コウモリのフンが玄関に?他の害獣との見分け方・対策を紹介

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「玄関の前にフンが落ちているけど、本当にコウモリのものだろうか?」と疑問を抱いていませんか。
コウモリのフンは5mm~10mm程度の細長い形をしており、ネズミやヤモリのものと見間違えやすいです。
この記事では、コウモリと他の害獣のフンの見分け方、正しい処理方法、コウモリが玄関に寄ってくる理由と対策方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・コウモリと他の害獣のフンの見分け方
・コウモリのフンの正しい処理方法
・コウモリが玄関に寄ってくる理由
コウモリと他の害獣とのフンの違い

コウモリやネズミ、ヤモリはフンの形状が似ているため混同しがちです。
玄関前に落ちているフンが、コウモリか他の害獣のフンかを判断するには、形や大きさ、質感などを比較します。
コウモリのフン

コウモリのフンは黒っぽい色をしており、5mm〜10mmほどの細長く捻れた形をしています。
また、住宅街によく現れるアブラコウモリは昆虫食であり、フンの中に昆虫の羽や足などが混入しており、乾燥していてポロポロと崩れやすいのが特徴です。
ネズミのフン

住宅に棲みつくネズミは、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類です。
| 種類 | フンの大きさ | 特徴 |
| クマネズミ | 10mm〜20mm | 細長く両端が尖っている |
| ドブネズミ | 6mm〜10mm | 太めで両端が丸い |
| ハツカネズミ | 4mm〜7mm | 米粒程度の大きさ |
いずれのフンも黒っぽく、細長い形をしています。
コウモリのフンと大きさや色が似ていますが、穀物や種子などを好んで食べるため、昆虫色のコウモリと違い、
排泄したばかりのフンは柔らかく、時間が経つと固くなります。
ヤモリのフン

ヤモリのフンは、黒っぽい色で長さ10mm〜20mm程度で細長く、先端に白い塊が付着しているのが特徴です。
爬虫類であるヤモリは、哺乳類のように液体の尿を排泄するのではなく、
乾燥した場所でも生きていけるよう、体内に水分を溜めておくために尿酸という塊にして排出します。
また、毒性が低い尿酸の塊を排泄することで、卵を汚染させない役割もあります。
フンと尿を同時に排泄するため、フンの中に尿酸の白い塊が含まれています。
玄関だけに落ちているならコウモリかも
コウモリは巣から飛び立つ際や、壁にとまって休憩しているときにフンをする習性があり、同じ場所に排泄します。
また、コウモリは1晩で100匹以上もの昆虫を食べるため、フンの量は非常に多いです。
一方、ネズミは移動しながら排泄するため、さまざまな場所に少しずつフンが落ちます。
ヤモリも特定の場所でフンをする傾向はありますが、排泄量が少ないため、同じ場所に大量のフンが落ちていることはありません。
玄関前にまとまってフンが落ちている場合は、コウモリの可能性が高いでしょう。
【危険】コウモリのフンによる被害
「片付けるのが面倒だ」とフンをそのまま放置しておくのは危険です。
コウモリのフンを放置すると、悪臭が漂ったり害虫が寄ってきたりするだけでなく、アレルギーや感染症の発症など健康被害のリスクがあります。
アレルギー発症

前述したとおり、コウモリのフンは乾燥しており、粉塵化して空気中に舞い上がりやすいです。
フンに含まれたカビや菌を吸い込むことで、くしゃみや鼻水、咳などのアレルギー症状が出ることがあります。
また、喘息持ちの方や免疫力が低い方は、喘息が悪化したり呼吸器疾患を引き起こすリスクも。
寄生虫被害

コウモリのフンや体にはダニやノミ、トコジラミが寄生していることが多く、咬まれると激しいかゆみや発疹を伴う皮膚炎を引き起こします。
いずれも1cmに満たないサイズで、気がつかないうちに自宅内へ入り込まれる可能性も。
実際に、日本でもコウモリマルヒメダニというマダニの1種に咬まれ、強いかゆみや発疹、水ぶくれなどの症状が出た事例も報告されています。
感染症への罹患

野生のコウモリはさまざまなウイルスや菌を保有しており、コウモリに接触することで感染症にかかるリスクがあります。
これまで、コウモリを媒介とした以下の感染症が報告されています。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| ヒストプラスマ症 | 7日〜21日 | 発熱、悪寒、頭痛など | 31.7〜61.5% |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2日〜10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など | 9.6% |
| リッサウイルス感染症 | 20日~90日 | 発熱、食欲不振、倦怠感など | – |
| エボラ出血熱 | 2日~21日 | 発熱、強い脱力感、筋肉痛など | 90% |
| 狂犬病 | 30日〜60日 | 発熱、頭痛、倦怠感など | ほぼ100% |
エボラ出血熱や狂犬病などの致死率が高い感染症を発症した例もあるため、素手でコウモリの体やフンを触ったり掃除したりしてはいけません。
また、病原菌を保有しているダニやノミに咬まれることで、感染症を発症する恐れもあります。
悪臭の発生

コウモリのフンは、アンモニア臭とドブ臭が混ざったような強烈な刺激臭を放ちます。
コウモリは集団で棲みつく習性があるうえに大食漢なため、排泄量も凄まじく、玄関ポーチ一面にフンが散らばることも。
ニオイを嗅ぎ続けると、頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こす可能性があります。
玄関は来客が最初に訪れる場所であるため、悪臭が漂っていると近隣の方や来客に強い不快感を与えるほか、
アパートやマンションにお住まいの場合、玄関前の共用廊下に悪臭が充満し、近隣トラブルに発展する恐れもあります。
害虫の発生

コウモリのフンから発生する悪臭は、ゴキブリやハエなどの害虫を引き寄せます。
ゴキブリやハエは強いニオイを発するものを好み、エサが豊富な場所に卵を産みつけるため、フンを放置しておくと害虫が大量に繁殖する可能性があります。
玄関前のコウモリのフンの正しい処理方法
フンによる健康被害や害虫、悪臭被害を防ぐためには、正しい手順で安全に処理することが重要です。
処理手順①道具をそろえる
処理道具だけでなく、粉塵化して舞い上がったフンを吸い込んだり触ったりしないよう、マスクや手袋、保護ゴーグルなどをそろえておきましょう。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| 防じんマスク | ![]() |
フンの菌の吸い込みを防ぐ |
| ゴム手袋 | ![]() |
アブラコウモリの体やフンに直接触れるのを防ぐ |
| 保護ゴーグル | ![]() |
フンや菌によるアレルギー発症を防ぐ |
| 霧吹き | ![]() |
フンを湿らせて粉塵の飛散を防ぐ |
| ほうき・ちりとり | ![]() |
フンをまとめて集める |
| 消毒液 | ![]() |
フンを清掃した後に消毒する |
| タオル | ![]() |
消毒液を染み込ませて床面を覆う |
| ペットシーツ | ![]() |
熱湯食毒の際の保温に使用する |
処理手順②霧吹きで濡らす

フンを掃き集める前に、まず霧吹きで水をかけてフンを湿らせます。
コウモリのフンは非常に崩れやすく、粉塵となって空気中に舞い上がります。
この粉塵の中には、アレルギーや感染症の原因となる菌やカビが含まれている可能性があり、
吸い込むことで呼吸器疾患を引き起こすリスクがあるため、水で湿らせて舞い上がらないようにしましょう。
処理手順③ホウキで集める

フンが十分に湿ったら、ホウキとちりとりを使ってフンを集めます。
ホウキで勢いよく掃くとフンが舞い上がる恐れがあるため、なるべく力を入れずにゆっくりと集めてください。
フンはちりとりにまとめてから、ビニール袋の中に入れます。
使用したホウキとちりとりにはフンのカビや菌が付着しているため、再利用せず廃棄するのがおすすめです。
処理手順④密封して捨てる

集めたフンをビニール袋に入れ、しっかりと口を縛って密封します。
万が一、ビニール袋に穴が開いてフンが出てこないよう、袋を二重にすると安心です。
ゴミの区分は、可燃ゴミが一般的ですが、自治体によってゴミ出しルールが異なるため、お住まいの市区町村のルールを確認したうえで指定の日に出してください。
すぐに処分できない場合は、害虫や害獣が寄ってこないよう蓋付きのゴミ箱に入れて屋外で保管します。
処理手順⑤玄関前を消毒する

フンを除去しただけでは、地面に残った菌やウイルスを除去することはできないため、玄関周辺を消毒します。
次亜塩素酸ナトリウム液を水で50倍に薄めた希釈液を準備し、
フンが落ちていた玄関前の地面と、その周囲約2mの範囲を覆うように不要なタオルや雑巾を広げ、希釈液を十分に染み込ませ、10分〜30分程度放置します。
玄関周辺の材質によって次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、ペットシーツの吸水面に熱湯をかけ、レジャーシートやバスタオルで覆って保温することで消毒可能です。
ただし、賃貸や分譲を問わず、マンションの玄関前廊下は共用部にあたります。
大掛かりな消毒作業を行う場合は、自己判断で実施するとトラブルになる可能性があるため、事前にオーナー、管理会社または管理組合に確認をとってください。
処理手順⑥道具・衣服を処分し手を洗う

すべての作業が終わったら、使用した道具と衣服を安全に処分し、最後にしっかりと手を洗います。
使用した手袋やマスク、タオルなどは、汚れた部分を触らないようにして取り外し、ビニール袋に入れて可燃ごみとして処分します。
着用していた衣服は、フンが付着している可能性があるため、他の衣類と分けて洗濯するか、衛生面が気になる場合は処分しましょう。
道具と衣類を処分した後は、最低15分以上を目安に、大量の流水と石鹸を使って指の間から手首まで丁寧に洗い流してください。
なぜ玄関にコウモリが寄ってくるの?
「そもそもなぜ玄関にコウモリがやってくるの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
玄関はコウモリが採餌する昆虫が集まりやすく、住宅内へ侵入しやすい隙間があるため、飛来されやすい場所です。
住宅街に現れるのはアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科 |
| 体長 | 3.7cm~6cm |
| 体重 | 5g~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街で頻繁に目撃されるコウモリの多くは、アブラコウモリというココウモリの1種で、北海道から九州まで日本全国に広く分布しています。
アブラコウモリは体長3.7cm~6cmと小柄で、住宅の小さな隙間から侵入して棲みつくことから、イエコウモリとも呼ばれています。
もともとは自然豊かな山林に生息していましたが、都市開発が進んで棲み処を失い、住宅街へ現れるようになりました。
蚊やユスリカ、カメムシなどの昆虫を主食としており、採餌のために住宅街近くの雑木林や河川、水田に飛来します。
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玄関に寄ってくる理由①ナイトルーストのため

コウモリが玄関に繰り返し現れる理由の1つに、ナイトルーストが挙げられます。
ナイトルーストとは、コウモリが夜間の採餌中、住宅やビルの外壁や天井にとまって一時的に休憩する行為を指します。
ナイトルーストは、風雨を遮る屋根があり、採餌する昆虫が近くにいる場所が選ばれやすく、条件がそろっている玄関の軒下や壁面は最適なスポットです。
コウモリはナイトルースト中に排泄するため、玄関前にまとまってフンが落ちていることがあります。
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玄関に寄ってくる理由②侵入できる隙間があるため

コウモリは、採餌後に安全に眠れるねぐらを探しています。
玄関周辺には、以下のようなコウモリが侵入しやすい隙間が多くあります。
・軒天の隙間
・破風板・鼻隠しの隙間
・玄関ドアの隙間
・戸袋・シャッターの隙間
・雨どいの隙間
・換気扇・換気口
前述したとおり、アブラコウモリは体が非常に小さく、わずか1cm程度の隙間があれば侵入できるため、玄関周辺の隙間から住宅内に侵入し、そのまま棲みつきます。
玄関に寄ってくる理由③外灯に集まる昆虫を食べるため

玄関の外灯の明かりに集まる昆虫が、コウモリを引き寄せているケースも多いです。
玄関の外灯が紫外線を多く放出する白熱電球の場合、ユスリカやカメムシ、蛾などが集まりやすく、
コウモリにとって絶好のエサ場だと認識されてしまうと、頻繁に飛来するようになります。
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玄関にコウモリが寄ってくる=棲みつかれている可能性あり!
毎日のようにフンが落ちているのであれば、一時的に立ち寄っているだけでなく、自宅のどこかに棲みついているかもしれません。
棲みつかれると、被害は玄関前のフンだけにとどまりません。
以下の3つのサインが見られないかどうか確認してみてください。
・外壁に白い汚れや黒ずみがある
・悪臭を感じる
・「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる
棲みついているサイン①外壁に白い汚れや黒ずみがある

外壁に付着した白い汚れや黒ずみは、コウモリが棲みついているサインの1つです。
コウモリの尿は、外壁に付着して乾燥すると白い汚れになります。
鳥のフンも同じような汚れを残しますが、鳥のフンには黒色の塊が混在しているのに対し、コウモリの尿には塊はなく、液体が流れ落ちたような形をしています。
黒ずみは、コウモリが巣から出入りする際に何度も体をこすりつけることで付着します。
ネズミも同様の黒ずみを残しますが、ネズミの場合は床下や基礎の近くなど低い場所に見られることが多く、
コウモリは屋根やベランダ周辺などの高いところに汚れをつけることが多いです。
棲みついているサイン②悪臭を感じる

玄関前だけでなく、室内でも悪臭を感じる場合は、コウモリが棲みついている可能性が高いです。
コウモリが屋根裏や床下などにねぐらを作ると、大量のフンや尿が蓄積され、悪臭がエアコンや換気口の空気の流れにのって室内に充満します。
棲みついているサイン③「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる

自宅内で原因不明の騒音が聞こえたら、コウモリが棲みついているかもしれません。
飛び立つ際の「パタパタ」という羽音や、狭い空間を移動して建材や断熱材と体が擦れる「カサカサ」という音のほか、
危険を察知したり求愛したりする際には「キーキー」という甲高い鳴き声を上げます。
コウモリが活動を始める日没後20分〜30分頃から22時頃までの間に聞こえることが多いです。
コウモリが及ぼす深刻な被害

・悪臭被害
・健康被害
・住宅被害
・騒音被害
コウモリが棲みつくと、フンの問題だけではなく、人体や住宅へもダメージが及ぶことがあります。
「まだ様子を見よう」と先延ばしにすることで被害が拡大してしまうため、早急に対処しましょう。
悪臭被害
前述したとおり、コウモリのフンはアンモニア臭とドブ臭が混ざったような強烈な刺激臭を放ちます。
コウモリが自宅に棲みついている場合、玄関前だけにとどまらず、室内に悪臭が充満することも。
ニオイは換気しても改善されず、気温や湿度が高くなる梅雨時期から秋ごろにかけて被害はさらに拡大します。
健康被害

コウモリが自宅に棲みついている場合、コウモリの体やフンに含まれる菌やウイルスによって健康が脅かされる可能性があります。
エアコンや換気口を通じて、フンに含まれるヒストプラズマ菌というカビの1種を吸い込むと、発熱や悪寒、頭痛などを引き起こす感染症を発症する恐れも。
また、コウモリの体に付着しているノミやダニ、トコジラミなどの寄生虫によって、皮膚炎やかゆみ、アレルギー反応を誘発することがあります。
フンによる健康被害の詳細については、こちらをご確認ください。
住宅被害

コウモリが長期間棲みつき、フンや尿が大量に蓄積されると、住宅の建材や断熱材が劣化し、建物の耐久性が低下することがあります。
また、糞尿の水分でカビが発生したり、天井に染みができたりするうえ、湿った建材に誘因されたシロアリの食害によって住宅がさらにもろくなることも。
長く放置するほど修繕費用が高額になるため、早めの対処が必要です。
騒音被害
コウモリが屋根裏や壁内に棲みついた場合、夜間の騒音で睡眠が妨げられる場合があります。
コウモリは集団で棲みつき、20時から22時頃にかけてもっとも活発に動くため、
活動音や鳴き声が響き渡り、睡眠不足から自律神経の乱れやノイローゼの発症など健康を害する恐れがあります。
【棲みつく前なら】コウモリ飛来対策をしよう!
玄関前にコウモリのフンが落ちているということは、コウモリが頻繁に自宅周辺に寄り付いている可能性が高いです。
将来的に自宅に棲みつかれる恐れがあるため、早めに飛来対策を行いましょう。
コウモリ用忌避剤の設置

設置型の忌避剤は、コウモリが嫌うハッカの成分を含んだ薬剤で、一定期間にわたって効果が持続するタイプの製品です。
忌避剤には、置き型、吊るし型、ジェル型の3種類があり、場所によって使い分けます。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
約1年 |
置き型は、屋根裏や床下など、広い空間に適しており、置くだけで忌避効果があります。
吊るし型は、玄関やベランダ、軒下などに吊るして使用する製品で、置くスペースがなくても使用可能です。
置き型も吊るし型も手軽に設置できるのがメリットですが、効果持続期間が1ヶ月〜2ヶ月程度と短いため、こまめに交換する必要があります。
ジェル型は、ベランダの手すりや外壁に直接塗りつけたり、専用のカップに入れて使用するもので、製品によっては1年程度効果が持続するものもあります。
ただし、ジェルがコウモリの体に付着してしまうと、身動きが取れずに死んでしまう恐れがあるため、定期的にジェルの状態をチェックしましょう。
玄関周りでは、隅に置き型の忌避剤を設置したり、コウモリがナイトルーストしやすい軒下に吊るし型の忌避剤を吊るしたりすると効果的です。
ジェル型の忌避剤を使う場合は、外壁に塗りつけると変色する恐れがあるため、専用のカップに入れて使用するといいでしょう。
ハッカスプレーの散布

コウモリはメントール成分を苦手としているため、ハッカスプレーを玄関周辺に散布するのもおすすめです。
ただし、ハッカ油の原液が外壁に付着すると変色したり劣化したりする可能性があるため、必ず希釈して使用します。
ハッカスプレーは揮発しやすく、効果の持続期間は最大24時間程度と短いため、1日1回こまめに散布する必要があります。
また、玄関前にハッカ油を散布すると刺激臭が自宅内や近隣へ広がり、
子どもや高齢者、妊婦の方、イヌやネコなどのペットが触れたり吸い込んだりすると、麻痺やしびれ、嘔吐などの体調不良に陥る危険があります。
ご自身の家庭や近隣に該当の方がいる場合は別の対策を検討しましょう。
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害獣用超音波発生器の設置

超音波発生器は、人間には聞こえない高周波の超音波を発生させ、コウモリを近寄らせないようにする機器です。
コウモリはエコーロケーションと呼ばれる、超音波を発して反響した音でエサや障害物を認識する能力を持っています。
超音波発生器が発する人工的な超音波がこのエコーロケーションを乱し、コウモリに不快感をもたらすため、設置場所付近を避けるようになります。
玄関前に設置する場合は、超音波が届くように20cm〜30cm程度離して設置すると効果的です。
自分が発する超音波と似た音を嫌がる傾向があるため、住宅街に現れるコウモリの超音波に近い35kHz〜50kHzの周波数に設定できる機器を選びましょう。
人間が聞き取れる周波数は20Hz〜20kHz程度で、通常は聞こえませんが、
高い音を感知しやすい12歳以下の子どもや、聴覚の鋭いイヌやネコにはストレスになってしまうため、別の対策を行いましょう。
また、超音波に対してコウモリが慣れてしまい、効果が薄れる場合もあるため、他の対策と組み合わせて使用するのがおすすめです。
外灯をLED電球にする

玄関の外灯にLED電球を使うことも、コウモリ対策として有効です。
白熱電球や蛍光灯は紫外線を多く放出しており、この紫外線に集まる昆虫を求めてコウモリが飛来してます。
LED電球は紫外線の放出量が少ないため、昆虫を引き寄せにくく、コウモリも寄り付きにくくなります。
また、コウモリは30lx〜40lx以上の強い光を苦手としているため、効果を高めたい場合は、40lx以上の明るさの害獣忌避用LEDライトを設置するのがおすすめです。
ライトの光が近隣の住宅や敷地を照らしてしまうと、トラブルに発展してしまう可能性があるため、光が漏れすぎないように角度や設置場所を調整する必要があります。
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【もう棲みついているなら】コウモリを駆除しよう!
自宅にコウモリが棲みついている気配がある場合、被害が拡大する前に早急に駆除をしましょう。
ここでは、自分でできるコウモリの正しい駆除手順を解説します。
【注意】コウモリの殺傷・捕獲はNG

コウモリは、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律によって保護されています。
法律では、鳥獣を捕獲し、又は殺傷してはならないと規定されており、違反した場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。
そのため、コウモリの駆除とは、網で捕まえたり棒で突いたりすることではなく、住宅の外へ追い出すことを意味します。
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駆除手順①巣と侵入経路を特定

コウモリを追い出す前に、まずは巣の場所と侵入経路を特定します。
コウモリを1匹~2匹だけ見かけた場所で駆除作業を行っても、別のところに大量のコウモリが潜んでいるかもしれません。
また、帰巣本能の強いコウモリは再び戻ってきて棲みつく可能性があるため、正しく侵入経路を把握して封鎖する必要があります。
コウモリが活動を始める日没後20分〜30分頃に自宅周辺を観察し、どこから出入りしているかチェックしましょう。
駆除手順②駆除道具をそろえる

追い出し作業を安全に進めるために、必要な道具を事前にそろえておきます。
作業中にフンを吸い込んだり触ったりしないよう、マスクやゴム手袋、保護ゴーグルなどを着用して身を守りましょう。
追い出し作業には、コウモリ用忌避スプレーが必須です。
追い出し後は清掃と消毒、侵入経路の封鎖を行うため、掃除用具と侵入経路に応じた封鎖道具も準備してください。
駆除手順③コウモリを追い出す

駆除道具を用意したら、忌避スプレーを巣や侵入経路の隙間に向かって噴きかけます。
忌避スプレーは最大6m離れた距離からでも噴射可能なため、驚いて飛び出してきたコウモリと接触しないよう、十分距離を取りましょう。
コウモリにスプレーをかけ続けると死んでしまう恐れもあるため、1回あたり10秒以内を目安にしてください。
駆除手順④巣の清掃と消毒

全てのコウモリが出ていったことを確認したら、巣に蓄積されたフンを清掃し、消毒を行います。
巣の中に大量のフンが蓄積されているときは、ハンディクリーナーで吸引すると手間をかけずに作業できます。
前述したとおり、コウモリのフンは空気中に舞い上がりやすいため、霧吹きで軽く湿らせるといいでしょう。
フンを除去した後は、巣の中を消毒します。
消毒スプレーを直接噴霧すると残っているカビや菌が空気中に舞う可能性があるため、雑巾に消毒液を染み込ませて拭きましょう。
駆除手順⑤侵入経路を封鎖

コウモリを追い出したら、同じ場所から再び侵入されないよう、侵入経路を封鎖します。
外壁のひび割れや隙間、配管周りの隙間などには、コーキング剤や害獣パテで密閉し、
換気口や換気扇など空気が通る箇所はコーキング剤で金網やパンチングメタルを接着させます。
金網やパンチングメタルを使用する際は、コウモリが通り抜けられないよう網目1cm以下のものを使用してください。
駆除手順⑥再来対策をする

コウモリは帰巣本能が強く、一度気に入った場所には何度も戻ってきます。
侵入経路を封鎖したあとも違う経路から侵入される可能性があるため、再来対策を行いましょう。
玄関や軒下、ベランダなどには吊るし型やジェル型の忌避剤、LEDライトの設置、屋根裏や床下には置き型の忌避剤など、対策したい場所によって使い分けると効果的です。
具体的な対策方法については、こちらを参考にしてください。
自分で対応できない場合はプロに依頼を
コウモリが手の届くような低い場所に棲みついていたり、個体数が少ないときは自力での駆除が可能です。
しかし、巣や侵入経路が2m以上の高所にある場合、転落の危険が伴うため有資格者しか作業できないほか、
屋根裏や床下に入るための点検口が設置されていない住宅は設置工事が必要です。
また、自宅内を調べたものの、どこにコウモリが棲みついているかわからない、巣の中が大量のフンが蓄積されて手に負えないといったケースや、
感染症やアレルギー被害がこわいという方もプロへ依頼しましょう。
まとめ
本記事では、コウモリのフンと他の害獣のフンの見分け方から、正しい処理方法や玄関に寄ってくる理由、棲みつかれている場合のサインと駆除方法について解説しました。
自宅に見慣れないフンが落ちているときは、フンの見分け方を参考に確認してみてください。
コウモリのフンが月に数回程度落ちている場合は、ナイトルーストで立ち寄っているだけかもしれません。
しかし、毎日のようにフンを見かけるのであれば、自宅内に棲みつかれている可能性が高いため、被害が拡大する前に早急に駆除しましょう。
自力での駆除に不安がある、難しいと感じたら、豊富な技術と経験を持つ害虫害獣コンシェルジュへお問い合せください。
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