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キイロスズメバチの危険性は?巣の場所や駆除方法も解説

  • ハチ
2026.10.21
キイロスズメバチの危険性は?巣の場所や駆除方法も解説

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キイロスズメバチは、スズメバチのなかでも攻撃性が高い種類です。

自宅のベランダや庭で見かけたハチがキイロスズメバチかもしれないと気付き、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

キイロスズメバチの毒針に刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こし、命に関わる可能性があります。

都市部にも巣をつくるハチなので、人間の生活圏内によく出没するのも特徴です。

駆除せず放置すると、急激に巣が大きくなって危険性も高まるため、早めに手を打たなければなりません。

この記事では、キイロスズメバチの基礎知識を踏まえつつ、遭遇時の対処法や巣をつくる場所について解説します。

また、自力駆除のリスクや正しい駆除方法も紹介するので、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • キイロスズメバチの見た目や生態
  • キイロスズメバチの攻撃性
  • キイロスズメバチを見かけたときの対処法
  • キイロスズメバチの巣の特徴
  • キイロスズメバチの巣を放置するリスク
  • キイロスズメバチの自力駆除に伴うリスク
  • キイロスズメバチの巣を駆除するときの手順

スズメバチとは

ハチ目の系統樹(スズメバチ) スズメバチ属用
スズメバチとは、ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科スズメバチ科スズメバチ亜科に属する昆虫の総称です。

スズメバチ亜科は、さらに4種類に分かれています。

スズメバチの分類 種類
スズメバチ属
(Vespa)
キイロスズメバチ、オオスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、チャイロスズメバチ、ツマグロスズメバチ、ツマアカスズメバチなど
クロスズメバチ属
(Vespula)
クロスズメバチ、シダクロスズメバチ、ツヤクロスズメバチ、キオビクロスズメバチ、ヤドリスズメバチ など
ホオナガスズメバチ属
(Dolichovespula)
ヤドリホオナガスズメバチ、キオビホオナガスズメバチ、シロオビホオナガスズメバチ、ニッポンホオナガスズメバチ など
ヤミスズメバチ属
(Provespa)
ナミヤミスズメバチ、タイリクヤミスズメバチ、オオヤミスズメバチ

日本国内での生息が確認されているのは、スズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属の3種類です。

ヤミスズメバチ属は、タイやベトナムなどの東南アジア地域に生息しています。

キイロスズメバチが分類されるスズメバチ属は、他の属より攻撃的な種類が多いグループです。

毒針で刺された場合、強い痛みや腫れに加えてアナフィラキシーショックが発生する恐れもあります。

キイロスズメバチを見かけたら、むやみに近づかないよう注意しましょう。

参考

日本産有剣ハチ類図鑑|寺山守・須田博久 編著
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

キイロスズメバチってどんなハチ?

キイロスズメバチってどんなハチ?

キイロスズメバチの基本情報

和名 キイロスズメバチ
学名 Vespa simillima xanthoptera
分類 ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科
スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属
体長 女王バチ:2.5~3.0cm程度
働きバチ:1.7~2.5cm程度
オスバチ:2.0~2.3cm程度
巣の場所 開放空間:軒下、ベランダ、木の枝など
閉鎖空間:屋根裏、床下、壁の隙間、土の中、木の洞など
巣の規模 巣盤:5~10枚
育房:4,000~14,000房
巣の特徴
  • 球状
  • 表面はマーブル模様
  • 初期は小さい
  • 最盛期は直径50cmを超える可能性あり
主な餌 幼虫:クモや昆虫を肉団子状にしたもの
成虫:樹液、花の蜜、幼虫の分泌液
生息域 本州、四国、九州、佐渡島、対馬島、屋久島
日本産亜種 エゾキイロスズメバチ

キイロスズメバチは、黄色い見た目から命名された在来種のスズメバチです。

山林だけではなく、多くの人々が集まる都市部でも勢力を拡大しています。

都市部に適応した理由は、後述のキイロスズメバチは都市部でもよく見られるで解説します。

参考

日本産有剣ハチ類図鑑|寺山守・須田博久 編著
日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

キイロスズメバチの特徴的な見た目

キイロスズメバチの特徴的な見た目

キイロスズメバチの体は、顔や脚を含めて全体的に橙色味が強い黄色です。

頭部(複眼周辺)や胸部には黒い部分があり、腹部には黄色と黒の縞模様が形成されています。

全身が黄褐色の産毛で覆われているため、飛んでいるときは黒い部分が目立たず、ほぼ濃い黄色一色のハチに見えるのが特徴です。

キイロスズメバチはどのくらいの大きさ?

キイロスズメバチはどのくらいの大きさ?

キイロスズメバチの体長は、女王バチが2.5~3.0cm程度、働きバチが1.7~2.5cm程度、オスバチが2.0~2.3cm程度です。

身近なもので例えると、女王バチは500円玉(直径約2.7cm)と同じか少し大きいくらいにとどまります。

働きバチとオスバチは、おおむね1円玉(直径2cm)から10円玉(直径約2.4cm)ほどの大きさです。

スズメバチのなかでもっとも体が大きいオオスズメバチ(3.0~5.0cm程度)と比べると、キイロスズメバチはひと回り以上小さくなる場合もあります。

しかし、体が小さくても攻撃性は高いので、大きさだけで危険度を判断しないでください。

参考

日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

キイロスズメバチと見間違いやすいハチ

キイロスズメバチと見間違いやすいハチ

自宅周辺で黄色いハチが飛んでいても、キイロスズメバチとは限りません。

他のハチと見間違えた場合、誤った対策で危険を招く可能性があるため、本当にキイロスズメバチかどうか正確に判断したいところです。

もっとも危険度が高いオオスズメバチと、同じく黄色が目立つキアシナガバチを例に挙げて、見分ける際の比較項目をまとめました。

比較項目 キイロスズメバチ オオスズメバチ キアシナガバチ
色
  • 全体的に橙色味が強い黄色
  • 腹部は黄色と黒の縞模様
  • 頭部は橙色
  • 腹部は橙色と黒の縞模様
  • 脚が黄色
  • 腹部は黄色と黒の縞模様
形状
  • 腹部が弾丸のような形
  • 胸部と腹部のくびれがはっきり
    • 腹部がなだらかに太くなる
    • 体全体がほっそり
    • 脚が長い
    大きさ オオスズメバチよりひと回り以上小さい
    (1.7~3.0cm程度)
    世界最大のスズメバチ
    (3.0~5.0cm程度)
    キイロスズメバチと大差なし
    (2.0~2.6cm程度)
    飛び方
    • 脚を垂らさない
    • 直線的で素早く飛ぶ
    • 脚を垂らす
    • ふらふらとゆっくり飛ぶ
    巣の場所 開放空間と閉鎖空間の両方 閉鎖空間
    (土の中、木の洞など)
    開放空間
    (軒下、庭木など)
    巣の見た目 球状 球状
    釣鐘状
    シャワーヘッド型

    オオスズメバチは体の色や大きさ、キアシナガバチは飛び方や巣の見た目が比較的区別しやすいポイントです。

    スズメバチの巣の見た目は巣づくり環境に合わせて変形することがあるため、以下の画像はあくまで目安として参考にしてください。

    巣の見た目の違い

    キイロスズメバチの巣の場所や見た目に関しては、後述のキイロスズメバチの巣の特徴で詳しく解説します。

    見分けがつかないときは、スズメバチの可能性を考えて近づかないようにしましょう。

    キイロスズメバチの生息域

    キイロスズメバチの生息域

    キイロスズメバチは、本州、四国、九州の広い範囲に生息しているハチです。

    また、佐渡島、対馬島、屋久島などの島々にも分布しています。

    平地から山地まで多様な環境で暮らしているため、人間にとって身近な存在です。

    一方、北海道には亜種※のエゾキイロスズメバチが生息しています。

    詳細はキイロスズメバチの日本産亜種で解説します。

    ※亜種:同じ種類でも生息している場所が異なることで、見た目に違いが見られるグループ

    キイロスズメバチは都市部でもよく見られる

    近年、キイロスズメバチは都市近郊で急増していることから、都市適応型のスズメバチと呼ばれています。

    キイロスズメバチが都市部で数を増やせるのは、軒下、屋根裏、ゴミ箱の内部といった人工的な環境にも巣をつくる習性があるためです。

    さらに、餌となるクモや昆虫も市街地によく現れるので、都市部が狩場になっている点も理由とされています。

    参考情報として、キイロスズメバチによる襲撃の可能性が高いとされる被害事例も紹介します。

    時期 場所 被害状況
    2017年9月 愛媛県大洲市 電動車イスに乗った高齢女性がスズメバチの群れに遭遇し、約150か所を刺されて亡くなった。巣は近くの住宅の軒下にあった。
    2022年6月 鹿児島県鹿児島市 市内の公園を散策していた小学生9人がハチに刺された。休憩スペースの屋根に巣があったと証言されている。
    2024年6月 福岡県北九州市 神社の参拝者11人がスズメバチに刺され、9人が病院に搬送された。

    どの事例も人が日常的に訪れる場所で発生しているため、キイロスズメバチを含むスズメバチの刺傷被害は自宅の近くでも起こりうると認識しておきましょう。

    キイロスズメバチの生態

    キイロスズメバチの生態

    キイロスズメバチは他のスズメバチと同様、1匹の女王バチを中心に群れを成す社会性昆虫です。

    群れは女王バチ、働きバチ、オスバチの3階級で構成されており、それぞれ異なる役割を担っています。

    役割の違いは以下のとおりです。

    スズメバチの分業
    初代女王バチ
    • 初期巣の形成(巣づくり、餌集め、初期の幼虫の育成)
    • 産卵
    • 毒針を持つ
    働きバチ
    • 巣の拡張と維持
    • 幼虫の育成(狩りをして餌を運ぶ)
    • 巣の中の温度調節
    • 外敵から群れを守る
    • 毒針を持つ
    オスバチ
    • 新女王バチとの交尾
    • 巣の拡張や幼虫の育成はしない
    • 毒針を持たない
    新女王バチ
    • オスバチと交尾をしたのちに越冬
    • 翌年の春から初期巣のを形成し産卵

    メスの女王バチと働きバチが持つ毒針は、進化のプロセスで産卵管が変化した部位です。

    オスバチには産卵管がないので、毒針もありません。

    キイロスズメバチ特有の習性としては、夏頃に巣の引越しをする点が挙げられます。

    最初は閉鎖空間に巣をつくりますが、群れが拡大して手狭になると、より広いスペースを求めて開放空間へと移動することが多いのです。

    キイロスズメバチは働きバチの数が1,000匹を超えることもあるので、引越し後は巨大な巣が形成されます。

    初代女王バチ

    初代女王バチは4月以降に越冬から目覚めるのが一般的ですが、3月末に活動を開始している個体が見られた事例もあります。

    働きバチが羽化するまで、初代女王バチはすべての仕事を単独で担わなければなりません。

    最初は屋根裏や床下などの目立たない閉鎖空間に巣をつくり、産卵や子育てに勤しみます。

    幼虫の餌集めも担当するため、4~5月は休む暇がない状態です。

    働きバチ

    働きバチは6月頃から羽化し、産卵以外のあらゆる仕事を初代女王バチに代わって担当します。

    巣をさらに拡張したり、外でクモや昆虫を狩ったりするのが主な役割です。

    狩りで捕らえた獲物は肉団子状に加工してから、巣まで持ち帰り幼虫に与えます。

    巣の中の温度調節を行うため、入り口で羽ばたいて風を送り込んだり、水を持ち帰って内部で散布したりするのも働きバチの仕事です。

    また、働きバチは外敵から群れを守る防衛役も担っています。

    群れが拡大する時期は襲いかかってくるハチの数も増えるため、巣に近づかないよう注意してください。

    オスバチ

    キイロスズメバチのオスバチは、9~11月にかけて羽化します。

    オスバチの役割は、同時期に羽化する新女王バチとの交尾のみです。

    働きバチと違い、巣づくりや幼虫の育成には一切関わりません。

    交尾を終えたオスバチは、冬を越さずに一生を終えます。

    新女王バチ

    次の世代のリーダーとなる新女王バチは、オスバチと同じく9~11月に羽化します。

    巣の規模によって変動しますが、1つの巣で生まれる新女王バチの数は200~800匹程度です。

    新女王バチは自分が育った巣を離れた後、別の巣で育ったオスバチと交尾をします。

    交尾後はしっかりと栄養を蓄え、朽ち木や切り株の内部に潜り込んで越冬に入ります。

    翌年の春を迎えると、新女王バチが初代女王バチとして活動を開始し、また新たな1年のサイクルが始まるのです。

    キイロスズメバチの攻撃性

    キイロスズメバチの攻撃性

    スズメバチ属のなかでも、キイロスズメバチはオオスズメバチに次いで攻撃性が高い種類です。

    軽い刺激を与えるだけで、働きバチが一斉に襲いかかってくる恐れもあります。

    キイロスズメバチの警戒範囲は約10m、追跡距離は約30mで、両方ともオオスズメバチと並ぶ数値です。

    開放空間と閉鎖空間のどちらにも巣をつくる種類なので、知らない間に警戒範囲に入ってしまい攻撃される可能性もあります。

    敵として認識したものを執拗に追跡してくるため、一度狙われると無傷で逃げ切るのは難しいでしょう。

    キイロスズメバチは攻撃前に顎をカチカチと鳴らす威嚇行動を取るので、音が聞こえたら静かにその場を離れてください。

    毒針で刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるため要注意です。

    参考

    スズメバチの真実 最強のハチとの共生をめざして|中村雅雄 著

    キイロスズメバチの日本産亜種

    キイロスズメバチの日本産亜種

    北海道に生息しているエゾキイロスズメバチは、キイロスズメバチの日本産亜種です。

    本州以南のキイロスズメバチとは、見た目や巣の規模に違いがあります。

    エゾキイロスズメバチ

    エゾキイロスズメバチ

    エゾキイロスズメバチの基本情報

    和名 エゾキイロスズメバチ
    学名 Vespa simillima simillima
    分類 ハチ目細腰亜目有剣下目スズメバチ上科
    スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属
    体長 女王バチ:2.4~2.6cm程度
    働きバチ:1.8~2.3cm程度
    オスバチ:1.9~2.2cm程度
    巣の場所 開放空間:軒下、木の枝、崖など
    閉鎖空間:屋根裏、床下、壁の隙間、土の中、木の洞など
    巣の規模 巣盤:10枚に達する事例あり
    育房:2,000~5,000房
    巣の特徴
    • 球状
    • 表面はマーブル模様
    主な餌 幼虫:クモや昆虫を肉団子状にしたもの
    成虫:樹液、花の蜜、幼虫の分泌液
    生息域 北海道

    エゾキイロスズメバチはケブカスズメバチと呼ばれることがあり、札幌市のホームページでは現在もこの名前で表記されています。

    キイロスズメバチと同じ種類ですが、以前は別の種類のハチとして扱われていた名残で、それぞれ異なる名称で呼ばれています。

    エゾキイロスズメバチの体は、キイロスズメバチと比べて黒い部分が多く、全体的にやや暗い色合いです。

    札幌市内をはじめとする都市部での目撃情報も多く、自治体からも注意喚起が発信されています。

    キイロスズメバチと同じく攻撃性が高いため、うかつに接近しないよう注意が必要です。

    軒下や屋根裏に大きな球状の巣をつくる点も同様なので、自宅周辺で遭遇する可能性があります。

    参考

    日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著
    スズメバチ類、アシナガバチ類|札幌市

    キイロスズメバチを見かけたらどうする?

    キイロスズメバチを見かけたらどうする?

    キイロスズメバチは住宅地にも巣をつくるため、自宅のベランダや庭で遭遇する場面も考えられます。

    攻撃性が高いハチなので、刺激を与えないよう行動しましょう。

    キイロスズメバチに遭遇したら

    キイロスズメバチに遭遇したら

    キイロスズメバチが目の前に現れたとき、必要な対処法は以下のとおりです。

    巣やハチを見つけても騒がない

    スズメバチに遭遇したら、落ち着いた行動を心がけましょう。

    巣やハチを見つけたときに大声を出したり、手やタオルで振り払ったりすると、防衛役の働きバチが攻撃態勢に移行してしまいます。

    巣を棒でつついたり、巣に向かって石を投げたりする行為もNGです。

    キイロスズメバチは軽い刺激にも反応するので、騒がず冷静に対処しましょう。

    その場から静かに離れる

    スズメバチを見かけた場合、近くに巣をつくられた可能性があるので、静かにゆっくりとその場を離れてください。

    走って逃げると足音や振動が巣に伝わり、ハチを刺激してしまうためです。

    キイロスズメバチの警戒範囲は約10mなので、十分な距離を取りましょう。

    頭や目(黒い部分)に気を付ける

    スズメバチは黒くて動きがあるものを狙い、積極的に攻撃してくる習性があります。

    人間の髪の毛や眼球の黒にも反応する恐れがあるため、遭遇したときは頭部を優先的に守ってください。

    頭部が露出しないよう帽子をかぶったり、タオルやハンカチで覆ったりすると効果的です。

    キイロスズメバチの巣に近寄らないようにする

    スズメバチの巣を見つけても、様子を見るために近寄るのは避けてください。

    巣に接近するだけでも刺激を与え、働きバチに攻撃されるリスクが生じるためです。

    キイロスズメバチは屋根裏や壁の隙間にも巣をつくるので、巣の存在に気付かないまま接近してしまう可能性もあります。

    巣を発見したときの対応に関しては、後述のスズメバチの巣を見つけたらで解説します。

    キイロスズメバチに刺されないためにできること

    スズメバチに刺されないためにできること

    日常生活に関する以下の習慣を見直すだけでも、キイロスズメバチによる刺傷リスクを軽減できます。

    黒い服装を避ける

    スズメバチは黒いものを攻撃する習性があるので、屋外では黒い服装を避けてください。

    濃紺や焦げ茶色など黒に近い色にも反応する恐れがあるため、明るく淡い色の服を着るのが賢明です。

    ただし、白や黄色はスズメバチ以外の害虫を引き寄せてしまうので、明るいグレーやベージュなどの中間色をおすすめします。

    帽子、マフラー、バッグ、靴といった小物類の色にも注意してください。

    毛皮素材を使った服は天敵のクマと誤認される可能性があるため、明るい色であっても避けましょう。

    強いニオイを避ける

    スズメバチは嗅覚が鋭いので、ヘアスプレーや柔軟剤などのニオイも刺激を与えてしまう原因となります。

    特に花の香りや甘い香りはハチを引き寄せやすいため、香料を使った製品には注意が必要です。

    外に出かけるときは、強いニオイを身にまとっていないか事前に確認しましょう。

    かすかなニオイにも反応する可能性があるため、無香料タイプの製品を選んでおくと安心です。

    清涼飲料水(甘い香りがするもの)は避ける

    スズメバチは糖分由来の甘い香りを好むため、清涼飲料水の取り扱いにも注意しましょう。

    スポーツドリンクや果汁飲料などの甘い清涼飲料水は、ハチに餌として認識される可能性があります。

    屋外ではフタ付きの容器を使用し、飲むとき以外は必ずフタを閉めてください。

    容器の内部に入り込んだハチに気付かず口をつけ、唇を刺されてしまった事例もあります。

    飲み残しもハチを引き寄せる原因となるため、缶やペットボトルは水ですすいでから捨てましょう。

    もしものために持っておきたい携帯用ハチ駆除スプレー

    もしものために持っておきたい携帯用ハチ駆除スプレー

    万が一キイロスズメバチに襲われたとしても、携帯用ハチ駆除スプレーを持っていれば逃げ切れる可能性が高まります。

    キャンプやハイキングで自然豊かな場所を訪れる場合、1本携帯しておくと安心です。


    ハチノックS 100ml 携帯用ハチ駆除殺虫剤|住化ライフテク(株)

    ハチノックSには、プロのハチ駆除業者が使用する業務用殺虫剤と同じ成分のd・d-T80-プラレトリンが配合されています。

    市販のハチ駆除スプレーに含まれる成分よりスズメバチへの致死力が高く、撃退後に再び動きだすリスクも低いとされる成分です。

    広範囲に噴射できる設計なので、素早く飛び回るハチにもしっかりと薬剤を当てられます。

    ただし、ハチノックSは緊急時の使用を想定した1回使い切りタイプの製品です。

    巣の駆除作業には使えないので、あくまでキイロスズメバチに襲われたときの最終手段として使用しましょう。

    約10秒間にわたって連続噴射ができるため、近寄ってきたハチに向けて噴射しつつ、速やかにその場を離れてください。

    キイロスズメバチの巣の特徴

    キイロスズメバチの巣の特徴

    キイロスズメバチは、スズメバチ属のなかでも特に大きな巣をつくる種類です。

    巣の見た目や場所を押さえておくと、早めに発見できる可能性が高まります。

    キイロスズメバチはどんな巣をつくる?

    巣の見た目 単独営巣期:小さな球状、出入り口は細長い円筒状
    引越し前:球状、表面はマーブル模様、直径20cm程度
    引越し後:球状、表面はマーブル模様、直径50cmを超える可能性あり
    巣をつくる場所 開放空間:軒下、ベランダ、木の枝など
    閉鎖空間:屋根裏、床下、壁の隙間、土の中、木の洞など
    巣の規模 巣盤:5~10枚
    育房:4,000~14,000房

    キイロスズメバチの巣は、時期によって見た目や場所が変わります。

    女王バチが1匹だけで活動する単独営巣期の巣は小さな球状で、出入り口が細長い円筒状になっているのが特徴です。

    最初の巣は、屋根裏や木の洞など外から見えない閉鎖空間につくられます。

    働きバチが羽化すれば円筒部分はかじり取られ、巣は球状のまま少しずつ大きくなります。

    引越し前の巣は直径20cm程度で、巣盤は2~3枚ほどです。

    働きバチが100匹前後まで増えると、軒下や木の枝などの開放空間へ引越しをします。

    引越し後の巣は増加した働きバチの力で急速に大きくなり、直径50cmを超える可能性もあります。

    最終的な育房の数は4,000~14,000房にのぼり、日本のスズメバチ属でもっとも大きな規模です。

    参考

    日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

    キイロスズメバチが巣をつくる場所一覧

    キイロスズメバチが巣をつくる場所一覧

    キイロスズメバチは開放空間と閉鎖空間のどちらにも巣をつくるので、場所を特定しづらい傾向にあります。

    巣が見つかりやすい場所をまとめたので、自宅周辺を確認するときの参考にしてください。

    開放空間 軒下、ベランダ、外壁、木の枝、植え込み
    閉鎖空間 屋根裏、床下、壁の隙間、通気口、土の中、木の洞、外に放置された箱、物置

    キイロスズメバチは都市部に適応しているため、身近な場所で巣をつくる可能性が高い種類です。

    特に住宅街は雨風をしのげる場所が多いので、環境的にも巣づくりに適しています。

    キイロスズメバチは巣の引越しをする

    前述したように、キイロスズメバチは働きバチの数が急増する7~8月頃に巣の引越しをするのが特徴です。

    屋根裏のような広い閉鎖空間に巣をつくった場合、引越しをせずにそのまま拡張する可能性もあります。

    新しい巣は元の巣から数m~数十mほどの場所にあることが多く、働きバチは幼虫がすべて羽化するまでの約1か月間、2つの巣を行き来します。

    引越し先が決まると、多くの働きバチが一斉に巣づくりを始めるため、何もなかった場所に突然大きな巣が現れることもあるのです。

    新しい巣を取り除いても、元の巣から来た働きバチが別の場所で再び巣をつくることがあるので、いたちごっこになるかもしれません。

    引越しの時期に駆除するなら、元の巣も含めて対処しなければならないため、プロへの相談を推奨します。

    参考

    日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

    キイロスズメバチの巣の放置はNG

    キイロスズメバチの巣の放置はNG

    キイロスズメバチの巣は短期間で急速に大きくなるので、放置するほど駆除の難易度や刺傷リスクは高まります。

    活動時期別の危険度を把握したうえで、巣が小さいうちに今後の対処を検討しましょう。

    巣を見つける方法、駆除を相談するときの連絡先も場所ごとに解説します。

    キイロスズメバチの活動時期別の危険性

    キイロスズメバチの活動時期別の危険性

    時期 危険度 主な行動
    4~5月 低 女王バチが越冬から目覚め、単独で巣づくり、産卵、働きバチの育成を開始する。
    6月 中 働きバチが羽化し、徐々に数が増える。
    7~8月 高 働きバチが急増し、巣が大きくなる。巣の引越しが始まることもある。
    9~11月 高 勢力と巣の規模が最大になる。新女王バチとオスバチが羽化する。
    12~3月 低 交尾を終えた新女王バチのみが越冬する。

    4~5月は越冬から目覚めた女王バチが1匹だけで活動しているため、駆除作業の危険度が低い時期です。

    6月以降は働きバチが羽化し始めるので、数が増えるにつれて危険度も上昇します。

    7~8月は巣を防衛する働きバチの数が一気に増えるため、攻撃性がさらに高まる時期です。

    巣が短期間で大きくなるだけではなく、引越しで新しい巣をつくられる可能性もあるので、対処が難しくなります。

    9~11月は群れの最盛期で、働きバチの数が1,000匹を超える巣もあります。

    キイロスズメバチは他のスズメバチより活動を終えるタイミングが遅いため、その分だけ危険な時期も長引くと認識しておきましょう。

    12月以降は新女王バチ以外のハチが死に絶えるので、巣は空になり危険度も低下します。

    ただし、安全性を考慮するなら冬まで駆除作業を待つことは推奨できません。

    キイロスズメバチの巣を長期間放置すると、以下のリスクが生じるためです。

    キイロスズメバチの巣を放置するリスク
    • 巣が巨大化して駆除の難易度が上がる
    • 家族や近隣住民の刺傷リスクが高まる
    • オオスズメバチが巣を襲いに来る

    秋頃になると、オオスズメバチがキイロスズメバチの幼虫を餌にするために巣を襲撃する可能性もあります。

    襲撃に備えてキイロスズメバチの警戒心も強まるため、巣の周辺は一段と近づけない状態になるのです。

    巣を見つけたら、プロへの依頼も含めて早めの駆除を検討してください。

    参考

    日本の真社会性ハチ|高見澤 今朝雄 著

    キイロスズメバチの巣を見つける方法

    スズメバチの巣を見つける方法

    キイロスズメバチの巣が見つからない場合、以下の方法を試してください。

    ①巣づくりに適した場所を予測する

    キイロスズメバチを自宅周辺でよく見かけるなら、まずは巣がありそうな場所の見当をつけましょう。

    引越しで巣の場所が変わる可能性もあるため、時期をベースに予測するのがおすすめです。

    4~6月はまだ群れの規模が小さいので、屋根裏や木の洞などの閉鎖空間に巣があると予測できます。

    7月以降は引越しが始まるため、軒下や木の枝などの開放空間も確認してください。

    ②安全な場所に身を隠してキイロスズメバチが飛んでいく方向を観察

    場所の見当がつかないときは、安全な場所からキイロスズメバチが飛んでいく方向を観察しましょう。

    ハチと直接対峙しないよう、窓越しに観察できる部屋や離れた場所の物陰に身を隠してください。

    同じ場所で急に姿が消えたり、特定の場所に何度も出入りする動きが見られたりするときは、近くに巣があるサインです。

    ただし、キイロスズメバチは攻撃性が高いので、巣が見つからなくても無理に探し回るのは避けてください。

    無自覚のまま警戒範囲に入る恐れもあるため、場所の見当がついた時点でプロに相談しましょう。

    スズメバチの巣を見つけたら

    巣が見つかった後の対応は、発見した場所によって変わります。

    原則として自宅の敷地外にある巣は、自己判断で駆除できません。

    賃貸住宅や集合住宅にある巣も同様なので、まずは責任の所在を確認する必要があります。

    スズメバチの巣の場所と責任の所在
    巣の場所 管轄
    自宅の敷地内 自己判断で駆除作業ができる
    アパートやマンション 管理会社、管理組合の理事会、大家
    自治体運営の公園
    自治体の担当部署に連絡
    ※各役所のホームページに担当部署の連絡先が掲載されています

    例)横浜市役所

    電柱 NTTまたは電力会社

    自宅の敷地内で見つけた巣は、早急に駆除を検討してください。

    自宅以外の場所で見つけたときは、速やかに管轄の責任者へ連絡しましょう。

    キイロスズメバチの自力駆除は危険を伴う

    キイロスズメバチの自力駆除は危険を伴う

    キイロスズメバチの強力な毒針に刺されると、アナフィラキシーショックで死に至る可能性があります。

    働きバチに繰り返し攻撃される点を考慮すれば、駆除作業は気軽に行うものではありません。

    自力駆除ができるかどうかは、以下のポイントを基準に考えてください。

    スズメバチの毒と攻撃性

    スズメバチの毒には痛みや腫れを引き起こす成分以外に、強いアレルギー反応の原因となる成分も含まれています。

    急激な血圧低下や意識障害など深刻な症状が現れた結果、命に関わる事態に発展することもあります。

    さらに、スズメバチの針は何度も刺せる構造になっているため、1匹だけでも油断は禁物です。

    キイロスズメバチは群れの規模が大きいので、巣を刺激すれば多くの働きバチに繰り返し刺される恐れがあります。

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    巣の大きさが直径10cm以上ならプロに依頼

    自力駆除の可否を判断するときは、巣の大きさを基準にしましょう。

    直径10cm以上の巣は、すでに働きバチが羽化していると考えられる状態です。

    駆除作業時に複数匹のハチに囲まれる恐れがあるため、迷わずプロに依頼してください。

    キイロスズメバチは初期巣を閉鎖空間につくるので、外から大きさを確認できないこともあります。

    複数匹のハチが出入りしているなら、巣が直径10cmを超えていると予測できるため、自力駆除は避けたほうが賢明です。

    7~8月頃に軒下や木の枝に突然巣ができたときは、群れが大きくなり巣を引越ししている最中と考えられます。

    引越し後の巣は小さく見えても、多くの働きバチがいるので要注意です。

    高所や閉鎖空間にできた巣は危険

    キイロスズメバチの巣を見つけた場合、手が届く範囲にあるか確認しましょう。

    2階の軒下やベランダなどの高所に巣をつくられたら、脚立や梯子を使わなければならないので、駆除作業の難易度が上がります。

    また、地上2m以上の場所にある巣の駆除は、法律で定める高所作業と同じ条件になります。

    安全措置として高所作業車や足場が必要になるため、自力駆除は考えずプロに依頼してください。

    低所でも床下や通気口などの閉鎖空間にできた巣は、外から大きさを把握しづらく危険です。

    露出している部分の巣が小さくても、見えない部分が想像以上に大きくなり、働きバチの数も増えていて対応しきれない可能性があります。

    一度でもハチに刺されていたら危険

    スズメバチに限らず一度でもハチに刺された経験があるなら、自力駆除は避けてください。

    過去に刺されている方は、ハチ毒への抗体が体内にできている可能性があるためです。

    抗体がある状態で再び刺されると、アナフィラキシーショックの発症リスクが高まります。

    一方、初めて刺された方でもアナフィラキシーショックが起こる可能性はあるため、少しでも不安があればプロに依頼しましょう。

    キイロスズメバチ駆除の手順(開放空間に巣がある場合)

    キイロスズメバチ駆除の手順(開放空間に巣がある場合)

    開放空間かつ手が届く範囲に巣をつくられた場合、自力駆除ができることもあります。

    基本的な手順は他のスズメバチと共通ですが、キイロスズメバチは働きバチの数が多く攻撃性も高いため、少しでも不安を感じたらプロに依頼してください。

    ①必要な道具がそろっているか確認

    巣を安全に駆除できるかどうかは、作業前の準備で決まります。

    駆除作業に必要な道具をまとめたので、一式そろっているかご確認ください。

    足りないものがあれば、作業前に買い足しましょう。

    防護服や手袋を身につけるときは、肌の露出や衣類の隙間がないか念入りにチェックしてください。

    道具 商品 用途
    駆除スプレー
    (2~3本)

    スズメバチの動きを止める殺虫スプレー
    脱脂綿
    (コーキング剤でも可)

    スズメバチの巣穴を塞ぐ
    白い防護服
    (スズメバチ対応のもの)

    毒針や大顎などのスズメバチの攻撃から身を守る
    ハチガードウェア

    防護服を突き抜けた毒針を体に届かなくする
    厚手の白い手袋

    スズメバチの攻撃から手元を守る
    白い長靴

    スズメバチの攻撃から足元を守る
    虫取り網
    (粘着シートでも可)

    巣の周りを飛び回るスズメバチを捕獲する
    厚手のゴミ袋

    巣やスズメバチの残骸を回収する
    ヘラ

    外壁などから巣を削り取る
    掃除用具

    駆除作業後に落ちている巣やスズメバチの死骸を回収する
    ライト
    (赤色灯)

    夜間作業の際に使用する
    (スズメバチを刺激してしまうため直接巣に光を当てないこと)

     

    ②スズメバチの巣穴に駆除スプレーを噴射する

    準備が整ったら巣の付近まで移動し、風上から巣穴に向けて駆除スプレーを一気に噴射します。

    途中で薬剤が切れると、スズメバチを倒しきれず反撃されるため、予備のスプレーを手が届く場所に置いておきましょう。

    羽音が収まったら、巣穴に脱脂綿を詰め込んでフタをします。

    巣穴からスズメバチが外へ出られない状態にするのが目的です。

    ③巣を切り離してゴミ袋の中に入れる

    スズメバチの動きが完全に止まったことを確認できたら、巣を切り離します。

    軒下や外壁に巣があるときは、建物を傷つけないよう丁寧にヘラで削ぎ取りましょう。

    木の枝に巣をつくられたときは、剪定ばさみで切り落とします。


    小型軽量 剪定バサミ|FORESIA

    巣の内部でハチが生き残っている可能性もあるため、防護装備を着用したまま作業してください。

    切り離した巣は、2~3枚重ねにした厚手のゴミ袋に入れましょう。

    ④ゴミ袋を何重にも縛る

    活動を停止したハチのなかには、時間経過で再び動き始める個体もいます。

    念のため、ゴミ袋の内部にも駆除スプレーを噴射しておきましょう。

    噴射が済んだら、ゴミ袋の口を二重三重に固く縛ってください。

    ⑤戻りバチを防ぐために駆除スプレーを噴霧する

    外に出ていた働きバチは巣がなくなっても、帰巣本能で元の場所に戻ってくる可能性があります。

    駆除作業後に戻りバチが寄り付かないよう、駆除スプレーを巣があった場所に噴霧しておきましょう。

    日没後に戻ってくる働きバチもいるため、夜間作業でも駆除スプレーによる忌避対策は欠かせません。

    ⑥駆除したハチの巣を自治体のルールにしたがって処分する

    巣をゴミ袋に入れて回収したら、早めに処分してください。

    駆除した巣を放置すると、内部に残っていたサナギが羽化する可能性があるためです。

    また、餌を求める他の害虫が群がる原因にもなります。

    巣の処分方法は自治体によって異なり、燃えるゴミとして扱えることがあります。

    事前に分別ルールを確認し、不明点があれば自治体に問い合わせましょう。

    高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

    高所や入り組んだ場所の巣は危険度が高い

    紹介した駆除手順は、開放空間かつ手が届く範囲にある巣を前提にしています。

    2階の軒先のような高所、屋根裏や床下などの入りづらい場所に巣があるなら、同じ手順では対応できません。

    足場が悪いうえに身動きも取りづらく、駆除作業の危険度がさらに高くなるためです。

    閉鎖空間は外から巣の大きさを把握しづらいため、想定以上に働きバチの数が増えている恐れもあります。

    自力駆除にわずかでも不安を感じるなら、プロのハチ駆除業者に依頼しましょう。

    自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼したほうが安心

    自分で駆除をするのが不安な方はプロに依頼したほうが安心

    キイロスズメバチは引越し前なら屋根裏や床下などの閉鎖空間、引越し後なら2階の軒先のような高所に巣をつくることがあります。

    外から巣が見えるかどうかを問わず、閉鎖空間と高所における駆除作業は危険度が高いため、自力での対処は困難です。

    仮に手が届く範囲に巣があったとしても、攻撃的かつ強力な毒針を持つキイロスズメバチの駆除作業は命に関わるリスクを伴います。

    「自分だけで駆除できるか自信がない」「作業しづらそうな場所に巣がある」など少しでも不安がある方は、無理をせずプロへの依頼を検討してください。

    プロのハチ駆除業者は防護服や専用の機材をすべてそろえており、巣の大きさや場所に合わせて最適な方法を選択できます。

    また、市販品よりスズメバチへの致死力が高い駆除スプレーを使用できるのも強みです。


    業務用ハチ駆除用殺虫剤 ハチノックV 480ml|住化エンバイロメンタルサイエンス

    ハチノックVは、ハチ駆除の現場で使われている業務用殺虫剤です。

    市販品との違いは、配合されているピレスロイド系成分の種類にあります。

    市販の駆除スプレーには、殺虫成分のd-T80-レスメトリンやビフェントリンを配合した製品が多いものの、スズメバチを瞬殺できるほどの致死力はありません。

    一方、ハチノックVに含まれるd・d-T80-プラレトリンは致死力が極めて高く、薬剤を浴びたスズメバチは一瞬で絶命します。

    倒したハチが蘇生する可能性も低いため、速効性と確実性を両立させた成分です。

    ただし、市販品より効果が高い分、人体に悪影響を及ぼすリスクも考えられます。

    知識や防護服がない状態で使うと健康被害が生じる恐れもあるため、メーカーはハチノックVの一般利用を推奨していません。

    一般ユーザー向けの製品には、もしものために持っておきたい携帯用ハチ駆除スプレーでも紹介したハチノックSがあります。

    使用する殺虫剤の違いもプロに依頼する際の判断基準になるので、各成分の効果やリスクを把握しておきましょう。

    まとめ

    キイロスズメバチの生態
    • 全体的に橙色味が強い黄色の体をしている
    • スズメバチ属のなかでもオオスズメバチに次いで攻撃性が高い
    • 都市部に適応しており、住宅街に巣をつくる可能性が高い
    • 日本のスズメバチ属で最大規模の巣をつくる
    • 閉鎖空間から開放空間に巣の引越しをする習性がある
    • 北海道には亜種のエゾキイロスズメバチが生息している

    この記事では、キイロスズメバチの生態や巣の特徴、駆除方法について解説しました。

    キイロスズメバチは都市部にも巣をつくるため、自宅周辺で遭遇する可能性も高い身近な存在です。

    攻撃性が高いうえ、最盛期には働きバチが1,000匹を超えることもあるので、巣は放置せず早めに駆除しなければなりません。

    自力駆除ができないときは、迷わずプロのハチ駆除業者に相談しましょう。

    害虫害獣コンシェルジュでは、キイロスズメバチを含むスズメバチの駆除に対応しています。

    ご相談・お見積りは無料なので、お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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    この記事を書いた人
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    害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。

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