆除業者に相談しましょう。
自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼したほうが安心
外から巣の様子を確認できる状況であっても、高所や閉鎖空間での駆除作業は大きな危険を伴います。
「準備ができていない」「巣の位置がわからない」「やり遂げる自信がない」という方は、無理をせずプロへの依頼を検討しましょう。
プロのハチ駆除業者なら巣の大きさや位置に応じて最適な方法を選択できるうえ、防護服や専用の道具もそろっているので、安全かつスムーズに駆除してくれます。
また、市販品より致死力が高いスズメバチ用駆除スプレーを使えるのもプロならではの強みです。

業務用ハチ駆除用殺虫剤 ハチノックV 480ml|住化エンバイロメンタルサイエンス
ハチノックVは、業務用駆除スプレーとしてハチ駆除の現場で採用されており、市販品との最大の違いはピレスロイド系成分の種類です。
市販品の駆除スプレーにはモンフルオロトリンやフタルスリンなどが含まれていますが、ハチノックVにはd・d-T80-プラレトリンが配合されています。
モンフルオロトリンはハチの行動を停止させる効果、フタルスリンはハチを素早く落とす効果に優れていますが、スズメバチに噴射してもすぐ死なない可能性があります。
プラレトリンは数あるピレスロイド系成分のなかでも致死力が突出して高く、薬剤を浴びたスズメバチが一瞬で絶命するほどです。
一度倒したハチが蘇生する可能性も低いので、より確実かつ安全に駆除できます。
強力な効果を持つ一方、人体に対して悪影響をもたらすリスクがあります。
知識や防護装備がない状態で使用した場合、皮膚や内臓に何らかの健康被害が生じる可能性もあるため、ハチノックVはメーカーから一般利用が推奨されていません。
一般利用を想定した製品としては、もしものために持っておきたい携帯用ハチ駆除スプレーで紹介した1回使い切りタイプのハチノックSがあります。
ハチノックSは緊急時の使用を想定しているので駆除作業には不向きですが、山や河川敷などの自然が多い場所に出かける際に持っておくと安心です。
このように使用する駆除スプレーの違いも、プロのハチ駆除業者へ依頼すべきか決める際の判断基準になるため、必要な知識として押さえておきましょう。
まとめ
- スズメバチの毒はアミン類や生理活性ペプチドなど複数の成分が混ざっている
- スズメバチの毒針は何度でも抜き差しできるので、複数回刺される恐れがある
- スズメバチの毒に民間療法は効かないので、適切な応急処置が必要
- 駆除作業は毒針で刺されるリスクがあるので、プロへの依頼も検討する
スズメバチの毒は複数の成分が混ざった毒のカクテルで、体内に入ると強い痛みやアレルギー反応を引き起こします。
初めて刺された場合でもアナフィラキシーショックを誘発する可能性があり、人を死に追いやることもある強力な毒です。
また、スズメバチの毒針は何度でも使える構造になっているので、相手が1匹でも複数回刺される恐れがあります。
スズメバチは毒液を噴霧して仲間を呼び寄せるケースもあるため、不用意に刺激するのはきわめて危険です。
万が一刺されてしまった場合、まずは全身症状の有無を確認したうえで、異変があればすぐに医療機関を受診しましょう。
仮に異変がなかったとしても、基本的な応急処置(流水で洗う・薬を塗る・冷やす)は欠かせません。
アンモニア水を塗るなど民間療法は効果が期待できず、かえって症状が悪化してしまうケースも考えられます。
自力での駆除に少しでも不安があるなら、プロに相談しましょう。
害虫害獣コンシェルジュは「これはスズメバチの巣なのかわからない」「駆除すべきか迷っている」という段階でも、無料相談・無料見積りを承っています。
スズメバチの駆除でお悩みの方は、お電話またはお問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。
- 現地調査・お見積り:無料
- スズメバチ:13,000円
- オオスズメバチ:25,000 円
※現地地調査・お見積りは対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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