コウモリが嫌がる音だけでは対策不十分?効果的な方法とは

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「自宅に寄ってくるコウモリ、近づくのはこわいから音で追い払いたい」と思う方は多いでしょう。
コウモリには嫌がる音の周波数や種類があり、それらを発することで寄り付かないように対策できます。
ただし、音だけでは十分に予防できないため他の方法とあわせて行うのがおすすめです。
この記事では、コウモリが嫌がる音の周波数と種類、効果、音以外でのコウモリ対策にあわせて、自宅に棲みつく危険性について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・コウモリが嫌がる音
・音以外でのコウモリ対策
・コウモリが自宅に棲みついた場合の被害
コウモリが棲みついている場合は音だけでは駆除できない!

夕方のベランダでコウモリを見かけたら、嫌がる音を使って追い払いたいと考える方は多いでしょう。
しかし、すでに家の中に棲みついている場合、音だけでは駆除できません。
あくまで寄ってきたコウモリを一時的に追い払うための対策として有効です。
住宅街に現れるのはアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 体長 | 3.7~6cm |
| 体重 | 5~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 民家、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
日本の住宅街でよく見かけるのは、暗褐色の体毛に覆われた体長3.7〜6cm、体重5〜11gほどのアブラコウモリという種です。
別名イエコウモリとも呼ばれ、民家をねぐらにすることが多く、暗くて天敵に見つかりにくい屋根裏や壁の隙間を好みます。
もともと山間部に生息していましたが、都市開発による森林伐採で棲み処とエサ場を失い、住宅街付近の雑木林や河川に潜んでいる昆虫を捕食するために飛来するようになりました。
採餌後にねぐらを求めて近くの民家に侵入し、そのまま棲みつきます。
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アブラコウモリ駆除とは追い出しのこと
アブラコウモリ被害にあうとはやく駆除したくなりますが、鳥獣保護管理法により、野生のコウモリの無許可での殺傷と捕獲は禁止されています。
違反すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるため、棲みつかれても傷つけずに追い出すしかありません。
具体的なアブラコウモリの駆除手順についてはこちらで詳しく解説します。
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アブラコウモリは耳がいい

アブラコウモリをはじめとするココウモリは聴覚が優れており、自ら発した超音波の跳ね返りを聞き取って、物体との距離や大きさを把握するエコーロケーションという特殊な能力を持っています。
エコーロケーションに使用される音の周波数はコウモリの種によって異なりますが、約10~70kHz程度で、人間が聞き取れる上限の約20kHzを超えます。
優れた聴覚を利用して、嫌がる音を使うのがアブラコウモリを寄せ付けない対策のポイントです。
アブラコウモリが嫌がる音対策3選
アブラコウモリは、自分が発する周波数に近い35〜50kHzの音を嫌がる傾向があり、人工音が採餌行動に影響を与える可能性も研究で示されています。
ここでは、音を使って追い出す具体的な対策を3つ紹介します。
Adaptive changes in echolocation sounds by Pipistrellus abramus in response to artificial jamming sounds|JEB
Airport noise disturbs foraging behavior of Japanese pipistrelle bats|WILEY
超音波発生器の設置

アブラコウモリを寄り付かせないためには、害獣用超音波発生器が効果的です。
超音波を35〜50kHz付近の周波数に設定すると、アブラコウモリが自分の超音波と重なって周囲の状況を把握しづらくなり、設置場所の周辺を避けることがあります。
ただし、50kHzを超える高い音には反応しにくいため、周波数を過度に上げすぎないようにしましょう。
超音波は壁などの障害物で遮られやすいため、アブラコウモリがよく現れる場所に向けて直接音が届くように設置するのがコツです。
ラジオの音声

意外な方法ですが、ラジオの音声でアブラコウモリを追い払えることがあります。
ただし、ラジオから出る音声の周波数帯にはかなり幅があるため、必ずしも効果が得られるわけではありません。
試すなら、周波数が約100Hz〜7.5kHzのAMラジオよりも、約50Hz〜15kHzの高音域をカバーしているFMラジオのほうがおすすめです。
アブラコウモリが急に現れてすぐに追い払いたいときは、家にあるラジオを使って反応があるか確認してみてもいいでしょう。
スマホアプリ

手軽に試せる方法の1つとして、害虫害獣対策用のスマホアプリがあげられます。
以下のように、ネズミやコウモリが嫌がる超音波をスピーカーから流すことができるアプリがあります。
ただし、アプリごとに出せる周波数が異なるため、アブラコウモリが苦手とする35〜50kHzに対応しているのかを事前に確認してください。
また、無料アプリは広告表示が多いことがあり、さらに、長時間起動すると電池の消耗が早まる点にも注意が必要です。
短時間で試し、反応がなければ害獣用超音波発生器の利用を検討しましょう。
【場所別】嫌がる音を使った対策方法
アブラコウモリは、巣や侵入経路、活動時間中の一時的な休憩であるナイトルーストを行う場所を使い分けており、それぞれに合った音対策を行うのがポイントです。
ここでは、場所ごとの特徴に合わせた効果的な対策方法を解説します。
・防水仕様か
・対応している音域はどれくらいか
・音域が自動で変わるか
・電源方式は何か
・ライトやセンサー機能があるか
・設置しやすい形状か
| 場所 | 商品 | 機能 |
| 屋根裏 床下 |
・充電式 ・コウモリ専用周波数 ・広域超音波 |
|
| 軒下 屋根 ベランダ 玄関付近 |
・防水仕様 ・充電式 ・吊り下げ可能 ・周波数15kHz~65kHz ・照射角度最大120℃ ・有効範囲最大70平方メートル |
|
| 換気口 通気口 シャッター 雨戸 |
・充電式 ・防水仕様 ・差し込み可能 ・周波数13.5kHz~55.5kHz ・赤外線自動感知センサー(左右120℃、上下55℃、直径最長8~12m) ・LEDライト搭載 |
|
| 室内 窓 |
ー |
手軽に使えるスマホアプリやラジオが役立つ |
屋根裏

屋根裏はアブラコウモリが棲みつきやすい場所の1つで、嫌がる音を使った対策として害獣用超音波発生器が適しています。
設置する際は、点検口の近くから屋根裏の空間全体に向けて音が届くように、天井板から30〜50cmほど離して設置すると、音が遮られず広範囲に拡散しやすくなります。
梁や断熱材などの障害物が多いと音が遮断されやすいため、構造に応じて複数台を設置するのがおすすめです。
屋根裏にはコンセントがないことも多く、電池式や充電式の超音波発生器を選ぶといいでしょう。
軒下(屋根・ベランダ・玄関付近)
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屋根の軒下やベランダ、玄関付近は、アブラコウモリがナイトルーストをしやすい場所です。
ナイトルーストとは夜間の採餌中に排泄と消化をするために壁で休憩する行為で、休憩ポイントに嫌がる音を届けるために害獣用超音波発生器が適しています。
アブラコウモリの姿を見かけたりフンが落ちていたりする場所から、20~30cm程度離し真下や横から音が届くように設置すると、壁に音が反射して広がりやすくなります。
電池式や充電式が向いており、中でも軒先に吊り下げ可能なタイプの害獣用超音波発生器が便利です。
屋外での使用になるので、雨に濡れても故障しにくい防水仕様のものだと安心して使い続けられます。
換気口・通気口

換気口や通気口は室内外の空気を入れ替えるための隙間があいており、アブラコウモリに侵入されやすい場所の1つです。
害獣用超音波発生器を使用し、開口部の奥までしっかり音が届くように、換気口の真正面から10〜20cmほど離した位置に設置しましょう。
地面に差し込んだりして固定したりできるタイプが適しており、外気にさらされる場所なので、防水性能を備えた製品が向いています。
シャッターや雨戸の隙間

シャッターケースの中や雨戸の隙間は、狭くて暗いためアブラコウモリが棲みつきやすく、近くに害獣用超音波発生器を設置すると寄り付きにくくなります。
隙間の奥へ音が届くように角度を調整し、20〜30cmほど離して設置すると超音波が反響します。
地面や壁にしっかり固定できるタイプが利用しやすく、屋外で使うため防水仕様のものを選びましょう。
床下

床下も屋根裏と同様にアブラコウモリが棲みつきやすい閉鎖的な空間のため、害獣用超音波発生器で嫌がる音を発生させましょう。
床板から30〜50cmほど離して点検口の近くから床下全体に音が広がるように設置すると、広い空間に超音波が拡散しやすくなります。
床下は基礎や配管などの障害物が多いため、死角ができないよう構造に応じて複数台使用しましょう。
電源の確保が困難な場所なので、電池式や充電式の害獣用超音波発生器が向いています。
室内・窓のすぐ近く

室内にアブラコウモリが入ってきたり、窓のすぐ外に止まっていたりしてすぐに追い払いたい場合は、手軽に使えるスマホアプリやラジオが役立ちます。
専用の機器を用意する時間がなくても、手元のデバイスで即座に嫌がる音を流せるため便利です。
アブラコウモリがいなくなった後は再び寄ってこないように、超音波発生器の設置のほか、次で紹介する長期的な対策方法の実施を検討しましょう。
嫌がる音と組み合わせてより効果的に!アブラコウモリ対策方法
嫌がる音を使った対策は有効ですが、アブラコウモリが音に慣れてしまうことがあるため、他の方法と組み合わせるとより効果的です。
ここでは、音とともに取り入れたいアブラコウモリを寄せ付けないための方法を紹介します。
置き型・吊るし型・ジェル型の忌避剤の設置

市販のコウモリ用忌避剤をベランダや玄関などに設置すると、アブラコウモリ対策に効果的です。
一定期間効果が継続する忌避剤には、置き型、吊るし型、ジェル型の主に3タイプがあり、それぞれの商品例と効果持続期間は以下のとおり。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | 約2ヶ月 | |
| 吊るし型 | 約1ヶ月 | |
| ジェル型 | 約1年間 |
置き型は置くだけで使える手軽さがメリットで、屋根裏や床下などの広い空間のほか、軒下や雨戸、シャッターの隙間などの侵入経路付近に設置するとアブラコウモリが寄り付きにくくなります。
吊るし型はフックや紐で吊るせるため、軒先やベランダの柱、雨どいなど置くスペースがない場所にも設置できるのが魅力ですが、他のタイプに比べて効果の持続期間が短い点がデメリットです。
ジェル型はアブラコウモリの通り道に直接塗ったり、専用のカップに入れたりして使用する忌避剤で、約1年間という長期間にわたって効果が続きます。
カプサイシン・ワサビ成分配合グッズを使う
アブラコウモリは、唐辛子に含まれるカプサイシンやワサビのツンとしたニオイを嫌がるため、これらの成分が配合された忌避グッズを使うと、寄り付きにくくなります。
刺激成分によって目や鼻、口、皮膚に強い痛みを感じる恐れがあるため、特に子どもやペットがいるご家庭では、手の届かない場所で保管、使用しましょう。
雨や風でニオイが薄れると効果も弱まるため、定期的に散布することで効果を維持しやすくなります。
LEDライトの設置

アブラコウモリは夜行性で強い光を嫌う習性があるため、ベランダや玄関に害獣用のLEDライトを常時設置しておくと、寄り付きにくくなります。
玄関によくナイトルーストされる場合は、外灯をLED電球に変えるのも有効で、アブラコウモリの主食である昆虫も集まりにくくなり、エサ場としての使用も防止できます。
ただし、アブラコウモリが光に慣れてしまうと、徐々に効果が薄れやすいです。
また、夜間に強い光を放つため、近隣住民の迷惑にならないよう設置場所や向きに配慮が必要で、住宅密集地にはあまり向いていません。
自宅の整理整頓

嫌がる音や忌避剤の活用も有効ですが、自宅周りの整理整頓はアブラコウモリ対策の基本です。
庭やベランダに不要な植木鉢やバケツを放置している方も多いかもしれませんが、雨水が溜まるとアブラコウモリの好物である蚊やボウフラが発生しやすくなります。
空き缶や空き瓶を捨てずに放置していたり、池を手入れしていなかったりする場合も同様です。
ベランダもアブラコウモリがナイトルーストしやすい場所の1つで、排水口に枯葉や洗濯物の糸くずが詰まって水が溜まると昆虫が発生して絶好のエサ場になりやすいため、こまめな掃除が欠かせません。
掃除する際は衛生面を考慮してゴム手袋を着用し、大きなゴミを取り除き、詰まりがひどい場合はラバーカップやワイヤーブラシを使って、中の汚れを除去しましょう。
アブラコウモリを見つけた場合のNG行動
自宅でアブラコウモリに遭遇すると、驚きや恐怖から叩いたり捕まえようとしたりしてしまいがちですが、不用意な対応は法律に抵触する恐れがあるだけでなく、自身の健康に悪影響を与えるリスクも伴います。
安全かつ適切に対処するために、やってはいけない行動を確認しておきましょう。
叩いたり捕まえたりする

目の前のアブラコウモリを追い払いたい一心で、ホウキや棒で叩いたり、網で捕まえたりしてはいけません。
アブラコウモリを含む野生のコウモリは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく傷つけたり捕獲したりすることは法律違反にあたるため、直接攻撃を加えるような行為はNGです。
落ち着いて、窓を開放したり忌避剤を活用したりして追い出すようにしましょう。
絶対に素手で触らない

野生のコウモリには、さまざまな感染症のウイルスや寄生虫を保有している可能性があるため、見つけても絶対に素手で触ってはいけません。
コウモリに付着しているダニやノミ、シラミなどの寄生虫が人間にうつると、かゆみや腫れ、アレルギー反応を引き起こす恐れがあります。
さらに、野生のコウモリは多くのウイルスの媒介主としても知られ、以下のような感染症を人間にうつした事例があります。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2~10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛 など | 9.6% |
| ニパウイルス感染症 | 4~14日 | 発熱、頭痛、目まい など | 32% |
| 狂犬病 | 30~60日 | 発熱、頭痛、倦怠感 など | 100% |
| エボラ出血熱 | 2~21日 | 発熱、強い脱力感、筋肉痛 など | 90% |
| ヒストプラスマ症 | 3~21日 | 発熱、頭痛、咳嗽 など | 31.7~61.5% |
なるべく近づかないことが大切ですが、もし噛まれたり引っかかれたりした場合は、すぐに流水で5分間洗い流してから消毒液を塗布し、すみやかに医療機関を受診してください。
アブラコウモリが頻繁に寄ってくるなら棲みつかれている可能性あり
ベランダに毎日フンが落ちていたり、夕方になると決まってアブラコウモリを見かけたりなど、頻繁に気配を感じるようなら、すでに自宅に棲みついている可能性があります。
ここでは、アブラコウモリがどこから入り、どのような場所に潜むのかを具体的に解説します。
アブラコウモリの侵入経路

・屋根の隙間
・軒下の隙間
・雨どい
・換気口
・換気扇
・シャッターや雨戸の隙間
・玄関の隙間
アブラコウモリはとても小柄なため、わずか1〜2cmほどの隙間があれば、容易に建物内へ侵入できます。
外敵から身を守れる暗くて静かな場所を好み、安全だと判断すると一時的なねぐらとして使うだけでなく、棲みついて巣をつくります。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト内
・換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
動物の巣といえば、鳥のように小枝や泥を集めて作るものを想像するかもしれませんが、アブラコウモリは寝床をつくることはなく、換気口の中や屋根裏、床下といった空間に集団で留まるのみです。
つまり、アブラコウモリが棲みついている場所そのものを巣と呼びます。

アブラコウモリが棲みついているサイン

アブラコウモリが棲みついているか判断するには、以下のサインがあるかどうかを確認してみてください。
・自宅の周りにフンがある
・外壁に白い汚れや黒ずみがある
・悪臭を感じる
・「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる
自宅の周りにフンがある

アブラコウモリが棲みついていると、ベランダや軒下、外壁に、黒色や茶褐色のフンが落ちていたり付着していたりする場合があります。
フンは大きさ5〜10mm程度の細長い形状で、乾燥すると崩れやすいのが特徴です。
ネズミのフンと似ていますが、昆虫を主食とするアブラコウモリのフンには虫の羽などが混じっていることがあります。
また、ネズミは家のさまざまなところにフンを撒き散らす一方、コウモリは同じ場所で排泄を繰り返す習性があるため、特定の場所に大量のフンが固まって落ちている場合は、アブラコウモリの可能性が高いです。
外壁に白い汚れや黒ずみがある

アブラコウモリの尿が乾くと、液だれのような白い痕が残るため、外壁に見覚えのない白い汚れがある場合も棲みついているかもしれません。
鳥のフンとよく似ていますが、黒い塊が混じっていない細長い筋状であればアブラコウモリの尿である可能性が高いです。
さらに、体の汚れが出入りの際に外壁に付着し、侵入経路付近が黒ずんでいることもあります。
ネズミでも同様のラットサインと呼ばれる汚れが生じますが、軒下や換気口付近などの高い場所に痕がある場合はアブラコウモリが潜んでいると考えられるでしょう。
悪臭を感じる

アブラコウモリのフンはドブ臭とアンモニア臭が混ざったような独特のニオイを放ち、屋根裏や壁の中から漂ってきたら棲みついている可能性があります。
アブラコウモリは1匹につき一晩に100匹以上の昆虫を捕食するため、排泄物の量が多く、集団が大きくなるにつれて巣の中にどんどん蓄積します。
フンは乾燥していて粉塵化しやすい特性があり、エアコンや通気口の空気にのって家の中にまで独特の強烈な悪臭が充満します。
「パタパタ」「カサカサ」「キーキー」と聞こえる

アブラコウモリがもっとも活発に動き出すのは日没後から22時頃にかけてで、夜間に天井や壁の奥から不審な物音が聞こえる場合は、アブラコウモリが棲みついているかもしれません。
飛び立つ際のパタパタという羽音や、狭い隙間を移動するカサカサという擦れるような音が聞こえることがあります。
さらに、危険を察知した際に発するキーキーという高い鳴き声が響くことも。
アブラコウモリが及ぼす被害

アブラコウモリは集団で生活する習性があり、自宅に棲みつかれたまま放置していると被害の範囲はどんどん広がり、解決にかかる手間もコストも大きくなってしまいます。
ここでは、悪臭や健康リスクなど、アブラコウモリによって受ける被害について解説します。
・悪臭被害
・健康被害
・住宅被害
・騒音被害
悪臭被害
アブラコウモリの溜まった糞尿からは、アンモニア臭とドブ臭が混ざったような強烈な悪臭が発生します。
特に梅雨時から秋にかけての湿度が高い時期はニオイがこもりやすく、悪臭が漏れ出して室内全体に広がりやすいです。
独特な悪臭を日常的に嗅ぎ続けると、精神的なストレスだけでなく、頭痛や吐き気の原因にもなります。
健康被害

アブラコウモリのフンは乾燥しているため脆く、微細な粉塵となって空気中を舞いやすい性質があり、吸い込むとフンに付着したカビや菌によるアレルギーを発症することがあります。
また、こちらで解説したように、感染症罹患や寄生虫のリスクもあるため注意が必要です。
住宅被害

アブラコウモリが巣とその周辺で排泄を繰り返すことで、天井や壁に大きなシミができる場合があります。
糞尿には高濃度の尿酸が含まれているため、建材の劣化や腐食が進み住宅の耐久性が低下する恐れも。
さらに、腐食した建材によって、シロアリを呼び寄せる二次被害のリスクも否定できません。
騒音被害
夜行性のアブラコウモリが活発に動くのは人間が寝静まる夜間で、天井や壁の隙間から聞こえるカサカサと這い回る音やパタパタという羽音が室内に響きやすいです。
不快な騒音が毎晩続くと、睡眠不足や睡眠の質が下がったりストレスが増えたりします。
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アブラコウモリが棲みついていたら駆除しよう!

自宅にアブラコウモリが棲みついている場合、時間が経つほど健康や住宅被害は深刻になるためすみやかに駆除を行いましょう。
ここからは、駆除の正しい手順を解説します。
駆除手順①巣と侵入経路を特定

まずは、アブラコウモリの巣の場所と侵入経路を特定しましょう。
巣の場所を正しく把握しないとすべてのアブラコウモリを駆除できず、もし追い出せたとしても、帰巣本能が強いため侵入経路を特定して封鎖しないと再び棲みつかれてしまいます。
特定する方法として、アブラコウモリが巣を活発に出入りする日没後20〜30分から22時頃に建物の外から観察すると見つけやすいです。
また、外壁に黒ずんだ跡がある場所や、フンが集中している箇所も、巣や侵入経路を探すための手がかりです。
こちらで紹介した場所を参考にチェックしてみましょう。
駆除手順②駆除道具をそろえる

本格的な作業に入る前に駆除道具をそろえましょう。
主に必要なものは以下のとおりです。
| 道具 | 商品 | 用途 |
| 防じんマスク | フンの菌を吸い込みを防ぐ | |
| ゴム手袋 | アブラコウモリの体やフンに直接触れるのを防ぐ | |
| 忌避スプレー | アブラコウモリを追い出すための薬剤 | |
| ハンドクリーナー | 大量のフンを清掃する | |
| 消毒液 | フンを清掃した後に消毒する | |
| 殺虫剤 | フンに寄ってきた害虫を駆除する | |
| コーキング剤 | 侵入経路を塞ぐ | |
| コーキングガン | コーキング剤を塗布する | |
| 害獣パテ | 侵入経路を塞ぐ | |
| パッキンテープ | 侵入経路を塞ぐ | |
| 金網 | 侵入経路を塞ぐ | |
| 金切りばさみ | 金網を侵入経路に合わせた形に切る |
駆除道具はどれもネット通販やホームセンターで手に入れられます。
駆除手順③アブラコウモリを追い出す

追い出し作業は、真っ暗になる前のアブラコウモリが動き出す日没頃に行うのがおすすめです。
市販の忌避スプレーを巣の隙間や侵入経路から噴射します。
スプレーにはハッカやワサビなどの成分が含まれているため、刺激に弱い方は吸い込んで喉や目を痛めないように、作業時はマスクやゴーグルを着用してください。
アブラコウモリは集団で棲みつているため、噴きかけた際に一気に飛び出すことがあり、驚いて転んで怪我をしないように長袖と長ズボンを着用して作業すると安心です。
脚立やはしごに乗って作業する場合は、落下のリスクにそなえてヘルメットやプロテクターを着用するのがおすすめです。
2m以上の高所作業になる場合は専門資格が必要になるため、コウモリ駆除のプロへ依頼しましょう。
駆除手順④巣の清掃と消毒

アブラコウモリを追い出して中にいなくなったことを確認したら、巣に溜まったフンの清掃と消毒をします。
狭い場所に大量のフンが蓄積しているケースが多いため、ハンディクリーナーがあるとスムーズに作業できます。
清掃後の消毒は、スプレーを直接噴きかけると残っている菌が空気中に舞い上がる恐れがあるため、雑巾に消毒液を染み込ませて拭き取りましょう。
作業中は感染症対策としてマスクと手袋を着用し、アブラコウモリのフンに引き寄せられた害虫の対策用に殺虫剤も準備しておくと安心です。
駆除手順⑤侵入経路を封鎖

追い出しと清掃が終わったら、アブラコウモリが再び戻ってきて棲みつかないように、封鎖作業を行います。
侵入経路の場所によって使う道具は異なり、たとえば、屋根や軒下、小さな亀裂などの密閉しても生活に支障がない隙間なら、柔軟に形を変えられるコーキング剤や害獣用パテを充填して完全に塞ぎましょう。
一方で、換気口や通気口のような空気の通り道は、丈夫なパンチングメタルや金網が適しています。
駆除手順⑥再来対策を行う
アブラコウモリは一度目をつけた場所に戻ってきやすいため、侵入経路封鎖にあわせて再来対策を行うと効果的です。
寄せ付けないための方法として有効なのが嫌がる音を使う対策なので、こちらで紹介した内容を参考に試してみましょう。
自分で対応できない場合はプロに依頼を
巣と侵入経路を特定して道具をそろえれば、自分でもアブラコウモリを駆除できますが、状況によっては対応が難しいケースがあります。
たとえば、侵入経路が高いところにある場合、作業中に転落する危険性があり、2mを超える高所作業には専門資格が必要です。
また、そもそもコウモリが怖くて近づけないといったケースも少なくありません。
自分で駆除するのが難しいと感じたら、無理をせずプロの駆除業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
アブラコウモリは特定の周波数の超音波や人工的な音を嫌う習性があるため、超音波発生器やアプリ、ラジオなどを活用した対策は、飛来防止への効果が期待できます。
しかし、すでに棲みついている場合は、音だけで駆除することはできません。
アブラコウモリを徹底的に駆除するには、侵入経路の特定から駆除後の封鎖まで正しい手順を踏み、再来対策として忌避剤やライトといったほかの対策も組み合わせるのが有効です。
自分一人で駆除するのに不安を感じるなら、無理をせずプロに相談してください。
害虫害獣コンシェルジュは、経験豊富なスタッフが専用の機材や知識を用いて、徹底的な追い出しから清掃、完璧な封鎖まで一貫して行います。
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害虫害獣コンシェルジュは、害虫害獣に関する正しい知識を発信し、厳格な品質管理基準をクリアした害虫害獣駆除のプロとのマッチングサービスを提供するサイトです。編集部では「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確にし、依頼前の不安解消を目指しています。
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