換気扇からコウモリが出たらすぐ駆除を!正しい対応を伝授

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換気扇からコウモリが出てきたらほとんどの方は驚くでしょう。
暗くて天敵に狙われにくい換気扇の中はコウモリにとって絶好の棲み処ですが、棲みつかれると住宅や住民に深刻な被害を及ぼします。
本記事では、換気扇にいるコウモリを放置した場合の危険性や、換気扇の種類と駆除方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
・換気扇にコウモリがいる理由
・換気扇のコウモリを放置した場合のリスク
・換気扇のコウモリの駆除方法
換気扇からコウモリが出てきたら棲みついているかも!
換気扇から突然コウモリが出てきたとき、「たまたま迷い込んだだけ」と思う方もいるかもしれませんが、実際には自宅に棲みついている可能性があります。
住宅に現れるコウモリや侵入経路、棲みつく場所について解説します。
住宅街に現れるアブラコウモリ

| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 英名 | Japanese pipistrelle |
| 和名 | 油蝙蝠 |
| 分類 | 翼手目ヒナコウモリ科 |
| 体長 | 3.7cm~6cm |
| 体重 | 5g~11g |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ミャンマー、ベトナム、ラオス、インド |
| ねぐら | 住宅、高架橋、地下水路 |
| 食性 | 昆虫 |
識別図鑑 日本のコウモリ|株式会社文一総合出版
住宅街でよく目撃されるコウモリは、アブラコウモリというココウモリの1種で、北海道の一部を除き日本全域に生息しています。
アブラコウモリは体長は3.7cm~6cmほどで非常に小さく、住宅に棲みつくため別名イエコウモリとも呼ばれており、主食は蚊やユスリカなどの昆虫です。
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アブラコウモリは住宅に棲みつく

アブラコウモリはもともと森林など自然の多い場所に生息していましたが、都市開発で棲み処とエサ場を失い、住宅街に飛来するようになりました。
住宅街付近の雑木林や河川、水田に集まる昆虫を採餌し、採餌後のねぐらを求めて住宅に侵入します。
住宅はアブラコウモリの天敵であるカラスやネコに見つかりにくく、天候の影響を受けにくいため、集団で巣をつくって棲みつきます。
アブラコウモリの侵入経路・棲みつく場所

・屋根
・軒下
・雨どい
・換気口
・換気扇
・シャッターや雨戸
・玄関
アブラコウモリは体が非常に小さく、1cm〜2cmほどの隙間から侵入します。
築年数が10年以上経過する住宅では屋根や軒下付近の外壁、雨どいのつなぎ目などに亀裂や隙間ができやすくなります。
また、換気扇や換気口は構造上、空気を循環させる1cm〜2cmほどの隙間があるため、侵入されやすい場所の1つです。

・屋根裏
・雨どいの中
・室外機のダクト
・換気扇や換気口の中
・雨戸の戸袋
・シャッターの隙間
・床下
アブラコウモリは、天敵に見つかりにくく、暗くて雨風をしのげる場所を好んで棲みつきます。
特に換気扇のダクト内部は天敵に見つかりにくいうえ、あたたかい空気と涼しい空気が循環する、アブラコウモリにとって快適な場所です
そのまま換気扇内に棲みつく場合もあれば、換気扇を侵入経路として別の場所に巣をつくって棲みつくことも。
換気扇はコウモリにとって居心地がいい
なぜ換気扇は居心地がいいのか、換気扇の構造からコウモリが換気扇を好む理由まで解説します。
換気扇の構造

換気扇は、室内の空気を屋外へ排出し、新鮮な空気と入れ替え、室内の空気を清潔に保つための設備です。
基本的な構造は、空気を送り出すファンと空気を排出する排気口、ファンと排気口をつなぐダクトで構成されており、ファンは屋内側、排気口は屋外側にあります。
アブラコウモリは、屋外側にある排気口から侵入し、ファンの手前にあるダクトの中に棲みつくことが多いです。
コウモリが換気扇を好む理由①雨風をしのげる

換気扇の排気口は屋外に取り付けられているものの、ルーバーや排気口カバーが設置されており、雨風の吹き込みを防いでくれます。
排気口とファンをつなぐダクト部分は強風や大雨の影響がほとんどなく、安心して休息できる理想的なシェルターといえるでしょう。
コウモリが換気扇を好む理由②天敵に見つかりにくい

アブラコウモリは、住宅街に生息しているカラスやネコ、イタチなどが天敵です。
侵入経路である換気扇の排気口は1cm〜2cmの隙間しかないうえ、排気口の部品を取り外して中を覗かれない限り見つからないため、コウモリは安心して休息や子育てができます。
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コウモリが換気扇を好む理由③ナイトルースト時に入りやすい

ナイトルーストとは、夜間の採餌中に一時的に住宅の外壁や天井にとまって休息する行為のことで、食べたエサの消化と排泄を行っています。
ナイトルーストで使われる外壁や軒天の近くには、換気扇の排気口が設置されていることが多いため、休息後のねぐらとして侵入されやすいのです。
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コウモリが換気扇を好む理由④アブラコウモリにとってちょうどいいサイズ

一般的な換気扇のダクトは、トイレや浴室の場合は直径10cm、レンジフードファンであれば直径15cm〜20cm程度です。
人間からするとダクト内部は非常に狭く、居心地がいい空間とは思えませんが、
小柄なアブラコウモリにとっては体にぴったりとフィットするちょうどいいサイズといえます。
コウモリが換気扇を好む理由⑤ダクト内が暗くて温度・湿度が快適

アブラコウモリは、適度にあたたかく湿度が安定した暗い場所を好みます。
換気扇のダクト内は光がほとんど入らず、住宅の壁の中を通っているため外気温の急激な変化を受けにくく、
暖房や冷房によって安定した温度と湿度が保たれている、アブラコウモリにとって理想的な空間です。
換気扇のコウモリは放置NG!
換気扇に棲みついたアブラコウモリを「そのうちいなくなるだろう」と放置するのは危険です。
コウモリが棲みつくことで、悪臭や騒音といった生活への影響だけでなく、健康被害や換気扇の故障につながる可能性があります。
さらに、自分で対処しようとしてコウモリを傷つけてしまうと、法律に触れることも。
放置NGの理由①悪臭被害

アブラコウモリのフンは、ドブ臭やアンモニア臭が混ざったような強烈な悪臭を放ちます。
換気扇にアブラコウモリが棲みつくと、ダクト内にアブラコウモリの糞尿が蓄積され、換気扇のスイッチを入れることでニオイが室内に流れます。
換気扇から漂う悪臭を嗅ぎ続けると、吐き気や頭痛といった体調不良を引き起こすことも。
アブラコウモリは、一晩で100匹以上の昆虫を食べ、1匹でも毎日大量に排泄するため、複数の個体が棲みつくと糞尿の尿はさらに多くなり、悪臭被害は拡大します。
放置NGの理由②健康被害

コウモリのフンにはさまざまな病原菌やカビが含まれているほか、体にもウイルスや寄生虫が付着している可能性が高いです。
アブラコウモリのフンは乾燥していて粉末状になるため、換気扇のダクトに棲みつかれていると、
排気口から流れる風によって室内に舞い込んだフンを吸い込み、アレルギーや呼吸器系の疾患に罹患する恐れがあります。
ダニやノミなどの寄生虫に刺されると、皮膚炎や強烈なかゆみを引き起こすケースも。
また、野生のコウモリは致死率の高い病原菌やウイルスを保有している場合があり、これまでに以下のような感染症が報告されています。
| 感染症 | 潜伏期間 | 症状 | 致死率 |
| ヒストプラズマ症 | 7〜21日 | 発熱、悪寒、頭痛など | 31.7〜61.5% |
| 重症急性呼吸器症候群(SARS) | 2〜10日 | 発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など | 9.6% |
| 狂犬病 | 30〜60日 | 発熱、頭痛、倦怠感など | ほぼ100% |
コウモリはさまざまな健康被害を引き起こすリスクが高いため、換気扇の中で見つけても絶対に素手で触らないでください。
放置NGの理由③騒音被害

換気扇にアブラコウモリが棲みつくと、「パタパタ」という羽音や「カサカサ」という移動音、「キーキー」という鳴き声が聞こえてくることがあります。
換気扇のダクト内は狭く、他の個体と体を寄せ合って棲みついていることもあるため、羽ばたくと翼があたって音が発生します。
腹ばいになって移動する際には「カサカサ」という音が聞こえることも。
夜行性のアブラコウモリは、日没後20分〜30分から数時間の間に活動するため、人間が寝る準備をする時間帯に騒音が発生します。
集団で一斉に活動を始めるため、室内に活動音が響き渡り、睡眠不足から心身ともにダメージを受け、ノイローゼになる場合もあります。
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放置NGの理由④換気扇の故障

換気扇にコウモリが棲みつくと、内部に溜まったフンがファンの回転を妨げて、モーターや羽が破損するかもしれません。
もしコウモリが回転中のファンに巻き込まれると、羽が破損するだけでなく、モーターが焼き付いてしまうこともあります。
「カラカラ」「ゴロゴロ」「ガリガリ」といった異音や大きな振動や、ファンの回転が遅い、焦げ臭いニオイは故障の前兆です。
換気扇の修理や交換にかかる費用は、換気扇の設置場所や種類によって異なりますが、
部品交換でも約3万円、キッチンのレンジフード全体を交換するような大がかりな工事では20万円程度かかる場合もあります。
放置NGの理由⑤コウモリが死ぬことも

コウモリは、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律という法律で保護されており、無許可で殺傷したり捕獲したりすることが禁止されています。
法律に違反した場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されます。
アブラコウモリは体が小さく、少しの衝撃を受けただけで弱ってしまいます。
アブラコウモリが棲みついている状態で換気扇を稼働させ、ファンの回転に巻き込まれて傷ついたり死んでしまった場合、法律に抵触する恐れも。
さらに、ダクト内でコウモリが死んでしまうと、死骸に誘引されてハエやダニが発生し、さらなる悪臭や健康被害の原因になります。
換気扇に本当にコウモリは棲みついてる?チェック項目
「換気扇からコウモリが1匹出てきたけど、たまたま迷い込んだだけ」と考えている方もいるでしょう。
しかし、コウモリは一度気に入った場所に繰り返し戻ってくる習性があります。
次に説明するチェック項目に1つでも当てはまるものがあれば、コウモリが棲みついている可能性が高いです。
排気口の周りにフンがある

換気扇の屋外側にある排気口の周辺にフンが落ちている場合、換気扇内に棲みついているもしくは換気扇を侵入経路として利用している可能性が高いです。

アブラコウモリのフンは、長さ5mm〜10mmほどで細長い形をしており、
乾燥しているため触るとパサパサと崩れやすいのが特徴で、昆虫の羽や足が混ざっていることがあります。
ネズミのフンと似ていますが、住宅のさまざまな場所で排泄するネズミと違い、アブラコウモリは特定の場所で排泄します。
毎日のように換気扇付近でフンを見かけるのであれば、すでに棲みつかれていると考えたほうがいいでしょう。
外壁に白い汚れや黒ずみがある

換気扇の排気口周辺の外壁に、白い筋状の汚れや黒ずみがある場合はアブラコウモリが潜んでいるかもしれません。
アブラコウモリは巣へ出入りする際やナイトルースト中に放尿し、尿が外壁に付着すると乾燥して白い汚れになります。
鳥のフンと似ていますが、黒い固形物がなく、液体が垂れたような汚れの場合はアブラコウモリの尿である可能性が高いでしょう。
また、同じ場所から何度も出入りを繰り返すことで体についた汚れが壁に付着し、黒ずみが残ります。
ネズミも同じような黒ずみを残すことがありますが、高い位置にある換気扇に汚れが見られるのであればアブラコウモリだと考えていいでしょう。
悪臭を感じる
前述したとおり、アブラコウモリのフンはドブ臭とアンモニア臭が混ざったような強烈な悪臭を放ちます。
換気扇の近くで悪臭を感じる場合や、換気扇を稼働させたときにニオイが強まる場合は、換気扇内にアブラコウモリが棲みついている可能性があります。
「パタパタ」「カサカサ」「ガリガリ」「キーキー」と聞こえる
アブラコウモリがダクト内を移動する際に「パタパタ」という羽音や、翼が擦れる「カサカサ」、爪が引っ掛かる「ガリガリ」という活動音を発するほか、
求愛時や危険を察知した際には「キーキー」と甲高い鳴き声をあげます。
アブラコウモリは夜行性で、日没後の18時〜22時頃にかけてもっとも活発に活動するため、
この時間帯に活動音や鳴き声が聞こえるなら、棲みつかれている可能性が高いです。
マンション・アパートの場合は管理会社・管理組合へ相談
マンションやアパートといった集合住宅の場合、換気扇のコウモリ駆除を自己判断で行ってはいけません。
規約違反によるトラブルに発展する恐れがあるため、オーナー、管理会社や管理組合へ連絡しましょう。
一時的な追い出しだけならOK

アブラコウモリを一時的に追い出すだけであれば、自分で対処しても問題ありません。
コウモリが苦手とするハッカ成分が含まれた忌避スプレーを室内側から噴射すると、追い出すことができます。
忌避スプレーを利用すれば住宅やコウモリを傷つけることはありませんが、コウモリは帰巣本能が強く再び戻ってくるため、あくまでも一時的な応急処置です。
本格的な駆除はオーナー・管理会社・管理組合へ相談

換気扇を分解しての追い出しや、内部の清掃、消毒といった本格的な駆除作業は、賃貸、分譲にかかわらず、オーナー、管理会社または管理組合に相談してください。
室内にある換気扇は、個人の部屋の室内の躯体や設備である専有部分にあたりますが、
ダクト用換気扇やレンジフードファンのような配管とつながっているタイプの場合、ダクト内をコウモリが移動している可能性があります。
ダクト内を移動している場合、1部屋だけ駆除しても効果は薄く、建物全体で対応する必要があります。
また、集合住宅によっては提携している駆除業者が決まっていることがあり、
個人で勝手に業者を手配するとトラブルの原因になりかねないため、事前に確認しておきましょう。
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【棲みつく前なら】コウモリ飛来対策をしよう
換気扇からコウモリが出てきたものの、まだ棲みついている様子はない、という段階であれば、棲みつかれないように対策を講じることが大切です。
アブラコウモリが一度立ち寄った換気扇を安全で居心地が良いと認識した場合、本格的に棲みつく恐れがあるため、以下のような対策を行いましょう。
紹介する対策には、コウモリが苦手とするニオイを利用したものもあります。
強い臭気によって近隣に迷惑をかける可能性もあるため、住宅が密集している地域や集合住宅では他の対策を検討してください。
コウモリ用忌避剤を設置する

コウモリ用忌避剤とは、コウモリが嫌がるハッカやワサビのニオイを利用して寄せ付けないようにする対策グッズです。
置き型、吊るし型、ジェル型の3種類があり、寄せ付けたくない場所に応じて使い分けることができます。
| タイプ | 商品 | 効果持続期間 |
| 置き型 | ![]() |
約2ヶ月 |
| 吊るし型 | ![]() |
約1ヶ月 |
| ジェル型 | ![]() |
約1年 |
置き型は、ニオイが拡散しやすく屋根裏や床下などの広い空間に設置するのに適しており、置いておくだけでアブラコウモリが寄り付きにくくなります。
効果は2ヶ月ほどなので、定期的な取り替えが必要です。
吊るし型は、忌避剤を置いておくスペースがなくても利用できるため、換気扇や換気口、軒下など、ナイトルーストで利用されやすい場所に設置するといいでしょう。
効果は1ヶ月程度のため定期的に交換する必要がありますが、置き型も吊るし型も手軽に設置できるのがメリットです。
一方ジェル型は、ベランダの手すりや壁面に直接塗りつけたり、専用のカップに入れて使用する商品です。
商品によっては効果が1年ほど続くものもあるため、長期間対策したいときに使用するのがおすすめです。
ただし、ジェルがアブラコウモリの体に付着すると身動きがとれずに最悪の場合死んでしまう恐れもあるため、定期的にチェックしましょう。
ハッカスプレーを散布する

前述したとおり、コウモリはハッカ特有のスーッとした清涼感のある刺激臭を苦手としているため、ハッカ油を利用したスプレーの散布も効果的です。
コウモリが寄り付きやすい換気扇やベランダ、玄関などにスプレーするだけで対策できますが、効果持続時間は最大24時間と短いので、1日1回散布する必要があります。
また、ハッカは天然成分ですが、免疫力が低い子どもや高齢者、妊婦の方は麻痺やしびれが出ることもあるため、
素手で触ったり吸い込んだりしないように注意してください。
鳥やネコ、昆虫などはハッカを分解できないため、万が一触れたり吸い込んだりすると、
呼吸困難や嘔吐、発熱といった中毒症状を引き起こしたり、最悪の場合死んでしまう恐れがあります。
ご家族や近隣に免疫力が低い方やペットがいる場合は、忌避剤や超音波発生器といった他の対策を行いましょう。
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ハーブを栽培する

ハッカスプレーと同じように、コウモリが嫌がるメントール成分を含む和種ハッカやペパーミントを栽培するのも1つの方法です。
ただし、繁殖力の強いハーブを地面に直接植えると、繁殖しすぎて管理しきれなくなったり、
他の植物を弱らせてしまったりするため、種類別に分けてプランターで栽培しましょう。
プランターで栽培することで、ベランダや玄関先、換気扇周辺などコウモリが寄り付きそうな場所に配置できます。
木酢液を使う

木酢液とは、木材を炭にする際に発生する煙を冷却して液体にしたもので、燻製のような酸っぱい独特なニオイを放ちます。
使い方は簡単で、木酢液の原液をペットボトル容器に入れ、換気扇の排気口近くに置くだけです。
揮発した独特のニオイが広がり、コウモリの嗅覚を刺激して寄り付きにくくします。
ただし、木酢液の原液は強い酸性で、人間にとっても刺激が強いため、マスクやゴーグル、ゴム手袋を着用して使用しましょう。
小さい子どもやペットの手が届かない場所に設置、保管してください。
また、木酢液はニオイが非常に強く、室内に漂ってきたり洗濯物にニオイが移る可能性があるため、自身の家庭だけでなく近隣への配慮も必要です。
害獣用超音波発生器を設置する

アブラコウモリは、エコーロケーションという能力を持ち、自ら超音波を発してその反響で周囲の状況やエサの位置を把握しています。
害獣用超音波発生器で、アブラコウモリが嫌がる30kHz〜50kHzの周波数の超音波を発生させると、寄り付きにくくしなります。
通常、超音波は人間の耳では感知できませんが、聴覚が敏感な12歳までの小さい子どもやペットには聞こえることがあるため、
自宅や近隣に小さい子どもやペットがいる場合は忌避剤やLEDライトを設置するなど、別に対策を行いましょう。
また、コウモリが超音波に慣れてしまうと忌避効果が薄れてしまう可能性があるため、忌避剤やハッカスプレーなど別の対策と併用するのがおすすめです。
害獣用LEDライトを設置する

夜行性であるコウモリは30lx〜40lxの強い光を嫌うため、害獣用のLEDライトの設置も効果的な対策方法です。
また、アブラコウモリの主食である昆虫は、紫外線をほとんど含まないLEDライトの光には集まりにくいため、エサの昆虫が減ることでアブラコウモリも寄り付きにくくなります。
ただし、コウモリがLEDライトの光に慣れてしまうと効果が薄くなるほか、LEDライトが近所の住宅の敷地内や道路に向いていると迷惑になるため、
LEDライトの向きや照射範囲を調整するなどの対処が必要です。
排気口を封鎖する

侵入経路となる排気口をパンチングメタルや、ステンレス製金網などで物理的に封鎖するのも1つの方法です。
アブラコウモリは1cm〜2cmの隙間からでも侵入するため、網目1cm以下のパンチングメタルもしくはステンレス製金網を使用します。
排気口のサイズを測り、用意した金網を排気口の形に合わせてカットし、コーキング剤で密着させます。
封鎖後は、換気扇を稼働させて換気機能に問題がないかチェックしましょう。
【もう棲みついているなら】換気扇の種類・場所別の対応
フンや悪臭、騒音など、すでにコウモリが棲みついているサインがある場合は、早急に駆除する必要があります。
ただし、換気扇の種類や設置場所によって、自分で対応できるケースとプロに依頼したほうがいいケースがあるため、自宅の換気扇の種類をチェックしましょう。
プロペラ式換気扇

プロペラ式換気扇はダクトを通さず換気するため、屋外に面したトイレや洗面所、脱衣所などの壁に直接取り付けられています。
プロペラファンと呼ばれる大きな羽根を回すことで換気するシンプルな作りで、アブラコウモリはファンの裏側やルーバーの隙間に潜んでいることが多いです。
プロペラ式換気扇は構造がシンプルなため、自分で駆除ができます。
パイプ用ファン

パイプ用ファンは、壁や天井内部にある短いダクトに取り付ける小型の換気扇で、外壁に面していないトイレや洗面所、小部屋などに使用されています。
アブラコウモリはパイプ用ファンの短いダクト内に潜んでいます。
換気扇自体がコンパクトで、プロペラ式換気扇と同様にシンプルな作りをしているため自力での駆除が可能です。
ダクト用換気扇

ダクト用換気扇は、天井裏や壁内のダクトを通して換気するタイプで、
マンションや機密性の高い住宅のトイレや浴室、洗面所など外壁に面していない部屋に設置されています。
ダクト用換気扇はダクトが建物内を巡っているため、アブラコウモリがダクト内を移動して別の場所に巣を作っている可能性があるほか、
換気扇の本体部分で駆除をしても、ダクト内を移動されて駆除しきれいない場合があります。
大規模な作業になる可能性が高いため、プロへ依頼するのがおすすめです。
レンジフードファン

レンジフードファンは、キッチンのコンロ上に設置されている換気扇で、調理中の油煙や湯気を屋外へ排出する役割があります。

フィルターやファン、ダクトが組み合わさっており、フィルターやカバーの取り外しは自力でも可能ですが、内部のダクトは複雑な構造をしています。
ダクトの内部に多くのアブラコウモリが棲みついている場合、専門的な知識が必要なプロに依頼しましょう。
2階以上の高所にある換気扇

2階以上の部屋に設置された換気扇は、追い出し自体は室内から行えますが、再来防止対策で屋外に設置された排気口を封鎖するには高所作業が伴います。
高所作業は転落のリスクが高く、有資格者でなければ作業できないため、プロに依頼してください。
【自分でできる】換気扇のコウモリの駆除方法

コウモリによる被害を知り、一刻も早く何とかしたいと考えている方も多いでしょう。
ここでは、換気扇に棲みついたコウモリを駆除するための正しい駆除方法を解説します。
コウモリの殺傷・捕獲はNG=追い出すしかない

前述したとおり、コウモリは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律によって守られているため、
追い出すためであったとしても、網を使って捕獲したり棒で突ついてたりしてはいけません。
コウモリの駆除とは、一切傷つけず捕獲もせずに追い出すことを指します。
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駆除手順①駆除道具をそろえる

コウモリの追い出し作業を始める前に、必要な道具を揃えておきましょう。
コウモリの体やフンには病原菌やカビが含まれている可能性があるため、マスクやゴーグル、ゴム手袋は必ず用意してください。
アブラコウモリの追い出し作業には忌避スプレーが必須です。
追い出し作業後は換気扇やダクト内部を清掃し、排気口を封鎖します。
排気口の封鎖に必要なパンチングメタルやステンレス製金網、金網をカットする金切りばさみ、接着するコーキング剤なども準備しましょう。
駆除手順②換気扇を停止させコウモリを追い出す

アブラコウモリを追い出す際、まず換気扇の電源を切ります。
ファンが回転している状態で作業をすると、アブラコウモリがファンに巻き込まれて傷ついたり死んでしまったりする危険があります。
次にコウモリ用忌避スプレーを使って追い出しますが、排気口側から噴射すると驚いたアブラコウモリが室内に飛び込んでくる恐れがあるため、必ず室内側から噴射しましょう。
忌避スプレーを長時間噴射し続けるとアブラコウモリが死んでしまう可能性もあるため、1回あたり10秒以内を目安に噴射してください。
駆除手順③換気扇を清掃・消毒する

アブラコウモリを追い出した後は、フンや尿で汚れた換気扇内部を清掃、消毒します。
排泄物にカビ、菌が含まれているため、必ずマスクやゴーグル、手袋を着用してから行いましょう。
プロペラ式換気扇と、パイプ用ファンの分解方法は以下の手順を参考にしてください。
1.電源プラグを抜く、またはブレーカーを落とす
2.本体カバーを下から持ち上げて取り外す
3.プロペラ中央のキャップを外し、プロペラを取り外す
4.本体を固定しているネジをゆるめ、壁から取り外す
1.電源プラグを抜く、またはブレーカーを落とす
2.本体前面のカバーを下から押し上げて手前に引いて取り外す
3.換気扇本体を固定しているネジを外して取り外す
換気扇を分解した後、まずは内部に溜まったフンをハンディクリーナーやほうき、ちりとりを使って除去します。
フンに引き寄せられたダニやゴキブリが隠れている場合があるため、手元に殺虫剤を用意しておくと安心です。
フンを除去した後は、消毒液を染み込ませた雑巾で内部を拭き上げて消毒します。
駆除手順④排気口に防部材を取り付ける
換気扇の清掃、消毒が完了したら換気扇を元通りに組み立て、屋外の排気口を封鎖し、再び侵入できないようにします。
封鎖する排気口のサイズに合わせ、パンチングメタルやステンレス製金網などをカットし、コーキング剤で接着させます。
詳しい手順については、こちらを参考にしてください。
駆除手順⑤再来対策を行う
コウモリは帰巣本能が強く、一度追い出しても別の侵入経路を見つけて再度棲みつく恐れがあるため、寄り付かせない対策を行いましょう。
忌避剤や超音波発生器などを設置することで、再来のリスクを下げることが可能です。
こちらを参考に再来対策を行ってください。
換気扇のコウモリ駆除に困ったらプロに依頼
プロペラ式換気扇や、パイプ用ファンに棲みつかれていた場合の駆除方法を解説しました。
ダクト用換気扇やレンジフードファンなど、換気扇の種類によってはダクトを通って別の場所に棲みついている恐れがあります。
アブラコウモリによる被害は放置すればするほど拡大するため、棲みつかれていることに気がついたら早急に対処しましょう。
換気扇の種類に限らず、2階以上の高所に設置されている場合や予想以上に大量の糞尿が蓄積されている場合など、自力での作業が難しい場合はプロへ依頼してください。
まとめ
換気扇はアブラコウモリにとって侵入しやすく、快適な環境のため、換気扇から出てきた場合、すでに棲みつかれている可能性が高いです。
コウモリが棲みつくと、悪臭や騒音、健康被害、建物の損傷などの被害にあうだけでなく、換気扇そのものが故障する恐れもあります。
まずは自宅の換気扇の種類と設置場所を確認し、自分での対処が難しい場合はプロへの依頼を検討してください。
害虫害獣コンシェルジュでは、豊富な知識と経験をもったプロが換気扇の構造に合わせて最適な方法で駆除を行います。
アブラコウモリによる被害でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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